From the North Country

飼育と育て 2016年08月31日(水)

  “仔犬の飼育”と“仔犬育て”というのがある。

前者は『種としてのイヌの飼育』であり、後者は『思い描いていた家族の一員としての犬育て』と理解していただきたい。

前者は
・仔犬のワクチンが終わる生後4か月頃まで病気にならないよう室内生活を経験したイヌで
・つまりは人間で言えば小学生になるまで外の世界を経験することなく育てられた『問題児候補犬』といえる。
また
・生後2か月か3か月だったのに、ペットショップの店員に『食事は一日二回ですよ』と、本来なら3回以上は必要な時期に飢餓生活を強いられて育ったわんこである。
さらに
・『トイレのしつけ』という意味を、“したくなったらペットシーツの上で犬が勝手に排泄する”というように誤って理解している人が何と多いことか!

まあまあ、そんなことを幾度となく書いてきた。

ただ、仔犬を迎え入れた時からおよそ8カ月から1年だけが冒頭の後者にあたる“犬育て”ができる唯一の時期であることを今夜は強調しておこう。

わんこはこの短い期間に人間のおよそ17年を駆け抜けるように成長する。
だから最初の数カ月をわんこ育てに費やす

・トイレのしつけは失敗ではなく成功体験の積み上げで1週間で完成する
・ワクチンのことを少しは気にして配慮しながらも、外の世界をどんどん経験させる
…列挙すればいとまがない
人間の子なら17年かかることを10カ月でわんこは吸収するのだから、それはそれは忙しい。

物事の善悪や自らの振る舞いまでわんこは理解し覚えてくれる。

つまり、これが仔犬育てだと思う。

そして、カフェの私のもとに1才を過ぎたわんことその飼い主が困ったことについての相談に訪れる。

私は言う。

あなたの『わんこ育て』の時期はすでに終わっています。
たぶん多くの場合『育て直し』ではなく『更生の道を歩ませる』対応を取らざるを得ないでしょうと…

この意味を理解していただけますでしょうか?

1.ちゃんとしたわんこの繁殖システムが日本には必要です
2.ショップや獣医師はわんこについて生体と捉えるのではなく、育ての対象、イヌじゃなく犬と捉えていただきたい。
3.最後にこれが一番難しいし、たぶん無理だと思うけど、あなたたち日本人に告ぐ。

・なんでちゃんと育てられないの!
・なんでぎゃんぎゃん吠えるわんこをキャンプ場に連れて行くの!
・なんで散歩中に吠えかからせるの!

わんこだよ。飼い主がちゃんとすればこのうえない存在になるのに。
口から火を噴くわけでもないのに、そんな存在にして社会から『犬お断り』のレッテルを貼らされてるじゃないですか!
愛犬家気取りもいい加減にしてちゃんとわんこと向き合っていただきたい。

人とわんこの暮らしをちゃんと考えましょう。
犬だから吠えることもあるし、飛びつくこともある。
それを許すか許さないかが問われているのであり、傍観しているのはあなたの責任である。
おや?っと思う人間は犬と暮らす選択をしてはならない。
ごめんなさい、久しぶりに酔いすぎて今夜はまとめません。
 

犬と暮らすということ 2016年08月22日(月)

  「仔犬を飼ったのですが、ワクチンが終わるまで外に出さない。っていうことに不安を感じて、ネットで調べたらおたくのカフェが出てきたのですが、お邪魔してもよろしいでしょうか?まだ生後3か月前なのですが…」

そんな問い合わせが増えている。

「何故?どこに不安を感じたのですか?」という私の問いには
大型犬の仔犬の飼い主さんは
『元気がありすぎて、このままワクチンが終わるまで室内生活を続けるなんて無理!』と、現状に不安を感じ

小型犬の仔犬の飼い主さんは
『ほんとうに外に出さなくて大丈夫なんでしょうか?』と、将来のご心配が多い。

ここは明快な答えを書きますから、今後わんこを仔犬から飼われる方は、心して読んでください。

・仔犬を飼うと、ペットショップの店員、もしくは獣医さんから『最後のワクチン接種が終わるまで、外に出さないでくださいね。免疫がなくていろんな病気が移ったりして可哀そうですから』とアドバイスされる。

・それはその通りかもしれません。
でも、わんこというのは最初の一年で成犬にまで成長する動物であるということを忘れてはなりません。
そしてわんこの場合、最後のワクチンが終わるのは生後4カ月頃であって、その時期は仔犬の乳歯が抜け始める…つまり人間の子供に当てはめれば小学生にまで成長しているのです。

