From the North Country

停酒宣言? 2005年07月25日(月)

  食事の時には全身で喜びを表し、美味そうにガツガツと食べるチワワのチビやルルを見ていると、いつか腹一杯のフードを食べさせてやりたいという衝動に駆られる。
一日中でも遊んでいたいゴールデンのベルナやラブのハル、コーギーの風子Mダックスの雪音などなどには、手を変え品を変えた遊びを提供し続けたらどうなるのか見てみたい気がする。
好き勝手に吠え続けたいわんこに絶えず見知らぬ人や犬を接近させ続けたらどうなるのか試してみたい。
ストーキングの衝動に駆られるわんこにお互い気の合う同士(オスメスとは限らない)で自由空間を与えてあげたい気もする。
がむしゃらに引っ張る犬たちをすべてノーリードにしたならどんなことが起こるのか興味がある。

やれなくはないがやれば重大な問題が起こったり後悔することになるから、人は犬たちに制限を課し自らを制御している。

何を書こうとしているのかというと、犬に課している制限の一部を短期間自らに課してみようかなと今朝、寝起きに思いついてしまい、しかもKに宣言してしまったのだ。
私にとって最も厳しい制限は“禁煙”であり、それはこれまでにも何度となく挑戦し、その都度喫煙量が増えるという悪循環に陥ってしまっているので、今回は2番目に厳しい“お酒”を選んだ。

ここをはっきりしておかなければ今日のこの欄には書けなかったのだが、“断酒”でも“節酒”でもない“停酒”ということである。
「今日から1週間つまり今月一杯、私は停酒にチャレンジするのだ!」
『停酒を宣言する!』と言えないところが、酒を飲み始めてから初体験の1週間もの停酒に入った私の不安な心を象徴している。
盲腸で5日間入院した時でさえ、手術の翌日には職場の同僚Dがミニボトルを数本差し入れてくれたのに…

このチャレンジは体調を崩したからでも罰ゲームでもなく、一種の好奇心である。
『しばらく酒を飲まなかったらどうなるのだろう』ということを体験してみようかなと思っただけである。

「350CCのビール1本くらいはいいんじゃない」
Kは私を気遣ってくれているがそうもいくまい。
さて、停酒から24時間が経過したが今のところ震えはない。
 

心地よい今年の夏 2005年07月23日(土)

  陽射しは強いのに気温は26度と最高の夏が続いている。
湿気はなく風通しは良く、ついうとうと昼寝をしたくなる。
子供の頃、庭に面した縁側で母の膝枕にうとうとしながら耳掃除をしてもらった時の心地よさが思い出されるような快適さであった。

午前中のカフェの出足は良く、一番乗りは生後3ヶ月の可愛い盛りのバセットハウンドだった。
初めて犬と暮らす飼主は、乳歯全盛期の噛み付きやトイレの失敗が多いことに困っておられ、その相談に来店されていた。
一通りのアドバイスを行ったが、一番飼主を安心させたのは、「お宅の犬にはおかしいところはなく、3ヶ月の犬として正常な行動をとっている。」という話ではなかっただろうかと思う。

犬の生理や成長段階を知らずにしつけを急ぐあまり、『自分の犬がおかしいのでは』と思い始めたり、神経質になって悪い面ばかりに目がいってしまうことは初めての飼主にはよくあることだ。
犬のしつけはファーストフードを買い求めるように性急になるのではなく、スローライフ線上にあるべきものと捉え、失敗を嘆くよりも成功例を積み上げることで人も犬も楽しくなれるものである。
『成功例を積むにはどうすればよいか』を学ぶことが犬のしつけの近道だと思う。

午後からのカフェはいつもにない静かな状態でのどかな時間が流れたこともあり、閉店後もそののどかさを追い求めたくなった。
Kと私は岩見沢まで足を伸ばし、夕方から夜に向かって様々な色彩と香りを放つバラ園をゆっくり散策した。
“紫香”という名のバラがとりわけシックな落ち着きを見せてくれた。

その余韻を保ちながらKは帰宅後ものんびりしているのに対し、私はと言えば今日頂いたばかりのロシアンウォッカを半分空け、朦朧とした状態でここまで書き上げた。
ふたりともまどろむようなのんびりした夜を過ごしたが、その違いが明日の朝、明確に出てしまうのが思いやられて苦しい。
 

