From the North Country

教えられたことすべて忘れても、なお残るもの、それが教育です。 2014年06月16日(月)

  もう1週間以上雨と曇り空が続くカフェ周辺。
今年のミニトマトは豊富な水と適度な気温でどんどん生育しているけど、コクと甘さは期待薄の状況になっている。
だって、過酷な環境ほどトマトは甘くなるって言いますからね…

で、って飛躍したかもしれないけど、Nさんちのゴールデン金時のことを今夜もこれからも書き続けることになる予言をしておきましょう。
数年後、もしかして金時が“まともな家庭犬”育った時に、この欄が仔犬育てのバイブルになるかもしれませんからね。

もし我が家の愛犬アモ(13歳2か月)に万が一のことがあっても、Kと私の年齢では次のわんこを飼う責任を果たせるか自信がないし…
そこで登場したのが生後2か月のゴールデン金時なのだから…

甘くコクのあるゴールデンにするにはトマトと同じように過酷な環境を与えるべきか、それとも…

…?が続く仔犬育てをNさんと私なりの解釈で長期連載企画といたしましょう。

「叱るんでない!感受性豊かでちょっと強く言えば分かるわんこだったら、叱るのは逆効果だから」
盲導犬候補生に見られる感受性を念頭に、Nさんにそう注意をした私の配慮をカフェに来て2週間で金時(生後2か月)は見事に裏切った。

「こら!金時!」
私の口からそんな言葉が漏れるような天衣無縫な振る舞いをする金時であった。
つまり、“配慮すべき範疇にない普通のわんこ”のようだ。

でも言っときますが、Nさんは私のアドバイスで1週間の予定でのトイレのしつけを初日からクリアしちゃいましたからね。
半年経っても『トイレのしつけが…』なんていう方とは考え方と感性が違うのです。(いつもいうように、わんこのしつけは飼い主の意識の問題なのですよ。)

これまで私はカフェに慣れた金時を抱っこして外の道路に出した。
途端に金時は尾を下げ不安をあらわにする。
正常な反応である。
何度か繰り返した今日、金時は尾を上げ周囲を見回し少し周辺を歩いた。

いいですか、生後2か月のわんこです。
ショップや多くの獣医から外に出さないよう言われている時期のわんこです。
咬まれると乳歯で痛い、人間でいえば保育園児の仔犬です。
感染症になる可能性が高いわんこですが、感受性とかの社会期に直面しているわんこです。

私たちは暮らし易い家庭犬を育てているのです。
無菌室で生物を培養しているわけではありません。
目の前の可愛らしいわんこに、これから我が家で暮らすルールをまるで閻魔大王のごとき威厳をもって『喜びの先』に導けばよいのです。

なんか酔っちまってヤバイことを書いてないかが気にかかるが、はっきり言っておこう。

当たり前のことだけど金時には今、お座りも伏せもマテも何にも教えてはいない。
彼女にもし今教えていることがあるとすれば『家庭犬としての感性』であり、それは私が崇高と捉える次の観念である。
すなわち“教えられたことをすべて忘れたとしてもなお残るもの(つまり教育)”をNさんも私たちも提示し続け、時々の舵取りを行っているのである。

どんなわんこに育ってもいいけど、人間を信頼するんだよ。
 

金時、その後の10日間 2014年06月10日(火)

  N家にやってきて今日で10日経ったゴールデンの金時(きんとき)ちゃん。
定休日以外は毎日カフェに“登校”してくださっているのだから、子育て本気度は100%ということだ。

『1週間でトイレトレーニングを』という私が与えたヒントに基づいた課題はほぼ初日からクリア。
Nさんは塾を営みながらの忙しい中、気配りと観察力それに行動力を駆使して、しかも楽しんでおられるのが素晴らしい!

