From the North Country

人として 2015年05月07日(木)

  今夜は、わんことかドッグカフェとは全く関係のない話です。
1年ほど前のイヤな記憶を思い出したので書いてみようと思っただけのことです。

老眼が進み日常生活に不便を感じていた私に、ある日のドライブの途中、お気に入りのキャスターがラジオから『凄い老眼鏡』みたいなコマーシャルが入った。

いわく、左右の見え方が違っても簡単に調整できる機能を持った『魔法の老眼鏡』のようで、スタジオで試しながら「凄い!」を連発していた。

加齢に伴い、見え方に左右差が出てきて、100円ショップの老眼鏡ではうまく調整できない私にとって耳寄りな情報であった。
渡りに船とばかりにすぐさま電話を入れて注文した。

パートかアルバイトであろうテレオペ(テレフォンオペレーター)の女性はとても親切に対応し、マニュアルどおりに『この商品は返品ができませんがよろしいでしょうか』と最後に付け加えた。
勿論私も同意した。

ところが後日送られてきた1万円ほどの商品は、小学生の科学雑誌の付録みたいな樹脂製のおもちゃで、100円ショップの商品どころか到底老人が老眼鏡として使用できるものではなかった。

悔しさに打ち震えた私は『返品ができない』条項を知りつつ電話を入れた。

テレオペの方はマニュアルどおり丁重に「ご不満があるのですね」と取り次いでくれた。

次に電話をくれたのは明らかに社員と思われる女性だった。
ご不満があったのは申し訳ないけど、この商品が如何に受け入れられ喜ばれているかを述べた後、一部にはあなた様のような不満もあり、だから返品はできない旨を注文時にお伝えしたはずと主張した。

ムカッとした私が急に冷静になった。
彼女の声が娘の声のように思えたからだ。

「あなたお名前をもう一度聞かせてください」
「○○と申します」
「○○さん。これ以上の苦情は申しません。返品できないことは知っていましたからね。」
「そうですか、ありがとうございます。」
「でもね、私の思いは分かるでしょ。それを叶える会社に変える社員になるか、そんな会社はさっさと辞めるか○○さん考えた方がいいですよ」と無責任に言ってしまった。

最近のラジオを聞くと、人気のキャスターがそんなコマーシャルに動員されているのだが、言葉は派手にもかかわらず、『やらされています』という微妙な発信をしているのを感じる。

ともあれ人としてちゃんと働き、普通に生きましょうね。人として。
 

今日からアモの散歩はワンウェイチケット 2015年05月05日(火)

  GWもそろそろ終わりですね。
カフェでは例年通り常連さんの姿が減少し、初めてご来店のわんちゃんが目立った日々でした。

さて、ここ数日、体調を崩していた我が家の愛犬アモ。
昨日の散歩の様子を見て、ちょっとした決心をしました。
12歳を過ぎてからは惜別の思いを込めて、これまで定休日だけはいろんなところに出かけ、途中のコンビニに寄ったりしてアモにもいい思いをさせてきましたが、これからは日々の散歩にコンビニを加えることにしました。

先月14歳になって想定以上に長生きし続け、犬生の下り坂に入っている中、コンビニだけは目ざとく見つけ、そこに誘導しようとするエネルギーはたいしたものです。
でも、日常の散歩に取り入れると栄養学的にも家庭犬としての自覚にも悪影響があるので、これまで厳しく律してきたのですが、もう、そのタガを外していいように昨日思えました。

今夕、「アモ、歩けるだけ一緒に歩こう」と散歩に出かけると、いつものようにコンビニに続く交差点で私をちらりと見る。
普段なら、「やっぱりここで曲がるのか」と残念がるアモに、今日は「いいよ」と合図した。
途端に足取りが軽くなる。
実は昨日で切れた焼酎を買う予定が私にもあった。

コンビニに着いて私はKに電話を入れた。

買い物を終え、アモも戦利品を食べ終えた頃、Kが車で迎えに来てくれた。

そう、これからはそういう戦略でアモの散歩をサポートし、下り坂の中で少しばかりの喜びブレーキをかけて転げ落ちるのを遅くしようと考えている。

目標があれば頑張れるのは人もわんこも同じ。
けど、コンビニで目標を達成したアモの帰りの歩きは途方もなく牛歩となる。
だから目標への片道の距離を長くして歩き、車で帰る。
Kと私の生活の知恵でアモの寝たきりを防ぐのだ。

