From the North Country

ガーデン情報 2015年03月16日(月)

  暖冬で降雪量も少なかった今年の冬でしたが、カフェのガーデンにはまだたんまりと雪を残してあります。
冬の間、大型犬たちを楽しませたトンネル付きの雪山という形で。

ただ、今日の最高気温も9度で明日からも6度くらいが続きそう。
雪が解けてゼオライトのドロドロ地面が見え始めた個所に雪山の雪を飛ばし、わんこ達が汚れないようにするとともに、均一な雪解けに向けて努力していますが、この気温の推移で予想すれば来週明け頃には雪山が消えガーデンは2週間ほど使用不能となるでしょう。

ガーデン情報についてはこれから変化があればお伝えしていくことにします。

まあいつもおヒマなカフェですが、残り少ない冬をゆったりのんびり愛犬と過ごしたいお方は午前中がお勧めです。
 

そらんじる 2015年03月10日(火)

  原爆を許すまじ

作詞:浅田石二、作曲:木下航二

1 ふるさとの街焼かれ
  身よりの骨埋めし焼土(やけつち)に
  今は白い花咲く
  ああ許すまじ原爆を
  三度(みたび)許すまじ原爆を
  われらの街に

2 ふるさとの海荒れて
  黒き雨喜びの日はなく
  今は舟に人もなし
  ああ許すまじ原爆を
  三度許すまじ原爆を
  われらの海に

3 ふるさとの空重く
  黒き雲今日も大地おおい
  今は空に陽もささず
  ああ許すまじ原爆を
  三度許すまじ原爆を
  われらの空に

4 はらからの絶え間なき
  労働に築きあぐ富と幸
  今はすべてついえ去らん
  ああ許すまじ原爆を
  三度許すまじ原爆を
  世界の上に

そして与謝野晶子の

あゝおとうとよ、君を泣く
君死にたまふことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも
親は刃をにぎらせて
人を殺せとをしへしや
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや

堺の街のあきびとの
旧家をほこるあるじにて
親の名を継ぐ君なれば
君死にたまふことなかれ
旅順の城はほろぶとも
ほろびずとても何事ぞ
君は知らじな、あきびとの
家のおきてに無かりけり

君死にたまふことなかれ
すめらみことは戦ひに
おほみずから出でまさね
かたみに人の血を流し
獣の道で死ねよとは
死ぬるを人のほまれとは
おほみこころのふかければ
もとよりいかで思されむ

あゝおとうとよ戦ひに
君死にたまふことなかれ
すぎにし秋を父ぎみに
おくれたまへる母ぎみは
なげきの中にいたましく
わが子を召され、家を守り
安しときける大御代も
母のしら髪はまさりぬる

暖簾のかげに伏して泣く
あえかにわかき新妻を
君わするるや、思へるや
十月も添はで 別れたる
少女ごころを思ひみよ
この世ひとりの君ならで
ああまた誰をたのむべき
君死にたまふことなかれ

とりわけこのふたつの唱は何故か60を過ぎた今でも心揺さぶりながら1番というか冒頭からそらんじることができる。(余談ですが小中高の校歌も覚えています)
何故でしょうかねぇ?
私の家族が末っ子の私に言霊を吹き込み「継承しろ」と伝えたのでしょうか。
きっと日々の継続というか、生活に溶け込んでいたのでしょう。

明日のあの日を前に、亡くなられた方の御霊に心からのご冥福をお祈りし、ご遺族の方にいつしかの安らぎが訪れることを心から祈念いたします。

たぶんあの震災をうたう魂の詩があるのだろうけど、この年の私にはわかりません。
どうか若い人たち、声にして引き継いでください。

因みに私の上の人たちは「教育勅語」なんていうのも普通にそらんじていましたよ。

あなたは何をそらんじていますか?
 