投げたはずのボールが、いつのまにか自分の方に投げ返されているようで、それはまさに塾の先生にとっては『楽しみな生徒』を得た感において共通しているように感じられた。
だってN家では他にMダックス2頭とゴールデンのあんこと、人間の子供の世話をしながら生活しているんですよ。
誰が応援せずにおられましょうか。

4日に生後2か月になったばかりの金時。
いろんな配慮と刺激への対処に私の頭も活性化させられるが、如何せん私が今成しうることは現在のところ血統による遺伝的性質を把握することと、とりあえずの刺激を与えて反応を確かめることくらいかな。

つまりは個性を把握して、今後の方向性を決める刺激を与えることである。
方向性とは『暮らし易い家庭犬』が目標である。
暮らし易い家庭犬とは、脚側歩行ができるとか云々ではなく“社会に迷惑をかけることなく、飼い主の言葉に耳を傾け暮らせるわんこ”のことであり、そう育てることが飼い主の最低限の務めでもある。

今日、盲導犬候補生3か月のパピーがやってきた。
ほぼ同期生のパピーに興奮し遊びを誘う金時。
一方で3か月という若さなのに冷静な振る舞いをするパピー。
これこそが血統である。

その血統の違いを乗り越え『氏より育ち』の楽しみ方があることを見てみたいと思っている。
 

ファーガス基金、長続きの試練 2014年06月08日(日)

  6月を1週も過ぎたのに、私は5月分のファーガス基金の報告をしなかった。
・マンネリ化して管理が甘くなってるんじゃないか!
・本当に介助犬ファーガスのために使われているのか!

そんなご批判があったわけではないけれど、自分で想像し今夜はその訳をこぴっと(しっかりと)説明し反省いたします。

実は5月末にカフェに設置してあるファーガスの募金箱を覗いてみたのですが、初めて、あえて入金するほどの金額ではないかな?と勝手に判断してしまいました。

これはいかんですよね。
そういう状況ならそのままの情報を皆様にお伝えすべきでした。
ところがそうこうしているうちに月があけて6月になると、ありがたいことに1週間の間に募金額が増えていってしまったのです。

そうなった時に、5月分と6月分の仕分けが余計つかなくなり『5月6月まとめて報告しようか』という気分になってしまったのでございます。
甘く緩(ゆる)い私をどうかお許しください。

天地神明にかけて、よからぬ行いはしておりませんので今後ともファーガス基金にご理解とご協力をお願いいたします。

で、とりあえず通帳への入金がないかどうかチェックしたところ、6月1日付の振り込みがありました。
その方の名前を見た私は「え!は?」とビックリした。

Hさんからの入金でした。
彼女は盲導犬ユーザーであり、私にとっては天才視覚障害者の代表格でもありました。
いいえ、日本の視覚障害リハビリテーションの最高峰施設である日本ライトハウスの初期のスタッフを、障害者の立場から教育したのも彼女自身であったと聞いています。
そして彼女からヒントを得た当時の若いスタッフは現在理事クラスであり、もはや定年した方もおられます。

ヘレンケラー女史との関わりで開設されて間もない施設の入所生でありながら、彼女はいわゆる“さきがけ”であり“開拓者”だったのです。

Hさん。ファーガス基金への入金ありがとうございました。
この欄を読んでいただいたのですね。
とっても嬉しく思います。
あなたとの思い出はいっぱいあり過ぎて、いつかゆっくりまた話したいと思っていました。
お礼の電話を入れたのですが、『現在使われておりません』のアナウンスが流れました。
もしよければ、お電話ください。
私の番号は889の3456です。

3年前まで死ぬことばっかり考えてたファーガスのオーナーNさんのことですが、プライバシーを無視して報告しちゃいます。
長男はボクシングとファーガスの散歩に夢中です。
長女は大学に入ってこれからの変化が楽しみ。
本人は今日車椅子マラソンに出場し、その後は誰かと夜釣りに出かけるそうです。

それまで予想もされなかった生活の『ど真ん中』にいるのが介助犬ファーガスなのです。

時たま無精をしてしまう管理人の私ですが、どうかアラ還からジャス還(60才ど真ん中)の私に免じて寛大な対応をしてくださいますようお願い申し上げます。
 

飼育と育て、ちょっとしたズレ 2014年06月03日(火)

  8日前には日中一時的にストーブを焚いたのに、今日のカフェ周辺は31.5℃まで上がりエアコン初日となった。
気温の割には暑さを感じなかったのは時折吹く風のおかげか、それとも年のせいか?
アラフォーのKさんは「暑い暑い!」と額に汗をかいていたので、やっぱり年のせいだろう。(更年期?)
いや、年の差がズレを生じさせることにしておこう。

さて、『ペットを飼育する』というのと『家庭犬を育てる』との違いを皆さんならどうお考えになりますか?

