From the North Country

今夜も飲んじゃいました。 2019年08月15日(木)

  しばらくご無沙汰しておりました。

何を書けばよいのかと、これまでを読み返しております。

ほぼほぼのことは書いておりますね。

確認だけしておきたいことがあります。

制御/コントロールについてです。

ヒトの子もイヌの子も同じですが、込み上げる気持ちを行動に移すことがあります。

ほとんどの場合は微笑ましく『これが成長段階だよな』と、子供心を分析したり、自分が小さかった頃は…なんて感慨にふけったりします。

でも、そりゃないだろう。それはしちゃいかんよ。という場面がたびたびありますよね。

ヒトの子の場合、言い聞かせても分かるわけないのに言い聞かせますね。
その時は分かるはずないのに、言い聞かせ続けてると、子供が成長し、徐々にわかってくれる項目もあるわけですから。
なにより、子供はゆっくり成長するから、少々腹が立つことでもじっくり教えていくうちに、社会と関わることとも相まって、それなりに“まとも”に育つのでしょう。

私たちは、おんなじようにわんこを育てようとしているんじゃないでしょうか?
1年で肉体的に大人になるわんこを相手に。
だから、おかしくなっているのです。

まずは、1年で“わんこを育て上げる”という観念を飼い主は理解しておかなければならないと思います。

そのうえで、制御/コントロールについて書いておきましょう。

イヌもヒトも気持ちの高ぶりというのがあります。

動物の行動の多くはその高ぶりによる反射です。

例えば、散歩中にザンギ(鶏のから揚げのことを北海道ではそう言います)が落ちていました。

生後6か月のヒト/イヌが、それを食べようとした時を想像してください。

ヒトの子供なら、「ばっちーよ。ばっぱい。」(汚いよ、汚い)とザンギを取り上げ、その理由を話すのは先延ばしにしますよね。

6か月のわんこに、そんな悠長にやってたら、すでに飲み込んでるし、下手に取り出そうとしたら、“ウ”−”って唸られたり、突然噛まれたりもする。

それまでの育て方の成否が問われる状況でもありますが、今夜書きたいのはそうじゃなくて、
気持ちの高ぶりに対する、コントロール比です。

今夜書いているのは相当に酔っているからで、徐々に何を書いているか理解できないレベルに近づいています。

散歩中
・誰かを見て興奮
・落ち葉が飛んできて興奮
・知ってる人を見て興奮
・落ちてる食べ物に興奮
・他犬を見て、あるいは吠えかかられて興奮

いろんなことがありますね。そして、それぞれによって興奮度に高さの高低差があるのを理解していただけますか?

制御/コントロールとは、何かを教えることではなく、ひとまず興奮のレベルを下げ、つまり我に返すことにあります。

興奮にはそれぞれにレベルがあるわけですから、制御/コントロールにも強弱が当然あります。

多くの人はそれを『叱り』とか『体罰』とか『虐待』とか言って、相当に否定的にとらえています。

状況の違いによってわんこの興奮の度合いは違うから、こちらが働きかけるエネルギーの度合いも必然的に変化するけど、そこに『コノヤロー』という感情は一切ない。
ただ、相手のエネルギーのレベルを推し量り、こちらのエネルギーを示して、相手を我に返し、そのうえでこちらの意図を伝え評価する。

ちょっと面倒ですかね。

普通に育てていれば、なんてことないのに、問題児があまりに多い近頃ですから書いてみただけのことです。

ご質問でもあればどうぞメールでお気軽に。
 

2019年7月末に 2019年07月31日(水)

  体調は悪くないのに、検査の過程で、血糖値と肝機能に過去にないほどのヤバイ数値が現われるようになり、クリニックとスポーツクラブに通い始めました。

今の私には、5年前に見つけて気に入り、お世話になることに決めた家庭医/ホームドクターがいます。

以前は、私の持病の憩室炎を年に2回ほど発症するたび、大きな病院で5日間の入院治療でしたが、このホームドクターのおかげで、今では服薬だけの在宅生活ができています。

今回のヤバイ結果の血液検査に
「思い当たることはありますか?」と先生。
「もちろんです!お酒でしょう」と私。
すると「お酒を控えられますか?」と先生。
「う”−ん。タバコは定量に達したみたいに簡単でしたが、酒は・・・」と唸る私。

したら、同席していた先生の旦那の先生が
「ごめんなさいね、この人酒飲まないものだから酒飲みの気持ちが分からなくて…」と、奥さんをいさめ、すまなそうに私の気持ちを代弁してくれました。

それで少し心強くなった私は「減酒、がんばります!」と宣言したのです。

普通、病院に行って
・受付して
・待ち時間を過ごし
・診察、検査をし
・また待って
・話を聞き
・処方箋をもらって
・待ち時間を過ごし
・薬をもらって
…いっぱい時間がかかりますよね。

でも、ホームドクターを得た今の私は
例えば、憩室炎を発症した先月
・電話する
・何分後に来れますか?との問いに答える
・受付して、受診して、点滴受けて、お薬もらって、支払して、次の予約して
まあ、大体25分。
家から車で出かけて、帰ってきても40分はかからない。

便利でしょ!
人生後半はこうでなくっちゃね。

「判断に困った時や、これはヤバそうという時は、悪いけど病院を紹介しますね」と女医。

その旦那医は、「まあ、しゃあない時は、いつか来るさな」と、頼もしい。

ってなわけで、多少酒を控えてたものですから、この欄が書けようはずもありませんでした。

今夜書いたのは、もちろん羽目を外したからだったのですが、ちょっと飲み過ぎ、何を書くのかを思い出せずにいるところです。

『ちょうどいい』が、難しい!

