From the North Country

毒舌健在なり 2014年01月07日(火)

  今年もカフェの営業が4日から始まった。

最近、この欄を読んで『角が取れたね』とか『円くなったね』と言われることが多いが、それは私に対する褒め言葉ではなく“叱咤激励”と受け止め、天下の趨勢に臆することなく今年も“思うこと感じるところ”を発信できたらいいなと思っている。

年頭にあたり、まずは私のスタンスをはっきり提示しておこうと思う。

私がいつも応援しているのは、
@お互い心地よくカフェをご利用くださる常連の方々
A今のわんこがどうこうではなく『本気で何とかしたい!』と思って来店くださる飼い主さん

これがベスト2であり、何気に立ち寄ってくれる“素敵な飼い主さんとわんこ”との出会いがあればカフェ冥利に尽きる。

一方で、私が多分、批判のターゲットにしているタイプを述べるなら
@散歩中に『あら、どうしたの?そっちに行きたいの?』と、わんこに引っ張られるまま、物わかりのいい飼い主を演じて、それでいて周囲に迷惑をかけるわんこの飼い主に対してであり
A『ダメよ、吠えちゃダメよ。』と一応飼い主の責任を果たしているフリをして毎回同じことを繰り返している人々も対象であり
B最悪なのはご自分のわんこが吠えて周囲に迷惑をかけてるのに、日頃からそんな状況に慣れてしまって全く反応しない飼い主さん
Cなにより、“お犬様を大事にしないのは人でなし”という風潮を作り出しているペット業界と、それに踊らされ便乗して真のヒューマンアニマルボンドを阻害し利益だけをむさぼるメディア

おっと、私の毒舌は今年も健在のようですな。

だってね、わんこの月刊誌に書かれてたことを鵜呑みにして苦労している“良心的な飼い主さん”一杯いるんですよ。

私なら、時に愛犬に対して『アホたん、いい加減にせんかい!』っていう責務が飼い主にあるという特集を組み、いたるところで『そうそうそうそう、おまえはなんていい子なの』っていう感動の仕方を伝えますけどね。
 

新年のご挨拶 2014年01月01日(水)

  新年あけましておめでとうございます。
旧年中は皆様に支えていただきありがとうございました。
本年もDCN(ドッグカフェナガサキ)をよろしくお願い申し上げます。

元日の朝、カフェ周辺は穏やかでまばゆい初日の出を拝むことができました。
お泊り犬がガーデンの雪山で戯れるのを眺めながら、お神酒とお節・雑煮をいただくという10年変わらない幸せな元日を迎え感謝しています。

クリスマスからの飲み過ぎで、大晦日は控えめに過ごし、我が家の愛犬アモと原始林を散策して溜まりに溜まったアルコールを飛ばしたおかげで大変美味しくお神酒をいただくことができました。

皆様も健康にご留意され愛犬と共に健やかで楽しい年を過ごされますようお祈りいたします。

良き1年でありますように!
 

12月26日に一人酔っ払った 2013年12月26日(木)

  カフェは昨日25日をもって2013年の営業を終えさせていただきました。

この1年ご来店いただいたお客様とお世話になった皆様に心からの感謝の言葉をを申し上げます。
ありがとうございました。

休みに入った今日はお天気にも恵まれ、我が家の愛犬アモとお泊り犬あんこを連れてレクの森を散策してまいりました。

12歳8か月になるアモの歩きを見て、冬山は今冬が最後だという諦めを抱かせるような寂しさがありました。

1時間ほどの山歩きで、ゴールデンあんこの毛にまとわりついた雪玉は、バレーボール大が2個、ソフトボール大が10個ほどで、ゴールデンは北海道の雪山では過ごせないこともハッキリしました。

つまり来年の冬、歩く相棒を失う私は『ひきこもり』になって一気に老化する可能性が高くなったということです。

私はわんこと共に生きてまいりました。
でも今夜の里塚温泉も最高でした。

人生には節目というのが一杯あるのです。
それをどう受け止めるかが試されるということです。

愛犬を亡くした時、あたふたして嘆き苦しみ泣きわめきますか?
それは人間的だし周囲の励ましも受けれるからいいでしょう。
私はたぶん、Kと気持ちを共有してから温泉に浸かって涙を流し、誰もいなくなった露天風呂で号泣し、しばらくして『気持ちいい!』って叫ぶでしょう。
そして受容に至るまでの時間を辛く大切にすごせたらいいと思っています。

