From the North Country

真夏の夜に 2004年08月09日(月)

  家のどこかが燃えているのではないかと、台所や1階のカフェを見回りに行った。
誤って犬たちがストーブのスイッチを入れたのではないかと点検もして回った。
何処にも異常がないことを確かめ座り込んだら、イライラし無性に腹が立っている自分に気付いた。
今宵の暑さのせいである。

厳寒の冬を越す北国の人は忍耐強いように言われるが、私からすれば南国に住む人々が、夏の暑さで些細なことにキレないことの方が不思議に思える。
ひょっとしたら冬よりも夏、北欧より中東やアフリカ等のほうが些細なことでのトラブルが多いというような統計は出ないものだろうか?などと考えてしまう。

「夏だから暑い」と前もって分かっている人と「夏でも涼しい」と保障されたわけでもないのに思い込んでいる人の違いがあるのだろう。
だが待てよ。もし南国で冬の気温がマイナス10度や15度になったら、私のようにイラつく人間が増えるだろうか?
やはり暑さの方に分が悪いのではとも思ってしまう。

本当は今日『うれション2』を書く予定でいたが、前置きを書くうちにその意欲は暑さと共に萎えてしまった。
犬たちのように自然界の出来事に泰然とし、与えられた環境に愚痴一つこぼさぬ生き方を私はもっと学ばねばならない。
少しでも冷たいコンクリートの玄関で身体を冷やす犬のように、私も今夜は冷たいビールを飲みながら体を休めることにしよう。
 

うれションについての考察その1 2004年08月08日(日)

  一昨日からお泊りだったMダックスのクーちゃんのおかげで『うれション』について考えることができた。

一般的に『うれション』と呼ばれているが、そこにはただ嬉しいだけではない心理的な要素が複雑に絡んでいるように思う。
その両極端は、狂喜と恐怖による失禁であり、中間にあるのが喜びと不安が交じり合った服従行動であろう。
犬社会では強者に楯突く意思がない場合、お腹を見せたり低い姿勢をとって排尿することがある。
ここで注意すべきことは、意図的に排尿するのではなく、出てしまうと捉えたほうがよいということだ。
カーミングシグナルという言葉が一時流行っていたが、犬が緊張した場合、あくびをするとか舌を出して鼻の辺りを舐めるとか、首を掻いたりして相手に対し「そんなに緊張させないで下さい」と意図的にシグナルを送っているように思われがちだが、そうではなく緊張状態になるとあくびや舌なめずり的な反応が出てしまうと考えるべきである。

うれションが失禁であり、意図的ではない服従行動であるとするならば「わあ!ダメ!ダメ!」「大変、大変!雑巾、雑巾!」などと叱ったり大騒ぎすることは、犬に更なる緊張感を与え、うれションする度にそれをさらに強化して次回のうれションに繋げていることに気付かれるだろう。

興奮度が高いのと柔な性格がうれションに結びつき室内生活での問題行動となっているが、うれションをする犬は服従性や感受性が高い心優しい犬である。
厳しく接すればこの問題行動は長引き、子供のおねしょ程度に大らかに対応すればいずれ解決されるものだ。

と、ここまでを読み返して自分の主張に疑問を感じ始めている。
「失禁」についてである。
急に立ち上がったり、恐怖の時に失禁するのはテレビドラマでよく見かけるから本当なのかもしれないが、狂喜乱舞した時にも人は失禁するものだろうか?
もし、喜びの時には失禁しないのなら『うれション』というものは存在せず、ただただ犬が不安を感じ、人に媚びへつらっているだけになってしまう。
いや、恐らくはそうなのかもしれないと感じ始めた。
人は失禁しないのに犬はするはずはないだろう。

喜びの時、失禁することをもしご存知な方は是非お知らせ願いたい。

ともあれ、次回は具体的な対応法について考えてみる。(つづく)
 

七夕 2004年08月07日(土)

