From the North Country

N家のわんこ、W君への謝罪 2014年06月01日(日)

  今日、生後2か月のゴールデンがN家にやってきた。

「まずは1週間でトイレの成功率を8割にしましょう」と事前に話し、私はいくつかのアドバイスを与えていた。
本当なら『3日程度で』と言いたかったけど、あんまりプレッシャーかけてもなんですしね…

多くの飼い主が何カ月もかけてなお『困ってます』というトイレのしつけが、実はこの程度でできるということをN家で証明して欲しかったし、実際、仔犬を迎え入れた時に最初に行うしつけというか、日常生活を平穏に送るために必要なのが粗相を防ぐトイレトレーニングですよね。

これって仔犬をしつけているかのように思われがちですが、実は飼い主にこれからわんこと暮らすうえで必要な素養を育んでいるのです。
排泄の管理をするためには、観察して仔犬を知り、我慢と失敗をさせることなく快適に用を足せる状況と環境を整えることが求められます。
つまり、犬の生理学と行動学を自然と飼い主が勉強しているのです。(酔いと闘いながらも良く書けたと自分を褒めたい)

ただ、N家に無用なストレスをかけないために申し添えよう。
成功率80%ですよ、20%の失敗はご自分を責めることなく次に生かしましょう。(これって更なるプレッシャー?)

で、さっそくカフェにやってきた仔犬をお客様と私は笑顔で迎えたのに、私には人生の内40年も叩き込まれた“わんこ評価”のプログラムが作動し始める。
いい子とか悪い子とかという評価ではない。

個性の評価であり、将来、番犬でもなく使役犬でも繁殖犬でも競技犬でもなく『暮らし易い家庭犬』への道のりを歩むわんことしての評価である。
生後2か月においてはとりわけ遺伝的要素を絡めたうえでの個性の評価になる。
簡潔に言えば『これは伸ばそう、この芽は摘もう、これは妥協点を探ろう、ともかく関わっていろんな経験をさせてそれから考えよう』というところからのスタートだった。

そんな状況下で私は今日、大失敗をしたと感じている。
(小学生の)W君ごめんね。

最初は不安がっていたゴールデンの仔犬が環境と状況に慣れ、多くのわんこ達(すべておりこうなわんこ)がいるガーデンを駆けまわるようになった頃、W君が仔犬と遊び始めた。
そのやり方を見た私は「W君それはダメ!」と声をかけたのだ。
W君はすぐにやめてくれたのに、私は彼にちゃんとした説明をしなかった。

楽しく遊び始めた2か月の仔犬だけど、これから飼い主が困る目前に迫る問題行動は甘噛みと興奮に満ちた好き勝手な振る舞いなんだ。
W君は自分の手を猫じゃらしのように動かして、仔犬と楽しく遊んでいたよね。
でもね、生き物っていうのは楽しくさせて興奮させ過ぎると、その行動を何度も繰り返すようになるんだ。

仔犬の飼い主さんはおおいに遊びながらも礼節をわきまえ、ちょっと枠をはみ出た愉快なわんこに育てたいと思っている。

だから今は刺激的な誘導はN家に委ねましょう。

君の出番がもうすぐ必要なのに今日の言葉で委縮させてしまったなら心から申し訳なく思っています。

わんこは0歳からの1年で大人になります。
その姿を一緒に見守っていきながら私の解説が役に立てれば嬉しく思います。

ああ、最後は酔ったままいつもの意味不明な結果になった模様。
読み取る力に頼ってアップしよう。
 

素敵なわんことの暮らしを考えている 2014年05月26日(月)

  5月の嵐が吹き荒れている今日、天使のような顔をしたシーズーの赤ちゃんがカフェに舞い降りた。

シーズー犬/アトムとルパンのアトムが3月に逝ったN家のことを心配しておりましたが、なんと今日『テラちゃんです』と愛らしい仔犬を連れてルパンと共に来店していただきました。
『まだ、2カ月半でワクチンは1回しか受けてないのですけど…大丈夫でしょうか?』とNさんでした。

「バカ言ってんじゃないよ!カフェに何年通ってるの」と私は笑顔で迎え入れた。

逝ってしまったアトムはこの先も話題に上り、記憶に残る。
新しい愛犬テラがへまをするたびに比較されアトムが蘇ることでしょう。

さて、生後2か月の仔犬。
一般的には、『3回のワクチン接種が終わるまで外に出さないように』と“いつわりの常識”がペット業界と獣医師に定着している恐ろしい現状がこの国にはある。
私に言わせれば『アホか』という常識だ。