今夜は余談を積み重ねよう。

今のスポーツクラブって高齢者にいいですね。
ヨガやボクササイズ…などなど、私が決して参加することの無いクラスがあったり、いろんなマシンもあり、スタッフは若い人たちばかりで目の保養にもなり、凄いです。

3週間しか経験のない私ですが、感動しています。

・普通なら200円入れるマッサージ器が無料で使える。
・多い時は、時間を分けて3回使ってます。
・ストレッチスペースでじっくりマイペースでヨガってます。
・マシンがいっぱいあって自由に使えます。私は滅多に使いませんが。
・プールがありました。思いっきり遠泳するのは実に50年ぶりでしょうか。
自転車と同じで身体は覚えていてくれました。
平泳ぎしか出来ないのですが、毎回1000メートルを苦しむことなく気持ちよく泳いでいます。

・その後、露天のついたお風呂まであるのですよ。
超気持ちいいです。

これで月の料金が5000円しないのですから、私には生活費+医療費の節約になっています。

な、もんで、この先わんこの話をいつ書き続けられるかどうか。
 

暮らしやすい家庭犬の育て方その16 2019年07月09日(火)

  生後2か月からの“わんこ育て”の期間中であっても、褒めるばかりでは成立しない事態が続々出てくる。

これから書くことを、よーく意識し、飼い主として、いつもいつも反芻し、冷静になり、自制し、時にエネルギーを噴火させるような演技をし、もう一人の自分の声を素直に聞き入れる努力をしてください。

※わんこが知らないことを教える過程で、できなかったといって叱るのは愚の骨頂。

例えば、おすわり・ふせ・おいで・マテ・もってこい…

こんなことを教える段階で叱る必要性は無いし、10カ月までのわんこ育ての中では、もっともっと人間社会を理解し、いろんな方から好かれるわんこになる場面を増やした方がいい。

指示/命令なんて大人になってからゆっくり教えればいい。

どうしても叱りたい人には、大きなヒントを与えよう。
それは、大人になったわんこが、おすわり・ふせ・おいで…など、実は教えられていて、わんこもその意味を十分分かっているのに、無視したり、誘惑に駆られ、天秤にかけた時、指示を聞くより猫を追っかけた方が楽しそう!ってわんこが反応した時は叱ってよろしい。

ただし、正しい叱り方で。
正しい叱り方は、覚えていればいつの日か詳述します。

※成長過程での正当あるいはやむを得ない事案についての対処
1.トイレの失敗
トイレのしつけにおいて
・成功例の積み重ね。つまり、失敗させないで、できた時に大喜びし、拍手することが最良。
・叱られたことを強く意識する仔犬は、人前で排泄できなくなり、陰に隠れて排泄したり、何を要求されているのか混乱してしまう。

2.甘噛み
噛むのは仔犬の自然。
でも好き勝手にやらせたら
痛い、血が出る、子供が怖がる、わんこがいい気になる…。

だからといって、叱りつけられたら
人を怖がる、人に唸る、不信感を抱く、いじける、より反抗的になる…

・奥歯の方に噛まれてもいたくない所があるのを知って確認しておこう。
・わんこの身体を指先でモジョモジョする魔法を思い出し、実践してみよう。
・噛む⇒痛いと叫ぶ、というわんこの楽しい循環を断ち切り、『あ”−!!、あれ、なんだ??』と、場面転換を図ろう。
・ちょっと手荒だけど、わんこが噛んでいる間中、自分が感じる痛み相当を、わんこをつねったり引っ張ったりしながらニコニコ顔で返し、わんこが悲鳴をあげ、噛むのを止めるまで頑張ろう。
ねぇ、痛いっしょ、て。

※叱るあるいはダメなことだと認識させる

1.散歩中に引っ張ったり、ちょろちょろ動き回ったり、拾い食いをしようとしたり、枯葉を追っかけたり…

書き忘れていましたが、仔犬には最初から四六時中首輪をつけて育ててくださいね。
最初の2週間くらいは、しょっちゅう首を掻いて違和感を訴えると思いますが、必ず慣れさせておいてくださいね。

そのうえで、さりげなく、だけど、ゆるぎなく、リードに短いショックを与えながら、自分が不快とならない歩きを維持し、拾い食いなどは無言で絶対阻止し、枯葉のキャッチは時に大目に見ながら、成長を確かめるのがいいでしょう。

