From the North Country

見知らぬワンちゃんのお泊り 2004年11月02日(火)

  「映画見に行こうか」
「そうだね、またいつお泊りが入るか分からないからね」
久しぶりにお泊り犬がいないので、話はすぐにまとまり夜のレイトショウで『笑の大学』を見ることに決まった。

ところがどっこい、そんな今日の閉店間際に電話が鳴り、Kが応対した。
「初めてのわんこで、ビーグルなんだけど1泊できませんか?って」
Kが受話器を手で抑えながら私に告げたが、その時の声と表情そしてアイコンタクトで私たちは次のような意思疎通を数秒の内に交わした。

『えっ!ビーグルだって?まさか吠えまくるワンちゃんじゃ?』
『かも知らねえぞぉ』
『これで映画はお流れだね』
『それは仕方ないけど』
『いい子だったらいいね』
『シッコ垂れじゃなけりゃいいけどね』
『覚悟できてる?』
『何とかなるよ』

相手の飼主にはとても失礼なことではあるが、来店したこともない犬の場合、どうしても『傾向』というもので、捉えどころのない相手の姿を具現化しようとしてしまう。
ひょっとしたら悪い部分を先にイメージすることで、現実に起こった時の動揺を最小限に抑える自己防衛本能が働いているのかもしれないし、私たちにすればいざという時に備えての危機管理体制でもある。

今夜のお泊り犬、13インチビーグルのラブちゃん(2歳メス)にはこのような私たちの心の準備が幸いしたようだ。
散歩をしてトイレも済ませ、身体を拭いて室内に入れた。
ところが1時間もしないで床の上にオシッコをしてしまったのだ。
室内犬が室内で失敗をするなど、私たちには到底考えられないことではあるが、今夜あらかじめ覚悟していた私たちは、叱られる時のラブちゃんの姿とお預かりしてから吠えることもなくのんびり過ごしている姿に、すっかり「この子はとってもいい子」というイメージを持つようになっている。

お迎えは明日の夕方になる。他犬が苦手らしいので少しでも慣れてくれたらいいなと思っている。
 

気になったメール 2004年11月01日(月)

  「ちょっと気になったメールが届いた」と友人からメールが届いた。
私もちょっと気になったので、今夜はこの被災地新潟からのメールを転載することにする。
発信日から数日経っているので、『支援物資について現状でも不足しているのか』の確認も取れていない。ニュースでは毛布などは余って置き場に困っていると言っている。
最近流行りの『一見悪質に見えないチェーンメール』の可能性を考えなければならないことが悲しい。
それぞれにご判断を。

題名 : 新潟からの窮状を訴える転送メールをお送りします。

新潟からの窮状を訴えるメールが転送されてきましたので、お送りします。
同じ文面を受け取った方、申し訳ありません。

どうか助けて下さい。
小千谷市役所、小学校での救援物資の配給や、炊き出しなどを手伝っていますが、現場はまだまだ混乱しているし、人出も足りていません。

そんな状況下で、マスコミの取材陣が50人近く現場付近を陣取っています。
小千谷市役所の正面に車を止めている為に、救援物資を運ぶトラックは遠くに止めることしか出来ず、ボランティアの人達がせっせと現場に物資を運んでいますが、報道陣はそれを手伝う気配すらありません。
心労と肉体的疲労が積もっている被災者の方々に当然のようにマイクを向け、24時間カメラをまわし続ける神経もさっぱり理解できません。

現地では今、「大人用の紙おむつ」が不足しています。
「赤ちゃん用の紙おむつ」は足りています。
あとは、トイレが使えなかったり、下着を替えられなかったりするので「パンティライナー」があると重宝しますが、こちらではもう品切れで手に入りません。
P&G 、花王、ネピアなどの紙おむつメーカーに電話をして、現状を伝えてください。

夜の寒さが厳しいです。
お年寄りは使い捨てカイロをもむことすらできないので
「貼るカイロ」が必要です。

マスコミの仕事は、こういった情報を伝えることだと思うのですが‥。

今日はこのあと、小千谷小学校に小泉首相が来るということで、マスコミ報道人の数はさらにふくれあがり、「毛布の配給が出来ないので、小泉さんが返るまで待つように‥」という連絡が入りました。

一体何の為の視察なんでしょう?

