From the North Country

攻めのしつけ 2014年08月11日(月)

  今回の台風11号、とても珍しいコースを取りましたね。
被災された地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
日本海へ抜け、強風域が北海道にかからない西側だったので『大丈夫かな?』と思っていたら、凄い強風と一時的な大雨に驚きでした。
何より札幌からさらに東に離れた道東やオホーツク海側での被害が大きかったことにあらためて自然の驚異を感じました。
あのエネルギーに対しては人類は到底立ち向かうことはできないでしょう。

さて、「もう耐えられない!困っています」
と、こちらは飼い主のエネルギーで変えられる“散歩中のわんこの吠え”の相談がYさんから先日入った。
Mシュナウザーは犬種特性なのか現在の日本の繁殖の弊害なのか知らないけど、やたら吠えるわんこが多い。

それでもYさんの『何とかしたい!』との思いは強く、即席のレッスンを行った。
最近流行の“犬のき○ち”的なやり方では、散歩中に他犬に出会ったら
・他犬が見えないように飼い主が視界をさえぎり、おやつを与える
とか
・コースを変える
とか、腫れ物に触るような逃げの一手のアドバイスが書かれたりしていて、『いつまでこんなことを繰り返せば吠えなくなるの?』という現実がある。

私のやり方は真正面から愛犬に対峙する。

そもそも、散歩中に吠えるわんこには、普段からそれ以外の諸問題が付きまとっているはずだ。
引っ張ったり都合の悪い指示を無視したり…
人の愛情と優しさを逆手に取るのが当たり前!というわんこが多い。
愛情と優しさ愛しさは誰もが持ってるけど、逆手に取られて世間様に迷惑をかけるようじゃ黙ってるわけにもいかない。

で、Yさんは本気で学ばれた。
散歩中にわんこが吠える正当な理由を解説し「だからと言って飼い主としてそれを許しますか」と私は迫った。

ちょっとした技術的な方法を練習すると吠えなくなった。
だけど吠えなくなったのは技術ではなくYさんの『もう嫌だ、吠えるのはダメ!』という強い思いであることを伝えた。

昨日、メールが届いて「散歩中吠えなくなりました」とあった。
それはテクニックよりYさんが『吠えるのはもう許可しない。そんなことで頑張らなくていいんだよ。』と、きちんとわんこに伝えた成果であろう。

散歩中他犬と出会ったら、視界を遮ってフードを与えたり、コースを変更してビクビクの生活を選択しなかったYさん。
「今日は他犬を探しながら散歩してます」とのこと。

うまくやれた時には、思いっきり褒めたり見返りを与えてくださいね。
そしてご自分を褒めてください。見返りはわんこがきっと与えてくれます。
 

金時4か月。訓練ではなく子育て 2014年08月04日(月)

  夜になって久しぶりの雨が降り始めている。大きな雨にならないで恵みの雨であってほしい。

さて、今日で生後4か月となった金時(ゴールデン・メス)はN家で暮らし始め(カフェに通い始めて)2ヶ月だが、感覚的には1年以上も付き合っている気がする。

『たった1年でわんこは大人になるから、最初の1年を頑張ろう!』と、説いてきたが、仔犬育ては本当に疲れるものだ。
カフェで接しているだけの私がそうなのだから飼い主のNさんのご苦労とその途方もないエネルギーに感服させられる。

でも、振り返れば最初の1ヶ月よりは2か月目の方がちょっとは楽だったような…ちょっと時間が早く過ぎたような気がするのは、金時成長の証?

少なくとも暮らしづらい家庭犬の第一歩である『飼い主とその家族への攻撃』はなく、第二歩の『他人や他犬に威嚇』もないわんこの基礎ができ、友好的な暮らし易い家庭犬への道筋が見えてきた。

実はこれはとても大事なことなのだ。

『引っ張るんです!』『イタズラするんです!』という問題があったとしてもその深刻度は『機嫌が悪いと家族が咬まれ、犬に近寄るだけでドキドキします』とか『人や犬を見ては吠えかかり散歩にも行けません』という悩みからすれば他愛のないものになる。
『平穏に暮らせる』というのはとても重要なことであり、巡り合ったわんこの性格によって10数年苦労し、人生が振り回されるなんてことがあってはならないからこそ、最初の1年の仔犬育ての意識と行動が必要なのだ。

