From the North Country

30過ぎでも若いと言われる時代の君たちへ 2014年09月14日(日)

  そもそもカフェの厨房はどこの家庭にもあるような“台所”である。
食品衛生上、手洗いの場所が1ヶ所多く求められているだけで設備のうえで他は変わらない。

だってオープン当初は『ドッグカフェだし、食堂と違って日々のお客さんも少ないから、それなりの料理をちゃんと出せればいい』くらいにしか考えていなかったからそれで十分だろうと思っていたし、たまに不便なときもスタッフに頑張ってもらって何とかやってきた。

ところが3年前カフェに娘夫婦が加わり、旦那の雄ちゃんがシェフをやるようになって、カフェの料理は徐々に変わっていった。

手の込んだよりおいしい料理を提供しようという“料理人”の意欲が強いものだから、それはそれで頼もしかったが、いろんなところで“カイゼン”が求められてきた。

・厨房やシンクの下の整理整頓をするための備品の購入
・人の動線を考えたうえでの食器や調理機材の配置転換
・新たな食器や器具、鍋類、食材の購入…

働き盛りの頃、職場で『ここをこうすればいい。こんなことをすればもっとよくなる。』と誰しもが考えているのに、面倒な社内手続きや職場風紀があったりして、ほとんどの人がその思いを飲み込む風潮があったと思う。

だから私は懐広くとらえて雄ちゃんの希望に沿うよう動いたつもりだった。

難しかったのが、ガス台の“カイゼン”だった。
雄ちゃんシェフの希望を叶えるなら、ラーメン屋のような広い厨房と換気設備が必要なことを専門業者から指摘され、雄ちゃんはようやく現状の中での“カイゼン”を受け入れるようになった。

だってね、ドッグカフェナガサキとして営業できるのは私とKの歳からしてどう見積もってもあと数年でしょ。
無駄な投資は避けて、それなりに工夫してうまく回すのも“カイゼン”ですからね。

工夫すればそれなりにできるもので、今回も工事はなく11年使った家庭用のガス台をコンパクトな業務用の物に取り換え昨日から使っています。

「いいっすねェ!最高っす!昨日来たばかりなのに混雑した連休の2日間頑張って働いてくれてます。」
雄ちゃんは喜んでくれた。

明日もそれなりに進化した料理を雄ちゃんは提供するでしょうが、皆様にお願いがあります。

『美味しい!』という評価はありがたいのですが、そこには『ドッグカフェの割には』という定冠詞が普通ありますよね。

いろんなお店の食べ歩きを経験させているつもりですが、こっそりでいいので『あそこの○○を食べてきてごらん』とか、もうちょっと上を体験できるお話を伺えたら嬉しく思います。
もちろん高級食材ではなく『それなり』の食材レベルを使用したお店の話ですよ。

なにせ経験不足なのに興味と上昇志向だけは強い『若者』ですので…ね。
 

地球が本当に怒ってるんですね 2014年09月11日(木)

  定休日を前に気の緩んだ私は、温泉上がりの心地よさもあって深酒をし、ソファでそのまま眠って(気を失って?)しまった。
明け方3時半頃にKが「スマホの緊急速報が鳴りっぱなし!」とやって来てすぐに目を覚ました私は、激しい雨音と雷鳴ですぐに状況を察知した。

外を確認すると雨脚は強いが、特に緊急を要する状況ではなかった。
カフェ周辺はかなりの高台にあり、氾濫するような河川はないし土砂崩れを起こす山も崖もない。
雨に対しては強い地域である。
ただ、雷が何時間も、そう5時間くらいも続く状況は明らかに異常だった。

落雷に備えた準備と心づもりだけはしたものの、アルコールが残っていた私は8時近くまで眠ってしまった。

朝から徐々に晴れ間が広がり、結局この地域では災害もなく穏やかな一日でした。
ご心配くださった皆様大丈夫です。ありがとうございました。

夕方、秋田の盲導犬ユーザー力(ちから)も心配して電話をくれた。
安堵した力が話題を変え話し始めた。

「盲導犬が刺されてよぉ、白い杖をついて歩いてた女の子が蹴られてよぉ、やな世の中だなぁ」
「本当だな、殺伐とした社会になったなぁ」
「実はな、俺も刺されたんだ」
「えっ?」
「腫れて熱が出てよぉ」
「ウソだろ?」
私がマジになりかけた途端、

