From the North Country

2018年の9月です。 2018年09月05日(水)

  夕べから朝方までの台風21号、凄すぎ・猛烈・怖いくらいでしたね。
眠れませんでした。
我が家のトレーラーハウスの周りにはトドマツ・エゾヤマザクラ・ヤマモミジ・ハウチワカエデがあって、どれが倒れてもおかしくないほどの嵐でした。
2004年の同じような台風の時は、隣の敷地にあったニセアカシアが根こそぎ倒れ、大興奮したことを覚えています。

昨夜は中でも私が一番心配してたのは、コス〇コで買って自分で組み立てた物置が、遠くへ飛ばされてしまう不安でした。
組み立ての時自分だけじゃなくて、たまたま立ち寄ってくれた、がぶちゃん・リコちゃんパパの手助けを受けたのですが、やはりそれがよかったのだと思います。
あの強風をまともに受け、近所の公園のシンボルだったヤナギの大木が倒壊したのに物置はビクともしませんでした。
お礼かたがたご報告いたします。

さて、我が家の愛犬アモ、17歳半に王手をかけ相当傾いておりますがまだ倒れておりません。
もうチョイ、ってなところでしょうが、まだ一緒に暮らしております。

半年程度だった余命告知から5年半過ぎました。
半年ならすべてを君に捧げよう、と覚悟してからの5年半です。
人生設計もすっかり狂っております。否、新たな人生がとっくに始まっており、アモが倒れることでまた変わるのでしょう。

誕生日のお祝いにしていた牛ステーキはもちろん、毎日飲んでいた牛乳・野菜のトッピング・チーズ類そしてドッグフードも「いらない」と完全拒否したのは2週間ほど前でした。

『お、いよいよハンストして最も安楽な死となる餓死の道を選んだのか』と私は思ったのですが、過去の経験から、うどんで言えば何も足さない“かけ”、つまりいつものドライフードだけを与えるとむしゃむしゃ食べました。

こういうこって普通にあるのですよ。

でも三日くらいで食べなくなりました。
以後、
美味しそうなレトルトなんかもすぐ食べなくなる。
焼肉にすき焼きソースで誘おうものなら軽蔑のまなざしを向けられる。

今のアモは、着色料や添加物一杯で値段も馬鹿みたいに安いフードを食べ、変な色の粘土みたいな軟便をしながらもしっかり食べて生を繋いでおります。
辛くはなさそうなので、普通に付き合っています。

これを書いてるとき、私の膝を枕にし、“ブー”って臭いです。

今夜は昨夜にはなかった大雨と雷が夜空を覆って荒れています。
 

後半は心地よい今年の北海道 2018年08月05日(日)

  札幌は昨日今日ととても涼しい日でした。(21〜3度)

今朝は我が家の愛犬アモのお腹周りのシャンプーをしました。
老犬と暮らすうえで清潔を保つことはとっても大切ですからね。
アモはお風呂でのシャンプーは嫌いなのに、外でのいわゆる露天シャンプーは大好きです。
涼しい風を受けながら業務用ドライヤーで全身マッサージを受けながら乾かせるとうっとりしています。
ブラッシングもしっかりして抜け毛も取っちゃいます。

でも、最近いよいよ朝の食欲が落ちてきました。
で、数段階あるトッピングのレベルを上げると食べるようになりました。
夜は普通に食べていたのでレベルは上げていないのですが、トッピング物に変化をつけるようにしています。

食事のあとはサン☆ターのデンタルガムリンス/ノンアルコールタイプを口中にスプレーします。
老犬になって口臭があると介護が苦痛になりますからね。
アモはこれで17歳とは思えない口中環境を維持しています。

今朝はシャンプーでしたが、普段は朝起きたら私がアモの前足のわきの下に両手を入れてぶら下げた格好でガーデンに出し、振り子の原理で立たせて排尿させます。これが結構寝たきり防止のリハビリになります。
それが終わると室内に入れて水をしっかり飲ませます。

それから蒸しタオルで顔周りを擦るように拭くと『ウ”−ン、ウ”−ン』と、もだえるように気持ちよさを表現します。
さらに身体を拭いた後、全身マッサージと屈伸動作をヘソ天状態で無理なく10分ほどのんびりと行う頃には、アモだけじゃなく私自身の体も動くようになります。