現在のこの国ではそこら辺の解釈が混在していて様々な問題が生じているのだと私は思っています。

たぶん多くの方は『家庭犬を育てる』という意識の方が高いと思います。

しかし、ショップや多くの獣医師それに行政は言葉では『家庭犬…』云々と言いますが、実際には『ペットの飼育』という観念が強いと私は感じます。

例えばショップで、『仔犬のエサは1日に2回与えてください』とか『3回のワクチン接種が終わるまで外には出さないでください。病気にでもなったら可哀そうですから』というアナウンスは『家庭犬を育てる』という概念にそぐわない。
なぜなら、生後2か月の仔犬(人間の子なら幼稚園児)に2回の食事で良いはずがない。
『朝晩2回のエサなら仕事をしていても飼える』という意識を与えれば売れるというショップ側の戦略が見える。
また、3回のワクチンを終えるのは生後3〜4か月(人間でいえば乳歯が抜ける小学校低学年)で、それまで外に出さずに“飼育”することは可能でも“家庭犬”なら問題児になるのは予見できるはず。

例えば獣医師に去勢の相談をすると、『いや、しなくてもいいんでないかい』とか『1歳過ぎて/2歳過ぎて』とかいう方が未だにおられる。
“飼育”なら確かにそれでよいだろう。
だか“家庭犬”なら、シンジラレナーイ(懐かしのヒルマン監督)状態であることをご理解いただけてないのです。
満たされることなく悶々とした思いを、“家庭犬”のオス犬たちは持ち続け、様々な問題行動を起こしてるかも知れないのに…

行政は『ペットの飼い方』とか『終生飼養』と、いたって明快。
札幌市ではここ数年『飼育』の用語は変わってないけど『家庭犬』を意識した育て方の表現と講座が増えて良い方向性を示しているのですが、なんせ行政だから経済という観点からショップなどの業者に配慮もしながら“前向きに検討を重ね”、“そのうちおいおいと”導いておられるようです。

『ペットを飼育する』と『家庭犬を育てる』の違い、ちょっとは感じていただけましたか?

最後は飼い主であるあなたの役割です。
エサを与え都合の良い時に可愛がり、排泄を兼ねた散歩をして、わんこは吠える。
“家庭犬”の意識を持っているのに“飼育”しているだけではありませんか?

ちょっとしたズレに目を向けませんか?
飼育するあなたはただの飼い主、育てるあなたは管理者っていうんでしょうか、もっといい表現がありそうですね。
そんなことに気付いた飼い主さんをカフェはいつも応援しています。
 

N家のわんこ、W君への謝罪 2014年06月01日(日)

  今日、生後2か月のゴールデンがN家にやってきた。

「まずは1週間でトイレの成功率を8割にしましょう」と事前に話し、私はいくつかのアドバイスを与えていた。
本当なら『3日程度で』と言いたかったけど、あんまりプレッシャーかけてもなんですしね…

多くの飼い主が何カ月もかけてなお『困ってます』というトイレのしつけが、実はこの程度でできるということをN家で証明して欲しかったし、実際、仔犬を迎え入れた時に最初に行うしつけというか、日常生活を平穏に送るために必要なのが粗相を防ぐトイレトレーニングですよね。

これって仔犬をしつけているかのように思われがちですが、実は飼い主にこれからわんこと暮らすうえで必要な素養を育んでいるのです。
排泄の管理をするためには、観察して仔犬を知り、我慢と失敗をさせることなく快適に用を足せる状況と環境を整えることが求められます。
つまり、犬の生理学と行動学を自然と飼い主が勉強しているのです。(酔いと闘いながらも良く書けたと自分を褒めたい)

ただ、N家に無用なストレスをかけないために申し添えよう。
成功率80%ですよ、20%の失敗はご自分を責めることなく次に生かしましょう。(これって更なるプレッシャー?)