大騒動 2005年07月22日(金)

  「ルルちゃんお迎えでーす!」
トリミングを終えカフェで自由に遊んでいたチワワのルルちゃんの飼主Hさんがカフェに戻られたので、スタッフの一人がそう声を上げた。
「ルル!ルル!」と別のスタッフが声をかけた後、「ルルちゃんがいない!」との大声が事務所にいた私の耳に届いた。

これまでに何度か“神隠し”にあった犬がいた。
シーズーのゴン太はみんなで大騒ぎして探した挙句、人間のトイレに閉じ込められていたし、チワワのチビやマルチーズのレオンはいつの間にか2階の自宅に勝手に上がっていた。
そんな経緯があったので、「どうせまたどっかに潜り込んでしまったのだろう」とカフェ内の隠れ場を捜索してみた…が、何処にもいないのである。

ちょうどその前に、お客さんが帰られ、同時にゴールデンの海ちゃんがトリミングに来たものだから、飼主の方と話し込んでいるうちにドアから出た可能性が考えられた。
真顔になった私は、カフェ内のあらゆる場所を再び探したが見つけることはできなかった。

私と飼主のHさんは車を出して付近を捜索した。
私は幹線道路で車に轢かれた形跡がないのを確かめてから、「ルル!ルル!」と呼びながら周辺を歩いた。
KとスタッフMそれにお店におられたすべての方々は愛犬をカフェに残したまま、汗をかきながら捜しまわってくれた。

お泊りした時も散歩に行くのをあまり好まなかったルル。
雨降りや知らない場所で放しても片足を上げたまま動かないルル。
カフェや家ではリラックスしていて内弁慶なルル。
30分が経過し、誰もが皆諦めずに捜し歩いてくれていたが、私はスタッフMに空っぽになっているカフェに戻るよう指示した。
すぐに私も戻り次の段取りを整理した。
警察署・動物管理センター・地域のタクシー会社への連絡、チラシの作成がまずは基本である。

近くの厚別警察署に電話すると、何故だか遠く離れた豊平警察署がこの地域の管轄だということであり、電話を回してもらった。
「会計課にお繋ぎします」と言われてやや不安になったが、電話口に出た女性は冷静に対応してくれた。
・いなくなった時間と場所
・犬種と性別それに色と名前、さらにトリミングが終わったばかりであるということ

そんなやりとりをしている時、犬の声が微かに聞こえた。
僅かな時間を経て「ルル!ルルちゃーん!」とスタッフMの叫び。
「見つかったようです!」と私は受話器に話し掛け、
「よかったですね」という女性の声と同時に電話を切り、カフェに飛び出した。

信じられないことに、ルルはレジを乗せている戸棚の一番下、僅か25センチ弱のスペースの中で扉を閉められた状態で発見された。
お帰りのお客さんが買い求められた品物を入れる袋を取り出した隙に入り込んだものと思われた。
いつもなら見知らぬ来客の時は「もういい」と言うまで吠えているのに、今日は30分もの間どんなに呼びかけても声も出さずにいたものだから発見されなかったようだ。

捜索に協力していただいた与作とドレミのKさん(母娘)、モモのMさん、モックのSさん、プー助とライムのAさん、プリンのKさん、しじみのOさんには感謝感謝です。
また、ご近所の皆様にはご協力ありがとうございました。
そして、「ルルが一人で逃げ出すはずないですよね」と言いながら最後まで捜し歩いていただいた飼主のHさんにはお詫びのしようもありません。
本当にご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

「油断してたのかな。教訓にしなきゃね。でも、何を注意すればいいのかな」と私。
「慣れてしまって油断し、逃げることがないようにしないとね」とK。
「でも、逃げるはずがないと思ってたルルは結局逃げてなかったよね。」

『大騒ぎするほど興奮してはいけない」と、日々犬たちに教えているカフェだから、もっと信用して冷静に対処することと、お預りしている犬たちの行動を私が責任を持って把握しておくべきなのだろうというのが結論である。

それにしても、なんであんなところに…
 

肩の荷が下りた夜に 2005年07月19日(火)

