From the North Country

我が家の愛犬アモ16歳4カ月 2017年08月20日(日)

  一昨日は我が家の愛犬アモの16歳4カ月の小誕生日でした。

次の誕生日はもう無いだろう。と、1年以上前から続いている毎月の誕生祝のステーキのトッピングですが、このところ、いよいよ老犬らしく朝ごはんの食べ方が鈍くなってきたり、時折ウンチが緩くなったりしたので今月はちょっと違いました。

理由は私とKで違います。

Kは、ステーキにすると最近はお腹を壊すと冷静に分析し、茹でて脂分を取り除いてから与えるべきだと主張するのです。

一方私は、朝は食欲がないから、フードの上に食欲をそそるものをトッピングしたりしてるから、時々お腹を壊すんだと主張し、せっかくの牛肉をステーキにせず、茹でてパサパサにして食べさせるなんて絶対美味しくない!と、アモのごはんなのにまるで自分の立場に置き換えて叫んでおります。
死んでもいいから旨いもんを食わせろ!と。

でも、アモのウンチがいつもは安定しているから生活が楽なんですよね。
たまにお腹を壊すと確かに大変だから、何切れくらいだったらステーキでもOKかという線を見つけたいですね。
ってな犬バカ(ダメ男)ぶりをKは冷ややかだけど辛抱強くみてくれております。

ともあれ、今夕も涼しい風を感じながら、数百メートルの散歩を45分ほどの時間をかけて楽しめました。
カフェの閉店まであと1週間となりましたが、家族3人でその日を迎えられそうです。

14年前、カフェはいつ始まったのかもわからないような感じでオープンしました。
だから閉店に向けてのイベントもありません。
いつの間にか消えていきますね。

でも私とKそれにアモはもう少し存在するでしょうから、これからも活動や思うところの発信ができればいいなと思っています。
ちょっと休んだ後に、ね。
 

カフェ雑感。2017年8月15日 2017年08月15日(火)

  カフェの閉店まで2週間となった今日は72回目の終戦記念日。

「お母ちゃんね、あそこの松林でグラマン(米軍戦闘機)の機銃掃射を受けて逃げ回ったとよ。バリバリバリってほんと怖かったぁ!」

「炭鉱で働いとったどっかの兄ちゃんが、お母ちゃんも働いとった購買部に毎日来とったとよ。
その兄ちゃんが飛行機乗りになって、ある時、明日出撃するけん、それで、上空通る時に挨拶するけん見とってよ。と言うたとよ。
次の日、飛行機の音がするけん空を見たら、本当に翼を左右に揺らしながら飛んで行ったとよ。
お母ちゃんたちみんな外に出て手を振ったばい。
可哀そうやったねぇ。もう帰ってこんことはみんな知っとったけん」

5歳か6歳頃、初恋の思いもあったのだろう、毎夜母から聞かされた福岡に住んでいた頃の話だ。

当時は、遠い昔の話と思って聞いていたけれど、大人の今振り返れば、つい先ほどのことを母は語っていたのだなと感慨深い。
92歳の母は今、遠く神戸の施設で暮らしている。

団塊の世代と私たちの世代は『戦争を知らない子供たち』として、戦後の日本を復興してきた。
だけど、その根底の知恵と力になったのはあくまでも戦争の時代を生き抜いてきた親たち世代の力に他ならない。

すなわち、当時死んでいった私の親世代と生き残った親世代の人々のエネルギーだ。

生き残った人間の罪悪感のような切なさが、次の世代を後押しして奇跡の復興への力になったことは間違いようのない事実だと思う。

勇敢に戦い
正義を信じて戦い
疑問を感じて戦い
飢えと病気と戦い
恐怖と闘い
祖国と家族を思って戦い
戦友と共に戦い
棄てられても戦い
理不尽を知ってなお戦い
虫けらと同じ扱いをされても、自分は虫じゃない!どこそこの誰それであると叫び…
・・・いろんな思いであったことが、残された資料や手紙、そして生き延びた方々からの胸を割くような言葉の端々から伝え残されている。