・小学生の中学年辺りまで、外に出さすに子供を育ててごらんなさい。
それだけで問題児(たまにはユニークなわんこ)ができる可能性が高くなります。
多くの仔犬の飼い主さんは、ショップの店員あるいは獣医さんに言われたまま、最後のワクチンが終わる生後4カ月まで外に出さずに育てた結果、問題児に育つ要素をため込んで以降の生活を続けることになるのです。

・話を戻しましょう。
ワクチン接種が済んでないといろんな病気にかかる可能性が高くなるのは想像できますね。
だから仔犬を飼った時にワクチンが終わるまで外に出すな、というアドバイスが有効のように思えます。
でも、それはウサギや亀・猫や豚に当てはまるもので、少なくとも人と犬は除外されるべきものなのです。

・少なくとも人と犬(家庭犬)は飼育されるものではなく育てる生き物だと私は思っています。
だから人の子はいろんな病気をもらいながらも、保育園や幼稚園に通っているのです。
ウサギや亀・猫や鳥ならワクチンが終わるまであるいはそれ以降も限られた場所で“飼育”すればよいのです。

・もうお分かりですよね。
生体としてのイヌに対するショップ店員・獣医さんのアドバイスは正しい。
ただ家族の一員としてのわんこを育てようとしている私たちの観念とはちょっと違ってることに気づいて欲しい。

いろんな思いをもって、カフェを訪ねてくださればお話をさせていただきますね。
 

やれることは一緒に楽しくやります 2016年08月12日(金)

  苫小牧の今日の最高気温が札幌より4度も低い予報の24度となっているのを見て車を走らせた。
対向車線つまり札幌に向かう道路は渋滞が目立っていた。
その状態を確認しながら、帰路渋滞にはまらないようコースのシミュレーションもしていた。

苫小牧の公園は陽射しはあるものの冷風が吹き、木陰で寝そべると肌寒さを感じるほどの最高のコンディションだった。
もちろん私の避暑のためのドライブではなく、来週で15歳4カ月になる我が家の愛犬アモのためのお出かけだった。

歩くのが大好きなアモだが、休日は普段の散歩とは違って、心地よい芝生の上で時間を気にすることなくたわむれたり横たわることが気に入っている。

涼やかな公園で2時間ほど過ごした後、国道の渋滞回避を兼ねてアモが大好きな長沼の芝生広場に向かう。
車での移動時間は1時間を超えるが、それもまた楽しい。

長沼のここへ来るとアモは必ずと言っていいほどうれしそうにスキップを踏む。
体力が落ち、よたよたしている今日もスキップをした。

着陸態勢に入った飛行機が真上に見える芝生に横たわり、信じられないほどの心地よい風を受け、私とアモはしばらくの時を過ごす。

このところカフェの古くからのわんこ達が次々に逝っていて、そんなことも頭を巡った。

とても失礼なことかもしれないが、私には悲しみの涙より今日の苫小牧の公園のように涼やかな表情が現われてしまう。
逝ったわんこ達のいい時が思い出されるし、飼い主さんの楽しかった時がいつも思い出の壁紙になる。

昨日も今日も定休日にはアモとあちこちに出かけている。
決して深入りせず、お互いの心地よさの時を共有する喜びの流れの中で出会いと別れは一体となる。
ありがとう。楽しかったよ。

ごめんごめん。アモはまだ元気だったね。
涼しくて心地いい夜だから飲み過ぎてしまいました。
 

ファーガス基金のご報告 2016年08月02日(火)

  8月に入った途端、札幌に夏が来た、という感じですね。
数日前までの肌寒い日がちょっと恋しい。
はたして今年の夏はどれくらいのものなのでしょうか。

さて、7月分のファーガス基金のご報告です。(趣旨については7月4日のこの欄にも書いてあります)
カフェ募金;9,201円
坂○オリバー様より5,000円(ご持参)
7月5日;茶々丸様より2,000円お振込み
7月13日;イ○○コグラ様より5,000円お振込み

7月は21,201円もの入金があったということになります。
ありがとうございました。

これまでに寄せられた浄財は113万1870円となり、目標額の150万円まであと36万8130円です。

なお、2012年9月20日にファーガス基金を開設してから先月までに使われた金額は50万5千円で、通帳残高は62万6870円となっています。
ファーガス基金の通帳はカフェでいつでも開示いたします。

お振込みでご協力いただける方は以下にお願いいたします。

【ファーガス基金】'12年9月20日開設:目標額150万円
振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962

名義はナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金として管理しております。
 


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