リードの短いショックと書きましたが、程度というか強さの度合いが皆さんには分からないでしょう。

これは相手の反応を見ての、というプロの領域になるので、これまた覚えていれば後々に書きたいと思います。

が、しかし、この時期における育てに重要なテクニックでもありますので、核心部分を少し書いておきましょう。
理解できた方は実践しても構いません。

コントロールとは叱ることではありません。
例えば、
・気持ちが高ぶって引っ張る
・好奇心が先に立って、あちこち動き回る
・枯葉に我をなくし飛びつく

わんこの気持ちの高ぶりというのは、それぞれのわんこの性格や、いろんな場面によって程度/興奮度が違います。

コントロール/制御というのはそれぞれ高ぶりの違う興奮に対し、それに見合った刺激を与えることで、高ぶりを鎮め、我に返し、聞く耳を持てるようにして、指示を与えて従える状態にすることです。

『ノー!ダメ!イケナイ!』と叫ぶのではなく、例えばリードコントロールで我に返したのち、正しい振る舞いに誘導し『グッド!よーし!いいぞ!』で終える習慣を飼い主は身に着けた方がいいでしょう。

2.暮らしの中でやっちゃいけないことに

仔犬は人間にとっていろんな悪さをします。
たとえば、ゴミ箱をひっくり返して、中の物を食べたり
メガネやリモコンを齧ったり…

命に関わることもありますね。
だから、何としても『ダメはダメ!』を教えるじゃなく、体感させ、早期に決着させなければならないこともあります。
「あら、電気コード齧って感電死しちゃった」では済まされないのです。

そんな時は、飼い主の本気度というか、演技度が試されます。

わんこがゴミ箱に首突っ込んだ途端、何かをぶん投げ「あ”−!!!!」と叫んでみましょう。慌てたわんこと同じようにあなたもうろたえた演技をし、「これはダメよ!絶対だからね!」と追い打ちをかけておきましょう。

相当な効き目がありますが、ここで終わってはいけませんよ。

必ず、『あと数回は繰り返す』という賢い動物の原則を忘れてはいけません。

それを自覚しないで、「ああ、またやられた。どもならん。」という飼い主がほとんどですから。

自己主張の強さや、人を顎で使うような不当な要求など、仔犬なのにしたたかにつけあがることも多々あります。

適切な衣食住や、精神的・肉体的・生理的な必要項目つまり、与えるべきものを与え、正当な欲求を満たした上での、身勝手な行為にはティッシュボックスをぶん投げ、『てめぇ、いい加減にせえよ』くらいの主張は子育て期間中こそ必要で、この時期の“決着”と私は呼んでいる。

ちなみに、我が家の愛犬だったアモは、私とKが首を振るまでもなく、『そんなこたぁ、するはずないし、したくもないね』、でした。

ちょいと酔いが回り、文が成立しているのか判断できづらいので、今夜はこれまで。

そうそう、しつけもまだで、信用できてない仔犬を、室内でフリーにして暮らすなんてもってのほか!というのを書き忘れてました。
信用できる、あるいはそのテストを繰り返し、ダメを積み上げ、普通にその辺で寝そべりながら暮らせるわんこになったら、次の段階。
 

暮らしやすい家庭犬の育て方その15 2019年07月03日(水)

  『暮らし易い家庭犬の育て方』というテーマで書き始めたのが4月1日でした。
ですから、その頃に暮らし始めたわんこは、もう生後5か月以上にまで成長してますね。

成長に合わせて書けたらいいなと思っていましたが、私が酔い潰れるペースは衰えず、仔犬の成長に追い越されてしまいました。

まあ、4月1日スタートというところに、最初からフール感はあったようですが…

さて、前回の『イエストレーニング』のハウツーについては、長崎塾のどっかに書いてあったはずですので調べてみてください。

生後3〜4か月を過ぎ、これまで私がアドバイスしてきたような仔犬育てを実践した方は、次のステップへ進みましょう。

1.呼び戻し

うちのわんこは呼び戻しが全然きかないので、放すこともできません。
訓練してもらえないでしょうか?

そんな相談を1才を過ぎたわんこの飼い主からたっくさん受けてきました。

呼び戻しというのは実はとっても簡単なことなのですが、この国では今とこれからはとっても難しくなっています。
その理由は、ちょっと後回しにして・・・

仔犬を普段から十分な配慮のもと、自宅の外でなにげにわんこを放しては抱っこやリードを付ける習慣を、家に迎え入れた時から続けていた、そんな前提で書きます。

生後3〜5カ月頃になると、もう自分の足でこれから生きていく社会を歩き始めています。

私のアドバイスを正しく理解して育てた方のわんこは、すべての言うことは聞くわけではないけれど、少なくともあなたに対して基本的な信頼はできているはずです。

そんな頃、他人や他犬がいない所で、仔犬を放すとどうなるでしょう?
きっと飼い主の方がドキドキするんでしょうね。

だから万一のことが無いよう、誰もいない・車の通りもない場所選びが大事です。

でも実は、仔犬の方も知らない場所でフリーにされてかなり不安なのです。

好奇心で地面の臭いを嗅いだり、その辺をうろうろするでしょうし、元気のいい子ならちょっと走り出すかもしれません。

忘れないで!
わんこの方も不安なのです。

ためしに仔犬から離れて、そして離れたことが分かるちょっとした口笛などの合図をしてごらんなさい。

気が付いた仔犬が慌ててあなたの方へ駆けてきたときに、しゃがんで迎え、「イエス」でも使うと良いでしょう。

一緒の空間をフリーの状態で一緒に楽しんでいる
そんな空気感がいいですね。

少しあなたが身を潜める物陰なんかがあると、ちょっと隠れてみましょう。
さりげなく、自分がそこにいることを仔犬に伝える方法でかくれんぼをします。

思いっきりの注意と配慮が必要ですが、肝をすえて、仔犬が不安そうな顔から安堵した顔になるのを、確認し思いっきり遊んであげましょう。

数分から始め時間をかけていきます。

どうですか?