  我がホームページの営業案内をご覧あれ!
本日から営業時間の『夏期は午後7時まで』という項目が削除され、天下晴れて午後5時までの営業となった。
「今の時代、サービス業は24時間年中無休でないとやっていけませんよ」とアドバイスしてくれた方もいたが、「己が時間を持てずして何の人生ぞ」とばかりに10時〜17時の7時間での営業で後半戦の人生を送ることにした。

お泊り犬のチワワとゴールデンの引取りが午後7時には完了し、肩の荷というか責任感から解放されたKと私は「温泉にでも行くか!」という話ですぐにまとまり、車で3分の里塚温泉に出かけたまではよかったが、そこで驚かされてしまった。
『定休日』と書かれた大きな看板が立てかけられ、Uターンして戻る車が何台かあったのである。

「温泉に定休日はないだろ!」
「そうだそうだ!サービス業は365日営業してんじゃないのかよぉ!」
二人とも我が身の勝手さを忘れ、思いつくがままの言葉を口走っていた。
結局、別の薬湯で疲れを癒したが、どこで飲んでもこんな時のビールは最高に旨いのが救いだった。

連休明けのカフェではキャンプだペンションだ温泉だとそれぞれ出かけてきたところでの楽しく笑える話題が豊富で、それは他のお客さんへの羨望を誘い、よきモチベーションともなる。
「家の子もあんな風に人様の迷惑にならずにいろんなところへ連れて行って楽しめるようになるでしょうか」と聞かれることがある。
『あんな風に』と羨ましがられたわんことその飼主は、昨年の今頃ドキドキしながら、同じことを心配してその一歩を踏み出した方々であり、カフェで学んだことが他でも通用するかチャレンジした方々である。

ご主人と出かけることを喜ばぬわんこは滅多にいない。
私のカフェで基礎的振る舞いを身につけた後は、いろんな場所へ出かけることを勧めている。
わんこだって『どう振る舞えばいいの?』と必ず感じるはずで、さらに深い絆と社会性を身につけるようになる。
1年前はわんこの行動に戸惑っていた飼主が、たじろぐことなく「あんた、何やってんのサ」と最初から飲んでかかっていて、その自信たっぷりな振る舞いにわんこ達は信頼と敬愛を示しているのがはっきり分かる。

犬との付き合い方・飼主としてのマナーなど、基礎的項目を知らず知らずの内に学んだ方たちだけが味わえる喜びでもあろう。
「シッコしなさい」そうえらいね。
そんな簡単な指示が当たり前にできるようになる意味がわからず、「凄い!」と感じる方は、犬をその程度の生き物だと考えている可能性がある。

わんこと飼主のより良い暮らしをサポートするのは、営業時間のサービスではなくその中味と飼主の継続する意思が大切なのだ。
 

伝統の始まり 2005年07月18日(月)

  お詫びと訂正をひとつ。
ホームページ上ではカフェの営業時間が夏期は19時までとなっていますが、通年17時までの営業とさせていただいておりますのでご了承ください。

さて、朝からの雨は恵みでもあり迷惑ものでもあったが、午後からの回復を見るとトータルでイーブンともいえる良い一日だった。
カフェでは新たなお馴染みさんが増えつつあるのが嬉しい。
愛犬のしつけと飼主としてのマナーにこだわるカフェだから、息苦しいと思われる方がおられてもおかしくはない。
愛犬の安全と社会に受け入れられるマナーを根本理念に据えており、今後もこの方針を変えることはないから、カフェの雰囲気を受け入れるには“それなりに愛犬を真正面から受け止める”のが基本となるのだが、そのようなことを理解していただける仲間が増えているように感じるのだ。

そして、こんな私に『そう、気張りなさんな』と、すっかりカフェの馴染みになり愛犬との暮らし方にも余裕が出てきた方々は、自分達の1年前の苦労も忘れて「昨日のペンションは楽しかった。」だの「湖水浴のお薦めポイントはここ!」だのと、自分達のペースに愛犬を引きずり込んでの生活を楽しんでおられる。
犬に主導権を取られていた“あの頃”とはみんな大違いの明るさである。

一方の私は、そんな話を羨ましく聞きながら、今日も困った顔をして愛犬相談に来られる方にいつもの基礎的項目を熱く説明し、身のほどもわきまえず攻撃的になる犬をねじ伏せ、青筋を立てながら懇々と説教を繰り返している。