で、さっそくカフェにやってきた仔犬をお客様と私は笑顔で迎えたのに、私には人生の内40年も叩き込まれた“わんこ評価”のプログラムが作動し始める。
いい子とか悪い子とかという評価ではない。

個性の評価であり、将来、番犬でもなく使役犬でも繁殖犬でも競技犬でもなく『暮らし易い家庭犬』への道のりを歩むわんことしての評価である。
生後2か月においてはとりわけ遺伝的要素を絡めたうえでの個性の評価になる。
簡潔に言えば『これは伸ばそう、この芽は摘もう、これは妥協点を探ろう、ともかく関わっていろんな経験をさせてそれから考えよう』というところからのスタートだった。

そんな状況下で私は今日、大失敗をしたと感じている。
(小学生の)W君ごめんね。

最初は不安がっていたゴールデンの仔犬が環境と状況に慣れ、多くのわんこ達(すべておりこうなわんこ)がいるガーデンを駆けまわるようになった頃、W君が仔犬と遊び始めた。
そのやり方を見た私は「W君それはダメ!」と声をかけたのだ。
W君はすぐにやめてくれたのに、私は彼にちゃんとした説明をしなかった。

楽しく遊び始めた2か月の仔犬だけど、これから飼い主が困る目前に迫る問題行動は甘噛みと興奮に満ちた好き勝手な振る舞いなんだ。
W君は自分の手を猫じゃらしのように動かして、仔犬と楽しく遊んでいたよね。
でもね、生き物っていうのは楽しくさせて興奮させ過ぎると、その行動を何度も繰り返すようになるんだ。

仔犬の飼い主さんはおおいに遊びながらも礼節をわきまえ、ちょっと枠をはみ出た愉快なわんこに育てたいと思っている。

だから今は刺激的な誘導はN家に委ねましょう。

君の出番がもうすぐ必要なのに今日の言葉で委縮させてしまったなら心から申し訳なく思っています。

わんこは0歳からの1年で大人になります。
その姿を一緒に見守っていきながら私の解説が役に立てれば嬉しく思います。

ああ、最後は酔ったままいつもの意味不明な結果になった模様。
読み取る力に頼ってアップしよう。
 

素敵なわんことの暮らしを考えている 2014年05月26日(月)

  5月の嵐が吹き荒れている今日、天使のような顔をしたシーズーの赤ちゃんがカフェに舞い降りた。

シーズー犬/アトムとルパンのアトムが3月に逝ったN家のことを心配しておりましたが、なんと今日『テラちゃんです』と愛らしい仔犬を連れてルパンと共に来店していただきました。
『まだ、2カ月半でワクチンは1回しか受けてないのですけど…大丈夫でしょうか?』とNさんでした。

「バカ言ってんじゃないよ!カフェに何年通ってるの」と私は笑顔で迎え入れた。

逝ってしまったアトムはこの先も話題に上り、記憶に残る。
新しい愛犬テラがへまをするたびに比較されアトムが蘇ることでしょう。

さて、生後2か月の仔犬。
一般的には、『3回のワクチン接種が終わるまで外に出さないように』と“いつわりの常識”がペット業界と獣医師に定着している恐ろしい現状がこの国にはある。
私に言わせれば『アホか』という常識だ。

3回のワクチン接種を終えるのは普通なら生後4カ月近くで、肉体的には乳歯が抜け始める人間の子供でいえば小学生なのだ。
それまで外部との接触を絶っていたら、まともなわんこでも異常行動を起こす予見はかたくない。

離乳が始まる3週齢頃から、仔犬は外の世界に興味を示し“遊び”というクッションの中で徐々に刺激に慣れ、社会になじんでいく。
だから、普通の人がペットショップで仔犬を買った場合、すぐにでも外の世界と触れ合わさなければならない限界線にある。

なのに、現在の常識は違っている。

そんな常識にとらわれず、カフェを訪ねてくれる方に私は本質を語り、この10年理解を求めてきた。
多くの犬の問題は飼い主の“意識の問題”から始まる。

現場の中で積み上げ、研鑚し、改良し続ける展示場がドッグカフェナガサキ。
ここを訪れた方が『愛犬との暮らし』を見つめ直し・感じ始めてくれたらうれしい。
 

原点 2014年05月20日(火)