呼び戻しができない飼い主さんは「うちの子、放すとどこに行くか分からない」でしたね。

生後3か月から5か月頃までにこうやって育てると
「うちの飼い主、目を放すとどこに行くか分からない」と、わんこの方が飼い主を見るようになります。

呼んでも来ない、それ捕まえろ!それ逃げろ!とは大違いです。

仔犬の頃から普通に育ててると、逃げるという発想も生まれないし、ちょっとおいで、はいいいよ、との暮らしが普通になるのです。

ちょっと簡単に書きすぎましたね。
まあ、それまでの仔犬との関係づくりが、まだまだあるのですが、少なくともこの時期にこんなかくれんぼ体験をどこかでやってごらんなさい。
貴重なことだと分かると思います。

ところが…!
冒頭に書いた『呼び戻しはますます難しくなる』こと。

「おいでー」「こい!!こい!!」と、聞きもしない犬への命令・命令・命令
まるで犬が吠えるみたいに…

「だいじょーぶですー!その犬は噛みませんからぁー!おいでぇ!!」
公園で叫ぶ飼い主

その結果、どこもかしこも犬の放し飼い禁止
あげくに犬の立ち入り禁止の看板が景観を破壊

私が今夜示したアドバイスは、条例違反の可能性がある。

ね、将来は暗いでしょ。
なんか北海道はいいなぁ。
 

暮らしやすい家庭犬の育て方その14 2019年06月25日(火)

  夏至を過ぎた札幌にあっては、夜の8時になっても空は明るい!!

ずうっと当たり前だったことだけど、今日はそんなことを書き留めておきたいと思いました。
以上。

で、前回の続き。

生後、2か月頃から外の人間社会を経験させ、『これが君がこれから生きていく社会なんだ』と、人間社会での社会化を推し進めてまいりました、よね。

確認しておきますね。

わんこの生後2か月から10か月頃までの8カ月間は、人間に当てはめると成人に匹敵するまでの子育て期間でした。

子育て期間は、少々のことは大目に見て、じっくり、しっかり育てる期間であります。

別の言い方をすれば、それを過ぎてからの行為には『テメエ、いい加減にせえよ』というニュアンスがあることをお忘れなく。

そんなきな臭い話は先送りにするとして、生後10カ月までのどちらかと言えば穏やかな接し方を今夜は話そうと思う。

ちょっと酔い過ぎな意識の中、今夜は『イエストレーニング』という私が立ち上げたテクニックについて書いてみようと思います。

まずは、この『イエストレーニング』の原点を説明しましょう。

私が盲導犬の訓練士だった頃、東京の盲導犬訓練施設で講習会がありました。

当時は盲導犬を訓練するのに、報酬=おやつ=“餌で釣る”=無能な訓練士という観念が強く、犬の能力を軽んじ・訓練技術を低下させるという意識がまだ残っていた時代です。
私は今でもおやつを重視して、犬をイヌとして軽んじて、しつけている訓練士に“無能さ”を感じていますが…

さて、講師として登壇したのはテリー・ライアンというおばちゃまでした。

彼女は壇上で、ラブラドールの仔犬に「おいで」と声をかけ、近寄ってきた仔犬に『よし』と言っておやつを与えました。

そして、彼女は言いました。
私の国では、わんこがこんな風に指示に従った時には、「イエス」と言っておやつを与えますが、日本では「よし」ですよね。

とっても単純なようで、とっても大切な要素を含んでいることを見逃してはいけません。

「おいで」という指示に従った時に「よし」という声でご褒美を与えたのです。

英語でしゃべるテリーが、わざわざ日本語で「よし」と言ったのです。

その瞬間、私の『イエストレーニング』が生まれました。

つまり、仔犬にとっては「よし」だろうが「イエス」だろうが、そんなことはどうでもよく、その響きはサインというか、食べ物をもらえる約束事なのです。

そんな、食欲という本能の刺激には、誰でも生き物はすぐに覚えますよね。

仔犬にとってその言葉/響きは宝物であり、耳に届いた瞬間、『え!もらえるの?』と、昼寝中だろうが・散歩中だろうが・よそ見中だろうが、注目はその声を発したあなたに集中します。

ところが、どうでしょう?
英語圏では『オー、イエス』、日本では『おう、よしよし』って言葉が氾濫してますよね。

どちらも、その国で暮らすわんこにとっては特別な響きではなくなり、次第に『イエス』や『よし』への反応は淡い期待程度に減少します。

じゃあ、この言葉を入れ替えたらどうなります?