今夜はミーナの箱 2015年03月08日(日)

  毎月のようにこの欄でご報告しているのはファーガス基金ですが、カフェにはもう一つ北海道盲導犬協会の募金箱「ミーナの箱」があります。

私が人生を捧げた元の職場の募金箱です。
ミーナとは北海道の盲導犬第1号の名前で、使用者だった故A先生は私の心の恩師のひとりであります。

今から43年前の1972年札幌オリンピックの翌年に正式に発足した盲導犬協会ですが、その前から市民有志による地道な啓発活動と丹念な訓練が行われていました。
当時の写真には、オリンピックを契機に近代化の道を歩む札幌中心部の土木工事の中、誘導訓練を受けるミーナと若き訓練士の姿が残っています。

発足時の若き訓練士二人は爺さんとなった今でも協会で活躍しています。
4年後に参加し25年勤めた私は現在カフェを営んでいますが、この二人の創建者には永くその功績が伝えられるべきだと願っております。
彼らのもとで共に働けたことを誇りに思っています。

今月4日に回収されたカフェの「ミーナの箱」には1万2841円の浄財が寄せられていました。
ご協力に感謝申し上げます。

2026年の冬季オリンピック誘致活動を札幌は決断しました。
11年も先のことだけど、私の命を削ってでも協会発足当初からの二人の訓練士には存命を期待し、2度のオリンピックの時間の中で市民が果たした小さな貢献と、その積み重ねが大きな成果となっていたことを彼らに証言して欲しいと思います。

さらに願わくば、先進の医療と科学技術の発達で障碍という概念が消えればよいと思いますが、そうはいかない現実の中でそこにたどり着くまでの福祉技術集団としての使命を果たし続ける組織であって欲しいと願います。

今日も盲導犬協会のパピーウォーカーがカフェに集われました。
わんこ達は自分に期待された課題など知る由もありませんが、盲導犬になるために生まれてきたようなわんこも結構いるんですよね。
そんなわんこが訓練を受け、ピピッとくる人と結びつく。
いや、結びついたうえでピピッと来るんですね。

40年ほど前に市民活動として生まれたのが北海道の盲導犬事業です。
これからも応援して下さい。
あっちこっちに「ミーナの箱」がありますよね。
ちゃんと役立ってますから。
 

ファーガス基金2015年2月 2015年03月02日(月)

  2月分ファーガス基金のご報告です。

入金のためいつもの郵便局のATMに並ぶと、先客の後ろ姿に見覚えあり!
コーギーこぐ・グロネンダールぐらの飼い主Iさんでした。
つまりは入金前にお札をゲット!
ありがとうございました。

で、2月分のカフェ募金は10,894円の大台に乗りました。(内、お札は7,000円)

お振り込みもありました。
和歌山県のイクタ様から3,000円
愛知県のカワタ様から3,000円
いつもありがとうございます。

これまでに寄せられたファーガス基金はこれで885,931円となり、目標の150万円まであと61万4069円になりました。
なお基金開設以来先月までにファーガスのために使われた金額は37万5千円で、通帳残高は51万931円となっております。

さて、今月はファーガスのユーザーNさんにとって悔しいご報告があります。
Nさんがポツリと話してくれました。

交通事故の被害者となって車椅子生活を送り、ファーガスと暮らすことで何とか気持ちを奮い立たせていた数年でしたが、Nさんにはもう一つ大きな期待がありました。
Nさんの障害はリハビリによって回復可能かもしれないということで、これまで障害認定は1年ごとに更新されていたそうです。

「もう更新の必要はないってお医者さんから言われちゃった」

つまりは医療から離れ、これからは『患者ではなく障害者として生きろ』との告知であったのだろう。
私が動揺して慰めの言葉でもかけようものなら、Nさんは大泣きしそうな状況だったから「そうか、辛いね」とだけ言ってその場を離れた。

本人と家族が障害を受け入れ、これからの生き方の覚悟を考えるうえで避けては通れない道なのだ。

『私たちはファーガス基金を支える人間だけど、あなたにいつでも寄り添っていますよ。』
皆さんの気持ちをそう伝えてもいいですよね。

3月になり気温が上がってザクザクの雪。
車椅子では到底移動できない環境です。
それでも生きる喜びの中、動き回る人間がいます。
ちょっとしたお手伝いをお願いします。
見かけた時でもいいしファーガス基金でも歓迎です。
いろんな形でよろしく。

振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962
名義は郵貯銀行の規定上、『介助犬ファーガス』で開設できないため、ナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金として管理いたしております。
また、ファーガス基金の通帳はカフェにありますのでいつでも開示いたしております。
 

今の得意分野が見えてきた 2015年02月23日(月)