ところで今日のアモの散歩中、交差点でキャンピングカーが信号待ちで止まった。
助手席のトイプードル3匹がアモを発見し、激しく吠えたてた。

関連するお話についてはまた今度。
 

ファーガス基金2015.4月 2015年05月01日(金)

  昨日はファーガス基金のご報告をしようと思ってこの欄を更新したのに、まだ明るい夕方から飲んだくれて肝心なことを書くのを忘れてしまいました。

4月分のご報告です。
カフェ募金が9,756円でした。(内お札は6,000円)
ご協力ありがとうございました。

これまでに寄せられたファーガス基金への浄財は90万7455円となり、目標の150万円まであと59万2545円となりました。

ファーガスがNさんの介助犬となって今月の9日で3年になります。
これまでのご協力に心より感謝申し上げます。

昨日書き忘れた肝心なファーガス基金のご報告を、今日も定休日で、外が明るいうちに酔っぱらった私が潰れる前に書くことができました。以上。
 

半月早い春爛漫 2015年04月30日(木)

  最高気温が25度を超え、夏日となった定休日の今日、我が家の愛犬アモといつもの長沼を楽しんできた。
キタコブシ・エゾヤマザクラは満開で、窓を全開にしてのドライブは快適な時間だった。

ゴールデンウィークなのにカフェの定休日(木・金)は、今年見事に隙間の平日となってるから自由に休めて出かけられる。
暖かい中でのこの時間は、厳しい冬を乗り越えた者にとって本当に至福のひとときと感じられる。
景色のすべてが輝いていた。

地元で採れたアスパラとウドそれに佐藤精肉店のジンギスカンを購入。
これがまたうまい!

明日は昼間っから焼いて食べるぞ!

冬は冬で楽しいこともあるし、虫とかダニやヘビ・ヒグマの不安もないから好きなんだけど、これからの季節は天気さえよければ、『普段着』で暮らせるという喜びがある。

『冬の装備をして構えなくてもいい』という“油断”を持てるのが、ちょっとした“ゆとり”になる。
甘いのは分かっているけど、この春はそんな気分を存分に味わいたい。

甘いと言えば太平洋側の日高ではウニが最盛期だよな。
オレンジ色のつぶつぶに包まれたバフンウニのどんぶりは実にうまい。

静内の桜並木も圧巻だな。
今、あの場所をアモと散策できないのがとても残念に思う。
その訳は数年前、馬産地のあの場所で自分のわんこをコントロールもできないバカ飼い主が犬を放ち、馬を興奮させて結果的に死なせた事件がきっかけとなり、わんこ立ち入り禁止となった。

陽気な春は嫌な記憶も蘇えらせてしまった。

ちょっと気分が良くなって甘えたくなる季節だけど、わんこの飼い主としての自覚を忘れないようにしよう。
 

臨時休業 2015年04月26日(日)

  本日4月26日(日)カフェは臨時休業とさせていただきます。

突然で誠に申し訳ありません。

明日27日(月)から通常営業いたします。
なお、レッスンおよびお散歩チェックはしばらくお休みさせていただきます。
 

自分なりの時代を生きる 2015年04月24日(金)

  GWを前にこんなに暖かい日々の記憶はない。
38年前から北海道で暮らしている私の記憶だから、それ以前を言われれば答えようがないけれど…

38年前頃の札幌
今より外飼いのわんこがいた。
今ほど小型家庭犬はいなかった。
冬には職場から暖房手当があり、金銭の代わりに石炭を庭の置き場に置く家があった。
そのうち灯油ドラム缶いくつという制度に変わった。

多くの脇道は舗装されていなかったから、雨の日に散歩すればわんこはドロドロになった。
車のタイヤはスパイクだったから、春先にはアスファルトを削ったほこりが舞い上がり、のどが痛くなり見通しもかなり悪かった。

ちょっと町から離れればわんこの放置ベンがいたるところにあった。
わんこと散歩する人の片手には小型のスコップがあり、それで埋めるか草むらの向こうにはじき飛ばしていた。

ドッグフードが普及し始め、着色された粘土のようなうんちをしていた。
今でもそんなウンチをするフードが安く売られているから飼い主の支持はあるのだろう。

私の場合、北海道盲導犬協会で働きたいと決めて、3月に奈良から札幌にやってきた。
学生時代に就職活動などしたことはなかった。
働きたい職場だと自分で勝手に決めて勝手に札幌に来た。
当然、すぐに採用はされなかったから、ススキノでアルバイトを考えていた。
親からもらった10万円がとても助かった。