日本ではわんこに対して『イエス』なんていう人は滅多にいないし、英語圏で『よし』という人もいないでしょう。

そう、これが私流の『イエストレーニング』であり、英語圏では『よしトレーニング』となるのです。

『イエス』や『よし』は言葉だけれど、わんこにとっては“響き”とも言えますね。

だから、板バネを押して『カチン』という音を立て、同時におやつを与えてわんこの注目を集める、クリッカートレーニングと仕組みは全く同じです。

違うのは
1.イエストレーニングにクリッカーは不要
2.即座にタイミングよく『イエス』といえる。(クリッカーをいちいちポケットから取り出す必要はない。)
3.『イエス』とささやけるのに対し、クリッカーは辺り一面に響き渡る。

まあ、そんな違いがあります。

ともあれ、生後2か月頃からわんこを外に出すようになったら、わんこの不安をやわらげ、飼い主のあなたの言葉に注意を傾け、将来に向けて“聞く耳”を持ったわんこの基礎作りのために、私が提唱する『イエストレーニング』を十分に理解して、活用してください。
 

暮らしやすい家庭犬の育て方その13 2019年06月13日(木)

  …続き

たくさん(50頭以上)の犬に会せよう

これがまた難しい。

1.会わせる犬は、とにかく穏やかで、いわゆるいい子であること。

・見知らぬわんこはすぐはダメ
・吠える(威嚇、攻撃、喜びの興奮)わんこはダメ
・病気や不潔そうなわんこもダメ
・未去勢わんこも避けた方が無難
・「ごあいさつよ、ごあいさつ」「うちのわんこがご挨拶したがってます」と、近づけてくる飼い主とそのわんこは面倒臭いし危険
見知らぬ犬同士の挨拶なんて不要。
・時折会うわんこと飼い主さんとは、お互い時間をかけてお近づきになりましょう。
・絶対安全で安心なわんこと飼い主であること

ね、そう簡単にはいないでしょう。

この警告は生後10か月までの“わんこ育て期”に適用されるもので、以降は多少の世間の荒波を受けることはやむをえないことも多々あります。

2.会わせる時に細心の注意を

・すぐに顔と顔を付き合わせない。
自分が本当に大丈夫だと確信できるまでは、相手犬との距離を50センチはとる。
急に近づいて万が一噛まれたら、それでおしまい。一生のトラウマになり、あなたのわんこは他犬を怖がるか他犬に対し攻撃的になる。
と、脅しておこう。

・あなたの犬はまだ仔犬。
相手にじゃれつこうと無礼な振る舞いをする。それでも相手の犬は受け入れてくれるのか、よく分からなければあなたが仔犬を制御し、距離を置くべき。

とにかく穏やかなわんことその飼い主にたくさん会わせて抱っこしてもらい、あなたの仔犬が飛びついても、遊んでくれたり、面倒くさそうな顔をしても、決して危険じゃなく、ちょっとだけ『うるせえ!』って教えてくれるようなわんこを一杯見つけてください。

私はここまで、たくさんの人・たくさんの犬に生後2か月から会わせてくださいと書いてきました。

何故か?

非常にポジティブにネガティブを先取りしているからです。

犬と暮らして最悪なことは何でしたっけ?
※犬が家族を噛む
※他人や他犬に攻撃的に吠えかかる

そんなつもりで犬を飼い始めましたか?
ノー!に決まっています。

でも、そんな犬がいることをご存知だったでしょう!

誰もそれが育て方で変わるとは思っちゃいない。

けど、世のわんこは残念ながら、良い子もいれば厄介な子もいる。

どんなわんこに巡り合ったかで、その後あなたの生活の10数年が決められるより、望む暮らしに近づくために自分たちがやっておくことが分かっていたらそれはすごいことだと思いませんか。

そのことを私はここに書いているつもりです。

イヌがイヌ社会で社会化する前に、生後2か月頃から人間社会で暮らし
※人を信じるために、たくさんの方々と接し
※他犬と共生する喜びと楽しみを確認し、自分が犬であることと人間社会で共に暮らしている仲間がいることを知っているわんこ。

なんか、ちょい酔いを感じるけど、もうちょい細かなことを言えば、
・ご飯を食べてる犬に近づけば唸られたり威嚇されたりするかも、と想像できる人はいますよね。
私もその一人です。

だから、仔犬の頃からご飯を与える時は、両手で食器に手を添え、「美味しいね、美味しいね」と声をかけ、食器のそばに人がいるのが自然だとわんこ育てをしました。

余談…
ラブラドールみたいに食欲旺盛な犬種がいます。
ご飯の時、ガツガツと食器を押し付けまわします。
あなたは、良かれと思って食器を持ち上げ元の場所に戻したとします。
でも、意地悪をされたと思ったラブラドールは次からあなたが近づくと唸るようになりました。

そんなことにならないよう、「美味しいね」って言いながら、食器をしっかり押さえるのです。

これが、ポジティブにネガティブを先取りすることです。

今夜の話の中で、他犬に会わせる時の注意とか飼い主さんの選び方みたいなのを書きましたが、決して相手の飼い主さんに妙な警戒心を抱かないでいただきたい。

何を言いたいかと言えば、ほとんどの飼い主さんは『暮らし易い家庭犬』というより、生物としてのイヌという観念しかないペットショップや獣医のアドバイスに従って、我が子をワクチンが完了する生後4か月頃まで人間社会に出さなかったのです。