  「ローソク出ーせ、出ーせよ!出ーさぬと引っ掻くぞ!おーまーけーにかっちゃくぞ!」
カフェを閉店した途端、浴衣姿の子供たちが現れ、突然このような口上を述べ始めた。
一瞬ポカンとした私だったが「そうか!七夕か!」とはたと気付き、豆菓子と先日のイベント時に頂いた飴を小袋に入れて渡した。

東北以北では1ヶ月遅れの七夕を祝う習慣があり、仙台の祭りが特に有名であるが、ここ里塚緑ヶ丘にも子供たちの素朴な習慣が根付いていることに微笑みたくなった。
短冊は笹ではなく柳に結わえるのも北海道の特徴である。

さて、困ったのはその後からだった。
5分もしないうちに次のグループがやってきては、口上を述べ、さらに5分後にも次のグループが来る。
徐々にお菓子は底を尽きはじめ、私は落ち着きなくカフェをうろうろしながら窓から外の様子を伺うようになった。
「犬のおやつを渡すわけにもいかないよな」とつぶやきながら、終いには息を潜めている自分に気付きケラケラと笑い出した。

昨日からお泊りのMダックスのクーちゃんは触るとオシッコを漏らしてしまうし、同じくお泊りのヨークシャーのチョコちゃんは注意してないと踏んづけてしまうくらい小さい。そのうえ、北海道とは思えない暑さも続き、スタッフには犬たちを触った後の手指消毒や食品などに対する衛生管理を徹底している。
そんな緊張感の中で今日一日を過ごしたものだから、閉店後の七夕の出来事は私を一瞬緊張させ、その後和ませてくれる楽しい時間となった。

愛犬家に信頼され地域にも根ざしたカフェになるよう、そして働く我々自身も楽しめたらいいなと七夕の夜に思った。
 

盲導犬チャリティーの集い 2004年08月06日(金)

  North Run 2004に協賛した盲導犬チャリティーの集いを、昨日無事開催することが出来た。朝からの強い日差しは午後には蒸しかえるような小雨模様となったが、カフェのエアコンは唸りを上げて僅かながらも室温と湿度を下げてくれた。
暑かったのは天気のせいばかりではなく、狭いカフェに29人の参加者とゴールデン12頭ラブラドール3頭それらのF1が5頭それにレオンベルガー・ジャックラッセル・マルチーズとMダックスの計24頭が、ようやくすり抜けられる状態の中で呼吸し、様々な話題に盛り上がっていたからだ。

お二人の盲導犬ユーザーの体験談には、見えなくなってから盲導犬を取得するまでの経緯や、その暮らしぶりがとても明るくユーモラスに表現され、参加者の方々も身近なものとして共感していただけたのではないかとうれしく思った。
カフェの雰囲気がどのようなものであったかは次のエピソードからご想像願いたい。
様々な質問があった中で小学2年の大我(たいが)君からの質問
「こんなにたくさん犬がいるのにどうしてみんな静かなの?大きい犬は大人しいの?」素朴な質問だった。
「人間でも太った人はおっとりしていて…」答えに窮した私がその辺りまで言うと、カフェでは大ブーイングと笑い声が起きてしまった。
そういえばスピーカーから聞こえる声にも犬たちは動揺せず、まるで盲導犬の研修会にでも参加している趣きがあった。
「大我君、たくさんの犬が静かにしている中に、君のジャックラッセルエス君も入ってるじゃないか」と、少しは気の利いた一言を言ってあげればよかったと反省している。

寄せられた募金23,372円はNorth Run 2004事務局を通じ今月24日に北海道盲導犬協会へ寄付されることを改めて参加者の皆様にご報告させていただきます。
 

North Run 2004 2004年08月03日(火)

  North Run 2004 というイベントがスタートした。
北の大地北海道をキャンピンカーで旅する人たちを毎年数多く見かけることと思う。
これらの方たちがある共通の意識を持って旅を続けたならば、それは意義あるパフォーマンスにもなるし、彼らにとって良き旅の思い出ともなろう。