  ドッグカフェっていうお店やそういうお店の概念がこの国で人々に伝わり始めて10数年ってとこだろうか。

きっと昔は、顔見知りのお店に散歩途中に立ち寄る愛犬家とそれを自然に受け入れるお店の関係は多かったはずだ。
かき氷を店先の椅子に腰かけて食べたりとかね。

それが業種として『ドッグカフェ』と名乗りを挙げるようになったのはいわゆるペットブームと関連していると思われる。

つまり、店先の椅子で他人に迷惑をかけずにかき氷すら食べることができない犬の飼い主が増え、それでも文句を言われないお店の出現が求められた結果の産物がドッグカフェだったのだろう。

言い換えれば他人や他犬と社会に迷惑をかけるけど、それでも受け入れてくれるお店を求めることができたバブル社会の産物であった。

愛犬家気取りを身にまとう客がいて、『商売になるかも』と、つまらん業態に手を出す人がいた時代である。

体裁だけは進歩した。
入店には狂犬病と5種以上のワクチン接種証明書が必要ですとか…
あたかも、この店は『国家基準を順守しています』、というような意識のもとで。

で、休日にたまに私たちが出かける先のドッグカフェやわんこと泊まれる宿は、ワンワンギャンギャンとうるさくて仕方なく、しっこやうんちすらどのように管理されているのか分からない修羅場であることが多い。

わんこ的には好き放題、飼い主的は充足感。

悪いけどそんなのは嫌ですねェ。

今がどうかはどうでもいいけど、ちゃんとした暮らし易い家庭犬との生活を本気で望む人々をカフェは今後も応援いたします。
 

思い出の磯 2014年05月16日(金)

  10数年ぶりに、昔、子どもとよく行った積丹半島の釣り場に昨日一人で出かけてきた。
いろんな釣り道具を背負って“あの岩場”を下り、そして上れるかが不安だった。

実際に出かけてみると、まず道中の景色と建物と施設が変わっていて驚き、記憶だけで車を走らせていちゃまずいんじゃないかと不安が重なった。

案の定、目的地付近であるはずのないトンネルが道の先にあって戸惑い、思わず海岸線に目をやると懐かしい岩場の磯が確認できた。

そのトンネルを過ぎてからUターンして戻ると『この先行き止まり』という表示の先に旧道が海岸線に沿ってあった。

北海道でもどこでも同じだろうが、幹線道路沿いの栄えた町が、高速道路ができて廃れる。
高速道路が途中まで開通した町が一時的に栄え、延伸するとその町が廃れ、次の延伸先が一時的に栄える。
ったく踊らされ憂き目にあう住民はたまったものじゃない。

話しは戻って“あの岩場”だが、それは昔と変わってはいなかった。
なだらかになったわけでもエスカレーターがついたわけでもなく、ごつごつとした急な岩場そのままだった。

で、装備と覚悟を整え下りましたよ、半分まで。
そこで上と下を見て躊躇したけど、もうどうしようもない。
上には戻れないから下に行って、釣りをしてから帰りのことは考えよう、となった。

いやぁ、素晴らしい!
暖かくて風もなく、日本海が広がる磯。
子供たちとは暗くなってから来た釣り場だけど、今日は釣れなくてもいいから安全を重視して昼間から足を運んでみた磯場だ。

ホッケだカレイだと次々に釣れてくれれば私はウキウキなのだが、そんなに持ち帰っても困る現実がある。
貰い手が無ければ我が家では7匹がリミットなのだ。
ボウズを避け早く釣りたい思いと、適度に長く釣りたい欲求がある。

4匹のカレイというのは残念な結果だったけど、私にしては大満足であり『このままボケてもいい』という充足感を大海原はもたらしてくれた。

その後、何とも言えない苦労で岩場を克服し、帰宅し、昨夜からぐっすり眠った今朝。
『まあ、なんということでしょう』
私の全身に痛みが走っているのです。
昨日の今日の痛みですぞ!

若い読者には説明が必要かもしれないけど、おじさんの年齢になれば、筋肉疲労というのは2日後3日後に現れるものなのです。
おまけにおじさん・おばさんは物忘れがひどいものだから、2日前にした痛みの原因になる振る舞いを忘れちゃうんですね。
だから、昨日岩場の上り下りをした結果の痛みだと分かること自体が辛く嬉しいのです。

変ですね、でも年を取るって楽しいでしょ!