今、私がレッスンしているゴールデン×プードルのラブちゃん、ボーダーのケイティ…
この子たちにいわゆる服従訓練や脚側歩行などの訓練はしていない。
淡々と社会経験を積ませ、『マテ』だけは教え、自然と社会に溶け込み、人間に対しての信頼と畏敬を育み、のんびりと生きる喜びの方向へと導いている。
もちろん飼い主さんの思いと同じ方向である。

わんこに命令して犬の服従性とご自分の統率力を喜びにされる方がおられるけど、盲導犬も家庭犬もそんな人の本性は簡単に見抜いております。
一緒にいてお互い安らげるには人間関係とは違うバランスが必要ですが、それを学ぶのは犬じゃなくて人間の務めだと思う。

ともあれ、金時4か月。
シンキングアニマルに成長している。
衝動ではなく、感じ・考えて振舞う場面が随所に見られるようになった。
これからは血筋との兼ね合いを観察しつつ育てることになる。

何度か書き直そうとしたが酔ってるとそれができない。
飲酒運転の危険性と共通しているような…
 

ファーガス基金2014年7月 2014年08月01日(金)

  7月分のファーガス基金を入金してきました。
カフェ募金は13,523円でした。(内お札8,000円)

2012年9月20日開設以来785,322円が集まりました。
目標額は150万円ですので、あと714,678円です。

Nさんの介助犬ファーガスは元気に活躍しています。
カフェで時々出会えると思いますので、その時は『最近どう?』ってNさんに声をかけてみてください。
驚くほど面白かったり悔しかったりするエピソードを聞かせてもらえますよ。
日々ドラマが生まれています。

募金と振込、今後ともよろしくお願いいたします。

振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962
名義は郵貯銀行の規定上、『介助犬ファーガス』で開設できないため、ナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金として管理いたしております。
また、ファーガス基金の通帳はカフェにありますのでいつでも開示いたしております。

さて、先週まで2週連続の洞爺湖キャンプを楽しんできたけど、北海道の学校も夏休みに入ったので我が家はしばらくシーズンオフに入った。
混みあう場所は苦手なので…

そしたら昨日今日は30度越えの猛烈な暑さとなり、日中はカフェでのんびり過ごし、陽が落ちてから散歩となった。
アモも定休日恒例の“お出かけ光線”を控えてくれ、夕暮れ時ののんびり歩きで満足したようだった。

8月は静かで涼しい穴場探しをしてみようと思う。
 

ごん兵衛と金時の早期社会化 2014年07月26日(土)

  今日は朝から雲とPM2.5が入り混じり、どんよりした空模様。
開店の頃から雨が降り出し、目はチカチカと痛む。

先週19日にチワプー(チワワ×トイプードル)チャメル家に新たなチワプーが加わった。
名前は『ごん兵衛』、2か月の男の子だ。

ゴールデンの金時と同様に、こちらのN家も家族になったその日からカフェに通われている。
19日からの3連休そして土曜日の今日と。
先住犬のチャメルの飼育係W君(6年生)が、今度も担当するというからごん兵衛もきっといい子に育つに違いない。
どうみてもヨーキーの仔犬のようなごん兵衛は、カフェで小さな尻尾を振り振りなかなか愛想のいいわんこだ。
小型犬だから動きも遅く穏やかで、何とも癒される。

同じ頃の金時は…いややめておこう。

そうそう、4か月まであと10日の金時にもかなりの変化がある。
・まず、誰彼構わず追い回すことはとっくになくなり、相手の性格や状況を見るようになった。
・建築現場の人やゴミ収集車に興味を示し、頭を撫でられている。
・指示によってシーシーベンベンがいろんなところでできている。
・散歩の距離が延び、シャッターの開閉音にびっくりしたり他犬に吠えられるのが嫌だったりと、今後の社会経験の課題が分かり易い。

レトリーバーだからボールにも興味がある。
初めてのその日、私は他に誰もいない時間を見計らって金時とガーデンに出た。
ボールを投げる。
金時はすぐに追いかけてそれを咥える。
そこからが大切な時間だった。