バカでしょ。バカみたいだけどこれで私の体も目覚めるのです。

老犬になるとご飯を食べるという動作ができなくなって、舌で舐めるように口に入れます。
だけどフードは食器にへばりついているからスプーンを使って補助してあげると無駄な時間なく食べれるようになります。
これには飼い主がコツを覚える必要があるみたいですね。

食べ終えたらまた水をたっぷり飲ませてあげます。
そしてまた外に出して排尿させます。
膀胱に負担をかけすぎないような圧迫法でよりしっかり排尿させる方法を獣医さんに教えてもらいましょう。

次は排便です。
これをしっかりコントロールできるようになると老犬介護がとっても楽になります。だって室内が臭くなることも、愛犬がう〇こまみれになることもないのですから。

アモの場合、若い頃から一日に2回ほどの便を朝夕していました。
最近は自力でしっかり1回量をすることはできなくなっているので、1日3回私が排便を促しています。

朝食のあと、口中ケア、全身チェックをしてから排便を促す作業に入ります。
横たわった状態で、室内の場合は換気扇を回し、綿棒にグリセリンを浸して肛門に挿入します。
この辺はちょっとしたテクが必要なのですが、決してわんこの肛門を傷つけるような無謀な所作は全く必要ないことを知っておいてください。

日中は自分にできる範囲でとにかく変化を与えます。室内から外へ、家から車に乗せて外へ、極端な話水をぶっかけるとか…、良かれと思っていれば何でもいいんです。

それでも、夜になると寝かせてくれないようにドタンバタンってやることがあります。
痛い・苦しい・どうもならんっていうなら私はさっさと楽にしてあげたいのですが、寝返りを打たせたり・ストレッチをしたり・下痢気味になった状態を綿棒でスッキリ排泄させてあげると『おっ、どうもな』とアモはスヤスヤと眠る日が今のところ続いています。

皆さんお分かりですか?
口にスプレーされようとも、お尻に綿棒を入れられようとも、全身ストレッチに驚くことなく、すべてを飼い主に任せ、受け入れることができる、そんなわんこを育てることが普通にできるんです。

ご自分のわんこは皆さん可愛いでしょ?
でも老犬になったわんこは皆さんの行為を『どもねぇ』って受け入れてくれていますか。
良かれと思ったことに反発していませんか?

何よりあなたのわんこは避難所に連れて行って迷惑にもならないと叫べる“家族の一員”ですか?

私はずーっと“暮らしやすい家庭犬”というのをコンセプトにしてわんこの飼い主さんにアドバイスし時には訓練もしてわんこを育ててきました。

今、その最終章を我が家の愛犬アモはしっかりと見せてくれています。
状況によっては明日にでも安楽死させるかもしれません。
でも今、私も過去に何度も『指導者』として経験してきた人とわんことの暮らしの『当事者』になります。

“ちゃんと育てたわんことの暮らし”の考えと技術をちゃんと継承できなかったのがちと辛いかな。

もしご自分のこれまでのわん子育てに多少の疑問があろうとも、今の愛犬の老いの中でアドバイスが必要な方とは意見交換ができるかもしれない。
ともあれ我が家の愛犬アモはまだ粘っておる。
 

1年延命 2018年07月20日(金)

  7月31日がこのホームページのサーバーとの契約期限でした。

カフェを廃業してからのボケ防止策として私はクロスワードパズルを解いてきました。
今回は難解でもあったし、アモの介護も重なって相当苦労していました。

回答の締め切り日が今日20日の消印だったので、夕べからフル回転で頑張りました。
夜中には眼鏡をかけてもハ〇キルーペで拡大しても、文字が読めない状態でした。
原因はただ酔っぱらったことでしたが…

でも、頑張ったおかげとKが10枚もの応募はがきに住所と名前を書いてくれた協力もあり、無事投函することができました。
大当たりすれば2万円が貰えるのですから、無職の身としては大きな事業ですよね。