昨今そんな記憶が薄れゆき、再び同じ敗北を受けなければ気づかないのが人間なのでしょうか?
ならば…。

と、つい短絡的に考えてしまいそうになる自分を戒めるのが今日という日の教訓なのでしょう。

そうだったね。
この欄は今夜のように酔っぱらいながら、好き勝手なことを書き綴ってきたのでした。
今夜はぐでんぐでん。
 

ファーガス基金2017年7月分のご報告 2017年08月01日(火)

  【ファーガス基金】2012年9月20日開設:目標額150万円

5年前、ひょんなことから介助犬ファーガスと暮らし始めたNさんは、それまでとは明らかに違う『前を向いて生きる』という方向へ舵を切り始めていました。

一方、オーストラリア生まれで1歳になってから横浜に来て介助犬の訓練を受けたファーガスは、今度は北海道で暮らすことになり、最初の1年は身体のバランスを崩してしまいました。

母子家庭で二人の子供を育てるNさんにファーガスが来たことで“やる気”と“経済的負担”が重なってしまい、当然負担の方が切実な問題となってしまいました。

そこで、ひょんなことに関わったドッグカフェナガサキが立ち上げたのが冒頭の基金と目標額でした。(詳しくは2012年9月20日と29日のこの欄をご覧ください)

さて、ファーガス基金2017年7月末のご報告です。

カフェ募金;18,023円(すごい!)
ポチ袋;カフェ募金の中にポチ袋が入っていて、昨日あけてみると中に2万円が入っていました!(月光仮面さんありがとう!)
ユキちゃん;3,000円(遠く和歌山からいつもありがとう!)
WA京子様;1万円(お振込みありがとうございました!)
坂谷様;1万円(先日、新聞を拝見しました。ファーガス基金へお願いします。との言葉が添えられた現金書留を確かに受け取りました。)

で、7月分はなんと61,023円もあったのです。
これで、これまでファーガス基金に寄せられた浄財は133万8277円となり、目標額の150万円まで、あと16万1723円であります。

お名残惜しく、後ろ髪をちょいと引かれる気配を感じもしますが、既報のとおり今月30日でカフェは閉店いたします。
そして8月はサマージャンボの月でもあります。
私こと、今週の定休日に宝くじを買ってこようと思っています。
最後のチャンスにかけてファーガス基金の満願成就を願って!
との下心/腹黒さは宝くじの女神もお見通しのことでしょう。

でもね、今年のサマージャンボ3種類!
どれを買えばいいのさね。
下心/腹黒さはお互い様のようですが、私の方にちょいと分がありゃしませんか?
女神様
 

アモと我が家の近況 2017年07月17日(月)

  我が家の愛犬アモは明日18日に16歳3か月の小誕生日を迎えます。

カフェの廃業まであと1か月半となるなか、アモは淡々と日常生活を送っております。

2階に自分で上がるのはもう1年ほど前から不可能になって、Kと私で抱えています。

2階から自分で降りることも最近はなくなり、てっぺんで補助してくれるのを伏せて待っています。

それでも、15段の階段を真剣なまなざしで補助を受けながら下り、ガーデンに出ておしっことビューティフルなウンチをして、日中は看板犬をちゃんとやっています。

食欲は私より安定しています。
私の場合、ついつい飲み過ぎた翌日はゲーゲーやってるのですが、アモは朝食前に空腹感から胃液を吐くこともあるほどです。

1キロ以上先にあるコンビニまで歩くのは、最近の暑さのせいなのか単に衰えたのかわかりませんが無理のようです。
でも、毎日毎日外に出ては自主トレと称してそこら辺を歩き回っています。

私はといえば近所の方からたぶん変人にみられていると思います。
“とぼけたお犬様に付き添う可笑しなおやぢ”みたいに見られていると感じますが、それでも最近は時々挨拶もあり、見慣れてくれていると勝手に解釈しています。

