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昨日から1週間お泊りのキャバリアKCスパニエルのコロンちゃん。お預りする時に「食卓の物を何度叱っても平然と盗みます。」と言われていたし、いたずらもひどいと聞かされていた。
昨日紹介したように、夕べはリードで繋ぎ私のすぐ傍で暮らしていた。 私がいなくなるとすぐに吠え立て、ドアを掻き毟った。 私にしては織り込み済みであるから驚くことなくすぐに対処できる。 犬を預かる時に織り込み済みなことは 1.吠える 2.飛びつく 3.唸る 4.噛もうとする 5.引っ掻く 6.駆け回る 7.落ち着かない 8.咥える 9.いたずらする 10.人の食べ物に当然のように興味を示す 11.排尿便のしつけができてない 12.臭いを嗅ぎまわる 13.叱ると反抗的になる 14.物欲が強い 15.つきまとう 16.敷物を齧る 17.夜寝るときに騒ぐetc. ザッと思いついただけでもこれだけはあるから、要は滅多なことでは驚かず・見過ごさず対処する準備ができているということだ。
そして大切なことは『これら一つ一つにそれぞれ対処しなければならないわけではない』ということである。 これらの内一つか二つの対処がきちんとできていれば、その他の問題は起こらないか、起こりそうになっても「これ!コロン!」と言えば済む問題なのである。
吠えてドアを掻いたコロンは、夕べ私に叱られた。 今夜は全くフリーの状態の彼女は、夕食の献立がちゃぶ台に並べられると、案の定鼻先をちゃぶ台に向けた。 そんなことは織り込み済みで、ちゃぶ台の傍に張り付いていた私は無言でコロンをぶっ飛ばした。驚くコロンに私はさりげなく「どうした?」と声をかけ、彼女の緊張をほぐすように愛撫を与えた。 するとコロンはまたちゃぶ台に鼻を寄せる。 すかさずぶっ飛ばし「どうした?」と声をかける。 その後彼女は学習し、ちゃぶ台に鼻を寄せることはなくなった。
以後、今日から残りの5日間、小さなことで注意を与えることはあるだろうが、大筋で私はコロンと快適な生活を送る準備ができたと思っている。 夕べはケージで寝かせたが、そのうち飼主のところと同じように私のベッドで寝かせても良いときが来るだろう。
私は犬との関係を次のように考えているのかもしれない。 与えるべきものは与える。しかし守ってもらわねばならないことは絶対に守らせるし、そうでない場合の結果を必要ならば犬に示すことに私は何ら躊躇することはない。 そしてそんなことは短期間の間に提示し決着し、残りの長〜い時間をお互いの楽しい時間に割り当てたいと思っている。 さらにその後の生活の中で必要に応じ念を押すことを忘れず、いずれは愛犬の人格を同等かそれ以上に受け入れ、終いには愛犬の理不尽さを受け止め、精一杯のわがままを聞き入れる飼主でありたいと思っているのだろう。
数百頭の犬と暮らしてきた中での四捨五入的な考えであり、中にはこの考えが全く通用しない犬や、最初から人間的に付き合える犬もいることも私には織り込み済みであるのだが。
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