  カフェ周辺のこれまでの降雪量は例年の半分くらいに思える。
その雪が先週からの暖気でどんどん解け、今週もその勢いは衰えそうにない。
今日なんぞは7度を超え、ひざ痛で苦しむ私がガーデンのデッキでしゃがみこみ、アモのブラッシングをしながら日向ぼっこを楽しんだ。
もうすぐ3月だからあと1〜2回の吹雪で春になる、と期待してよいのでしょうかね? むふふ

さて、この11年と3か月、私はカフェを営みながらいろんなわんこ達のレッスンも行ってきた。

うまく育ったわんこもいれば、それなりのわんこもいたりする。
はっきりしているのは、とんでもないわんこは今のカフェでは滅多にお目にかかれない、ということだろうか。

相当な勇気と覚悟をもって書くならば、特別な事情がない限り
とんでもないわんこ≒まあそんな飼い主
というのが実感だ。(意見には個人差があります)

つまりは飼い主によってわんこの評価が大きく左右されるということである。

さあ、これでかなりの人々を敵に回したけど、さらに多くの方を不愉快にさせる私なりの捉え方は
「素敵なわんこと今暮らしている飼い主のほとんどが、良い気質のわんことたまたま巡り合えたからであって、次のわんことの生活を保証するものではない」との考えだ。

ってどういうことかというと、わんこを育てるのは飼う人の資質が必要であり、今が良くても運任せだとちょいと懸念がありますよ、ということ。

逆に言うなら、ちゃんとしたわんこを繁殖させるブリーダーばかりなら、ほとんどの方が幸せな飼い主になれる、ということでもある。

で、体力的にいろいろ問題を抱える私の最近のスタンスが固まってきた。
問題行動を抱えた大人の元気なわんこのレッスンはちょっと大儀。

2ヶ月3か月からのわんこ育てなら、こりゃ楽しくて全然やれる。

病院でも診療案内に「内科・胃腸科・外科」なんて表示がありますよね。
うわさではあれって最初に書いてある「内科」が一番得意ということ?
缶コーヒーの原料欄にも書いてあります。「砂糖・牛乳・コーヒー」って、コーヒーなのに砂糖飲料なんですね。

膝と腰に問題を抱え、今日みたいな暖かい日にやる気を起こすカフェのレッスン案内には「生後2カ月からの家庭犬育て・飼い主の訓練・その他の相談」としましょうか。
 

半年分、得した気分 2015年02月16日(月)

  去年の秋頃から散歩コースをショートカットするようになった我が家の愛犬アモ。
13歳10か月という年齢のせいなのか、病気が進行しているのか、今更知りたいとは思わないが幸い痛みも体調不良もないようだ。

ただ、歩くスピードがどんどん落ちて、散歩時間は以前と同じだから同行する私には冬の寒さがこたえるようになっていた。
暖かいオーバーズボンとネックウォーマーを買ってからだいぶ楽になった。

そんな昨年の12月中旬、カフェに置いてあるサプリメントの中に消費期限が近づいているものが2種類あった。
「棄てるのももったいないし」と、何のサプリかもよく吟味もせずその日からアモの食事に混ぜはじめた。

年が明けた早々、何気にアモを見ると頭頂部にあった毛の盛り上がりがない。
その下に5ミリほどのイボがあったはずなのに消えていた。
もしかしてと左目の上にあったイボを見ると、かなり小さくなっているではないか。

そして「そういえば」と最近の散歩を振り返ると、ショートカットどころかアモはスキップすることさえあって、以前のコースを歩いていることに気づかされる。
滑ってコテンとなり、立ち上がるのに苦労することもあるがなんだか半年分以上得した気分である。

昨年の診断で諦めていた14歳の誕生日も迎えられるかもしれない。
普段、薬もサプリも飲まないわんこには意外と体が反応しやすかったのだろう。

売れないサプリだったがアモのために3つだけ取り寄せた。
左目の上のイボは今きれいに消えている。
 

雪国で暮らすわんこの方が飼い主との結びつきは深い!かな? 2015年02月10日(火)

  札幌と北広島市の境界付近にあるカフェ周辺のこの冬は、例年より暖かいのに冷凍庫にいる感じである。

雪はそれなりに降っているのだけれど、たまに暖かい日があって雨になると道路は水浸しになる。
だが夜、そのまま道路が凍るから辺りはスケートリンクになる。
さらに車道だと車が走りまわった後に凍るからとんでもないいびつな地形が出現してしまう。
そんな中をわんこと共に散歩する日が続いている。