多くの方はすぐに呼び戻し、ボールを出させたがる。それがいけないのは私にとっては明白。
だから金時が咥えた時、私は拍手して喜んだ。
すると金時は私のもとに来て、素通りしようとする。
『捕られるんじゃないか?』との懸念を持っているのだ。
だから私は素通りする一瞬にタッチして『凄い凄い!』と再び喜ぶ。

一旦、離れたところでボールをかじっている金時だが、それだけではつまらないことに気づき、再び私のそばに来て横になる。
私が体を擦っていると、金時がボールを出す。
すかさず拾って再び投げると、また『捕られやしないか』と一度遠回りするが、すぐに私の横で伏せてボールを咥えている。

数回の練習で金時はルールを学び、『意地悪はされないどころか、より心地よいこと』を理解したようだ。

しばらくは他犬がいるところでボール遊びはしないことと、『おいで!出せ!』という環境には置かないようにしている。

最後のワクチンも終わった。
2か月の3日前からカフェデビューを果たした金時は病気することなく元気に育っている。

同じく2か月のごん兵衛だから、健康状態と触れ合う環境には十分配慮しながら関わっていきたい。
 

さよならムーン 2014年07月21日(月)

  今日ゴールデンのムーンちゃんが逝きました。
14歳10か月と21日を生き抜き、老衰で亡くなりました。

電話の向こうでKさんは気丈に報告してくださいました。
「ムーンちゃんのおかげでわんことの暮らし方を学ぶことができたし、いろんな方々と出会えたことを本当に感謝しています。」

10年前、我が家の愛犬スー・レオンベルガーのジェニー・ゴールデンのジェイそれにムーンとトム君とで十勝のペンションに行って草原で遊びましたね。

スーが亡くなってアモがやってきた年には、同じメンバーでニセコにも出かけました。
アルバムを見るたびいろんな一コマが思い出されます。
スー・ジェニー・ジェイ・ムーン…
楽しい思い出がいっぱいの幸せなわんこ達でした。

「ちゃんとよくやったね。えらかったよ。」
私の言葉に「ほんと?ありがとう」と涙をこらえながらKさんは答えてくれました。

逝く命があり、数か月前に授かった命がカフェには溢れている。
普通の人にはピンとこないかも知れないが、そんなわんこ達を通じて私たちは自分の生き方を考える実に多くのきっかけとエネルギーをもらっている。

だから愛犬が亡くなった時、悲しみと共に『ありがとう』との感謝の気持ちが込み上げて来るのだろう。

夜半の空に満天の星が輝いていた。
夜のトイレを済ませたアモを、私とKはアモの体温を感じながら2階への15段を担ぎ上げた。
「ハーハー、重い!」
まだ感謝の気持ちなど・・・
 

テント設営中にまたぎっくり腰をやったけど… 2014年07月18日(金)

  定休日の昨日から洞爺湖キャンプを楽しんできた。
今年の夏は道外の方が抱かれる北海道のイメージにとても近く、快適そのもの。

Y家・O家のテント設営場は大きな木の下の木陰らしいが、我が家はいつも太陽直下の広々とした芝生空間である。
我が家の設営地は、湖面とほぼ同じ高さで石ころが無く、遠浅だけど泳げる深さがあるのがアモにはピッタリで気に入っている。

スクリーンテントが日差しを防いでくれ、そよぐ風がいつも吹き抜けているから見た目以上に心地よいのだ。

アモは足の裏が極端に敏感で、小石の上を走るとエライことになってしまうが、設営地の水辺は砂地で陸に上がればすぐに草地になるから、湖面に投げたボールを50メートルほど泳いで回収しても、草地まで戻ってゴロンゴロンと転げまわって安全に達成感を表現できる。

疲れがとれるまで伏せたまま景色を見ながら満足感を噛みしめ、エネルギーチャージが済むと『よし、ボールを投げよ』と私のところに戻る。
疲れがひどい時はKのもとに…(Kは遠くへ投げられないから)

ところで今回、こんなにアモが快調に泳ぎ回れるとは思ってもいなかった。

2か月ほど前から急に我が家の階段を自力だけでは上れなくなったのは、『13歳3か月だから』という理由だけではないと私は感じていたけど、4日前に別件で受けた検査でどうやら悪性腫瘍の転移で腰椎の一部が溶けてしまっているらしい。