で、気が付いたらサーバーとの契約解除を申し出る期限を過ぎていました。

おまけに連日の雨が上がり、暑い日が始まってから「ホームページを見たのですが、ゼオライトはまだ扱っておられるのですか?」という問い合わせが続きました。

雨上がりで暑くなるとわんこにトイレをさせている庭なんかで、あのモワーンとした排泄臭が立ち上り、自分たちはもちろんお隣さんにも迷惑をかけてしまいますよね。

『ホームページを見て』ということなら、ゼオライトがわんことの暮らしにいかに必要かということをたくさんの愛犬家に伝える必要があると思いを強くしました。
ゼオライトを庭に敷くだけであの臭いが消えるわけですからね。

で、ゼオライトの販売は継続していることを伝えるためと、サーバーに解約期限切れに伴う違約金を払うバカらしさを天秤にかけた結果、このホームページとメールアドレスの1年延長をすることになりました。

サーバー料金とゼオライト売り上げの利益を計算すれば、明らかにバカ臭いのですが、クロスワードパズルはとってもお気に入りだったので応募期限に間に合ってよかったです。

ともあれ、昨日も今日も暑い札幌から千歳にドライブし、肌寒いほどに快適な昼下がりを17歳4か月に入ったアモと過ごしてきました。
 

酔いの中でちょっとだけ 2018年07月18日(水)

  我が家の愛犬アモが17歳と4カ月目に入る日を迎えました。

普通にわんこと暮らしていると、「何歳ですか?」と問われると、○○歳ですと答えるのが普通かと思います。
が、重篤な病気のわんこや老犬の飼い主は「○歳と○ヶ月」と答えたくなってしまうようです。

そして実際に愛犬を亡くした飼い主は、何歳と何ヶ月何日でしたと言ってしまうのです。
その言葉に亡くなるまでの数日の記憶とそれまでの想いが刻み込まれていて胸にジーンときますね。

で、カフェを閉店し、まったくの自由人となった私とKは仕事にせかれることなく、空調の行き届いたトレーラーハウスでのんびりと老犬アモとの生活を営んでおります。

アモが17歳を過ぎた頃から老犬介護の専門職みたいにやっています。
痛み苦しみが出た時には即座に安楽死の準備をしているのですが、まだそうじゃないようだからたぶん完璧な介護が行われていると思っています。

今の私にとっては全然苦労でも苦痛でもない普通の対応で、夜中の時間が楽しみでもあるのです。

アモの意識レベルは正常です。
立ち上がりの際には補助してもらうと数メートルは自力で歩けますし、その間に排尿もします。
身体はほとんど思うようには動かせませんが、意識だけはしっかり持っています。

排便は一日3回グリセリンに浸した綿棒で、私が肛門を刺激することで完璧にできております。肛門周辺の異常もありません。

酔いのない中でそのうちもうちょっと書きますね。
 

満願成就 2018年07月03日(火)

  2012年9月20日に立ち上げたファーガス基金が、5年9カ月の時を経て、先月末に目標額の150万円を達成しました!

6月14日;コバヤシ○○○様から振り込み3000円
6月30日;我が家のトレーラーハウスに設置の募金箱4930円(本日入金しました)

これでファーガス基金の総額は150万6571円!
バンザーイ・バンザーイ・バンザーイ!!!

ドッグカフェナガサキ閉店から10カ月になりますが、閉店後も皆様からご支援をいただき目標達成となったことに感慨無量です。
皆様と共に大喜びしたいと思います。

オーストラリアで生まれ育ち、横浜で訓練を受けて北海道へやってきた介助犬ファーガスは、最初の1年は環境に適応できず医療費がかさみました。
使用者のNさんは行動範囲が広がり、日常生活行動が以前のようにできるようになりましたが、同時に経済的負担が重くのしかかりました。

私たちが普通にできる生活行動がファーガスがいることでNさんもできるようになったけど、そこに経済的負担がかかるのはフェアじゃない。
で、基金を立ち上げたのでした。

当初の医療費負担も含め、これまでにファーガス基金のおかげで88万5千円が活用され、今日現在の通帳残高は62万1571円となっています。

ファーガスは8歳だから、たぶんこれだけあれば今後の活動費・生活費・医療費は賄えると思いますし、葬儀も出せると思っています。

ファーガス基金は公的に登録されたものではなく、ドッグカフェナガサキを営んでいた私とKが、たまたま交通事故で車椅子生活となったNさんと出会い、介助犬を紹介し、ファーガスと暮らすうえでの費用を何とかしたいと訴えた結果、カフェのお客様やこの欄を通じて賛同してくださった方々によって構成され達成されたものであります。