午前中にも数名の政治家さんが小学校に来ましたが、トイレはどこかとたずねられ、仮設トイレを案内したところ
「私に仮設トイレを案内するつもりかね?」
と言われたそうです。

いったいこの国は、どうなっているんでしょう?

現地では、大人用の紙おむつと、パンティ ライナー、貼るタイプのカイロを必要としています。

これらの商品を販売している企業の「お客様相談室」宛てにメールを送ったり、電話をかけたりして、「小千谷市の被災者が求めているもの情報」を伝えてください。

あなたのblogやHPの中で、ただ伝えるだけでかまいません。
皆さんの声が企業や行政を動かします。
マスコミは頼りになりません。

マスコミに対しては、どうか支援活動の妨げとなり 被災者の心労を倍増させる今の取材のやり方についての抗議の声をあげてください。
あまりにひどい状況です。

小千谷市にも、続々と個人の方からの救援物資が届いています。
有り難うございます。
しかし、それを種類別に分けて、配布する人出がありませんので、以下の点に注意して送っていただけると大変助かります。

段ボールには、外側に「毛布」「洋服」「下着」など、
中身を大きく書いて貰えると助かります。
靴下1足、下着1枚でも有り難いのですが、もし出来ればご近所の方と声を掛け合って、ある程度まとまった数があると、とても助かります。

送り先の住所はこちらです。

〒947-8501 新潟県小千谷市城内2-7-5 小千谷市役所あて
お手数をお掛けしますが、宜しくお願い致します。

以上転載
 

試食会 2004年10月31日(日)

  今日で10月も終わり。
朝から生憎の雨で、出足が悪いと予想されたカフェでは、スタッフによる来月のパスタの試食会が開かれた。

何処からそのようなアイデアを仕入れてくるのか知らないけれど、月末近くになるとパートナーのKとスタッフのMが何やらくっちゃべっている間に話がまとまるようで「来月のパスタはこれにしまぁす!」と言って試食会が催されるのだ。

「食べてみてください」と丁重に差し出されるパスタ。
私はまず、見た目の美しさと豊富な具材で第一印象を決める貧乏性の性質だから、タラコスパゲッティのようにいくら美味しくても貧相に見えるものは躊躇してしまう。
次に、香りと温感が続き、味・食感で最終判断を行うのだ。
「どうでしょう?」
覗き込むようにふたりが私の反応を尋ねる時が、今の私の奔放な生活の中でもっともストレスを感じ、怖じ気ずく瞬間である。

カフェをオープンした11ヶ月前。同じようなシチュエーションで、まだ未熟な私は女の気持ちを推し量ることもせず、感じたままを口に出してしまった。
途端に空気が変わり、私は無言の集中砲火を浴び、作る側の意欲を喪失させてしまったのだ。
『大酒飲みでヘビースモーカーの男に、愛犬とランチを食べに来る女性の好みが分かってたまるか!』
私にはそう聞こえたし、そのとおりだと反省した。
以来、試食の時の第一声は「美味しい!」となった。

カフェの料理は本格的主婦料理である。
家族が安心して美味しいと言える料理を主婦たちが知恵を絞って作っているのだから、私なぞが口を挟む余地は本来ないのだ。
「カレーやさんのカレーより美味しい」と何人もの方から褒められると今では私の方がうれしくなってしまう。

「にんにくの香りがもう少しあったほうがよい」というのが来月のパスタに寄せる密かな感想だった。
その11月のパスタは2種類。
『野沢菜とジャコのピリ辛パスタ』がメインで『お肉たっぷりミートソース』は普通のミートソースとか。
さてさて、皆さんの好みはどっち?!
 

