From the North Country

原風景を感じれたらいい 2013年09月26日(木)

  いつの間にか長袖を羽織り、閉店後の散歩の途中で暗くなり、お休み前の東の夜空にオリオンが輝く季節になっている。

今年のカフェ周辺の夏を総括すれば、6月から7月は晴れの過ごしやすい季節が流れ、本番の夏は気温こそ30度前後で猛暑とはならずに済んだが、湿気の多い日が増え、何より1日の中で“晴・豪雨・雷・晴”と過去になく翻弄される日が多かった。
ただ、夕方からは涼しくなり寝苦しさとは無縁の昔懐かしい北海道だったように思う。

そして今日の雨が季節をスッキリ秋へと切り替えたように感じられ、今年の初夏のように長く続く穏やかな秋であれと願う。

そんな願いに合わせて今夜は穏やかなことを書きたかったが、目をつぶれない現状ばかりが目と耳に入る。

わんこと室内で暮らす文化が根付き始めて20年ほどになる。
思えば30年ほど前からそんな生活をされてる方はおしゃれだった。
そう感じていたのは北海道など地方で暮らしている方々に対してに多く、都会の有名人がステータスとして飼うわんことの違いは明らかにあった。

だが今、一般の方のわんことの暮らしは当時の“都会の有名人”の飼い方とダブってしまう。
『わんこを綺麗にし・着飾り・満足を与え・可愛がる素振り』ばかりが目につく。

自然や地域を散策し、庭木を手入れし、街並みを歩くその足元に語り合える愛犬がいる、という私の原風景とは明らかに違ってしまった。

『動物愛護の催し』なんていうのがあるが、そこに集まる飼い主の中には、平気で糞便を放置する者もいれば、『ほれ、お友達よ。挨拶しようね』と見知らぬわんこに近づけようとする無礼千万・無知天然の飼い主が幅を利かせている。
主催者は“飼い主のマナー”のしおりを配っているが、全く伝わっていないどころか、主催者自身その意味を理解していないことが多く、現場で注意することすらなく、飼い主は益々その横柄振りを『動物愛護』と誤解したまま刷り込まれていく。

その結果が、『こういう場所で吠えるのは当たり前』『それを受け入れてでの催しでしょ』となり、さらに現実社会での『わんこお断り』に繋がっている。

ドッグカフェをそんな飼い主たちの憩いの場として経営している方も少なくはない。

ちと、違ってはいませんか?

社会から断絶されたわんこと愛犬家のシェルターを広げたいのでしょうか?
気持ちは分かりますが、そっちが先行してどうしたいのですか?

大規模な組織自体に『犬と社会とのかかわり』の原則が理解されておらず、『叱らないしつけ』とか『動物行動学に基づいた…』との凝り固まった主権争いが繰り広げられている時代である。

そんなややこしいことに左右されることなく、愛情を持って育て日々接し、知らないことを教える時には優しい言葉(誘導)とおやつを使ってなじませ、許せないことにはバカヤローと鉄拳を振るい、同じバカヤローにもニュアンスが違う甘いことを経験させ、互いの性格と感性に寄り添って生きていけたらいい。
時々のマナーを感じ取りながらね。
 

愛犬の逝きよう 2013年09月16日(月)

  先日、これからの介護療養生活に意欲を持って取り組もうと愛犬アリー(GR)を伴ってM夫妻が来店された。
急性期の血液の病気だったアリーは『どこが病気なの?』というくらい元気だった。

12日に訃報を聞き、『やっぱり、そうか』と、我が家の初代看板犬スーの逝き様と重なった。
スーも同じ病気で、閉店後お客様を見送りし、カフェに戻ってすぐに倒れ、Kの腕の中で息を引き取った。

これからさらに思い出作りと後悔のない時を過ごそうと考えていた矢先の死だった。
M夫妻の心情も重なったことだろう。

そして昨夕、「ハグが死にました」という新たな電話が入った。
明日(火)から3泊の予定で、お泊りとトリミングを受けていたお泊り常連の健康(に見えていた)12歳のボーダーだった。

電話の声で『今しがた』の出来事であることが分かった。
ご夫婦とハグの3人で散歩中、自宅そばの歩道で突然ハグが倒れ痙攣したかと思うまもなく、そのまま息を引き取ったという。