私の根気と体力が尽きる前にできるだけ多くの幸せな飼主と愛犬を増やし、カフェの社会が新たに訪れる飼主と犬を受け入れ・飲み込み・育てるようになったらいいなと思う。

初めてやって来たわんこが威勢良く常連の犬に吠え立てていた。
常連犬は軽くいなしながら、仲間と自分達の時間を楽しんでいた。
何度か通ううちに吠え立てていた犬は自分の行動の空しさと愚かしさを感じ取ったかのように、いつしか虚勢を張るのを止めこの社会に溶け込んでいた。

新しい仲間が増え始めていることを素直に喜びたい。
 

我ら中年組 2005年07月16日(土)

  昨夜スポーツクラブでヨガを習った後、2階建てビルの屋上にある駐車場に戻ってみると、そこから市の中心部で開催されている花火大会を綺麗に見ることができ驚いた。
札幌市の南東部のはずれに位置する私達が暮らすこの地域は標高が高いことを改めて知った。
会場に行かなければ見ることができないような仕掛花火も一部ではあるが確認できたし、赤いハート型に広がる新作?花火を見たKと私はワァーと声を上げた。

さて、今日から3連休という方も多い。
月曜日18日が『海の日』とカレンダーには記載されているが、私は『18日』が海の日なのか『第3月曜日』が海の日なのかさえ知らない。
ともあれ、行動的なカフェの常連である中年組は、キャンプだペンションだ温泉だと方々へ散って行き、残った中年組(失礼)と新たな中年組(失礼)がありがたいことにカフェを訪ねてくださった。

このどちらの中年組(壮年組と思っている人もいる)の方々の時間の過ごし方が私は好きだ。
仕事や日常の生活ではせかされることもあるはずなのに、否、だからこそかもしれないが、自分達の時間をのんびり有意義と感じられるようにテンポを落とし楽しむことを優先させているし、そのために遠くへ足を運ぶことも苦にならず、私や愛犬が少々羽目をはずしても犬のように寛大である。

「これから友達と旭川に行くんだけど、美味しいケーキ見つけたから持って来ました。じゃぁね」と言い残してさっさと出かけたYさん(彼女はまだ若者、念のため)。
「サクランボとイチゴそれにハスカップ狩に行ってきたよ。」とたくさんのおすそ分けをしてくれたのは、ガンの大手術をしてから2ヶ月の人妻M一家。

勿論、何かを持ってきて頂くのが嬉しいのではなくて、ちょっと立ち寄ってくれたり、話題を持ち込む拠点にして頂いてることがありがたいのである。
ちょっと不便かもしれないが、せせこましい都会の喧騒から少し離れたところでカフェをやってよかったと思っている。
ファーストフード・コーヒーショップ・人気のラーメン店等のように回転率を気にすることなく、今のところ何とか食べていけてるし、今日だって「7時間ものんびりすごしちゃいました!」と開店から閉店までを体験し、喜んで帰られた驚きの二人組もおられた。

たぶん、遠くからのんびり花火を眺めてホッとするようなひとときを訪れる方々と共有できていることが嬉しく、新に訪れる方に「こんな楽しみ方もあるのですよ」と、同じ中年組を通じてさりげなく伝えられることが嬉しいのだと思う。
 

続・金太クン 2005年07月15日(金)

  犬たちの爪で破られ、補修箇所だらけのビニールプールが今日も大いに活用された。
ひどく暑いわけではなかったけれど、大阪から一時帰省中の柴犬蜜柑をプールに放り込むと、水嫌いだった蜜柑はそれを克服したどころか、いたく気に入りプールから出ようともせずに満足げな表情を浮かべていた。
これで明後日大阪に戻っても、“正しい夏の過ごし方”で元気に暮らしてくれることだろう。

さて、先日のお泊り犬金太クンのその後の顛末をお伝えしておこう。

夜中1時過ぎに寝室のケージに金太を入れた。
初め入るのを嫌がったが、大きな抵抗はしなかった。
私もベッドに潜り込み電気を消した。
すると、ガサゴソ動きハァッハァッと荒い呼吸を始めたので、私は大あくびをしたり寝返りを打ったり寝言を言うような調子でたしなめたりした。
何の事はない。金太はそれで安心し横になって寝息を立てた。
吠え・泣き叫び・ケージの破壊行動をも視野に入れていた私は、事前の対応がうまく機能したことに自信を深めた。