アモがどう考えているのか知りませんけど、私には何となく『あと1ヵ月半』という現実を共有しているように思えます。

「牛肉買ってきたよ」
夕方買い物から帰ってきたKの言葉が弾んでいます。
明日のアモの小誕生日にはお約束のステーキがフードのあちこちにトッピングされることでしょう。

私とKとアモ。いつもどおり。
風が吹けば風のように
雨が降れば雨のように
カフェの駐車場に揺れるガウラとかススキのようにしなやかにしたたかに
もうしばらくは、こうやって、ここにいます。
 

やれるだけやるファーガス基金 2017年06月30日(金)

  6月が終わり、カフェの閉店まであと2か月となりました。

気がかりなのはファーガス基金です。
昨日カフェ募金を入金してきました。
皆さん応援してくれているから、今月分も10,120円ありました。

今月はそれに加えて3万円の入金がありました。
カフェがオープンした14年前に中島公園で私たちと知り合い、愛犬のゴールデンの母娘と暮らしたYさんからの志です。
ゴールデンのサリーその子のモナリーの飼い主さんと言えば分る方にはお分かりだと思います。

Yさんからのコメントがありますので書かせていただきます。
『今まで長い間カフェに通いながらも、ファーガス基金への協力が出来ずにいました。
いつか…いつかと思いつつ結局今日という日になってしまい申し訳ありません。・・・中略…サリーそしてモナリーと共に通わせていただいだ感謝の気持ちを受け取ってください。
ファーガスそしてユーザーのNさん頑張ってくださいね』(サリー・モナリーのお年玉などから)

という流れでのご芳志でした。
ありがとうございます。

さて、改めて6月分のファーガス基金のご報告をさせていただきます。
カフェ募金;10,120円
Yさんからのご寄付3万円

これまでファーガス基金に寄せられたご芳志は127万7254となり、目標額の150万円まで22万2746円と迫っております。

宝くじが当たった方はご遠慮なく残り22万円のお振込みをしてもいいのですよ。
ためらうことなかれ!

カフェは明日7月1日臨時休業です。
 

お知らせ 2017年06月25日(日)

  1.臨時休業
明日6月26日(月)と週末7月1日(土)はお休みさせていただきます。

2.カフェ料理の変更
ご好評いただいておりましたコースメニューでしたが、都合により来月(7月2日)から前菜をやめ、以前のようなサラダに戻させていただきます。
これに伴い、前菜付コースのメニューは100円値下げいたします。

3.ドッグフードとゼオライト
これについては、9月以降もこれまで通りお取り扱いいたします。
私がヒマになる分、ドッグフードについてはご連絡いただければ配達することも可能ですし、その際わんこ相談やお散歩代行などに対応できるかもしれません。

また、ゼオライトにつきましては、わんこと暮らしお庭などで排泄させる方々には臭い対策の必需品でもありますので、これまで通りおそらく日本一お安い価格でお取り扱いさせていただきます。

これからもお知らせすべきことが出てくると思いますので、この欄やお知らせ欄を時々チェックしてください。
スマホでは「Kの部屋」と「ランチinfo」が表示されていないようです。
たまにはパソコンでご覧ください。
 

酔っ払くれたおやぢの一言 2017年06月19日(月)

  ドッグカフェナガサキの閉店まで2か月ちょいとなっています。
だから楽しい思い出の積み重ねをしたいと思っていますが、カフェの馴染のわんこ達は我が家の愛犬アモと同じように年齢を重ねています。

Mダックスのモカ・ゴールデンのモナリーが逝き、今日はチワワのこたろうが逝きました。
思い出深いわんこ達ばかりです。

良い子だったモカやモナリーと違い、チワワのこたろうは悪童の状態でカフェにやってきました。

他犬に対して攻撃的で、カフェにとっても要注意な客の一員でした。

でもね、わんこというのは飼い主さんの心次第で変わるのです。

こたろうの飼い主Kさんはカフェの心を気に入り受け入れてくれました。

だからこたろうは私から結構ひどい目に遭いながら、強い気質を演じつつ、素直でいることの心地よさを感じて柔らかいわんこに育っていました。

とても荒削りだったけど、変なわんこが素敵な家庭犬に育っていった例だと私は感じていました。

心からのお悔やみを申し上げます。
こたろう!
お前はいい飼い主に恵まれたから幸せだったんだぞ!
まあ、お返しは十分だったけどな。
 

臨時休業のお知らせです 2017年06月09日(金)