我が家の愛犬スーの母親であるジャスミンの飼主である東京在住のI夫妻が、このアイデアをまとめ15社に上る協賛を得てこのイベントをスタートさせた。
テーマは盲導犬・聴導犬・介助犬などいわゆる補助犬に対する理解を広げようというもので、道内各地の道の駅などでオートキャンパーが集い、募金活動やステッカーの配布などを行い、それらの収益を8月24日に北海道盲導犬協会に贈呈するというものだ。

Iさんからこの話を伺った時、そしてご夫妻がジャスミンの子供たちに会いたいと言われた時から、我が家に招待することを決め、カフェでもこのイベントを支援することにした。

そこでお知らせである。
8月5日木曜日つまり明後日、カフェは定休日であるが、ドリンク類の提供だけに限定して営業し、盲導犬に関してのイベントを開催することにした。
時間は午後3時からであるが、いつ来られても構いはしない。ガーデンは開放する。
盲導犬ユーザーお二人にも来て頂いて、『一体、盲導犬とは如何なるものか』をお話いただこうと思っている。
専門的な話は私が引き受けることも出来るが、とにかくドラマや演出ではない、生の盲導犬について実際の使用者からの声を伝えたいし、どんな質問にも答えられたらいいなと思っている。

膝を交えての交流であるから、企画された流れはない。どんな犬たちが飛び入り参加するかも分からないし、何人集まるかも把握していない。
願わくば参加者は折りたたみ椅子と寄付金の小銭を持参し、愛犬同伴の場合は犬の制御の仕方を学ぶつもりで参加していただきたい。
勿論、カフェのドリンクで得た収益も寄付させていただく。
みんなで楽しみ、ちょっと理解できたらそれでいいと思っている。
 

夏の注意事項 2004年08月02日(月)

  夜になって肌寒いほどの強風が吹いている。湿気を少し含んでいるので満点とはいえないが、及第点はつけられる北の夏の夜だ。そういえば今夜はビールに手が伸びないで、のっけから焼酎だった。
カフェでは8月限定メニューのラーメンサラダが好評で、私も試食させてもらったが、食欲をそそるだけでなく栄養バランスもよく夏のイチオシメニューである。

さて、夏のこの時期になると愛犬と共にキャンプ・海水浴・淡水浴などに出かけることも多い。
いくつかの注意点を挙げておこう。
(マナー)
1.大勢の人が集まる遊泳区域での犬との遊泳はやめよう。
オシッコはする、泳いだあとのウンチは柔らかくなる。抜け毛など衛生面を気にする人はたくさんいるものだ。人気の少ない穴場や、犬たちが集まるような掘り出し場所は北海道には結構あるので情報を集めるとよい。
2.無駄吠えを放置しないこと。
近隣のサイトの方の迷惑を考えるべきである。自宅でも吠え続けているのだろうが、キャンプ地では夜中の花火と同様に大きな迷惑を及ぼすことになる。開放的な気分になる前に『今そこにある危機』と考え、最初の一声ふた声は止むを得まいとしてもその後の調子に乗った吠え声は断固阻止すべきである。苦情を受けてからではせっかくの楽しいキャンプもお互い嫌な思い出になってしまうだろう。
一つアドバイスをするなら、無駄吠えを止めない犬などは病気以外では存在しないということだ。必ず止めさせることが出来る。吠えるのは遺伝的要素が強いが、止めさせないのは飼主の危機管理体制の問題である。

(健康面)
1.小型犬は勿論、脱水や照り返しによる熱中症には細心の注意が必要。
時々、愛犬の視線に合わせた体勢をとってダメージを我が身のものと感じておこう。冬山登山と同じで引き返す(あるいはクールダウンする)勇気も必要である。
2.その他の健康管理
お祭り気分での興奮・暑い中での運動・睡眠不足それにバーベキューなど普段食べ慣れないものを容易に口にすることができる状況の中で愛犬を守るためには、酔っ払ったご主人を如何に制することができるか奥さんの裁量にかかるところが大きい。
3.シダースプレーなどで虫から身体を保護し、ポカリなどの飲料をこまめに与え、必要ならビタミン剤を投与するなどの配慮をしておこう。動物病院で点滴を受ける前に、夏の長期ツアーなら当然の準備である。
 