てな時、わんこと飼い主に奇妙な連帯感が生まれる。
遊びたい盛りのわんこだって自分の足元を確認しないとスッテンコロリの状況が続くものだから、『マジだな』という意識が生まれるのだ。
飼い主もいつもと違って真剣に歩いている。
普段のように悪ふざけをしながら歩こうものなら『共倒れ』の経験を誰しも共有しているものだから…

昨日今日の気温はマイナス5度だ。
最低気温ではなく最高気温ですぞ。朝方は当然10度を下回っている。

そんな中でわんこと暮らしてみ。
連帯感が生まれるに決まってるべや。

夜、わんこを外のトイレに出してみ。
勿論フリーにして。
わんこはふざけまわって逃げるか?
いや、北国のわんこはさっさと用を足して「はやく中に入れてください」とすぐに戻ってくる。
その繰り返しのなかで、人と共にいることの自然さが身についている。

だから別にどうってことじゃなく、わんこと暮らすには自然の厳しさと家庭の暖かさのように意図せぬ落差みたいな付き合いがわんこには分かりやすいのじゃないかな?と添えおこう。
 

ファーガス基金12月・1月分のご報告 2015年02月02日(月)

  ファーガス基金のご報告です。

年末年始の休みなどがあり、昨年12月分と今年1月分をまとめて入金してきました。
ご了承ください。

カフェ募金;20,299円(内お札は11,000円)でした。

これまでに寄せられた金額は86万9037円となり、目標額の150万円まであと63万963円となりました。

残念ながら年末ジャンボを当てられたお客様はおられなかったようです。
これからも皆様のご協力をお願い申し上げます。
特にカフェから遠く離れた皆様は、口座へのお振り込みで応援よろしくお願いいたします。

振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962
名義は郵貯銀行の規定上、『介助犬ファーガス』で開設できないため、ナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金として管理いたしております。
また、ファーガス基金の通帳はカフェにありますのでいつでも開示いたしております。

ファーガスも先月12日で5歳になりました。Nさんの介助犬として北海道に来た年は体調を崩すこともあって医療費もかさみましたが、この2年は万全の状態で活躍しています。
塞ぎ込みがちだったNさんも、すっかりたくましくなりました。
身体の方は思うようなリハビリ効果がないのと障害に慣れた油断もあってか、転落の話を聞く機会が増えたように思います。気を付けて欲しいものです。
それでも魚釣りが趣味になって楽しそうに釣果を聞かせてくれます。

それもこれもファーガスの存在が少なからぬ力となっているのは間違いのないところです。

介助犬と暮らすことで我々が何不自由なく行っている日常のことがNさんにも少しずつできるようになっています。
でもその介助犬のために金銭的負担が重くのしかかるのは不平等だと考えファーガス基金を立ち上げました。

趣旨をご理解の上、目標額に達する日まで皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
 

12年目のガロアラシ号 2015年01月27日(火)

  ドッグカフェナガサキは冬の積雪が結構多い札幌郊外にある。
駐車場とわんこのトイレ兼遊び場のガーデンで140坪ほどなのだが、冬には積雪に応じて除雪しなければならないから、その雪を集める場所と除雪機が必要になる。

カフェをオープンした12年前は敷地の四方の内、道路面を除く三方が空き地だったのでどこにでも雪を飛ばすことができたけど、その後宅地化が進み、数年前から雪を集めるのは夏場駐車場にしている『下の駐車場』となった。
冬場はヒマだから、そこを有効活用しているのだ。

そこに雪を飛ばすのが我が家の愛機である『ガロアラシ号』(ホンダのハイブリッド家庭用除雪機)である。

12年前、古くからの飲み仲間で友人だったちっぽけなエンジン関連の社長(通称ガロアラシ)が、私がカフェをオープンするにあたり、当時として最新鋭の除雪機を格安で『横流し』してくれた日を私は忘れない。
笑顔で除雪機の使い方を教えてくれた1週間後、社長は事故で亡くなった。

以来、私はこの除雪機を『ガロアラシ号』と命名して感謝と弔いの気持ちを込めた。
それを知った社長の元社員が数年して、除雪機の背中に『ガロアラシ号』と貼る特殊なシールを作って届けてくれた。