こんなシミュレーションって変でしょ。

失う数を繰り返してきた私が勝手に感じてしまうだけのことですから、意にかえさないでください。

ただね、年の瀬が近づくと、先に逝ってしまった仲間たちから“今生かされている自分”を問われるように感じてしまうんだよね。
終わった1年は仕方ないけど、来年の今頃は『どうだ、やっただろ!』って胸を張りたいですね。

『そういう方向で』ってちょっとは考えてますよ、いつも。

それにしても今夜の空と雪、急におかしくなってきた。
明日の目覚めが怖い。
 

北国では雪は降るものだから除雪する 2013年12月22日(日)

  降りましたね。雪。
札幌はホワイトクリスマスになるようにできているのでしょう。

明日からクリスマスまでの予報は穏やかなようですから、今夜の雪かきを終えれば一息つけそうです。

カフェの営業は25日(水)までで、新年は4日(土)からです。
クリスマスランチはイヴの24日(火)に余裕がありそうとのことです。

と、ここまで書いて外を見ると雪がやんでいたので2時間かけて除雪してまいりました。
この冬3度目の20センチオーバーの積雪でした。
終わったのは夜中の1時を過ぎていたけど、ご近所さんもママさんダンプで除雪に励んでおられたし、ガロアラシ号は静音型なので夜中でも何とか作業させていただきました。

数年前までカフェ周辺は林に囲まれ、雪は四方に飛ばすことができたのですが、今ではすっかり住宅街となり、下の駐車場は冬の間雪の堆積場所となっています。
上の駐車場にはうまく止めれば12台程度の広さが確保できるので、除雪作業が冬の大切な仕事になります。

ただ、雪を飛ばす方向が西側になるので、飛ばした雪が風で舞い戻され全身雪まみれになります。
冬は北西の風が強いですから。

で、雪は高く飛ばさず、低めに抑えると今度は距離が出ない。
やむなく雪の上に雪を飛ばし、より厚くなった雪をさらに下の駐車場まで飛ばすので狭い敷地なのに2時間もかかってしまうのです。

でも、この面倒な作業が私は好きだ。
『北国の冬を生きている』、という体感が好きなのだろう。
ひょっとしたらわんこ育てに通じるところがあるから、除雪もわんこ育てにも魅力を感じるのかもしれない。

わんこと暮らす皆さん、様々な問題を抱えておいででしょう。
雪が降り積もってそのままにしてたら日常生活ができなくなるし家がつぶれてしまいます。
時間を割いてでも何とかしなければなりません。

北国では冬が来たら雪は降るものです。
わんこを飼えばわんこを飼う問題が降り注ぐのが当たり前のように。
北西の風が強くて雪まみれになるように降りかかってくるなど問題は様々です。

最初から高く飛ばさず、距離は出ないけど低く飛ばす努力と風向きを知る知恵を持ち、そんな工夫をして暮らしていることに喜びを感じ、『この面倒な作業が私は好きだ』と言える人が私は好きだ。

雪に埋もれたまま生き延びるよりは…
 

アリとキリギリス 2013年12月20日(金)

  去年の12月の欄を読み返してみると、ホンダの除雪機ガロアラシ号が大活躍し、すでに前年の半分のガソリンを消費しているとあった。

で、今年はというと2回の大雪があったが、ガロアラシ号の役割は『飛ばすこと』ではなく、残すために『踏み固めること』にあり、ガソリンはほとんど消費していない。
降っては解ける今年の雪は、今のところ家計に優しい冬になっている。

定休日の二日間、原始林とレクの森に出かけたが、まるで早春のように雪は少なく表面が固まってザクザクした状態だった。
ふんわりとした冬道はもうちょっと先になりそうだ。

さて、クリスマスを間近に控えたゆうすけシェフとKは、私とアモが遊びほうけた定休日に何やら頑張っておりました。

人にはそれぞれ目指すところがあるのでしょう。

『そんなの関係ない』タイプの我らは、遊び過ぎた体をゆっくりと休めることができたけど、心の中では働く彼らに“申し訳なさ”を感じておりました。

きっとおいしい料理が明日からも提供できると思います。

アモと私は現場担当ですから、まあ言ってみれば『週休二日?』
定休日は好きに過ごして、明日からそれなりの仕事を果たしましょう。

千客万来、頑張ろう!
 