「蚊にケツを刺されたんだ」と力。
笑い始めた私に追い打ちをかけるように
「これがホントの臀部(デンブ)熱だな」
ちゃんちゃん。
 

金時5か月 2014年09月08日(月)

  ゴールデンの金時がようやく生後5か月を過ぎた。

この3か月、定休日とワクチン接種日以外はカフェに来て様々な経験を積み重ねている。
大方が心配されていたかもしれない“生後2ヶ月というワクチン完了前からの社会参加”であったが、問題なくすくすくと育っている。

スワレやフセなどいわゆる服従訓練は何にも教えてはいないけど、現時点での金時は
・異物を口にしてはいけないことを知っている
・ボールを投げれば喜んでレトリーブし、私の隣で横たわる
・配慮なく他犬に関わることをせず、小型犬ですらちゃんと相手を見て振る舞いを決めている
・私はまだ金時の声を知らない
・人間に対するまなざしには絶対的な信頼を感じる
・とっても仔犬らしい
・カフェの駐車場や近所の公園では、誰もいなければノーリードで過ごしている
・新たな出来事で、金時の振る舞いに問題が出た際にも『あ”!』の一声に反応し次から生かされている
・スワレもフセも教えていないけど、そのような指示が必要なときにはすでに金時は座るか伏せている

まだまだ子供だし、自我が目覚めて周囲に怖さを感じる年齢でもあるから、これからもっともっと社会に慣れさせていかなければならないが、おおむね順調に育っている。
2〜3か月後の思春期/反抗期頃には今よりもしっかりした気持ちを持ってくれたらなと思っている。
そんときはこちらももちょっと上の対応ができる。

ともあれ、金時が何をしても目尻が下がる“今”を長く楽しみたい。

これからわんこを飼おうとする方、まさに飼い始めた方への大切なアドバイスです。
ショップや一部の獣医さんが言う『ワクチンが完了するまで外に出さないで』という忠告は無視してください。
外に出し、これから生きていく社会を経験させるには生後2ヶ月からでも遅いくらいなのです。

うさぎやハムスターという生体を飼育するのではなく、私たちは“暮らし易い家庭犬”を育てようとしているのです。
そのことを忘れてはいけません。
もちろんいくつかの配慮が必要ですので、小欄の過去ログも参考にしてください。
 

ファーガス基金2014年8月 2014年09月01日(月)

  8月分のファーガス基金に寄せられたカフェ募金を今日入金してきました。
16,288円ありました。ありがとうございました。
これまでの合計は80万1610円となり、目標額の150万円まであと69万8390円です。

募金と振込、今後ともよろしくお願いいたします。

振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962
名義は郵貯銀行の規定上、『介助犬ファーガス』で開設できないため、ナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金として管理いたしております。
また、ファーガス基金の通帳はカフェにありますのでいつでも開示いたしております。

さて先日来、何者かによって傷つけられた盲導犬のことが報道されています。
心無い人間の所業に心が痛みます。
ただ、報道では“吠えないよう訓練された盲導犬”に対し…とありますが、あれは同情を誘引するような誇張された表現です。
痛いことをされても吠えない訓練なんて、盲導犬協会では行うはずもありません。

盲導犬が吠えなかったのは、仔犬の頃からパピーウォーカーの愛情に包まれ『人間に対する絶対的な信頼』が育まれていたのと、もともと痛みには強い犬のツボから離れていたからだと思われます。
だからこそその信頼を裏切る行為に私は怒りを覚えるのです。

介助犬ファーガスのオーナーNさんが先日来店しました。
これまで何度もひどい経験をしています。
しっぽを引っ張られたりいたずらされたり…

若い母親が「この犬は何をされても怒らないように訓練されてるのよ。」と自分の子供にしっぽをグイッと引っ張らせたこともあります。
先日はスーパーで、杖を突いた老人にファーガスは横っ腹を思いっきり突かれて悲鳴を上げ、Nさんは涙しながら動物病院に駆け込みました。

ファーガスをご存じな方は、仮にどんなことをされても怒ったりするわんこではないことを知っている。
我が家の愛犬アモが『人を咬んだ』なんてデマが仮に流れたとしても『絶対にそれはない!』と皆様が弁護してくださるようにファーガスもまた絶対的に人間を信頼している。