3回のワクチン接種を終えるのは普通なら生後4カ月近くで、肉体的には乳歯が抜け始める人間の子供でいえば小学生なのだ。
それまで外部との接触を絶っていたら、まともなわんこでも異常行動を起こす予見はかたくない。

離乳が始まる3週齢頃から、仔犬は外の世界に興味を示し“遊び”というクッションの中で徐々に刺激に慣れ、社会になじんでいく。
だから、普通の人がペットショップで仔犬を買った場合、すぐにでも外の世界と触れ合わさなければならない限界線にある。

なのに、現在の常識は違っている。

そんな常識にとらわれず、カフェを訪ねてくれる方に私は本質を語り、この10年理解を求めてきた。
多くの犬の問題は飼い主の“意識の問題”から始まる。

現場の中で積み上げ、研鑚し、改良し続ける展示場がドッグカフェナガサキ。
ここを訪れた方が『愛犬との暮らし』を見つめ直し・感じ始めてくれたらうれしい。
 

原点 2014年05月20日(火)

  ドッグカフェっていうお店やそういうお店の概念がこの国で人々に伝わり始めて10数年ってとこだろうか。

きっと昔は、顔見知りのお店に散歩途中に立ち寄る愛犬家とそれを自然に受け入れるお店の関係は多かったはずだ。
かき氷を店先の椅子に腰かけて食べたりとかね。

それが業種として『ドッグカフェ』と名乗りを挙げるようになったのはいわゆるペットブームと関連していると思われる。

つまり、店先の椅子で他人に迷惑をかけずにかき氷すら食べることができない犬の飼い主が増え、それでも文句を言われないお店の出現が求められた結果の産物がドッグカフェだったのだろう。

言い換えれば他人や他犬と社会に迷惑をかけるけど、それでも受け入れてくれるお店を求めることができたバブル社会の産物であった。

愛犬家気取りを身にまとう客がいて、『商売になるかも』と、つまらん業態に手を出す人がいた時代である。

体裁だけは進歩した。
入店には狂犬病と5種以上のワクチン接種証明書が必要ですとか…
あたかも、この店は『国家基準を順守しています』、というような意識のもとで。

で、休日にたまに私たちが出かける先のドッグカフェやわんこと泊まれる宿は、ワンワンギャンギャンとうるさくて仕方なく、しっこやうんちすらどのように管理されているのか分からない修羅場であることが多い。

わんこ的には好き放題、飼い主的は充足感。

悪いけどそんなのは嫌ですねェ。

今がどうかはどうでもいいけど、ちゃんとした暮らし易い家庭犬との生活を本気で望む人々をカフェは今後も応援いたします。
 

思い出の磯 2014年05月16日(金)

  10数年ぶりに、昔、子どもとよく行った積丹半島の釣り場に昨日一人で出かけてきた。
いろんな釣り道具を背負って“あの岩場”を下り、そして上れるかが不安だった。

実際に出かけてみると、まず道中の景色と建物と施設が変わっていて驚き、記憶だけで車を走らせていちゃまずいんじゃないかと不安が重なった。

案の定、目的地付近であるはずのないトンネルが道の先にあって戸惑い、思わず海岸線に目をやると懐かしい岩場の磯が確認できた。

そのトンネルを過ぎてからUターンして戻ると『この先行き止まり』という表示の先に旧道が海岸線に沿ってあった。

北海道でもどこでも同じだろうが、幹線道路沿いの栄えた町が、高速道路ができて廃れる。
高速道路が途中まで開通した町が一時的に栄え、延伸するとその町が廃れ、次の延伸先が一時的に栄える。
ったく踊らされ憂き目にあう住民はたまったものじゃない。

話しは戻って“あの岩場”だが、それは昔と変わってはいなかった。
なだらかになったわけでもエスカレーターがついたわけでもなく、ごつごつとした急な岩場そのままだった。

で、装備と覚悟を整え下りましたよ、半分まで。
そこで上と下を見て躊躇したけど、もうどうしようもない。
上には戻れないから下に行って、釣りをしてから帰りのことは考えよう、となった。

いやぁ、素晴らしい!
暖かくて風もなく、日本海が広がる磯。
子供たちとは暗くなってから来た釣り場だけど、今日は釣れなくてもいいから安全を重視して昼間から足を運んでみた磯場だ。

ホッケだカレイだと次々に釣れてくれれば私はウキウキなのだが、そんなに持ち帰っても困る現実がある。
貰い手が無ければ我が家では7匹がリミットなのだ。
ボウズを避け早く釣りたい思いと、適度に長く釣りたい欲求がある。

4匹のカレイというのは残念な結果だったけど、私にしては大満足であり『このままボケてもいい』という充足感を大海原はもたらしてくれた。

その後、何とも言えない苦労で岩場を克服し、帰宅し、昨夜からぐっすり眠った今朝。
『まあ、なんということでしょう』
私の全身に痛みが走っているのです。
昨日の今日の痛みですぞ!