金太は親元から離され見知らぬ環境に置かれることを、仰々しく不安に感じ取る犬である。
実際、過去の経験でペットホテルでの幽閉生活で血尿までしていたことが不安を決定的な印象として残している。
また、日頃から自分の不満な事柄を声に出して言うと、優しい飼主はそれに何らかの有利な対応をしてくれていたと思われる。

だから、今回のお泊りでは金太が不安に感じるのは仕方ないにしても、カフェの普段通りの心地よい環境を与え、生理的および拘束による精神的不安を排除した。
そして、不安を助長する無用な優しい声かけと言い聞かせは一切行わず、身勝手な動きにはきちんとした制御を行い、さらに私達が起きている時間には金太もつき合わせて疲れさせた。
そのうえで、消灯した時に緊張を示す金太に対し、大あくびや寝ボケ声を出すことで“たいしたことではないのだ”というメッセージを伝え安心を誘った。

翌日は8時に私が起きるまで、金太も眠っていた。
散歩でも落ち着いて歩き、定休日の日課であるごろ寝やビデオを見ている間、金太もまたごろごろくつろいでいた。

夜8時にお迎えがあった。
心配が取り越し苦労で、金太がおりこうさんであったこと。初日から今日までの変化などを説明したが、飼主も金太も上の空だったのだろう。
お礼を述べられて外へ出た途端、金太はウォーウォー!と吠えながら引っ張り、飼主は「あーよしよし!」と火に油を注いでおられ、私は深いため息をついた。
 

金太クン 2005年07月13日(水)

  日中の気温はカフェでは一時的に29度になり午後から徐々に下がり始めた。暑くはあったがカラッとした北海道らしい気候で、夜の11時を過ぎた現在ガーデンには寒いほどの風が吹いている。

今朝は6時前に起床し、今日からお泊りのビーグル犬・金太クンの到着を待った。
普通、お泊りは8時半以降から受け付け、それより早い場合は前泊にしているのだが、この9歳を過ぎた金太クンには特別な事情があって早朝からのお預りとなった。

これまでペットホテルを併設している動物病院に預けていたらしいが、ケージの中で2日間吠え続けて帰宅した時には血尿までしていたという。
以前、急な法事ということで初めてカフェで3時間ほど預かった時も、凄まじい興奮とビーグル特有の吠え声で閉口したことがあり、今回は少しでもお預りの時間を減らすため、苦肉の早朝預かりとしたのである。

「吠え続けると思います。暴れまくるかもしれません。散歩の時は自転車に乗っている人と、前から来る子供に対して急に噛み付きますのでくれぐれも注意してください。室内ではオシッコを漏らしてしまうかも知れませんし、一晩中眠れないかも知れません。家ではドーベルマン用のケージも破壊してますから車庫でもどこでもいいから繋いでおいてくれて構いません。」
飼主の方は正直にありったけの情報を与えてくださった。

心地よい環境・必要以上のトイレタイム・スキンシップなど与えるべきものは与え、興奮・引っ張り・吠え声などに対して必要な制御を私は行った。
「このような犬に対しての同情的な言動は不安を増長し、さらに深みに陥れることがあるから、そのようなことが無いよう気をつけ、さらに自宅がすぐそばだから逃亡を防ぐためドアの開閉に注意するように」とスタッフに命じた。

カフェの営業中はこれらの対応策が奏効し、『心配するほどの子ではないじゃないですか』と思っておかしくない状況が作れたし、散歩においても9歳なりの言葉の理解と振る舞いを示してくれた。

しかし、夜になって私と飼主の悲観的予感が金太クンの状況と一致し始めている。
勿論、彼は車庫に繋留されているわけではなく、いつものお泊り犬と同様に私の部屋で生活させているのだが、窓から吹き込む冷たい風があるにも関わらず、12時現在時折呼吸は荒くなり身体が揺れることがある。