優しい心 2004年08月01日(日)

  昨日の早朝、近所に住む柴犬のしずくの飼主の方が慌てた様子でカフェを訪ねられた。
「実は昨夜、脱走したしずくが車に跳ねられてしまいました。顔面から血を流しながらも、自分で立ち上がり何処かへ走り去って行ったそうです。一晩中捜し歩いているのですが、こんな時どうすればよいのでしょうか?」
暑い日だったので傷口が化膿し、どこかで辛く苦しい時間を過ごしているのではないかと心配され、「死んでいたとしても何とか見つけて葬ってあげたいのです」と付け加えられた。横では女の子が心配そうに話を聞いていた。

動物管理センターの電話番号を教え、交番と近所のタクシー会社にも連絡するようお話した。
土曜日でもあり管理センターに通報があったとしても対応は月曜になるのが気がかりだった。

カフェのオープンまで時間があったので私も近所を探してみた。
車の通りから離れた民家の庭先や、草が生い茂った空き地を中心に血痕がないか確かめ、途中、犬と散歩をしている方にも声をかけたが見つからなかった。

昼前だったろうか、ガーデンに飼主の方が現れ「見つかりました!これから引き取りに行きます!」と先程とは打って変わった明るい声で答えてくれた。
交番に問い合わせたのが正解だったようだ。
昨夜の内に、傷ついたしずくを保護された方がいて、動物病院で手当てを施し、交番に連絡の上、自宅で一晩看病していてくれたのだという。
そこのお宅にも柴犬がいて、飼主が現れなかったら自分たちで面倒を見るつもりだったと伺った。
しずくの命に別状がなかったのも幸いだが、心優しい方がきちんと対応して下さったのが何よりも傷ついたしずくの心を癒してくれただろう。

いつのニュースだったか忘れたが、都会で傷ついた犬を何人もの人が取り囲み、そのうちの一人が「私は病院に連れて行く時間がある」というと、周りの人たちがポケットマネーで「これを治療費の一部に」とカンパしてくれたという話を聞いた。
人々の優しさは変わってはいない。素直に表現する機会が個人主義の中では見つけられないのだろう。
犬たちはこんなところでも人間の心を支えてくれているのだと感じた。
 

天よ! 2004年07月31日(土)

  冗談じゃない!北海道民を殺す気か!
と叫びたくなるほど、うだるような暑い一日だった。
昨年は確か真夏日はゼロだったのに、今年は既に7日にも達しているという。99年に札幌で36度を記録したと伺ったが、今年はそれを上回るかも知れない。
直射日光の当たるガーデンの温度計が40度を示していたし、雲がかかった時でも34度までしか下がらなかった。激しい夕立もあり「本州みたいだね」の一言に一同うなづいた。

連日の暑さで気付いたこともある。
いつもなら大型犬が主体のカフェにラブ・ゴールデンクラスの来店がない。ハスキーのチェス君だけが皆勤を続けてくれたが、他は皆、小型犬ばかりであった。
北海道で暮らす大型犬は絶対的に暑さに弱く、こんな日は落ち着く場所でじっとしているのが一番である。

レオンベルガーのジェニーが朝から大量の嘔吐をするという電話を頂いた。水を飲んでも吐いてしまうらしいが便は出ているのでどうやら閉塞ではない。元気もある。
そうなると今日の暑さも考慮に入れなければならないと思い、涼しい所においてポカリのような飲み物を少量ずつ20分くらいの間隔で与えるよう話をした。
本来なら、この暑さで胃腸が弱っているし脱水を防ぐためにも動物病院(AH)で点滴を受けたほうがよいのだが、ジェニーが黙って点滴など受け入れるはずがない。
以前受診したAHでは診察室にも入れてくれず、外で放り投げるように薬を飲まされたというから、S先生を紹介したのだが、今回は明日まで素人療法で様子を見ることにした。
人の生態能力に近く、被毛に覆われた大型犬は我々以上に大きなダメージをこの暑さで受けているのだろう。
ふがいない等と責めないで頂きたい。彼らはマイナス20度でも平然と暮らす身体機能を備えているのだから。