若い読者には説明が必要かもしれないけど、おじさんの年齢になれば、筋肉疲労というのは2日後3日後に現れるものなのです。
おまけにおじさん・おばさんは物忘れがひどいものだから、2日前にした痛みの原因になる振る舞いを忘れちゃうんですね。
だから、昨日岩場の上り下りをした結果の痛みだと分かること自体が辛く嬉しいのです。

変ですね、でも年を取るって楽しいでしょ!

久しぶりに雨が降り続く今日16日。
この天気じゃ出かけられないことを察知しているアモは寛容だった。
おかげで私はS治療院でたっぷりと揉んでいただきました。

明日土曜日は寒いようですが、忍耐強くカフェは営業いたします。
 

Jくん逝く 2014年05月08日(木)

  今日、ゴールデンのJくんが逝きました。

4月に16歳の誕生日を迎え、なお元気な姿を私たちに見せてくれていたのに…
爪切りと足回りの毛のカットをしたのは、つい最近のこと…
爪を切る時、片足を上げるとバランスを崩すから身体の保定をしながら抱きしめていた時のぬくもりが思い出されます。

がんを患うJくんを気遣いながら、飼い主のYさんは最後まで清潔で身綺麗な状態を保ち、日常の生活を共に過ごせるよう様々な努力をされていました。

本来なら『よく頑張ったね』と慰めの言葉を贈るはずの年齢での死なのに、『え?』との驚きの言葉が思わず口に出てしまいました。

そんな突然の報告でした。

『あんなにJくんに対して思い入れが強いと、万一の時が心配だよ』
と、Yさんの優しさを何年も前から心配していました。

でも、Jくんは
・まず病気になりながら
・適切な医療を受け
・Yさんのいろんな介護に感謝し
・結果としてYさんがJの病気を受け入れる時間を生き延びた。

そのうえでの今日でした。
私が心配していたYさんの悲しみ・苦悩と辛さ・迷い、それに思い出が交錯しているのだろうけど、Jの最期の生き様がYさんを優しく包み込んでくれたようです。

明後日10日の土曜日、カフェに立ち寄ってから荼毘にふすそうです。
ご冥福を祈ります。
またジェニーや逝った仲間と一緒にみんなと草原で遊ぼ。
 

2014年の春の始まりはよかった、ですね。 2014年05月03日(土)

  今年カフェ周辺の春は凄い!

ふきのとう・福寿草・クロッカス・エゾエンゴサク・カタクリ・水芭蕉…が一斉に芽生え、こぶし・梅・桜が同時期に美しい。

カフェ上の駐車場のエゾヤマザクラが満開となり、下の駐車場の雪は今夜にも消えてなくなりそうだ。
上と下を分ける石垣のシバザクラは白系なので赤系よりは遅くの開花になるが今から楽しみだ。

近くの梅公園を歩くと、梅は白梅が先に開花し紅梅が後に咲く。
シバザクラとは違うようで、それぞれに趣があって興味深い。

今日のカフェは強風が吹く生憎の天候だったが、それなりのご来店があった。
なにより、その中でも散らずにしがみついている桜の花が愛しく感じられた。

わくわくする毎日だけど、月初めはファーガス基金のご報告をしておかなければならない。

カフェと仲間たちが応援する介助犬ファーガスは、仕事ぶりもさることながら、その存在そのものがNさんと子供たちに大きな影響を与え成長を助けている。

さて今月のカフェ募金は
8,885円(内お札は8千円)でした。
和歌山の生田様から3千円の金券が送られ、お客様のKさんが現金に換えてくださいました。

で、4月は11,885円の入金となり、それに貯金の利子が40円ついてこれまでファーガス基金に寄せられた金額は745,312円となり、目標額の150万円まであと75万4688円となりました。
もうすぐ目標額の半分に達します。

