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「最近ブログ更新してないから、また体調が悪いのかと心配してました」 そんなお客様が今日いらっしゃいました。
『安心してくださーい。ちゃんと穿いてますから!』
Yさんご心配いただきありがとうございました。ご覧になった通りそれなりに元気にしております。
ところで、なんだか最近わんこ育てのご相談に来店される方が多いんです。 『元気な内に訊いておこう』ということなんでしょうかね。
私がご相談を受ける飼い主さんに言う言葉。 定型化しているのがありますのでしつこいようですが書いておきます。
・わんこを飼うと、ショップの人やブリーダーあるいは獣医さんが「最後のワクチンが終わるまでは外に出さないように気を付けましょう」って言われますよね。
・実はね、わんこというのは猫やウサギや亀などのペットと違うところがあるんです。 猫やウサギなどのペットは飼育しその生態を楽しみ癒されるんですね。 でもね、わんこというのは他のペットと違うというか、人間の子供と同じでちゃんと“育て”ないと“家族の一員”にはなれないのです。 そのことを理解してないから、彼らはワクチンが終わるまで外に出すなって言ってるんです。
・最後のワクチンが終わるのって生後4カ月にもなってしまうんですよ。 生後4カ月と言えば、乳歯が抜け永久歯が生えてる頃で、人間の子供でいえば小学校の低学年から中学年に当てはまります。 その頃まで外の世界を経験させずにいたら、人間ならほぼ間違いなく『問題児』となってしまいます。
・ほとんどの飼い主さんは言いつけを守り、『問題児』となってからの仔犬育てを始めるから、苦労し失敗を重ね被害に遭い、お互い不幸な時期を乗り越えてしまわねばならなくなっているのです。
・わんこも人間の子供と同じように、経験を始める適切な時期というのがあります。 わんこでいえば生後3週間から3か月くらいの頃です。 保育園や幼稚園に行けばいろんな病気をもらって大変ですよね。 だからと言って人間の子供は8歳過ぎるまで家から出さない、という選択肢はありません。 わんこも実はそうなのです。
・この頃からほぼ1年間、誠実な人々や穏やかなわんこ達とふれあい、これから生きていく人間社会を経験し、人間の子供のように褒められ/叱られ・愛された仔犬なら、ほぼ確実に『我が家の愛犬』としての基礎を手に入れたことになります。 『問題児』としてのスタートから比べれば、まさに天と地の程の差があるのです。
カフェをやってて本当にやるせない場面を見ることがあります。 他犬に対して友好的でなくどちらかと言えば不安を示している愛犬を、他犬に慣れさせようとして近づける飼い主さんです。 気持ちは分かりますが、間違っているのです。
ご自分のわんこの適切な社会化期に外や社会を経験させず、問題が表面化してから不安だらけのわんこを大海に放り出すひどい仕打ちです。近づけられたわんこの方も迷惑です。
ちゃんと理解してからわんこを飼いましょう。 育て直しもできますが、ご自分が変わらなければ愛犬は辛いままです。
安心してください! 子育てができる人はわんこ育てができます。 無視で子供は育ちません。うざいと言われようが関わり続ければ子供はちゃんと育ちます。 愛があるのですから。 どんな汚い言葉を子供が発しても、『母ちゃん』という想いは心の底に育まれているのです。
子育てに関わる仔犬の年齢というのはとても重要です。
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