うっぷんを晴らすためとかの人間の身勝手さをも超越した神々しさを彼らに感じることがある。

盲導犬を刺した人間、ファーガスを突いた老人、子供に悪戯を促した母親。
あなた達にこそ犬たちの優しさが必要なのでしょうが、凡人の私には彼らほどの寛大さが足りないようです。
彼ら犬たちは、あなたが改めればいつでも赦してくれるし、そもそも卑屈でいびつになる前にあなたをちゃんと導いてくれたのに…
 

ワンポイントアドバイス 2014年08月28日(木)

  今日は定休日。
我が家の愛犬アモと支笏湖での休日を楽しんできた。

が、余計なことは抜きにして、今夜はわんことの暮らしに困っている飼い主へワンポイントのアドバイスを贈ろう。

・ゴミ箱を悪戯するからゴミ箱を犬が届かない高い所に置く。
・キッチンにわんこを入れたくないから、柵を作る。

そんなほんとに本当に馬鹿げた最近の雑誌のアドバイスを実践している方、目を覚ましなさい!

ゴミ箱を上に上げるのでなく、キッチンに柵を設けるのでなく、『それはだめなんだ。そんなこと絶対許さん!』と愛犬に宣言できる飼い主になりなさい。

でなければ、あなたはいつまで経っても出会ったわんこの性格によって人生が左右される存在でしかないのですよ。

それだけです。
あなたは飼い主であり人間なのだ。
目を覚ましなさい。
 

どうぶつ奇想天外…その後の繋がり 2014年08月26日(火)

  「旭川の盲導犬ユーザーMと申します。はじめまして。これからカフェに伺ってよろしいでしょうか?」

昨日、そんな電話があって「どうぞ」と答えた私だったが、もう協会を離れて12年も経って見知らぬユーザーからの電話に『なんだろう?』との思いもあった。

1時間ほどして小柄で可愛い盲導犬と共に来店されたMさんに握手しながらお互い名乗り合った。
その時、道路から階段を上ってくる中年オヤジの姿を見た私は一瞬『誰だ?』と戸惑ったが、すぐに「Kさん!」と驚きの声を発していた。

Kさんとは、5年くらい前までテレビで放映されていた『どうぶつ奇想天外!』という番組のディレクターをされていた方で、北海道盲導犬協会を長く取材されていた方である。

盲導犬ユーザーMさんは、私とKさんの10数年ぶりの再開のサプライズを演出してくれたのだった。

20年くらい前Kさんと出会った頃、私は協会の指導部長をしていたが、いい加減で興味本位の演出と報道ばかりするマスコミに嫌気が差していて、最初の取材依頼を冷たく断っていた。
しつこいKさんはひるむことなく自分の想いや取材の意義を訴え、私の心を徐々に動かした。

盲導犬の訓練や視覚障害者とのデリケートな事柄に注意が必要なことを話すと、すべて受け入れ工夫しながら撮影し“ありのまま”ということでお互いの気持ちは一致した。

その努力と誠意を感じてから私はKさんを尊敬し、KさんとカメラマンのYちゃんと友達になった。

『どうぶつ奇想天外!』で放映された盲導犬とユーザーそれに関わるパピーウォーカー・繁殖ボランティア・その他の協力者や訓練士たちのドキュメントはちょっと感動的過ぎたかもしれないが、それは演出上のことであり取材の過程ではとても真摯で誠実であったことを今思う。

だから昨日Kさんとの再会は戦友に出会ったような安堵と懐かしさがあった。

聞くと、年に一度行われる盲導犬協会でのユーザーの研修会で、長く協会を取材したディレクターとして講演を依頼されて北海道に来たついでに私のもとを訪ねてくれたということで、サプライズしたかったらしい。

Kさん、充分驚かされましたよ。

「今度、カメラマンのYちゃんや協会の何人かのスタッフと同窓会やりませんか?」とKさん。
「酒は今でも好きだから飲みますが、あの頃のように強くはありませんからね。」と私が言うと
「それで丁度いいかも」とKさんは言う。