師走の思い 2013年12月16日(月)

  去年の冬は寒すぎて、降った雪が解けないまま積み重なったものだからえらい積雪になったけど、この冬は2回目の大雪も暖気復活のおかげで明後日辺りには消えてしまいそう。
暮らしには良いけど、地球環境ではどうなのかな?

さて、今年もいろいろな出会いと悲しい別れを積み重ねた1年でした。
わんこ関連では圧倒的に新しい出会いが多く、カフェに相談に来られた数多くの飼い主さんに有益なアドバイスとサポートができたと思っています。
また、雑誌の連載などで多くの読者へアピールできたことでしょう。

その力はついこないだまでカフェの仲間だったのに、逝ってしまったわんこ達への弔いであり、彼らからの感謝と励ましであったと受け止めています。

『ありがとう。楽しかったよ』
飼い主からわんこへ。
わんこから飼い主へ。
人と犬のリレーションシップの真の姿を私たちは知っている。
だからちゃんと育ててきたのです。
そんな振り返り方ができる飼い主さんとわんこへのエールを来年も送れたらいいなと思う。

プライベート関連では喪中のはがきが一気に増え暗い気持ちになってしまう。
わんこを亡くした方も同じだろうが、一気に雪解けのようにはいかず、時の経過が悲しみから思い出へと徐々に導いてくれる流れに身を委ねたい。

さあ、今年のカフェの営業もあと7日。
ラストスパートの気概を持って頑張りますので、愛犬のことでご相談のある方、勇気をもって敷居が高い(という噂の)ドッグカフェナガサキへご来店ください。
 

自分で考えたらやっぱこうなたった。 2013年12月09日(月)

  40年前までは犬を外で飼い、ご飯に味噌汁とダシに使った煮干しを与えていた日本人が、今は愛犬の病気や老後の介護に心血と大金を注ぐ時代になっている。
死んだあと“一緒のお墓に”というのも全然珍しくない。

今夜はそれがいいとか悪いとかの話ではなく、『そうしないと非人間的ですよ』『飼い主としてはその方向でちょっと考えた方がいいんじゃないですか』という風潮とメディア(商業主義)の誘導が先行しているので“冷静に”書いてみる。

「アホ!ぼけ!カス!」
人とわんことの老後や病気・障害での別れ方を道徳や仏教・儒教を絡ませ、ましてや擬人化してノタマウな!
(冷静でしょ)

純真無垢で優しい飼い主の多くは『ああ、そうやって愛犬を“最後まで看取る”のが人間なんだ』と刷り込まれていく。

そして私のような人間が非国民化の枠に追いやられる。

話は20年ほどさかのぼるが、北海道盲導犬協会に盲導犬国際連盟の査察官が来た。
彼らは協会の運営と飼育管理・訓練が適正に行われているか査察に来たのだが、当時世界に一つだけだった老犬ホームを見てそれはそれは驚いた。

「これはなんだ?」
「引退した盲導犬たちが老後を過ごす施設だよ」
「それは結構なことだが、あの犬をなぜ生かしている?」
寝たきりになった犬を生かしていることが虐待と同義語の質問だった。

彼らにとっては東洋文化の勉強になったことだろうが、安楽死は協会でも行われることを伝えた。
その決定差が多少違ったのだ。

それは今の私の考えにもなっている。
・ボケ(昼夜逆転など)・狂い(凶暴になるなどの性格激変)・痛み・苦しみがある場合というより、その状況に至る前に必ず安楽死させる。
・西欧の査察官が安楽死の対象としている“寝たきり”については、私には日本人の血が流れているので、上記の症状が予想されたり、“食べない”という状況が続いた時に安楽死を選択する。
極めてシンプルである。