来るべき時が近づいているようだ。

そんな中でのキャンプだったのに、アモはすこぶる元気に楽しんでくれたのだ。

皆さんに報告はしておきますが、アモの病気に関する話はこれでおしまいです。

これからは私とKとアモの時間を過ごしますから。
って、やり残したことって何にもないから、いつ何があっても別にどうってことはないし、来週もキャンプに行ってんじゃないかな。

いつもの時間をこれからもいつものように過ごし、受け入れるものは受け入れる。

疲れた、心地よく疲れた。
そんな気持ち良いお休みでした。
ゆっくり寝てまた明日からカフェの営業は続きます。
 

最近の金時2 2014年07月07日(月)

  生後3か月と3日を過ぎたゴールデンの金時の近況です。。
体重は10キロを超え、ますますパワフルになっている。

先日、同胎犬(一緒に生まれた兄)との再会をカフェで果たしたが、その性格の違いは一目瞭然。
穏やかな兄犬の飼い主であり、その父親の飼い主でもある方から『この子はおばあちゃん似ね』と隔世遺伝の印籠を渡された金時であった。
そのおばあちゃん犬は13歳を過ぎた今でも留まることを知らないエネルギーを発散しているらしい。

受け継いだ血はともあれ、金時の飼い主Nさんとカフェにとっては“庭に咲いた花”なのだから育てるしかない。
カフェのお客様みんなで応援する介助犬ファーガスと同じ感覚である。

『ファーガスには基金で支援を、金時には長い目で応援を』
そんなキャッチフレーズでご理解を賜りたい。

そんな折、今夜、秋田の盲導犬ユーザー“力(ちから)”から電話があった。
先月から新たな盲導犬と暮らし始めた私と同い年の気の合う奴である。

「いんやぁ、スンバラシイ!今度の盲導犬は最高だ。足の長い黒ラブなんだけどよぉ、俺にピッタリだ。盲導犬協会のT指導員に『顔さ前に挙げて歩け』って指導されたけど、この犬とならそれができるんだ。」

いつもの酒に酔った中での近況報告であった。

ちょっと説明が必要かもしれない。

盲導犬とは視覚障害者の移動を助けるわんこである。
その仕事の中身の説明は今夜は省力するが、例えば歩く速さとか共に暮らすうえでの相性とかというのは、人間関係と同じように存在する。
それを勘案してマッチング(人と犬との組み合わせ)が行われるのだが、結構難しいことがある。

これ以上は酔いすぎて書けない状態
おやすみなさい。
 

老後を生き始める 2014年07月04日(金)

  札幌の今年の初夏はグッド!

6月は月初めに急に暑い日があり、その後は3週間近く一日の内のどこかで雨が降るという記録を作ったものの、その後は朝は涼しく、9時過ぎ頃から暖かな陽が射し始める毎日。
そして夕方になると肌寒くなるという北海道らしい気候だ。
おかげでボール遊び以外の時はとぼとぼ歩きの我が家の愛犬アモでも、毎夕散歩に出かけることができている。

定休日の昨日今日はそれぞれ平岡公園とすずらん丘陵公園を散策してきた。
昨年までと違い、距離を歩けないし、200メートルおきに木陰で休憩が必要だが、アモの満足度は距離ではなく過ごす環境と費やす時間に変化したようだ。

静かで自然豊かな環境の中、のんびりと過ごす時間・それにちょっとしたボール投げを交えたひとときを演出してあげようと思っている。
そうそう、おやつのおねだりが増えている気がするけど、それにもそれなりに心配りをしてあげよう。

腰から下の筋肉が萎えて、後肢の蹴りが弱くなったからシニア用のフードにレギュラー(成犬用)のフードを加えるようにしている。
体重の増加による負担と筋力をつけるバランスが難しい。

狂犬病・混合ワクチンは接種をやめた。
異論もあろうが、これまでの経験で12歳まで混合ワクチンを受けた犬がパルボやジステンパーで死んだ経験がない。
テンパーにかかったらしい症状はあったけど、軽症のまま自然治癒した経験はある。