5月に協会で採用されたが、親は私が3月から働いていると思っていて協会に電話をした。
まだ雇われてはいない私を、みんなで探したらしい。
そのことが採用の手助けになったのかどうかは知らないが、ともかく希望通りの職場で働けた。
そんなことが許される最後の時代だった。(心意気次第では今でもいつでもあり得ることだろうけど)

わんこと室内で暮らすことが普通になったのが北海道だ。
家の作りが向いているし、道民の感性がそれを受け入れる。
38年経ったがここでの暮らしにとても満足し故郷だと心底思う。

今日も突然、右足にけいれんを起こし倒れ込みそうになる我が家の愛犬アモだったが、マッサージを繰り返して一応歩けるようにしてから長沼に出かけた。

今を受け入れ、今を主張し、いいと思うことを行う。
時代や周りに振り回されることなく自分を生きていくことに今後も変わりはない。

暖かな日々の中でそうやって過ごせることが昨日今日はありがたかった。
 

もう少し歩こうか 2015年04月18日(土)

  アモの14歳の誕生日を意識したわけではないが、昨日の定休日リュックを背負って自宅から散歩に出かけた。
どこまで歩けるかな?
軽い気持ちだったが、道路から森の緑道に入るとアモは以前と変わらぬ歩きで木々の空気を感じ、満たされるように歩を進めていた。

道路に戻る長い上り坂を蛇行しながら歩く。
これが後肢のリハビリになるのか、その後の動きが良くなる。

3キロほど歩いたところでコンビニ発見。
アモはコンビニの店名に関わらず、それがコンビニと見抜く特技があり、見つけるとドアまで誘導し、自分は入り口の横で伏せて『なんか買ってこい』と合図する。

ちょっと一服と小腹を満たしてまた歩き始める。

いつもの散歩はアモにとっては巡回という大切な仕事だから、臭い取りが欠かせない。
だけどお出かけは巡回ではないから、景色を楽しみながら淡々と歩き続ける。

国道に出て長沼方向に歩くと、道路の向かいにまたもやコンビニを発見。
ちゃんと横断歩道に誘導し、意思を伝えるアモ。

アモはコンビニに誘導するだけでなく、ベンチやあずまやを見つけるとそこで止まって私の顔を見る。
この日はバス停の待合だった。
『ちょっと一服しようか』

そんなこんなを繰り返し3軒目のローソンがこの日の終着となった。
雨が降るという予報だったので、Kにお迎えを頼んでいたのだ。

2時間ほどのお出かけで距離は6キロだった。
のんびりとならこれからもうしばらく歩けそうだ。
結果的に14歳の思い出がひとつできた。

誕生日の今日、早めの散歩に出かけると途中から『今日はこっちへ行こうか』とアモが促したが、カフェはまだ営業中だったので丁重にお断りした。
 

今夜はお知らせとコマーシャル 2015年04月16日(木)

  気を緩めるとすぐに更新が滞ってしまいますね。
カフェはいつも通り、のんびり営業しております。

さて、『お知らせ欄』にも書きましたが、来月5月28日(木)〜6月1日(月)にかかるわんこのお泊りはお受けできませんので、よろしくお願いいたします。

それと今夜はゼオライトのPRです。

冬の間はわんこの排泄臭も抑えられていましたが、これからはあのモワーっとした臭いが漂う季節となります。
庭や敷地でわんこの排泄をさせている方は、ご近所への配慮が欠かせません。

住宅街にあるドッグカフェナガサキでは、“ゼオライト”でこの問題を解決しています。

小砂利程度の大きさですが威力は抜群で、12年目のカフェのガーデンはわんこ達のトイレになってもいますが気になる臭いはないのではと感じています。

カフェではこのゼオライト20Kg入りを1850円で販売しています。
道内なら2袋以上の注文で送料無料でお届けできます。
道外の場合は地域により送料が相当高くなりますが、それでも一般に売られている値段より安いと思われます。
よく分かりませんがネットで調べてみてください。

地面の状態によって違いはありますが、1畳あたり1袋/20Kgを目安にされると充分ではないかと思います。

あの立ち込める嫌なにおいからすぐに解放されますよ。
ってか、飼い主は意外と慣れてしまっているため気付かないかもしれませんので、ご近所への配慮と考えて敷かれることをお勧めします。

わんこ臭に対する慣れというものには、お互い気を付けましょう。
カフェの臭いが気になった時は是非こっそりとお知らせください。(もう12年ですからそれなりのものはご容赦を)

