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今からおおよそ十万年前に、人類はアフリカで誕生したらしい。 そしておおよそ一万五千年程前、狩猟生活を送っていた人類と犬の祖先である狼などが結びつくことになる。
1.その頃、昼間は狩などを行っていたある人類の群れの近くに、夜になると夜行性の凶暴な動物たちが徘徊し、時には襲われることもあり、人類の群れは心休まることなく身を寄せ、火を絶やさず見張りを立てていた。
2.その人類の群れは、肉を食べ毛皮を剥ぎ骨を武器に加工するなど自分たちが射止めた動物を最大限に活用したが、不要な物は群れの外に廃棄した。
3.そのうち群れの周囲にはその廃棄物を求めてさらに動物が集まり、中でも狼など犬の祖先が優位性を示すようになった。
4.狼などは人類を襲うという危険を冒すより、その廃棄物に糧を得る方が得策と考え、彼らの行動に徐々に変化が生じた。 つまり、人類の廃棄物を独占するため自分たちの縄張りに他者が侵入することを許さなくなったのだ。
5.夜行性の狼は他者の侵入を吠えることで仲間に知らせ、群れで撃退するようになった。 そしてこのことは、人類の群れに安息の夜をもたらすようになり、廃棄物には手心も加えられるようになってお互いの共生関係が暗黙のうちに築かれるようになった。
6.ある時、何かがきっかけとなって親から離れた狼などの幼獣を人類が手にすることがあった。 愛らしい幼獣を育てるうち、群れの仲間に可愛がられたり、群れを守っていた狼などが個を守るようにもなったことだろう。
7.草原で暮らした人類の犬の祖先は、草よりも背丈が高く速く走るようになったし、水辺で暮らした彼らは泳ぎがうまくなり、闘うよりも回収に喜びを見出し温厚で従順になった。
そして現代。 ローレンツ博士などが推測した上記の情景に私も同調することができる。 なんとすばらしい巡りあいだろうか! 餌を撒けば動物は集まる。(まるで理性が進化していない現代人みたい) だが、その動物が人類と狼などであったことが重要なのだろう。(猫も近いがまた別の繋がり)
北海道では人里にエゾシカやヒグマが出没している。 本州ではイノシシや猿が問題となっている。 大昔にもそんな動物に近いものは存在していただろうに、なぜ人類と狼などの祖先が結びついたのか? なぜ猿と狼ではなかったのだろう?
酔いが回っておかしな方向に行きそうだ。 我が家の愛犬アモの寝顔を見ながら、一万五千年前からの人類と犬の出会いというものや宇宙の仕組みというものは死んだら知ることが出来るのかな?…
やっぱ、おかしな方向に向いているからおやすみです。
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