言えることは、決して介護と延命の苦しさ辛さをお互いしないこと。
これって、じいちゃんばあちゃんの話じゃなく、わんこのことですよ。
まあ、私が最後の時は是非こうして欲しいけどね。

つまり、わんこの最後のことで妙な正義感というか優しい人間性を発揮されると良くないんですよ。

1年介護してごらんなさい。
『二度とわんこは飼うまい』とあなたは心に誓いますよ。
それがあなたの愛犬が残した現実だとしたら、悲しくありませんか?
最後の最後の辛い辛い経験は、楽しかった長い長い時間を消し去り、いつまでもいつまでも残ってしまうのですよ。

だから、盲導犬には定年制があるのです。
『僕の介護のせいで、目が見えないお母さんが再び歩けなくなるなら、僕は何のために盲導犬をしてきたの?』
そんな想いの積み重ねがあったのです。
別れるユーザーのかきむしられる心が分かりますか?
それでも別れと出会いを選択するから老犬ホームが生まれたのです。

障碍のない私たちは、おもいっきり介護して辛い気持ちを味わい、“あの子”を大切に生きるのもいいでしょう。
自らの優しさは天国への切符になるかもしれないし。
『もう二度とわんこは飼わない』と心に誓うことは、安易な生態販売業者の衰退へと繋がりますからね。

ともかく今を生きながら、考えておきましょう。
良い悪いじゃなく、『自分が今、何をしているのか』だけは知っておくべきだから。
 

あーあ 疲れた 2013年12月05日(木)

  昨日、水曜日の営業が終わってから雄ちゃんシェフと石狩に釣りに出かけた。
20数年ぶりの石狩新港はすっかり様変わりしていて、『あれ?イワシ釣った埠頭はどこ?』
『ラーメンの移動販売車が来るほど賑わってたあの釣り場はどこ?』と、うろうろするばかり。

結局、釣りをしている時間より昔の思い出話しと、新たなポイント探しに明け暮れてしまった。
雑魚は釣れるものの本命のコマイが釣れなかった。

そして今日。
夕べは私が帰る夜中まで待ち続けたアモへの罪滅ぼしにレクの森から続く原始林を歩いた。

サービス精神を発揮して“森の奥の奥”を歩き続けた結果、道が消え迷子になった。
原始林での迷子はきつい。

足跡と記憶をたどって後戻りするには最低2時間はかかる。

耳を澄ますと遠くに車の音が聞こえた。

一か八かで薮をかき分け突き進み、泥だらけになってたどり着いた先に道路があった。

そこはまさに数年前、私とKとアモが遭難した後にたどり着いた場所だった。

あの時はたまたま通りかかったタクシーに私だけを乗せてもらって、出発点のレクの森へ戻り、Kとアモを迎えに行ったのだった。

だが、今回はKがいないからアモだけ待たせるわけにはいかない!

で、私とアモは2時間原始林を彷徨ったのち、1時間半をかけて一般道路を歩き続けた。

朝9時半に出かけて無事帰宅したのが午後2時過ぎだった。

それからアモは眠り、私は昨日のリベンジを胸に秘め、一人釣りに出かけた。

ハゼやカワガレイなどの雑魚は忙しいほどに釣れるが、みんなリリースし、本命のコマイを待った。

その時Kからの電話。
「アモちゃんね、散歩に行くっていうの。だから今歩いてるの」

こてんこてんに疲れているはずの二人がそれぞれの場所でやりたいようにやっていた。

アモは夕方も散歩し、私は大きなコマイ二匹を釣り上げた。

私が帰宅した時、アモはその音と気配に気付かずグーグーと寝ていた。

やっぱり僕が勝ったね。
 

ファーガス基金2013年11月 2013年12月03日(火)

  ファーガス基金のご報告です。

'12年9月20日開設:目標額150万円

【今月の入金報告】
12月3日カフェ募金:10,640円(内お札は6,000円)
12月3日ドッグカフェナガサキ10周年:100,000円
      
12月3日までの中計:667,471円
目標額まであと:832,529円

振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962
名義は郵貯銀行の規定上、『介助犬ファーガス』で開設できないため、ナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金として管理いたしております。
なお、この基金について詳しいことをご存じない方は、このページ上部にある『タイトル一覧』をクリックし'12年9月20日・29日付のこの欄をご覧のうえご支援くだされば嬉しく思います。