天よ、数日の内に本来の北海道に戻してください。せめて、一日の安息日を与えてください。
でなければ、北海道人の勤労意欲は萎え、犬たちの生活環境は危機的な状態になってしまいます。
 

北と南 蜜柑に思う 2004年07月30日(金)

  近年の北海道はやはりどこかおかしい。気温は高いし空気は湿っている。私とスタッフM1がこの暑さに耐え切れず、ついに先日エアコンをカフェにつけてしまった。
どうやらこの暑さは大都市札幌だけではなく、涼しいはずの道東でも同様で、釧路市ではなんと今年に入って6台ものエアコンが売れたという記録的な出来事があったらしい。

そんな中、暑いとはいえ本州のそれに比べればまだマシと言える札幌から、来月お盆の頃に大阪へ転勤となる常連さんがいる。Mさんとその愛犬シバ犬の蜜柑ちゃんである。
初めてその話を伺った時、頭をよぎった言葉の数々。
「うそぉ!、この暑い時に、お気の毒に、大変だね、大丈夫?、蜜柑ちゃんも?、左遷?」
本社かどうかは知らないが、大阪へ行くわけだから左遷であるはずがないのに、思わずそう考えてしまう自分が可笑しかった。私自身、福岡生まれの奈良育ちなのだが28年近く札幌暮らしが続いている。
住めば都と言うけれど、「北海道はいいなぁ」といつも思っている。
ゴキブリやムカデは見かけないし、居たと言う話でもせいぜい1センチくらい。ヘビやトカゲも滅多にお目にかかることはない。室内で蚊取り線香も必要ない。
今日みたいに暑いとボォーとするしやる気も起こらないが、それもせいぜい1週間。
寒ければ防寒着をきれば暖かくなるが、暑いのは裸になってもそれ以上は脱げない。

ついついそんな風に思ってしまうのだが、沖縄もとてもいいところだと聞いている。
お国自慢ならきっと決着はつかないだろうから、せめて黒シバの蜜柑が関西の夏に適応し、いつもの陽気で遊び心一杯でいてくれることを願う。
今夜Mさんは大阪の転居先の下見に出掛け、蜜柑は我が家でお泊りの夜を過ごしている。
 

ボール投げ 2004年07月28日(水)

  訓練には少なくとも三つのステージがある。
1.言葉の意味を分からせる
2.いろんな場所でも出来るようにする
3.命令はお願いではなく命令(絶対)だということを分からせる

家庭犬の場合、第2ステージまで出来れば上出来と考えてよい。しかし、まだ第1ステージの段階であるのに第3ステージのような命令を最初からする人が多いことは少々気にかかる。

例えば、ボールを投げて「もっといで!」という。
犬が喜んで咥えてくると、すぐに「出せ!頂戴!アウト!」と命令していることがそれに当てはまる。

動くもの逃げていくものを追跡し、捕獲することは多くの犬の習性であり喜びだろう。だから投げたものを咥えて持ってくる行動を教えたいなら、すぐに出させる命令などせずに咥えてきた行為を飼主も喜んであげることから始めると、犬はいずれ「もう一回投げて」とばかりに飼主に近寄ってくるものだ。
しかし、手順を踏まないで取り上げようとするから、持ってこなかったり、咥えたまま離さない犬が生まれる。
「戻れば取り上げられる」という思いを犬に抱かせていることになる。
最初のステップにおいて「出せ、頂戴、アウト」の意味は「さあ、もう一回やるよ!」と同義語でなければならない。つまり「離すことで次のゲームが始まる」と理解させ共に楽しめるようにすることから始めるとよい。

あとは切り上げ時を考え、興味のピークが過ぎた頃に止めるようにすることで、犬にとってはゲームであったことが徐々に従うことの喜びを感じるようになる。
 


- Web Diary ver 1.26 -