組織団体としていつまでも継続されるものではありません。
今日までにおよぶ入金状況や出金記録は通帳にあります。
たぶん今日がファーガス基金の最終報告になると思います。
個人としてはそれなりにやってきたつもりでいます。

もし、この先ファーガスが引退し、まだ若いNさんが次の介助犬を希望した際にはファーガス基金シーズン2が必要となるでしょう。

私とKがそうだったように、きっといつか誰かがどこかでアクションを起こすはずです。
アンテナを張っておいてください。そしてそんときにはまた協力をお願いいたします。

さて、まだこの欄が生きている近いうちに、17歳と3か月目を生きている我が家の愛犬アモの老犬介護のことを書けたらと酔いながら考えております。

ともあれファーガス基金の成就にカンパーイ!!!!
 

それぞれのフィールドオブドリーム 2018年06月01日(金)

  17歳を過ぎたアモと、カフェを閉店して全くのフリーになった私は毎日毎日お出かけしている。
アモは、駐車場に車を止めてそこから目的のところを歩くということがだんだんできなくなっているから、止めた場所のすぐ横が芝生のくつろげる場所、というところへのお出かけが多くなる。

千歳だったり長沼だったり、最近は栗山や岩見沢が増えている。
近くにもそんな場所はあるけれど、札幌だと人や犬がそれなりにいてどうもくつろげない。

老犬の面倒をみているという風にみられるのも嫌だし、そんな会話もしたくないし、誰もいないところでアモとのんびり時間を過ごすのが楽しく、時たま誰かと出会って話すくらいがちょうどいい。

北海道日本ハムファイターズの栗山監督が、同名のよしみで栗山町に栗の樹ファームという少年野球場を作ってもう何年になるだろう。
ケビンコスナー主演のフィールドオブドリームはトウモロコシ畑の中の球場だったが、ここは桜や栗の木その他雑木に囲まれている。
ここの木陰の芝生で、誰かがキャッチボールをしながら楽しんでいるのを見ながらアモの全身を柔らかい布で拭くのが二人の楽しみでもある。

どこも車で3〜40分、30キロ程度の距離がちょうどいい。

さてさて、6年前に車いす生活のNさんが介助犬ファーガスと暮らすようになり、Nさんは我々健常者に近い生活行動手段を手に入れましたが、如何せんファーガスはわんこですのでその生活費が家計に重くのしかかりました。
我々に近い普通の生活をするだけなのにNさんに金銭的負担が個別にかかるのはフェアじゃないと考えた私たちは『ファーガス基金』を立ち上げ、ファーガスの一生を大雑把に計算し、目標額を150万円とはじきました。

6年後の今年、いよいよ、そのファイナルが・・・
5月7日;天国の茶々丸さんから2000円のお振込み
6月1日;トレーラーハウスの我が家(旧カフェ募金)に寄せられた募金は1万102円

じぇじぇじぇ!!ふぎょぎょ!!
そのトータルは5月末で、な、な、なんと
149万8641円でした!

つ、つまり、あと1359円ってこと?
ど、ど、どうしよう??

これまでファーガス基金にお振込みいただいたみなさん。
ここではお名前を出さないけど私はしっっかり覚えているし、何よりそのご厚意は通帳に刻まれていますよ。

カフェ募金に多額な募金を続けてくれた方を知っています。助かりました。
こまめにいつも積み上げていただいた方が私の知ってるほとんどで、この基金の底力でした。
一発募金はありがたかったです。なんかの時のお返し替わりだったり、記念だったり、ただ、ギャンブルで一発当てたという方は結局いなかったみたいですね。

カフェに来られていた方、全くそうじゃない方、愛犬を亡くされた方、ひょんなことから繋がった方

来月、サーバーとの契約更新が切れますのでこの欄を含めドッグカフェナガサキのHPは消えることになります。
その前に私とKが立ち上げたファーガス基金が満願を迎え、そのことを皆様にご報告できることは私とKにとっては、フィールドオブドリーム/栗の樹ファームに通じる感慨があります。