フィラリアも今年から駆虫薬をやめようと思っている。
冒頭に書いた気候の札幌だから『ありかな』と思っている。
仮に蚊に刺されて子虫に成長しても、余命を考えると薬の負担の方が絶対重い。(本州で外飼いの方は絶対真似しないでください)

15段の2階への階段を1日に3回アモは上る。
最近は6段目くらいに私が待機して、意を決して上り始めたアモの腰を押し上げるサポートをし、Kが階上で引っ張り上げる。

今は三人の息がとってもあっている。
これが続くだけ続けていく。
その次はその時に考えよう。
老犬との暮らしや介護は過去に嫌というほど経験しているが、それぞれに違うのだ。

私とKはふたりでこれまでの人生経験で得た感性と知見、それに先進の情報を組み合わせながらアモと過ごしていくことになる。

慌てるという概念が最近消えていることを感じる。
それがちょっとうれしい。

カフェでは明日もアモが穏やかに過ごしていることでしょう。
老犬だから穏やかだと思われたならちょっと違います。
そのように私たちはアモを育ててきただけのことなのです。
アモは私とkの作品なのです。
 

Path to the War 2014年07月01日(火)

  今夜はまず、ファーガス基金の5・6月分のご報告をいたします。

カフェ募金を本日入金してまいりました。
募金額:21,487円(内お札は11,000円)でした。
今回の入金で合計771,799円となり、目標額の150万円まであと728,201円となりました。
宝くじが当たった方、お祝い返し・香典返しの代わりに介助犬ファーガス基金にお振り込みいただければありがたいです。
カフェがなぜファーガスを応援しているかは、この欄で“ファーガス”を検索してくださいませ。

振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962
名義は郵貯銀行の規定上、『介助犬ファーガス』で開設できないため、ナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金として管理いたしております。
また、ファーガス基金の通帳はカフェにありますのでいつでも開示いたしております。

さて、今日、この国の仕組みが変わってしまった。
わんことは何の関連もないが、還暦を過ぎた自由人として書いておかねばならぬことを書く。

近隣の国との対立が続き、一触即発とも言われているがこの問題で取り返しのつかない紛争に発展するとは私は思っていない。
それよりも地球規模の人口増加によるエネルギー資源・食糧・水資源の争奪戦と宗教紛争こそが30年後50年後までに世界を破滅へと導くことになるだろう。

今回、明らかに憲法違反である集団的自衛権の行使を詭弁にもならない屁理屈で閣議決定した内閣は、“今そこにある危機”というよりその先を見越して平和慣れした国民と自衛隊員に“紛争意識”と“戦闘慣れ”の準備を始めたといえる。

つまり、平和憲法のもと戦後70年、自衛隊が国軍として誰も殺さず、誰も殺されなかった体制を破棄し、どこかへ出かけて殺し殺される道を今日開いたのである。

最初から大きな事案はないだろう。
だが、そのうちどこかで誰かを殺し日本人の誰かが殺される報道がなされる。
すると国民は相手国を憎み、国が思うように操られ本格的戦争へと突入するのは歴史が示している。

だが、この国の若者はその歴史を知らないから、操られるのではなく自らの意志として戦いを始める。
身近な人が殺される、ましてやそれが身内なら誰もが怒りに震え身を挺して戦うことが当然となる。

70年もの間、日本は戦争に関与せず一人の死者も出していないのは憲法9条があったからだ。

もう、こんな言葉も空しい今日を迎えた。
司法は今後この決定をどう判断するのだろう。
三権分立が機能するなら『この閣議決定は違法である』との裁定もあり得るが、任命権者との関わりを考えれば期待はできない。

“Path to the War”(戦争への道)
このスペルと表現が合っているかどうか知らないけど、ともあれ今日我が国に戦争への道が開かれた。

前回の総選挙で現在の総理が率いる党に投票した皆さん。
経済がどうのこうの言うのも分かりますが、彼の選挙公約にあった集団的自衛権の行使を含めて投票したのですね。

あなたの子供・孫あるいは身近な人が戦死したりテロに巻き込まれたとき、あなたは誰を責めるのですか?
70年誰も死ななかったのは偶然ではない。
あなたがA級戦犯の支援者であり、当事者となります。

でも、もう扉は開いてしまいました。
Path to the War あなたはすでに戦争への道を開けてしまったのです。
それぞれにそれぞれの事情があるのは当然です。
でも、自分が何をしたかだけは知っておくべきでしょう。