初めてご来店のお客様が、『ここですね』と言って丸い缶に募金してくださいます。
ああ、この欄を読んでくださってるんだなぁと嬉しく思います。

介助犬ファーガス基金への振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962
名義は郵貯銀行の規定上、『介助犬ファーガス』で開設できないため、ナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金として管理いたしております。
また、ファーガス基金の通帳はカフェにありますのでいつでも開示いたします。

消費税も上がり何かと厳しいご時世になってきましたし、ファーガス基金の言葉にも慣れてきたころだとは思いますが、ファーガスは今日現在も活躍しております。

介助犬と暮らし、当たり前の生活が当たり前にできるようになったNさんに、ファーガスと暮らすためにかかる経済的負担をなくそうと開設した基金であります。
どうぞせめて目標額に達するまでの地道な支援をお願い申し上げます。

それと、GW中のカフェもよろしく、です。
今日ぐらいがちょうどいいかな。
 

つなぐ 2014年04月30日(水)

  それなりに賑わった今日のカフェ。
体調不良の雄介シェフに代わり、午後のちょっと落ち着いた時間からはKと娘のまりが厨房で活躍していた。

洒落た前菜がある『今月のパスタ』は提供できないけど、定番のミートソース・カレー・パニーニ・デザートくらいなら…と。

久々に見たKの厨房での奮闘ぶりだった。

皆が頑張ったカフェの閉店後、私はいつものようにアモと散歩に出かけた。

そして、里塚緑ヶ丘公園を歩いている時にクスッと感動を覚えた。

公園の樹木の中にナラの樹がある。
ミズナラ・アカナラ・コナラ…
それらの葉は昨年の冬に皆枯れているのに落葉せず、大きな枯葉を樹木にまとったまま冬を越す。

北海道の厳しい冬のどんな吹雪や嵐の中でも、あの大きな枯葉は樹木から飛ばされることなく、春を迎えるまでしがみついている。
そして、新芽が出る今頃、まるでそこだけが秋のように枯葉を落とす。

ユズリハという名の植物をご存じだろうか。
次の若葉が育つまでの厳しい冬を越し、若葉が芽生えると葉をゆずる健気な名をつけられた植物だ。

ナラの樹はユズリハではないけれど、全くその名にふさわしい樹木だと私は思う。

今日、若芽がふき、春の枯葉が公園を舞っていた。

カフェの厨房で働く今日のKの姿を見て、『雄介シェフが元気になるまで頑張る!』という、親としてのユズリハの精神が垣間見えた。

まだまだ枯れちゃいませんがね、美しく見えた。
 

GW前半 2014年04月28日(月)

  GWいかがお過ごしですか?
カフェはいたって普段通り。
新しいお客様やわんこなしの方が普段より多いですが、全体数はほぼ変わりなくのんびり楽しくやっております。

予想通り、下の駐車場の雪はしたたかに生き延びて、多い所で残り70センチといったところでしょうか。
でも、上の駐車場との境になる石垣の雪が解け、すべての姿を現したので、その隙間に植えられたシバザクラたちは陽光を浴びてたくさんの蕾を膨らませております。

先週、恵庭市にあるえこりん村で『寄せ植え』の講習を受けてきたKの作品が玄関横に飾ってあり、一足早い季節の彩りを見せています。

ところで、今年のGW、うまいこと定休日の木金に祝日が重なりませんでした。
木金は何があってもカフェは休みますからねぇ、お間違いなく!

それでも新しい出会いがあるのもこの時期だ。
今日は7カ月のバーニーズ、昨日は来月末まで楽しめるバフンウニで名を馳せ、競走馬の産地でもあり桜の名所でもある静内から来られたMダックスの飼い主さん。
いろんな情報も聞かせていただき、今度は私たちがそちらへ出向きたいと思う。

いつもとちょっと違う日々。
それがGWなんだな。
 

春なのに、春だから 2014年04月24日(木)

  今日のカフェ周辺、なんと気温が20度を超えた。
雪の堆積場だった下の駐車場の雪もあと150センチくらいにまで減った。
雪は周囲から解けるから、軽自動車なら1台くらい停められるスペースができたかも知れない。

上の駐車場ではバードテーブルのヒマワリの種の味をしめたカワラヒワの団体さんとシジュウカラのおひとりさんが、お礼のつもりなのか軽やかで心地よいさえずりを日がな届けてくれている。
天空ではヒバリの声も聞こえ、オオジシギの空中デモンストレーションの羽音が向こうに聞こえる。