私の息子も今“Qさま”という番組でディレクターの一員をさせていただいている。
ディレクターの難しさは嫌というほど経験しているだろうが、Kさんみたいに役員の立場でいる資格があるのにそれを拒み現場で生きる道を選んでいるディレクターがいることを今度会った時に再び伝えたいと思う。
Yちゃんもいい年になっただろうに、まだ重いカメラを担いでその瞬間を撮影してるんだなぁ。

今度ゆっくり飲もう。
そういや、あの番組で知り合った加藤晴彦君、ようやく結婚したそうで…おめでとうございます。
 

2014年夏 2014年08月22日(金)

  冷夏でも猛暑でもなく北海道らしい“ちょうどよかった夏”が終わろうとしている。
降る時は大雨というのが特徴的だった今年の夏と言えようか。

そんな昨日、1泊すれば翌日は大雨に遭遇という状況下でデイキャンプを選択したのは大正解だった。
『本当に明日は天気が崩れるの?』と、ちょうどよい天気の中で思いっきり楽しむことができた。

スクリーンテントだけを張り、中にテーブルとイス、コンロと水タンクそれと調理道具一切が入っている引き出しセットを入れただけのデイキャンプがスタート。

アモはどんなに遠くへボールを投げてもマイペースで泳ぎながら回収してくる。
その間に私とKは地元洞爺湖で取れたミニトマト何種類かを食べて感動を味わう。
いつもなら昼食に“そうめん”とか“冷やしタヌキ”などのメインを決めているけど、今回はそれもなし!

どちらかがアモと遊び、どちらかが食事の支度。
アモが満足したころ、すべて地元の食材のシンプルな昼食が出来上がる。
トマト・とうきび2種類・ゆで卵・豆腐屋のかまぼこ・スイカ。厚揚げもあったがこちらは食べきれないと判断して持ち帰りとした。
肉も魚もカニもないけど、新鮮で味わい深い地元の食材だけでおなかが満足する喜びはほんとにいい!
アモのためだけに肉を焼いたキャンプなんて初めてだ。
そういえばアモのおこぼれの焼き鳥をKは食べていたようだが…

ところで、前々回のキャンプでフレームが壊れたスクリーンテントだったが前回は応急処置で何とか使用可能で、帰宅後メーカーに部品の在庫を確かめたら「ない」とのこと。
今回も無事を祈りながら設営できたが、撤収の際に致命的な状態になっていた。
このテントは安物だがアモとのキャンプのために購入した思い出深いものだ。
カラーもデザインも機能性も気に入っている。
耐久性や本格的な実用性はないけど、我が家のキャンプにはちょうど良い。

だから、
定休日2日目の今日、雨でどこにも出かけられないから、私は折れて壊れたフレームを再使用できるよう修理に時間と工夫を重ねた。
まるで2日目のキャンプをしている心境で心地よかった。
朝食はガーリックトーストにソーセージエッグとミニトマト・千切りキャベツと昨日の残りのポテトサラダ、それにアイスカフェオレをKが提供してくれた。

昨日はデイキャンプだったけど、それなりに先を読んで、あたふたすることなく有意義で結果的に2日間を楽しめた。

修理したスクリーンテントでアモと楽しめる日が今年もう一度あって欲しいと願う。
1泊でもデイでも構わない。
9月にまたいけるといいな。
 

愛犬との夏の過ごし方を教えてください。 2014年08月17日(日)

  お盆はいかがお過ごしでしたか?
国内的には猛暑や大雨による洪水、大渋滞などいろいろあったようですが、カフェ周辺では総じて穏やかで、日中はそれなりの暑さだけど、朝夕は肌寒く過ごしやすい夏の日々が続いています。

24年前に半年間の研修の際、大阪の夏のある日36度にもなって死にそうな体験をしたことがあるけど、今はもっとすごいのでしょうか?
九州では、四国では、関東ではどうなのでしょうか?
わんこ達との暮らしはどのようにしているのでしょうか?

先日、関西に行かれた方から「コンビニを出た途端、メガネが曇りました」と、まるで外とお風呂の湿度が近いようなお話に驚きましたが、そのような夏なのでしょうか?

わんこの散歩は朝晩なら可能で、日中はクーラーの効いた部屋で過ごしていると普通に想像してよいのでしょうか?

ということは、ドッグランなんかを経営されてる方はナイター営業かなんかで生計を立てておられるのでしょうか?