もうひとつ、愛犬の吠えに慣れてしまっている飼い主さん。周りの人はドキッとして心臓に悪いと感じる場合が多々あります。
こちらはゼオライトでは消せませんので、是非しつけとマナーの方でよろしく。
 

ゴールデン/金時、1歳 2015年04月05日(日)

  昨年の6月1日、N家にやってきた生後2ヶ月に満たないゴールデンの金時。
盲導犬でいうところのパピーウォーキングの始まりでした。

まずはトイレトレーニング。
「1週間で成功率を80%にしましょう」と、そのコツをアドバイスしたが、Nさんはその日のうちに100%を達成し、その後も一度の失敗だけで難なくこの課題をクリアした。(トイレのしつけなんてそんなものものなんですよ。わんこのために費やす時間を含めた本気度と知識とセンスがあれば。だってわんこは粗相なんてしたくないんですから)

次は遊び心への対処。
つまり多くの場合、噛みつきと何でも口にする生来的行動でした。
噛みつき遊びで狩猟(生存)本能を鍛え、噛みつかれることで抑制を学習し、「それはやめろ!」という対応で人間社会を学びました。
何でも口にして食べてしまうことには、『イヌだからこうやって学習するんだ!』という金時の主張に対し『人間だから事前に危険性があることが分かってるからダメだと言ってるんだ!』と一方的な権力を行使しました。

いろんな人に抱っこしてもらいました。
本当に小さい時から外に連れ出しました。
“ワクチンが終了するまで外に出してはいけない”
そんなウソどころかあやまちはクソ喰らえでした。

外を歩くと見たことも聞いたこともない出来事があって不安いっぱいだったろうけど、徐々に慣れていった。

我が子のように人間だったら、「委縮せず自分の好きなように感じるままに生きよ」と育てただろうが、金時はわんこだから、「これ!それはダメだ!」「よし、そうだ!」と一方的な指示が多かっただろうし、それはこれからも続く。
(実際の我が子は最初はそうやって育て、ある時からちゃんと自立していきました)

そんな繰り返しが今、結果となって表れている。
イヌから犬へ。
脳がそのように解発されたわんこになったのです。

金時の犬としての振る舞いを見て私はとても満足している。

わんこの最初の1年は、人間社会での適応を育むこと。
それを忘れてはいけない。
その後どういう道を歩むかは知らないけど、その基盤こそが大切であり、それを身につけてさえいればどこででも生きていける。

この10か月、私もその成長に関わってきて、昨日金時は1歳の誕生日を迎えました。

毎日カフェに通っていただき、仔犬の成長をこんなにつぶさに観察し関わったのは初めての経験です。
とても勉強になり、自信にもなりました。

N家には心から感謝申し上げます。
 

ララの死、それでもファーガスは補助犬 2015年04月03日(金)

  アリ・ララちゃん。
カフェでこう呼ばれていたM家のゴールデンのアリーが一昨年の9月に逝き、昨夜同じくゴールデンのララちゃんが亡くなったとのお知らせを受けました。

充分に生きたわんこでしたが、いつまでもそばにいるのが普通と誰もに感じさせるわんこでありました。
命ってやはり尽きるのだなって今日あらためて思いました。

ララ、ありがとうね、いろんなこと。

定休日の私はそんなメールを夜になって読み、日中は先月のファーガス基金に寄せられたカフェの募金を集計して入金してきました。

気持ちを切り替えてご報告いたします。

3月中にファーガスのカフェ募金に寄せられた金額は1万1720円でした。(内お札は8千円)
利息が48円ありました。(正確には利子74円で、税金が14円。それにボランティア募金への寄付が12円で差し引き48円ということです)

毎月毎月ファーガス基金への募金ありがとうございます。
こんなことが長く継続できてることがドッグカフェナガサキの誇りです。
感謝というか連帯をいつも感じさせていただいております。
ありがとう、頑張りましょうね。

ファーガス基金目標額:150万円
2015年3月末までに寄せられた金額:89万7699円となり、目標額まであと60万2301です。

凄い!
もうすぐ目標額まで50万円台になります。

達成までカフェも頑張りたいのですが、今は何とも言えません。
出来るだけ早く達成したい思いで頑張っています。

目標まで残り3分の1くらいかな。

そのくらいなら何とか踏ん張りたいよね。
カフェももうちょっと頑張るから皆さん頼みますよ。
 


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