抜けない乳歯 2004年10月30日(土)

  生後8ヶ月を過ぎても乳歯(主に犬歯)が抜けず、永久歯との二枚歯になっているワンちゃんが多くみられる。
仔犬の頃あまり硬い物を齧らなかったのが原因とは言い難い。というのも抜歯した乳歯を見てみると、まるで永久歯のような歯根を持っているからだ。
遺伝的な要素も捨て難いが、フードも関係しているのではないかと思ったりもする。

20年前なら仔犬の骨の発育を正常に保つため、ドッグフードの他にDカル(ビタミンDとカルシュウム)や煮干の粉末などを添加して与えていた。
最近はそのようなものを添加しなくても、『クル病』という病名すら聞くことが少なくなった。
恐らく発育に充分すぎる成分がドッグフードに含まれるようになり、必要以上に日々摂取しているのではないかと考えてしまう。
しかも食物からの摂取であれば余分なカルシュウムなどは排泄されるのだろうが、薬剤のような複合的な成分だとそうもいかず、本来自然に抜けるはずの乳歯の成長を異常に促進したり、結晶化して膀胱内で悪さをしているのではとも勘ぐってしまう。

私は獣医でもないしメーカーの研究者でもないから、非科学的なことであっても、無責任なことが言えるしいとも簡単に経験則で判断できる。
フードはやはり素材で選ぶべきだし、メーカーは何がどういう形で含まれているかを知らせることはもとより、何が含まれていないかももっと知らせるべきだろう。
そして獣医師や研究者には自分が知り得た『広報すべき情報』についてもっと多く発信していただければと思っている。

さて、抜けない乳歯については去勢や避妊手術など全身麻酔を必要とする手術などの時に、伸びすぎた爪と一緒に処置していただくのがよいと思う。
 

今夜はまじめに考えた 2004年10月29日(金)

  うるさいエンジン音で目が覚めた。
最近はすっかり寝坊することに慣れてしまって、子供たちの通学の声でも起きなくなってしまっている。
しかし今朝はさすがに目が覚めた。

ガーデンの正面にある借景だったニセアカシアと白樺の木がチェーンソーで切り倒されているのだ。
空き地だった土地が売れ、誰かが家を建てるらしい。
この辺りは一級の住宅街である。静寂な生活を手にするため誰かが購入した自分の土地の木を切ることは当然の権利である。

だが、ガーデンの正面半分の景色が変わってしまったことと誰にも当たり様のない無念さが、「受け入れたうえで対策を」との思いを超えてイライラしていた時、同じ思いであったはずのKが「怖い顔しないの!」となだめてくれたおかげで気持ちが落ち着いた。

そんな朝から始まったカフェだったが、結構賑わいを見せてくれただけでなく、病気だと聞いて以来心配していたGレトリーバーのモナジーが元気な姿を見せてくれた。
仲間たちも集まり、その復帰を祝う会話がテーブルから聞こえ、私はだんだん元気になっていった。

生き物であるからいずれ命は滅びるし、健康であるがために病に伏せることもある。
形あるものは壊れることもあれば姿を変えていくこともある。
だから放置し無感動であることが許されるのではない。
何故なら私たちがその姿であり、結果はどうあるにせよそこで感じることを精一杯感じ、そこで成すべきことを精一杯成すことが生きている証であろうから。
 

緑化計画断念 2004年10月27日(水)

  春先から目指してきたガーデンの緑化計画は、昨夜からの初雪12センチが積もった今朝、断念しようと決めた。

ラティスでガーデンの一部を囲みながら、耕した後にオーチャードとホワイトクローバーの種を蒔き、緑が一杯になると移動し、次の囲いの中で緑を育てる3カ年計画だった。
計画どおり緑は育ち、水はけも良くなった。
犬のオシッコにも強く、どちらの草も花をつけるようにまで育っていた。

しかし、開放する度に8畳程度の緑地は人と犬に踏まれ、数週間の内に7割方が消えていく。
駆け回る犬の数に比べ絶対的に敷地が狭いことが原因なのだが、このことは最初から折込済みであり、だから3ヵ年を予定していたのだ。
計画を断念した理由は別にあった。

1.ウンチが見え/取りづらく、取り忘れ/残しが増えてきた。
2.特殊な鉱石を粉砕したものをガーデンに撒いていたのだが、それがバクテリアも生息しやすく臭いを吸着するだけでなく食べても安全であることが実証され、さらに今朝の雪景色に似ているとの単純な情緒的な発想からであった。

ガーデンのフェンス周辺の緑は、来春もまた芽吹いてくれるだろう。種も少し残っているからこれは育てようと思っている。
それと注意して観察したいことが残っている。
ミミズだ。
雨上がりや曇った日のガーデンにはミミズが何匹も土中から現れている。
特に小型犬はどういうわけかそれを見つけては、身体を執拗に擦りつけ、時に食べたりしている。