皆様方のおかげです。心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

私とKそして我が家の愛犬アモは、旧カフェ横に設置したトレーラーハウスで過ごしております。
おれるうちはここにおります。
 

あとわずか!ファーガス基金 2018年05月03日(木)

  ゴールデンウィーク後半は、寒い小雨の一日となりました。

ファーガス基金4月分のご報告です。
4月1日;受取利子3円
4月3日;和歌山のゆきちゃんから3,000円お振込み(ありがとうね、ラストもう少し頑張ってます。生命/いのちのCD今でもよく聞いてます。)
4月4日;天国の茶々丸さんから2,000円お振込み(2代目は元気でしょうか?)

そしてまだ続いているカフェ(我が家のトレーラーハウスに来られたお客様)募金は3,972円でした。
それで4月は計8,975円で、合計148万6539円となり、ファーガス基金はあと1万3461円で目標の150万を達成できます。
みなさん、まもなくですね。
ファーガスとNさんも安心して活動できます。

さて、我が家の愛犬アモ、17歳と2週間を過ぎ、調子のいい日もあればあまり歩かない日もあったりと、それなりの老後を過ごしています。
まあ、この年でまだ寝たきりでもなく、トイレも食欲もほぼOKなのですから大した男です。

「もうそろそろいいんでないかい?」と私の言葉をバネに反骨精神を奮い立たせておるようです。

カフェの営業中は定休日の週に2回のお出かけでしたが、今ではほぼ毎日のドライブで、乗り降りの抱っこで私の右腕はひどく痛んでいますし、ガソリンの給油も毎週で懐も痛んでおります。
毎日が定休日だから私自身のアルコール消費量も高止まりして、いろんな追い打ちが重なっております。

つまり日々幸せな時間を過ごしています。
形あるものは壊れ、生あるものは終えるのですから私たちにとって、どんな終わりを迎えたかはどうでもいいことで、どんな日々を過ごしたかが一番の関心事となっています。

裏庭のエゾヤマザクラが小雨の中散り始めました。見事な美しさです。桜はその盛期も終わりも美しいのですね。
でも桜は枯れたわけではなく来年もまた咲くのでした。

やっぱ、り、日々が大事です。
 

17歳の誕生日に 2018年04月18日(水)

  ドッグカフェナガサキは昨年閉店しましたが、サーバーとの契約が7月まで残っているので、この欄をそれまではたまに更新しています。

さて今日、我が家の愛犬アモは17歳の誕生日を迎えました。
ラブ×ゴールデンの大型犬クロスだから、それなりに稀有な年齢を迎えられたことをいろんな方に感謝いたします。

最盛期32キロだった体重は26キロ代にライザップされました。
食欲は、朝は8割、昼のおやつは12割、夜は10割、夜食は駄々っ子並みといった具合でしょうか。

脾臓がんで余命6か月の診断を受けてから5年経ちました。
アモの身体の中がどうなっているのか、以後知りたくもなかったし、治療もする気はなかったのでわかりません。
たまたま私たちのあきらめが合っていたのだろうと今だから思えます。

一人で立ち上がることもできますが、頼る仕草が多く、結構補助しています。
自力で10メートルほど歩けますが、右へ右へと斜行する傾向があります。
後肢ベルトの補助があれば、4〜500メートルは休み休み歩けます。若い頃は禁止されていた臭い取りが、今では解禁されてモチベーションがあがっていますから。

耳は相当聞こえない(地獄耳はあり)ようですが、目は生活に必要な程度には見えています。
見る気がないときに見えてないのは、私にも言えるようですし、普通に歩いていてつまづくのも同じです。

元気バリバリでないのは明らかです。
オゾン療法を続けております。

好天でポカポカの今日の午後、いつもの長沼でニコニコしながら過ごしました。

いつまでも続くわけはないけれど、もう少しの時間をどう過ごすか自由に選べる私とKはニンマリです。

もうチョイ、楽しみますね。
 

最後のエイプリル 2018年04月01日(日)