久しぶりに雨が降り続く今日16日。
この天気じゃ出かけられないことを察知しているアモは寛容だった。
おかげで私はS治療院でたっぷりと揉んでいただきました。

明日土曜日は寒いようですが、忍耐強くカフェは営業いたします。
 

Jくん逝く 2014年05月08日(木)

  今日、ゴールデンのJくんが逝きました。

4月に16歳の誕生日を迎え、なお元気な姿を私たちに見せてくれていたのに…
爪切りと足回りの毛のカットをしたのは、つい最近のこと…
爪を切る時、片足を上げるとバランスを崩すから身体の保定をしながら抱きしめていた時のぬくもりが思い出されます。

がんを患うJくんを気遣いながら、飼い主のYさんは最後まで清潔で身綺麗な状態を保ち、日常の生活を共に過ごせるよう様々な努力をされていました。

本来なら『よく頑張ったね』と慰めの言葉を贈るはずの年齢での死なのに、『え?』との驚きの言葉が思わず口に出てしまいました。

そんな突然の報告でした。

『あんなにJくんに対して思い入れが強いと、万一の時が心配だよ』
と、Yさんの優しさを何年も前から心配していました。

でも、Jくんは
・まず病気になりながら
・適切な医療を受け
・Yさんのいろんな介護に感謝し
・結果としてYさんがJの病気を受け入れる時間を生き延びた。

そのうえでの今日でした。
私が心配していたYさんの悲しみ・苦悩と辛さ・迷い、それに思い出が交錯しているのだろうけど、Jの最期の生き様がYさんを優しく包み込んでくれたようです。

明後日10日の土曜日、カフェに立ち寄ってから荼毘にふすそうです。
ご冥福を祈ります。
またジェニーや逝った仲間と一緒にみんなと草原で遊ぼ。
 

2014年の春の始まりはよかった、ですね。 2014年05月03日(土)

  今年カフェ周辺の春は凄い!

ふきのとう・福寿草・クロッカス・エゾエンゴサク・カタクリ・水芭蕉…が一斉に芽生え、こぶし・梅・桜が同時期に美しい。

カフェ上の駐車場のエゾヤマザクラが満開となり、下の駐車場の雪は今夜にも消えてなくなりそうだ。
上と下を分ける石垣のシバザクラは白系なので赤系よりは遅くの開花になるが今から楽しみだ。

近くの梅公園を歩くと、梅は白梅が先に開花し紅梅が後に咲く。
シバザクラとは違うようで、それぞれに趣があって興味深い。

今日のカフェは強風が吹く生憎の天候だったが、それなりのご来店があった。
なにより、その中でも散らずにしがみついている桜の花が愛しく感じられた。

わくわくする毎日だけど、月初めはファーガス基金のご報告をしておかなければならない。

カフェと仲間たちが応援する介助犬ファーガスは、仕事ぶりもさることながら、その存在そのものがNさんと子供たちに大きな影響を与え成長を助けている。

さて今月のカフェ募金は
8,885円(内お札は8千円)でした。
和歌山の生田様から3千円の金券が送られ、お客様のKさんが現金に換えてくださいました。

で、4月は11,885円の入金となり、それに貯金の利子が40円ついてこれまでファーガス基金に寄せられた金額は745,312円となり、目標額の150万円まであと75万4688円となりました。
もうすぐ目標額の半分に達します。

初めてご来店のお客様が、『ここですね』と言って丸い缶に募金してくださいます。
ああ、この欄を読んでくださってるんだなぁと嬉しく思います。

介助犬ファーガス基金への振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962
名義は郵貯銀行の規定上、『介助犬ファーガス』で開設できないため、ナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金として管理いたしております。
また、ファーガス基金の通帳はカフェにありますのでいつでも開示いたします。

消費税も上がり何かと厳しいご時世になってきましたし、ファーガス基金の言葉にも慣れてきたころだとは思いますが、ファーガスは今日現在も活躍しております。

介助犬と暮らし、当たり前の生活が当たり前にできるようになったNさんに、ファーガスと暮らすためにかかる経済的負担をなくそうと開設した基金であります。
どうぞせめて目標額に達するまでの地道な支援をお願い申し上げます。

それと、GW中のカフェもよろしく、です。
今日ぐらいがちょうどいいかな。
 


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