何ができるか、生きているうちは伝えていたい。
 

無責任だから本気でできるんだな 2014年06月29日(日)

  1年の半分、6月がそろそろ終わろうとしている。
この1ヶ月金時(ゴールデン2ヶ月)と接し、わんこ育てで悩む飼い主さんの気持ちと、実際に問題駆動を起こす犬たちの理由をあらためて感じることができた。

『3回目のワクチンが終わるまで外には出さないでくださいね。病気にでもなったら可哀そうですから』

ペットショップの店員と多くの獣医のこの“優しい一言”から飼い主の苦悩とわんこの問題行動は始まっている。

体力も知能も日々変化し成長する2か月のわんこを外にも出さず暮らしてみてごらんなさい。
普通のわんこならエネルギーを持て余し、悪戯の限りを尽くし、必要以上の甘噛みがさらにエスカレートすることだろう。
また、それを受け入れるようなわんこならすでに家庭犬としての知能に疑問符が付く。

多くの飼い主は健康管理を最優先して観賞動物を飼育しているのではなく、暮らし易い家庭犬を育てようとしている。
ならば適切な時期に適切な刺激と経験それに指導が必要なはず。

1歳で保育園に入園し、感染症のオンパレードになりながらも預けるのは、共働きでやむを得ず子供を犠牲にしているからではない。
子供の発達に可能性が見出されているからで、病気になった時には親と医療が支えているのだ。

ましてや仔犬。生後3か月で人間ならば小学校入学時期である。
それまで外に出さなければ、子供は荒れ放題だろうし、親はノイローゼになるかネグレクトを選択してもおかしくない。

ショップや獣医さんにはそこまでを考えてアドバイスをしてほしい。
例えば
・ワクチンが完了してないので、不潔と思われる環境には連れて行かないで
・わんこのイベントには行かないで
・動物病院では抱っこしたままで
・家族は帰宅したら手を洗いましょう…云々
で、どんどん外を見せるようにしましょう。
もし歩けるようなら地面に下して探索させてください。
石ころなど道路に落ちてるものを口にしないよう注意し、あまりにしつこければぶっ飛ばしてでも『それはダメ!』としつけてください。
なあに、愛情が基本にあるのですから何をしても大丈夫です。
最低限この位の助言をしてみては如何だろう。

で、まだ2か月の金時。
どんだけの刺激をこの1ヶ月受けてきただろう。
彼女は成長した。
9キロになった体重だけではなく、2か月のわんこが思いっきり走りまわった後に冷静にものを見つめる目。
穏やかな姿でじっと観察しているあのまなざし。
私の心にジーンと突き刺さる喜びの瞬間である。

私が心配している唯一は、年齢以上の運動機能の負荷だ。
精神的刺激は相応な配慮をしているが、2ヶ月のゴールデンのエネルギーの爆発的行動は度を超えており、身体のどこかにアンバランスが生じていないかが気になるのだ。
この先、もしそんなことで問題が生じればかかりつけ獣医さんI先生の出番となる。

ともあれ、生後2ヶ月なのにこんな刺激的な生活を送るわんこは滅多にいない。
しかも無秩序ではなく管理下(育成プログラム)に置かれている金時だ。

目標は“暮らし易い家庭犬”
たわいない目標であり至極の目標でもある。
すなわち、
・家族を信じ、絶対に家族に攻撃的な振る舞いはしない
・他人や他犬にはそれなりに接することができる
・人の感情を感じることができ、できれば日本語が通じること
・一緒にいてお互い楽しいこと

実はこれらはみな、目の前のわんこの性格より飼い主の資質に依るところが多い。

わんこはどんなに幼くても、一緒に暮らし始めた時から社会経験を積むため一緒に外の世界を体験させましょう。
その結果がうまくいくかいかないかは飼い主である“あなたの資質”にかかっているのです。

興味ある方はカフェで学んでください。
昨日、私は一般社会の定年を迎えました。
これまでも奔放にやってきましたが、これからはもっと自由に生きていけるはず。

『あの親父がもっと自由になったらどうなるんだ!?』
って楽しみですね。
だって責任ないんですから…
 


- Web Diary ver 1.26 -