驚きはさらに続いた。
カフェのお客様(宗一郎の父さんT氏)がホンダの社員で、ガロ社長とは生前から懇意にしており、彼もまた社長の死を悼んでいた。

かくしてガロアラシ号は今も現役で活躍してくれている。
ホンダのT氏によると「家庭用の除雪機が業務用のごとく酷使されているのに、なぜ壊れないのか分からない」という。
ホンダの実力なのかもしれないが、私には死んで12年にもなるガロ社長を思いながら毎回この古びた機械を動かしている情念と、その思いを込めた小さなメンテナンスが少なからず働いているのかなと思いがある。
そのガロアラシ号、今月ヘッドライトの電球が切れて交換した。
業者のメンテナンス以外で個人的には12年目で初めての部品交換だった。

年を取るといろんなウンチクを重ねたがるけど、どうやらガロアラシ号も寿命が近いことは私にでも分かる。
そして奇妙な思いが生じている。

人やわんこの命は生き物だからその果てにある死は受け入れるけど、ガロアラシ号はマシンだから再生できるよね。

悪いけど、たぶんカフェはガロアラシの寿命の中にいると思う。
 

すべての過ちはここから始まる 2015年01月19日(月)

  新年を迎え、数えの年齢が増したせいか、それとも除雪疲れが影響しているのか、この欄の更新が億劫になっている。

ただ、今夜は本当に大切なことを書くので、これから愛犬と暮らそうとする方やわんこ関連の方・獣医師の方は是非心に留め置いて欲しい。

仔犬を家族に迎え入れた飼い主さん。
その子は生後2カ月程度でしょうか?
何かの巡り会わせで『その子』と暮らすことになったのですよね。
笑顔で迎え、これからの楽しみと喜びで期待が膨らんでいることでしょう。

でも、そのスタートラインから『常識のウソ』で多くの飼い主は苦悩を背負いこむことになっているのです。
すなわち『ワクチン接種が終わるまで外に出してはいけません』というショップ・獣医の無知と善意に基づく“指導”です。

ワクチンが完了するのは生後3か月後半から4か月初めとなります。
それは仔犬の乳歯が生え変わる時期と重なり、人間の子供で言えば小学校低学年から中学年という時期なのです。

あなたは自分の子供をその時期まで家庭内に留め置くことをどう思われますか?
私はそれだけで問題児を育てているのではないかと常識的に判断します。

では何故ショップや獣医師の多くはそのような“指導”をするのでしょうか?
彼らは“生体の飼育”という概念に囚われ、“我が家の愛犬”を標榜しつつ、そこから抜け出していないのです。
そしてそれはこの国の多くの愛犬家にも共通しているのです。

『ワクチンが完了していないのにランやカフェに来るなんて』と誹謗し、ワンワン吠えながら遊ぶ自分のイヌの欠陥に気づきもしない飼い主や関連人が人口の多数を占めている。
おまけに自分本位の判断でイヌをフリーにし、人に危害を加えてなお、自分とイヌを擁護する飼い主もいる。

もし、イヌではなく家族の一員としての犬を飼うなら、生後2カ月の時点から、これから暮らしていく人間社会を見せ続けなければなならいはず。

保育園に入れればいろんな病気を貰ってきて大変だけど、そうやって子供は成長するんだ。
小学校まで外に出さないなんて虐待でしかない。
なのに今の社会はわんこに対してそうやって問題児予備軍を日々創造し、わんこ関連の雑誌で儲ける経済が出来上がっている。

生後2ヶ月であろうと1ヶ月であろうと、迎え入れたわんこはじんわりとでもチャレンジングに外に連れ出しなさい。
それをやるだけで、つまらん苦労の半分以上は未然に防止できるのです。

年がら年中酔ってこの欄を書いているから、『いい加減』と笑い飛ばすかもしれないけど、家庭犬を育てたいなら「最低条件だね」と私が笑い飛ばしたい。

いいですか、最後のワクチンを待っていたのでは、あなたの愛犬は基礎的な部分でダメになってしまいます。
迎え入れた数日後から抱っこしてでもいいから、家の周りを歩き回り『これから君が暮らす街はこんな所なんだよ』とわんこに見せてあげましょう。

で、これが基礎で次の歩き方が味噌なんです。
 


- Web Diary ver 1.26 -