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「ペットショップに犬と触れ合うコーナーがあって、そこの犬たちを入れ替えることになり、今まで使っていた犬を譲渡する話があって、引き取るかどうか迷っているのですが…」 既にウェスティーの雌犬を飼っておられる方が、ケアンテリア5歳の未去勢犬の引取りで悩んでおられ今日カフェに相談にこられた。
人の優しさにつけ込んだ生体販売を行うペットショップの新たな手口が垣間見られる相談に唖然とし商魂の逞しさを憎憎しく思った。
私が勝手に想像し、恐らく現実的なストーリーは以下のようになる。
1.身の毛もよだつ生体販売システムを行う大手ペットショップでは、成長しすぎて売れ残る犬たちが必ず存在する。
2.そのような犬たちは金がかからぬよう人目に付かないところで遺棄されたり、処分されたりしていたが、別ルートで怪しげな組織に引き取られることもあった。
3.ある程度金がかかるのは仕方がないと考えた良心的な?業者は、動物管理センターに持ち込み、金を払って殺処分を依頼していた。
4.時代は進み、そのような対応に反発するまともな心を持ったスタッフが現れ、最初のうちはそんな人間はクビにすればよかったものの、内部告発が行われ犬がらみのいろんな事件がマスコミを通じて報道されるようになり、世間の風当たりを意識するようになると悪徳経営者は新たな方向を模索し始めた。
5.「そうだ!」と膝を打った悪徳業者は、純粋に犬を愛しその道の専門学校などで学んだ若者たちを安く雇用して、売れ残った犬たちのしつけを託し、『ふれあいコーナー』なる代物を開設して、一般の人々の心を誘惑し生体売り上げを伸ばすことに成功した。
6.そして『ふれあいコーナー』の犬たちがある程度の年をとり、マンネリ化すると『入れ替え』を行い、過去の犬たちは良心的なスタッフが引き取ったり、今回のような“愛犬家の良心につけ込む”分譲が行われるのであり、最終的には処分されるのである。
何度も書こう。 現物展示の生体販売など許されないのだ! 最初のボタンの掛け違いは、どんなに問題を先送りにしても根本を解決しない限り新たな問題を生じるだけなのだ。
「だけど犠牲に出来ない犬が目の前にいる。」 今日の相談者の優しさには心打たれるものがあり、その反発を悪徳業者に数万倍に増幅して打ち返してやりたいと心から思った。
犬を飼う前にはドッグカフェナガサキで相談しよう。 生体販売を行うショップなど根絶させよう! そんなショップで働く良心的な人間からの内部告発に耳を傾け彼らを勇気付けよう!
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