  長い間お待たせいたしました。

本日、ドッグカフェナガサキは再オープンいたしました。
告知が遅れたせいでしょうか、残念ながらせっかくの日曜日なのにお客様はゼロでした。

本当に残念でした。
また、来年の4月1日にオープンしますのでご来店をお待ちしております。

さて、ファーガス基金2018年3月分のご報告です。

3月5日;天国の茶々丸さんから2,000円の振り込み
3月6日;コギシバサクラさんから2,000円の振り込み
ファーガス募金は4,010円で、3月は合計8,010円の浄財が基金に入金されました。

これまでに寄せられた額は1,477,564円となり、目標額の150万円まであと2万2436円と近づきました。

目標達成が現実味を帯びてきましたね。
このホームページが閉鎖される前に、達成祝賀の感謝祭みたいなご案内ができればいいですよね。

ところで、我が家の愛犬アモ。
あと18日で17歳になります。
なんとかそれまで自力で歩けるよう頑張っていますが、ここ1週間でちょっと衰えてきました。

後肢がどうももつれてしまい、ベルトでの補助が必要となりました。
でも、新品の靴を履いて数百メートルは歩いていますし、雪も解け乾燥した芝生がある長沼温泉では素足で存分にくつろいでいます。

ボールを顔近くに投げるとお約束のジャンプをして咥えようとポーズをとってくれます。

Kと私とアモ3人で存分に幸せを感じながら、雪が消え暖かくなる日々を迎えております。
 

17歳に王手のアモです。 2018年03月18日(日)

  カフェ周辺では雪解けが進んでいます。
千歳や長沼に行くともっともっと雪がなくて、とっても羨ましくなります。
でも、今の私は全くの自由人ですからアモと千歳・長沼まで毎日いつでもドライブに出かけることができているのです。

アスファルトが出てきたから、歩くときは爪を保護するためにアモに靴を履かせなければなりません。
でないと100メートルで出血するでしょう。

去年の秋、もうこの靴を履かせることは二度とないと思い込んでおりましたが、また新しいのを注文しなければならないようです。
そんな繰り返しを、アモが脾臓がんと告知された5年前から続けています。

そして今日がアモの16歳11か月の小誕生日で、来月の今日17歳になります。
毎日2回は歩いています。ドライブが大好きです。
ひょっとしたら本当に17歳になるかもしれませんね。

食欲は旺盛。ただ、この数か月、夜に起きてはうろうろして私とKに『ボケたか?』という疑念を抱かせておりました。
でもどう見てもそうじゃないんですよね。
そう確信したのは、夜中までうろつくアモに「いい加減にせい!!」と眠かった私が怒鳴りつけて(耳は9割方聞こえてない)から横になるよう押し倒したんです。
そしたら朝まで黙って寝るようになったんです。

「これはまずい」と思いました。
ボケていないアモが、訴えたいことがあって夜中に何度も起きて私たちを起こすけど、結局叱られるから静かになる。っていう構図ですよね。
アモが主張するということは、ちゃんとした理由があることをこれまでの暮らしの中で知っています。

普通に食べても老犬は徐々に痩せていきます。
病気がある老犬は食欲やウンチの状態など管理が大変で、皆さん苦労されていることでしょう。

そんな苦労をされている方の邪魔にはなりたくないのですが、苦労する老犬飼育をするつもりは私には全くありません。
愛犬が“辛い”って意思表示をしているのに一日でも長くなんていう選択肢は私には全くありません。
念のため。

で、夜中に歩き回るアモを叱りつけたことにちょっとした罪悪感を感じた私は、コンビニで売ってる小さなクロワッサンを一個あげました。

するとどうしたことでしょう?
一個をあげたその夜から、毎回一個あげると連続1週間になる今日まで我が家の愛犬アモはすやすやと夜を過ごしているのです。
腹が減るというのは、私たちのいつもの感覚とは違うもっと特別な感覚のようです。

老犬アモはまだたくさんのことを私に伝えてくれています。
多分少しボケていると思います。
でも基本の基がしっかりしているから、とっても安心だし面白いのです。

春の日差しを感じられる今、もう少し一緒に過ごせればいいなと思います。
 


- Web Diary ver 1.26 -