生後4カ月というのは、人間で言えば乳歯が抜け始める小学生の頃。
変な言い方でしょうが、その頃まで社会に出さなかったので結構問題児といえるわんこが社会にあふれているのです。

あなたの仔犬の身と心を守るために十分注意して、『たくさんの人』『たくさんのわんこ』に会わせ、
・ごはんの食器は手で押さえ、
・唸るような引っ張りっこを控え
・身体中をもじょもじょし
・いじわるは絶対しないで

つまり、あなたはパピーウォーカーであることを忘れないでいてください。

あなたが望むいろんなわんことの暮らしは、パピーウォーキングという土台の上に築かれるものなのです。
 

暮らしやすい家庭犬の育て方その12 2019年06月10日(月)

  仔犬育てには魔法が一つだけあります。

抱っこして外を連れ出した時に、仔犬が怖がったり緊張していると感じたら、抱っこしている両手の指を使って、仔犬の身体のどこでもいいので、モジョモジョと指先で掻きます。

これで情緒の安定が得られます。

この掻く動作(さする・撫ぜるではなく『掻く』です。)は、抱っこしている時いつも行うのが効果的で、その際に全身を触られるのに慣らすという目的もあります。
指先・首回り・しっぽ回り・お腹、とにかく全身です。

わんこが不安を感じている時は特に意識して掻いてみると良いでしょう。

情緒の安定というのはとても大事なことで、それを飼い主が行う自覚が求められます。

仔犬と遊ぶ楽しさは誰しも捨てがたいものです。
が、情緒・精神の不安定、感情の高まり過ぎに注意しなければなりません。
その目安が
※仔犬が声を出すほど興奮あるいは夢中にさせることです。

仔犬のこの時期から吠えさせてはいけません。怒りや警戒・要求はもちろんのこと、喜びによる吠えも将来的に良くありません。
犬は吠える動物でそれが普通と思ってる方がほとんどでしょうが、吠えないで暮らすことに自然と慣れてきます。
このことは後述します。

ともあれ、遊びの中で仔犬を必要以上に興奮させないこと/吠えさせないことはとても重要です。
声を出したら『やりすぎた』と、我に返ってクールダウンしましょう。

さて、外に出すといろんな人に声をかけられたり、触りたがられたりするでしょう。

これから生後5か月頃までに50人以上50頭以上の人とわんこに会わせましょう。

と、目標をはっきり書きましたが、実はとっても難しく、たくさんの注意点があり、多くの飼い主はこの時点で『暮らし易い家庭犬』の親としての資格を失うほどの失敗をしています。

たくさんの人
1.まだワクチン接種が完了してないことを忘れてはいけません。

・外犬を飼ってる人や、多頭飼いをしている人には、失礼だけど触らせない方がいい。
・動物病院では他の飼い主に触らせてもいけないし、床に降ろしてもいけない。
・いろんなわんこが散歩し、当たり前のように排泄しているようなコースで人に会わせようとしてはいけない。
・犬のイベントに連れて行くことや、家族の誰かが行くなんてもってのほかです。

2.仔犬の情緒を乱したり、恐怖体験をさせてはいけない成長段階だ、ということを忘れてはいけません。

・学校帰りの子供たちが駆け寄ってきたら、3メートルは離れた地点で「はーい、ちょっと待って!みんな、そこにしゃがんでね。もうすぐこのわんこがそっちに行くまで待っててね。」
そう言ってわんこの気持ちを読み取りながら、子供たちに会わせましょう。
何日かそうやってると、子供たちも勉強するしわんこも子供を大好きになるでしょう。

・「キャー可愛い!!」
頭のてっぺんからぶりっ子声を出す人には、「ごめんなさい、静かに優しく抱っこしてもらっていいですか?」とお願いし、無理だと思ったらスルーしましょう。
不安というのは人も犬も同じですが、相手のテンションで興奮し、一時的に忘れることはできますが、克服したことにはなりません。
仔犬育てのこの時期に余計な興奮は落ち着きをなくすだけです。

余談ですが…
花火やカミナリなど、防ぎようのない突然の仔犬にとっての恐怖ってのがありますよね。
そんな時に便利で役に立つのが、この「キャー可愛い!!」
頭のてっぺんからぶりっ子声を出す人たちの反応です。

お祭り騒ぎをしてテンション上昇の状況に、仔犬は『あービックリしたけど、なんだかみんなはどーってことないみたい』とちょっと安心したりもします。

・ほー可愛いの。おすわり!おすわり!とかいうおやぢや、食べ物を与えようとする人々にも近づいてはいけません。
家族の中にそんな人間がいることも多いでしょうが、先にそっちの教育をしましょう。

どうですか?
あなたは3か月で50人以上の人に安心して仔犬を抱っこしてもらえそうですか?