ドッグカフェは日中の集客をどのようにされておられるのでしょう?
札幌の円山動物園のシロクマは大きな板氷をプールに入れてもらったりしていますが、それに近いイベントなんかやるのでしょうか?

あ、ごめんなさい。つい同業者として『もし、自分がそのような状況の中で経営していたらどうすればいいのだろう』と、思いを巡らせてしまいました。
そして、夕方には散歩しアモと普通に暮らしている日常が、暑い地域ではどう変化するのか具体的に知りたくなったのです。

ちなみに私は福岡生まれですが、猛暑の記憶はありません。
8歳から奈良で育ちましたが扇風機しか使ったことはありません。
50を過ぎた頃から札幌でエアコンを使うようになりました。

今の時代の中、わんこ関連の同業者やわんことその飼い主はどのように夏を過ごしているのでしょうか?
興味深いですよね。
 

さようなら晴(はる)君を忘れない 2014年08月13日(水)

  S家のラブラドール/凛と晴の晴(はる)君が今朝がた亡くなりました。
来月10歳を迎えるところでしたが残念です。
Sご夫妻には心からのお悔やみを申し上げますとともに晴君のご冥福をお祈りいたします。

晴にとっては充実した犬生だったと思います。
心から可愛がられ、ボール遊び・雪に埋もれた青葉公園での散歩・フリスビーそれにカヌーでの川下りなどなど、いつもS家の中心で生活が回っていたように感じていました。

心落ち着くまでしばらくかかると思いますが、どうぞ悲しみの時を大切にお過ごしください。
 

攻めのしつけ 2014年08月11日(月)

  今回の台風11号、とても珍しいコースを取りましたね。
被災された地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
日本海へ抜け、強風域が北海道にかからない西側だったので『大丈夫かな?』と思っていたら、凄い強風と一時的な大雨に驚きでした。
何より札幌からさらに東に離れた道東やオホーツク海側での被害が大きかったことにあらためて自然の驚異を感じました。
あのエネルギーに対しては人類は到底立ち向かうことはできないでしょう。

さて、「もう耐えられない!困っています」
と、こちらは飼い主のエネルギーで変えられる“散歩中のわんこの吠え”の相談がYさんから先日入った。
Mシュナウザーは犬種特性なのか現在の日本の繁殖の弊害なのか知らないけど、やたら吠えるわんこが多い。

それでもYさんの『何とかしたい!』との思いは強く、即席のレッスンを行った。
最近流行の“犬のき○ち”的なやり方では、散歩中に他犬に出会ったら
・他犬が見えないように飼い主が視界をさえぎり、おやつを与える
とか
・コースを変える
とか、腫れ物に触るような逃げの一手のアドバイスが書かれたりしていて、『いつまでこんなことを繰り返せば吠えなくなるの?』という現実がある。

私のやり方は真正面から愛犬に対峙する。

そもそも、散歩中に吠えるわんこには、普段からそれ以外の諸問題が付きまとっているはずだ。
引っ張ったり都合の悪い指示を無視したり…
人の愛情と優しさを逆手に取るのが当たり前!というわんこが多い。
愛情と優しさ愛しさは誰もが持ってるけど、逆手に取られて世間様に迷惑をかけるようじゃ黙ってるわけにもいかない。

で、Yさんは本気で学ばれた。
散歩中にわんこが吠える正当な理由を解説し「だからと言って飼い主としてそれを許しますか」と私は迫った。

ちょっとした技術的な方法を練習すると吠えなくなった。
だけど吠えなくなったのは技術ではなくYさんの『もう嫌だ、吠えるのはダメ!』という強い思いであることを伝えた。

昨日、メールが届いて「散歩中吠えなくなりました」とあった。
それはテクニックよりYさんが『吠えるのはもう許可しない。そんなことで頑張らなくていいんだよ。』と、きちんとわんこに伝えた成果であろう。

散歩中他犬と出会ったら、視界を遮ってフードを与えたり、コースを変更してビクビクの生活を選択しなかったYさん。
「今日は他犬を探しながら散歩してます」とのこと。

うまくやれた時には、思いっきり褒めたり見返りを与えてくださいね。
そしてご自分を褒めてください。見返りはわんこがきっと与えてくれます。
 


- Web Diary ver 1.26 -