ミミズがいる土は肥えた土であるといわれているし、漢方などの風邪薬にはチリュウエキスという名でミミズが処方されている。
以前ミミズ商法なるものがあったが、それはさておき生き物が土中に生息することは好ましいことであり、犬たちが反応するにはそれなりの理由があるとも推測している。

今朝、緑化計画を断念し次の方向を決めたが、柔軟に実証主義を貫き、懐と相談し、楽しみながら来春を迎えたいと思っている。
北海道はもうすぐ冬に入る。
 

ご馳走様ゴンタ 2004年10月26日(火)

  夜空の高いところに、明日は満月と思われる月が明るく輝いている。
札幌では今日初雪を観測したというが、カフェ周辺ではまだ降ってはいない。恐らく明日の朝が雪との対面になりそうだ。
そんな今夜の夕食にはビックリするような大きなマツタケが登場した。

カフェではもうすっかりお馴染みになった、頻繁お泊り犬のゴンタ君(シーズー8歳)の飼主Wさんから頂いたものだ。
今月のゴンタはその半分を我が家で暮らすことになっている。去勢していないオスにも関わらず犬はあまり得意ではないが、時たま急に一方的な恋をする。
今日のご執心は黒ラブのレオ君で、叶わぬ恋に七色の声を発してイタリア男(失礼)みたいな求愛を演じていた。

この対象が犬のうちは例え相手がオス犬であってもまだ許せるのだが、以前は多くの場合30代以下の女性であった。
「ごめんなさい。この子は若い女性を見るとこうなんです」
カフェのスタッフはこう言って、無礼に対する言い訳をしていたが、「どうして私じゃないの!私がそれ以上の年だと分かるとでも言うの!」などと憤慨してもいた。

ところが、最近では年齢制限なしの状態になり、魅力的でありさえすれば相手が男性でも恋をしてしまうゴンタにみんな呆れ気味になっている。
にもかかわらず、スタッフには見向きもしないのはどういうことであろう?

そのゴンタは今、私のベッドの上でお腹を天井に向けて大イビキをかいている。
マツタケご飯と香り高いお吸い物には満足したが、老いて益々盛んなゴンタの行為には、明日からも気を使わなければならない。

そんなことを考えながらもう一度外に出て歓喜の声を上げた!
吹雪いている!
ガーデンは一面銀世界!
ヤッター!冬だぁ!雪だぁ!
叫び終えた頃、シュンとして新潟を思った。
 

冬の入り口 2004年10月25日(月)

  「寒い寒い!今日は寒い」と騒いでいたが気温は16度もあった。強風が体感温度を下げていたのだろう。
「これから寒くなるね」と話していたら、明日の予想最高気温が8度というからちょっと思いやられる。
冬の気温がだいたいマイナス2〜3度だから、これから20度近く下がることを考えると、夏の暑さをボヤいていた私もちょっと身震いした。

冬支度は愛犬のことも考えて進められている。
雪の降り始めは犬たちが泥んこになり、日々の散歩の後が大変である。足から腹部を洗うだけでも結構な労働だ。
根雪になった後は汚れることはないが、雪球が体中に纏わりつき、放っておけば毛玉ができて、これまた後々が困ることになる。
カフェでは最近、オーダーメイドの服の注文が増えている。通販で購入してはみたが、帯に短し襷に長しで結果的に高くついてしまうらしい。
出来上がった服を着たワンちゃんが可愛く、可笑しい。
初めは固まったまま動こうとしないのだが、周囲の歓声を浴びて徐々に動き回り、満更ではない顔に変化していくからだ。
チワワなど超小型犬のファッションも防寒が主体のものに変わってきて、冬を楽しむ準備ができている。

今度の定休日には除雪機を出して整備をしようと思っている。
 

新潟中越地震 2004年10月24日(日)

  新潟中越地震で被災された方々は勿論だが、とりわけユーザーと盲導犬たちを心配している。
先程、ユーザーの会のYさんとワンボイスというボランティアグループのMからメールがあり、それぞれのユーザーの安否が知らされた。
皆無事である。