たくさんの犬・・・次回
 

暮らしやすい家庭犬の育て方その11 2019年05月29日(水)

  生後2か月の仔犬を迎え入れたら、数日は新しい家族と家に慣れる経過を観察しつつ、トイレトレーニングを行います。

もし度胸たっぷりだったり、エネルギーを持て余しているような仔犬だったら、その日から外に連れ出してかまいません。

外に連れ出すというのは、運動や気晴らしと考えがちですが、これから生後10カ月までの仔犬に対しては決してそれだけではないことを飼い主として、いや、育ての親として心に留め置いてください。

『これが、これから君が生きていく人間社会だよ』という経験を、仔犬から大人になるまでの8か月の間に順序良くできるだけたくさんさせてあげるのです。
順序良く…です。

最初は自宅周辺の環境に慣れさせます。
もちろん抱っこしてです。
多くの仔犬は、初めての外に「え!なにこれ!?」という反応をするでしょう。

怖がるかもしれませんし、固まるかも、あるいは好奇心を示すかも。いろいろでしょう。

一日に何度でも構いませんが、最大の注意事項は“恐怖体験”を決してさせないことです。
仔犬が怖がっているのか、普通なのか、好奇心を示しているのかが分からない人は、感性を磨いて相手の気持ちを読み取れるようになりましょう。

恐怖体験とは…いっぱいです。
・落とされたり乱暴な扱いを受けたり
・花火打ち上げたり
・他犬に吠えかかられたり、噛まれたり
肉体的な刺激もあれば、視覚・聴覚などの強すぎるしげきもあるでしょう。
なによりそれを“恐怖”と感じるかは、それぞれの個性です。

怖がるのと恐怖体験を混同してもいけません。

2か月のわんこを外に連れ出し社会経験を積ませるということを、別の表現で言うと
『おや!なんだ?』から『ああ、あれか。』という変化を繰り返すことです。

初めての外では『おや!なんだ?』のオンパレードでしょう。
・風で揺れる木々、のぼり、ゴミ袋…
・におい、音、歓声、工事、大工…
・見知らぬ人々、老若男女、帽子、メガネ、傘、マスク…
・自動車、自転車、ソリ、乳母車、除雪車

これらに対して『おや!なんだ?』から『ああ、あれか。』に変化させていくのです。

無理に慣れさせる必要はありません。
馴れさせようと無理に近づけたり、あるいは大型の除雪車が外でゴウゴウやってる時に出すようなへまが恐怖体験をさせていると言えます。

それよりも、毎日毎日何度も、さりげなく仔犬の反応を見ながら同じような道を歩き続けてください。
時には、たとえば風で揺れるのぼりを見たら身体が硬くなるように感じたら、もっと距離を置いてさりげなく、時にはおやつを与えるピクニック気分を演出し、何日でも。

1〜2週間もすれば『おや!なんだ?』から『ああ、あれか。』『うん、これね。』あるいは反応すらしなくなるように変わってくるでしょう。

そしたら、次のもう少し刺激のある人通りとか、あるいは同じコースでも時間帯を変えてみるとかいろいろ考えてください。

焦る必要はまったくありません。
なんせ8か月もあるのですから。
のんびり、じっくり、一歩ずつ。

どうですか?犬を飼おうと思った頃は、仔犬が来たら
・公園で遊んで
・小川の堤防沿いを散歩して
あるいは室内犬だから外には出さなくていい
なんて考えていませんでしたか?

『暮らし易い家庭犬』を目指すなら、それは子育てが終わってから存分に楽しんでください。
また、室内犬だから、という方は、それで結構ですので、気まぐれにお祭りに連れ出したり社会と関わるのは控えた方がよろしいかと。

最初は抱っこでしたが、仔犬がもがいたり、あるいは震えなくなったりしたら時折下に降ろして様子を観察しましょう。

そのまま自分で歩く子もいれば、抱っこをせがむ子もいるでしょう。
状況次第で臨機応変に対応しましょう。

・恐怖体験をさせない
・これから生きる社会を見せる
・『おや!なんだ?』から『ああ、あれか。』

これを忘れないようにしましょう。
 

暮らしやすい家庭犬の育て方その10 2019年05月23日(木)

  程よく酔う日よりも潰れる日が多かったり、また、このところファイターズ応援のドーム通いで、負けが込んでむしゃくしゃしておりました。

が、今夜、自宅観戦で気持ち良い勝利を手にしたので、いい気分の中書いてみようかと。

法的規制がかかり、生後8週令以下の仔犬販売がダメになるという。
でもこれはね、悪徳業者向けの規制であり、8週令以前の仔犬を家族に迎え入れるのが不適切であるということではないと私は思いたい。

この規制の表向きの理由は、『生後早い段階で親兄弟犬から離され、人に飼われた犬の方が、攻撃性などの問題行動が多い』との調査による。

だが、長く盲導犬の仔犬の繁殖にも関わった私は、生後間もない未熟児を親犬に代わって人間が育てると、それはそれは暮らしやすいわんこが育った経験をいくつも知っている。

『暮らし易い家庭犬』はイヌ社会で社会化させるより、人間社会で社会化させた方がいいのですよ。

で、これにかかる次のテーマ。

仔犬を手に入れたあなた。

ショップの店員や最初にかかった獣医から
・3回なり4回なりのワクチンが終わるまで、外に出さないようにしましょう。
・免疫ができてないから、病気にかかったら可哀そうですからね