ファーガス基金を管理している通帳はカフェにありますので、いつでも開示いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これまでファーガス基金を活用した金額は215,000円で、現在の残金は452,471円となっております。
当初は医療費もかかりましたが、厚別中央通り動物病院のご厚意もあり、14カ月のこれまでの月平均経費は15,000円で経過しております。
フード・検査治療費・ワクチン接種・シャンプーが主な支出先です。

我が家の愛犬アモは12歳半ですが、今のところ健康なので医療費は全くかからないのに、食欲旺盛プラス飼い主の思いやりもあってもうちょっと経費がかさんでいます。
人が食べる原材料をわんこ用にアレンジした安全なフード(ちょっと高い)を与えてますし、看板犬ですのでそれなりの報酬と諸経費が必要なものですから…

話は大きくそれますが、現代人やわんこにとって化学物質を摂取したり吸引したり体に浴びることは避けて通れません。
既に戦後の親世代以前からの汚染で、体質に影響が出て以前には無かった治療や療法食が普通になっていますし、医療もそれを追っかける形になっていますが、『食』は療法の前にやはり大事にすべきだと思います。

深い話になりそうだったけど、アモが私を見て言います。
『とうたん、今朝“命の煙”と“命の水”をコンビニで買ってきたよね』

私は言い返します。
『おまえがこんな風にならないよう気遣ってるんだよ』って。
反面教師ってのも悪くないけどね。
 

おかげさまで10周年 2013年11月30日(土)

  「こんな田舎の住宅街にお客さん来ると思う?」
「さあ、どうかなぁ」

商売なんて未経験の私とKがカフェを開いて今日で10年になる。
『まあ、なんとかなるべ』という、あの時のお気楽さの理由は今もって分からないが、たぶん、盲導犬協会を退職して今後の生き方を模索する意味での日本一周の旅が、そんな心境にさせてくれたのではなかろうか。

『思索せよ 旅に出よ ただ一人』
先日亡くなった元セゾングループ代表で詩人/作家の辻井喬さんの詩の一節だが、「そうだよ」と心から同意する。
言葉の奥に潜む苦しさと深さを体験した一人として。

まぁ私の場合、途中から一人旅じゃなくて、助手席でシートベルトをしたトトロの大きな縫いぐるみが相棒でしたが…

ともあれ10年を過ごせたこと、消えて逝った人とわんこが心に残り、この10年に巡り合った人やわんこ達への感謝が私たちを包み込んでいる。

『ありがとう。おかげさまで』
すべてをこの言葉に捧げたいと思います。

さて、カフェの10周年。
『どうする?どうする?』
という問題が持ち上がった。

1.10周年だからお客様に感謝の気持ちを“形で表す”のが普通でしょ
2.10周年をお客様から祝ってもらうという“奇策”もあるよ
3.みんなで飲み会でもしたら?

いろんな案が出たけど、私の心に引っ掛かることがあった。
『カフェの15周年って、可能性あるの?』

『ないジャーン!!』

そしたらファーガス基金はどうなるのさ!
まだ全然足りてないよ。
途中で投げ出すんかい!
と、苦悶することになった。

で、カフェとしては10周年を感謝して、お客様に記念品を渡すとか、各種サービスを実施するとかいう考えもありましたが、ぜーんぶやめてファーガス基金に予算していたお金を振り込むことにしました。

だから、明日からも何食わぬ顔で11年目の営業を始めることにします。

10周年サービスを期待されてたみなさんごめんなさい。

10周年のお祝いを考えておられた方は、募金箱か口座振り込みをお願いします。

みんなで飲み会を、と希望されていた方は是非具体的なお話を聞かせてくださいね。
とことん付き合いますよ。

10年前のあの日、いつか楽しいことがあればいいなぁ、と夢見ていた私とKに今日という日がやってきた。
私たちなりの幸せな日々の積み重ねでした。
 


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