  臨時休業が今月26日から来月1日にかけ最終週に2つあります。
・6月26日(月)
・7月1日(土)
ご迷惑をおかけしますが、お間違いのないようによろしくお願いいたします。
 

お知らせとファーガス基金のご報告 2017年06月04日(日)

  今日のカフェはストーブを焚きながらの営業開始となりました。
寒いし雨が多い6月ですね。

さて、お知らせ欄にも書いてあるようにカフェの営業は8月30日(水)をもって終了させていただくことにしました。
定休日を挟んだその後9月6日(水)までの1週間は、これまでお世話になったメンバー会員や馴染みのお客様だけのご利用とさせていただきます。

ドッグフード・サプリメント・ゼオライトに関しては、メールまたはカフェでお尋ねください。来週中にはお答えできると思います。

なお、わんこ相談については閉店までに私のスマホアドレスや携帯番号をお知らせしますし、ホームページも来年7月頃くらいまでサーバーとの契約が残ると思いますのでPCメールはそれまで使用できます。
引退するわけですから、それほど熱心ではありませんが…

さてさて、5月分のカフェファーガス募金を入金してきました。
1万528円で、これまで基金に寄せられた浄財は123万7134円となり目標額の150万円まで26万2866円となっております。
あと3か月での達成は難しくなりましたが、やれるところまで皆さん一緒にやりましょう!
 

春爛漫 2017年05月26日(金)

  天気予報はイマイチでしたが、幸い好天に恵まれカフェのロックガーデン(下の駐車場)は白というかクリーム色のシバザクラが満開で淡く優しい香りが漂っています。
少し混ざった薄紫のシバザクラは芽吹きの状態だから、これからが楽しみです。

さて、我が家の愛犬アモは16歳1ヶ月と1週間となり、定休日の今日は千歳のイコロ動物病院で2週に一度のオゾンを注入してきました。

先日と今朝は半分ほどしかご飯を食べませんでした。
レトリーバーが食べなくなるということは、即ちヤバイ徴候であることです。
体重は1キロちょい減っていました。
一人で降りてた15段の階段も、このところ躊躇し始め2回ほどKと抱っこして降ろしていました。

ところがオゾン注入した今日は、アモが大好きな長沼の芝生の斜面を駆けまわるものだからニンマリです。
爽やかな風の心地良さに持参のシートの上で居眠りするKと私を尻目に、一人勝手にボールで遊び、芝生の上でゴロンゴロンし、散策に出かけるアモでした。

こんなことを繰り返しながらも徐々に確実に衰えていくのでしょう。
たくさんのわんこを見てきましたが、ここまで長く・深く・強く関わったことはなかったように思います。
Kが言っとりました。
「オゾンだって2年になるけど、2週間に1回を欠かさず通ったよね。肺炎とかであんだけ入院していたのに、抜け出して連れてったのはすげぇ」

カフェ隣のレオパレスの駐輪場では、パイプの曲りの空間を利用してスズメが雛を孵し、子育てに励んでいます。
12丁目の公園の松の木にはカラスのヒナが数羽います。
「カラスが巣作りしてるから早めに除去した方がいいですよ」
公園の真横の家から出てきて孫と遊ぶ爺さんに、アモと散歩をしていた私は数か月前から声をかけていたけど、爺さんはよく理解できなかったようだ。

もうしばらくして巣立ちの時期になると孫と公園で遊ぶどころか、家から出た途端に親ガラスに襲撃されることになるだろう。
それもまたよし。

連綿とした生命の繰り返し。
時は春爛漫、命の季節ですね。
 


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