驚き動揺する私に、今後の手配の相談をされる声が痛ましく気の毒でしかたなかった。

でも、お泊り中にそうなってしまったら、私とKが戸惑ってしまうし、お父さんお母さんがどんなに悲しみ・悔やむか分からない。
だから・・・
犬ってそういう感覚を持っているように思う。
盲導犬時代を含め、過去に何度もそんな経験をしているから。

アリーとハグ。君たちの事も忘れないよ。
どうぞ安らかに。
 

今夜は一言だけ 2013年09月13日(金)

  北海道にはアウトドアや流行のガーデンなど見所がどんどん増えて、休日の私とKは『行ってみたい!』とわくわくする。

でも、現地に行ってみると『わんこお断り』の看板が当たり前のように増えている。

ええ加減にせえよ!
そう思うのは受け入れ側に対してではなく、訪問者の自称“愛犬家”に対してである。

せっかくのガーデンで好き放題に放尿したら草木は枯れるべ!
楽しんでる人に吠えたてたら一瞬にして興醒めだべ!
前から来る犬に吠えるようなわんこをわざわざこんな所に連れて来るなよ!

休日を利用して短い旅に出るたび、肩身が狭くなる実情を目の当たりにする。

定休日を利用した2日間、上富良野のペンションはとてもくつろげたし、四季彩の丘もこの時期の美しさがあった。

受け入れ側に追いついていない、飼い主とわんこの関係を今夜は強く指摘しておこう。
 

ファーガス基金2013年8月 2013年09月06日(金)

  '12年9月20日開設:目標額150万円

【入金報告】
9月6日カフェ募金:16,946円(内お札は14,000円)
      
9月6日までの中計:522,475円
目標額まであと:977,525円

ほぼ1年で目標額の3分の1を達成することができました。
長い道のりですが、これからもご支援よろしくお願いいたします。

ファーガスの主治医のI先生が言ってました。「ファーガスもそうだけど、Nさん(使用者)1年前と比べたらすっごく明るくなりましたよね」って。
皆さんのおかげです。

振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962
名義は郵貯銀行の規定上、『介助犬ファーガス』で開設できないため、ナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金として管理いたしております。
なお、この基金について詳しいことをご存じない方は、このページ上部にある『タイトル一覧』をクリックし’12年9月20日・29日付のこの欄をご覧のうえご支援くだされば嬉しく思います。

ファーガス基金を管理している通帳はカフェにありますので、いつでも開示いたします。
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臨時休業の2日間、ご案内不足のためご来店された皆様にお詫び申し上げます。

さて、4連休にあったこと。
1.洞爺湖でルアー(釣り)の投げ方を練習しました。
ルアーを忘れてきたのでKから55円を借りて、穴に道糸を結んで竿を振ったら、3回目で55円が湖底に消えてしまいました。
次に家の鍵を結んで練習してたら、次々と3人くらいの方が私と同じようにルアーフィッシングを始めてしまいました。
この場所は遠浅で魚は釣れないポイントなのですが、私は何も言わずに笑いをこらえ、鍵を魚のように操りながら練習を繰り返しました。
おかげさまで1時間ほどでかなり上達しました。

2.ニセコではゆうまり夫妻がバーベキューに招待してご馳走してくれましたが、我が家のテーブルがあってよかった。
わんこがいるのに地べたではマズイだろ。わんことのアウトドア生活の勉強になったかな?
それにしても美味しかった。ご馳走様。

3.温泉にトランプゲーム。
孫を抱えていようが、どう楽しむかは大人の知恵しだい。
孫とわんこがいても、問題なくちゃんと楽しめるのは日頃の鍛錬のたまもの。

4.翌日、噴火湾の豊浦に足を延ばしました。
豊浦駅構内の食堂で昼食。「わんちゃんもどうぞ。こないだも来てくれましたよね。おりこうさんね。」
その後アモは噴火湾で再び泳ぐ。

5.ペンション・プルーミンさんでKの誕生日を祝う。
庭で見つけた四つ葉のクローバーを頂いたのが一番のプレゼントになったかも。

6.3日目は好天のもと、洞爺湖で泳ぎボートに乗るデイキャンプ。
お隣のテントの若夫婦と3歳の子が、初めてのボートを膨らませていたが大苦戦の様子なので、装備を持って手伝ってあげたらお礼にビールを2本もくれた。
お若い夫婦の好意に、ベテランは「ああ、どうも」って、どういうこと?