春だ、いや一気にやってきた初夏だ!
近所の子供たちが半袖姿で公園に集う。
北海道の短い季節がやってきた。

んなのになぁ…
爽やかな夕方、お泊り犬のバーニーズと散歩に出ると、意を同じくした飼い主さんとわんこ達が大勢いた。
そこでいつもの不快感を味わうことになる。

なんで小型犬の飼い主たちは自分の犬が相手に吠えかかっているのに笑っていられるのか?
『あんたなんか相手にされないよ』とか言いながら…

相手にしたくないのは吠えかかるわんこの方じゃなくて、そんな飼い主に対してであることに思いが至らないようだ。

それでいて、『トイレのしつけができないんです』とか【吠えるんです』『気に食わないと噛むんです』とかいう相談が小型犬の飼い主から多い。

当たり前だろ!と私は思う。
そんな育て方暮らし方をわんこと共に作り上げているのだから。

いつも言うように、犬は犬としての振る舞いをするものであり、それを許すか否定するかの判断は飼い主に委ねられている。
問題行動において大型犬の場合は深刻であり、小型犬の場合は安易に捉えがちだが、両者が放つエネルギー率に変わりはないことに思いを馳せて欲しい。

共に暮らしているわんこは“あなたの作品”なのだ。
巡り合ったわんこがお利口だったとか、そうじゃなかったとかで十数年を過ごすつもりですか?

博打でわんこと暮らすより、思い描いた範囲内と想像もしなかった出会いの中で暮らすほうが楽しいに決まっている。
その為に必要最低限の育て方と飼い主としての意識が必要なのですよ。
 

今日のわんこたち 2014年04月22日(火)

  珍しく本当に珍しく良い天気が続きますね。
『晴れてるけど寒い』という日々だったけど、暖かな日差しを受ける今日この頃です。
だって『GWの頃の札幌は寒い!』と遺伝子の中に組み込まれていますから。

そんな今日、まずはゴールデンとプードルのクロスでラブという名前の紛らわしいわんちゃんの6回目(かな?)のレッスン。
まだ6か月だから、服従訓練みたいな余計なことは教えない。

1.これがこれから君が生きていく社会だよ!なぁんも心配せんでいい。飼い主や人間を信頼して命を預けなさい。
2.おいおい!そんなことしちゃいかんだろう。そうだそうだ、それでいいんだよ。
3.お?君はそんなことに興味があるのか。もうちょっとやってみぃ。

まあ、そんな感じのレッスンだ。

仔犬だから育てながら教育する。楽しい時間でもある。
同じ問題行動を2歳以上にもなったわんこが起こしていたら、『アホたん!いい気になるな!』と一喝して意識改革から始めるところだろう。
育てではなく訓練の一面が必要となるのだ。
それでも実はわんこに問題があるのではなく、飼い主の意識にそれがあることをいつも感じる。
許されるのなら首輪とリードを飼い主につけて“しばきあげ”、いや失礼、“お教え”したい。

次の相談は、車に乗りたがらないゴールデン。
普通その原因は車酔いか急発進急ブレーキあるいは搭乗中の事故などによる恐怖体験に起因することが多い。
私の車を準備して乗るように促したが、やはり拒否する。
やや強引に誘導すると乗った。
パニック症状はない

飼い主さんの車を見ると、涎が垂れた痕跡があった。

過去に一度だけ車酔いをした経緯があり、その記憶が残っていて今でも不安があるのだろう。

だが、わんこの性格と振る舞いを観察した結果、ちゃんとした妙齢の美しいゴールデンだ。
荒療治ではあったが、『君は車に乗れる』と判断した私は何度か乗り降りを繰り返した。

『ライク ア ゴールデン』という言葉が盲導犬業界にはある。
『ゴールデンみたいな奴だな』=『頑固な奴だな』という意味だ。
つまり、彼女は極度に車が嫌いなわけではなく、乗れと言われれば乗るのだけど、「GO IN]』(飼い主は英国人)という言葉の中に『Please』とか『Ibeg you』どうか乗ってくれという弱さを感じ、自分の不安と比較していたのだろう。

「不安があるのだろうけどとにかく乗りなさい!」
毅然とした飼い主の態度の変化を受け止め、今日のところは無事車に乗って帰って行った。
奥さんが指示した時にはちゃんと車に乗り、旦那が指示した時にはためらう人間らしいゴールデンだった。
 


- Web Diary ver 1.26 -