私達はこれらのことを予想して、夜には眠たくなるように夕方からずっと寝かせない状況を作ってきた。
金太クンがウトウトし始めると、テレビのバレーボール中継にあわせて大騒ぎをし、飛び起きさせもした。
そろそろその効果が現れる筈である。
最後のトイレを済ませて夜中の1時になる。
はてさて、これから眠ることができるかどうかチャレンジの始まり始まり。
 

カフェにも意思がある 2005年07月11日(月)

  今日で当分雨ともおさらばであると思えば、ガーデンの排水作業も苦にはならなかった。
天気は悪いが気温は程よく湿気をさほど感じなかったのは私だけではあるまい。
明日からは晴れ、気温も26度と予報されている。

さて、犬と暮らしている方はたくさんおられるが、その暮らし振りというか意識というのは(本来の意味から外れるけれど)千差万別ではなく十人十色という範疇ではないかと感じている。

昔多かった、
1.犬は外に繋いで残飯(あるいは安物のドッグフード)を与え、朝夕散歩して、後は番犬をしている。という飼い方は依然根強いが、

時代の流れと共に、それが当然という風習から解放され、
2.犬は室内で飼って…あとは1と同じ、という飼主が徐々に増え、

その中でも実は室内では番犬ではなく
3.家族の伴侶として暮らしたいけど、現実はそうでないことに困っている飼主がいて

それにも関わらず
4.社会や他犬に関わりたかったり、アウトドアが好きだから愛犬を連れていろんな所へ出かけるけど、周囲に迷惑ばかりかけて困っている犬がいて

さらに
5.周囲の迷惑などそんなことは意に介さない(無知を含む場合がある)飼主(犬ではない!)と
6.「すみません。すみません。」と問題意識を抱えながら『どうしたものか』と悶々としつつ迷惑をかけている飼主や
7.だから愛犬と社会の関わりに細やか過ぎるほどに配慮する飼主と
8.配慮としつけを同時進行しようとする飼主もいる。

また
9.愛犬が嬉々として躍動するアジリティーなどに、喜ぶ飼主や
10.愛犬の子孫を継承することに喜びを感じる方もおられるが、9と10にもまた2〜8のタイプがあるから、千差万別ほどでもないが十人十色では数が足りなさ過ぎるし、五十歩百歩という物差しでもないのだろう。

だから、何がどうのということではなく、
『カフェのお客さんとして来て頂けたら嬉しいな』と感じるのはどんなタイプかな?とふと思っただけのことである。

客商売だから、小さな声でしか言えないけれど、5を除く3〜10までは大歓迎で、それに犬と飼主によっては1と2が続くと密かに思っている。
5の飼主だけは願い下げにしたいと大声で言ったら、いつもこのホームページを見て心配して頂いてる皆さんに「そんなこと書いていいの?」とご心配をおかけしてしまうだろうか?

実は、七転び八起きの飼主には何としても応援したいという意を汲んでいただければありがたいのですが…
 

雨に突きつけられた課題 2005年07月10日(日)

  先週の週間天気予報を見てスタッフは喜んでいた。
「週末は晴れだよ。やっと小樽のドッグショーが晴れるね」
しかし、トイプードルを毎回出展しているトリマーののんちゃんは
「毎年雨なんですよねぇ」とまだ疑っていた。

お気の毒なことにのんちゃんの憂いが予報を上回ってしまい、7月に入って雨続きの札幌・小樽は今日も雨となってしまった。

お気の毒なのはカフェ経営も同様だが、それ以上に雨の中遊びにやって来てくれたワンちゃんの飼主の方に感謝と同情を伝えなければならない。
午前中、小雨の頃は小型犬がお腹を濡らしながら遊んでくれたし、午後に入ると頭から合羽を被った飼主の方が愛犬のびしょ濡れを覚悟して楽しんでくれた。
その汚れ様が半端でないのが気の毒なのである。
ドロ色に汚れるのではなく白くガビガビに汚れ、乾くと白いゼオライトの粉がこびりつき、自宅に帰ると床を白く汚してしまうような汚れである。

小樽のドッグショーもカフェも雨対策をしっかり考える余地がありそうだが、弱小のカフェでは資金面・実用性・耐久性に配慮した妙案が未だ浮かんでこないのが現在の課題といえば課題である。
 


- Web Diary ver 1.26 -