新潟市内では激しい揺れが繰り返し繰り返し襲ったそうであるが、家具が倒れることはなく今夜は通常に生活できているらしい。
長岡市は今年台風による水害で被災し、先般の23号の折も大きな被害があり追い討ちをかけるようにこのたびの地震が重なってしまった。
Kさんはたまたま娘さん夫婦が来ていたおかげで難を逃れたという。家財道具はめちゃめちゃになりライフラインもストップしたらしいが、お婿さんの車内で一夜を明かし励ましあうことができた。

Fさんとの連絡が取れていないことが気がかりであるが、彼は長岡の市議会議員であるから、災害対策で盲導犬と共に奔走しているのではないかと推測されている。

そのことを心配していたら、先のMからこんなメールが届いた。
「阪神淡路大震災の時、Nという盲導犬使用者が『妻は目が見えるさかい、可愛そうやった。停電したさかい、目明きにはさぞ不便なことやったやろ。街が壊れていくのが見えるさかい、さぞ辛かったやろ。本当にあの時ほど、見えるから辛いやろと思ったことはなかった。』と聞いたことがあり、だから新潟のユーザーも強靭な精神力で乗り切ってくれることを祈ろう」というものだった。

災害の渦中にあり、状況の把握と生活の確保に追われ、不安で居たたまれない時間を過ごしている方々に対しては、この時期に紹介するのは不適切かもしれないが、やがて訪れる復興を祈る気持ちで一杯である。

「すごい揺れが3回も続いたときは私一人でした。いつでも避難できるように、ターシャの餌と水、携帯をリュックに詰めて玄関にいました。
ターシャがいてくれたことが、一番心強かったです。」
新潟のKさんからの報告だ。
初めての経験に盲導犬も不安だったに違いないが、ユーザーがそうであったようにお互いが支えになっていたのだろう。

当事者でなく、今のところ安全地帯にいる私が、頑張っている方々に頑張れ!とは恥ずかしくて言えない。
自分にできることと、頑張っている人々の今を考えるのが精一杯である。
 

冷たい雨の日に 2004年10月23日(土)

  二日酔いなのか風邪の初期症状なのか、カフェを閉店したあたりからスッキリしない体調だ。
一応は風邪を疑い、濃厚な消毒と体内を燃焼させる処置を施している。
朝から寒く、冷たい雨と強い風が吹いていた。

「せっかくの土曜日なのに今日は開店休業か」などと思っていたら、開店直後から数組がご来店され、昼前頃からは大変賑わうようになった。

数ヶ月前に初めて来店したMダックスのロンとジュリアは、激しく吠え立て他犬を威嚇、時には噛み付きそうな勇ましさがあった。最近では、時折虚勢を張ることもあるが、かなりの自制心と他犬への友好的た好奇心が育まれ、その可愛くつややかな身体で、私たちを和ませてくれる。

8匹のチワワ軍団の中では、えくぼとあかねの威勢がよい。えくぼは力強く吠え、お母さんの下では勇気百倍のようだが、近頃は「どうやらそれはいけないこと」というのを感じてくれており、時間はかかるだろうが心開いてくれるようになるだろう。
あかねは大型犬の足にしっかり噛み付いていた。
こちらもお母さんから引き離すと、勇気を喪失し固まってしまう。私が抱き上げようとしたら、身体をうまくくねらせながら、何とか噛み付こうとする。噛まれない練習にはもってこいで、5分ほど奮闘してようやく抱き上げることが出来た。途端に大人しくなったが、身体のいろんな部分を刺激すると、ピクンピクンと過敏に反応する。
たぶん、小さい時から『掻いてやる』という魔法のスキンシップがなかったのだろう。
『掻く』という何気ない動作が犬たちの情緒を安定させる魔法のような力があることを改めて訴えたい。

初めて登場のアイリッシュセター・フラットコーティッドレトリーバーそれにラブちゃん2頭は、有り余るエネルギーをガーデンで発散し、泥んこになった後、カフェ内で静かにお店とその雰囲気を観察していてくれた。

ジャックラッセルのうらんも凶暴な?声を出しながら、大好きなボール投げをお母さんと楽しんでいたが、シャンプーをし終えたばかりのトリマーノンちゃんにはため息だったろうか?
常連の方々の愛犬たちが加わり、楽しそうな会話がカフェの時間を埋めていった。
この幸せな時がいつまでも続いて欲しいと願う。
 


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