そんな言葉をかけられるかもしれない。

ショップの店員がそう言ったら、『優しい人だね』って思ってかまいませんが、獣医師がそう言ったら、その動物病院は見切った方がよろしい。

その獣医は、家族ですから、と言いつつもイヌとしての健康管理をしていることに気づいていないのです。

ワクチンが完了していない生後2か月のわんこだけど、乳歯も生えそろい、人間で言えば保育園に入る頃の肉体年齢です。

人間の子なら、免疫ができてないし、いろんな病気にかかるかも知れないけれど、その免疫と人としての社会性を身に着ける大切な時期です。

親が働いて子供の面倒を見れないから、病気になろうとも仕方なく預けているわけではないのです。

なのにわんこは、病気なったら可哀そうで、外にも出しちゃいかんのですか?

話を飛躍させて続けます。

わんこのワクチンが完了するのは生後4か月頃になります。

おおよそ16〜18年で大人に近くなる人間と違い、犬は10カ月〜12か月で成犬の身体に近くなります。

ワクチンが終わる4か月頃と言うのは、わんこの乳歯が抜け始めるころですから、人間で言えば小学生ですよね。

で、何が言いたいかと言えば

『病気にでもなったら可愛そうですからね』という正論に聞こえる理由で、人間の子をその頃まで、外に出さずに育てることをいう医師がいますか?

もしそんなことをしたら、その時点で問題児を育てた可能性があるでしょ。

でも、わんこをカメやウサギのように見たなら、先の獣医さんの言葉は理解できますね。
あなたのわんこは、ウサギやカメですか。(ウサギやカメを真摯に飼ってらっしゃる飼い主さんにはご無礼を心よりお詫び申し上げます)

もし、家族なら飼育ではなく育てるはずです。
育てるなら、先の獣医より私の話を信じなさい。
そして「そうですよ」という獣医さんがたくさんいるから、生後2か月の仔犬を外に連れ出し(人間社会で社会化し)、万が一病気になったら「先生、なんとかしてください!」って言いなさい。
子供の親のように。

わんこの場合、あなたは赤ちゃん犬を手にしたのではなく、保育園児に近い子を迎え入れたということを忘れないでいただきたい。

ならば、その日からの接し方や育て方の準備ができるでしょう。
見た目の愛らしさとのギャップを埋めるのは難しいかも知れませんが、間違いなく赤ちゃんでなく幼児なのです。

家に迎え入れる
これから生きていく外の社会をみせる
いっぱいいっぱいありますよ。

それが
これから僅か8〜10カ月のわんこ育て。
 

暮らしやすい家庭犬の育て方その9 2019年05月18日(土)

  まずはともあれ、仔犬選び。

ペットショップで陳列型の仔犬を販売している店からは絶対買うべからず!

身の毛もよだつ生体販売の片棒をあなたは担ぐことになるのだから。

つまりは、母犬がボロボロになるまで仔犬を産まされ、あげくに遺棄されたり、管理センターに巧妙な手口で処分依頼されたりする“仔犬生産工場”で『生産』され、オークションにかけられた犬を買うことになる確率が大きい。

すなわち、毎週のように新聞の折り込みチラシにあるショップから仔犬を買うということは、このシステムをあなたは受け入れるだけでなく支援していることになる、ということを心の片隅に留め置いて欲しい。

でも、この国は現在のシステムを受け入れております。
日本ペットフードなんたらかんたらなど、数兆円産業に対してもはや指導・規制する立場を放棄し、圧力団体として受けとめ、どう共存するか、という姿勢です。

動物取扱業という登録と講習会受講というのが義務付けられていますが、その講習会に行くと“官が民”に、ものすごく気を使っているのがわかります。

産業規模がどうとか、あなたが買った仔犬の性格がいい悪いとか、飼った後うまくいってるとかの話ではなく、陰で多くの犬たちが犠牲になってるシステムの話をしております。

国は圧力を跳ね返し、何週令の仔犬や猫をどうとかじゃなく、展示型の生体販売そのものを禁止すべきだと思う。
そして、ショップでは犬種特性を含めた愛らしさや、飼い方をアドバイスする映像を流せばいいと思う。
さらに、ブリーダー情報で現在あるいは近い将来生まれる仔犬を仲介すればいいと思う。

そうすればきっと私とあなたの身の毛はよだたないことだろう。

犬種選びと仔犬選びの前に、知っていただきたいことでした。

さて、『氏より育ち』と言いいますが、氏すなわち血統が色濃く受け継がれる要素があるのは事実です。

ですから、ブリーダーから仔犬を買う際に、例えば親犬は
・吠えるか
・友好的か
・おおらかか神経質か
・体質はどうか

そしてそれらはこれからの自分たちの生活にどう影響するかの考えを巡らせて欲しい。

次回からのこの欄は、そんなことも考えずに仔犬を飼った方々に、ネガティブな面を示しつつ、そうならないための育て方と、ポジティブに暮らす細かい事柄を提示できればいいなと思っております。
 


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