7.我が家の愛犬アモは大満足、こてこてに疲れ楽しんだ4連休だったことだろう。
帰宅後すぐにKがアモをシャンプーし、二人でドライヤーをかけながら3人で思い出を振り返った。

明日のカフェではニセコと洞爺で仕入れた“食用ほおずき”を前菜でちょこっと提供いたします。食べてみてくだいね。
ビックリしますよ。

これが今回の旅の思い出の味かな。
 

言うことをきくわんこと、きかないわんこ 2013年09月01日(日)

  明後日(3日)から臨時休業がありますのでお間違いなく。

さて、0歳から1歳までの『わんこ育て期間』というのがある。
トイレのしつけに始まり、あま噛みやいたずらをいなしながら飼い主や人間に対する信頼を育み、これから生きていく社会への順化を促すとても重要な1年である。

その時期における飼い主としての知識とテクニックを多くの方は知らずに可愛がってばかりいるが、実は根気と忍耐と寛容それに将来を見越した誘導が求められるのである。

しつけ相談において、どちらかと言えば厳しい対応を私がしているのは、飼い主が『わんこ育て期間』を悠長に過ごし、“子育て失敗”をした結果いい気になってしまってるわんこに“喝!”を入れ、思い上がりを自覚させて身の程を知り、分をわきまえることを促している。

つまり『わんこ育ての時期の接し方』と『失敗した後の対処法』は違うということを申し上げているのだ。

今夜は、『なぜ、わんこはいうことをきかないのか?』という『わんこ育てを失敗した飼い主』にちょっとだけアドバイスしておこう。

ここでいう『いうことをきかない』というのは命令に従わないというのじゃなく、『制御できない』という範疇のことである。
例えば『ダメ!』っていうのに散歩中に吠えるとかの…

答えは明快である。
『ダメ!』ってどういうことか、言葉で従わなければその先があることをわんこに体験させていますか?

口先で『だめ!ダメ!ノー!イケナイ!』って叫んでいるだけじゃないですか?

コントロール・制御というのはそういう時のために、飼い主が身につけなければならない技術なのだ。

群れの一員としてわんこが他犬を排除しようと吠える理由はある。
その気力たるや『ダメ!』の生ぬるい言葉を凌駕していることにまずは気付くべきだろう。
つまりそのエネルギー量をまずは想像し、それを超える飼い主としての『ダメ!』のエネルギーを制御によって放出し“本気度”を示すことで相手は我に返り、真意を探ろうとする。

あなたが本気ならたとえ『わんこ育て』の時期を失したとしても、育て直しは可能です。
相当なエネルギーと反省と強い意志が求められますが…
 

与えるべきを与え、教えるべきを教う 2013年08月27日(火)

  夕方の散歩があまりにも心地よかったので、戻ってからガーデンの温度計を見ると18度だった。
晴・雷・豪雨の日々を繰り返しているうち季節はすっかり秋に変わり始めていたようだ。

夜半になると再び地球が怒り出し、テレビでは頻繁に大雨洪水・雷・竜巻に関する情報が更新されていた。
窓から外を見ると、まるで戦時中の映画を見るように遠くの町が戦火にまみれ時には空襲されてるように夜空を稲妻が数秒ごとに明るく照らし出していた。

「よし、今がチャンスかな」
23時を過ぎた頃、私はわんこのトイレタイムのためKに声をかけた。
まだ小雨が降っていたが、それまでから比べたら外は格段に静かだったから。

初めてのお泊り犬8か月のバーニーズがいたので、Kと私の協力体制は万全だった。

まずは今夕、カフェの閉店後、このどでかいバニちゃんを狭くて急な階段を使って2階の自宅に上らせた。

カフェを始めて10年。
Kと私のわんこを“その気にさせる”意思疎通と呼吸とテクニックは、ユーチューブで一部始終をお見せしたいほどのプロフェッショナルでスマートでパーフェクトなものだった。

その逆の階下へ降りて、夜の排泄を促し、さっさと用事を済ませてまた2階に上がるのが最後の日課である。

バニちゃんは私たちを信じ、補助を受けながら急な階段の上り下りと、小雨の中の排泄をさっさと済ませてくれた。

まさにパーフェクト。
あとは明朝までリビングでぐっすり寝ているだろう。

ところで、このバーニーズに限らず我が家でお預かりするわんこ達は“粗相(室内での排泄)”をすることなどまず最近は記憶にない。

トイレのしつけのことでカフェに相談に来られる飼い主さんは多いのにと不思議に思う。

わんこと暮らすうえで最低限のさらに最低の『トイレのしつけ』のことについてくらいのことはちゃんと把握しておいてくださいね。

この欄で何度も言ったけど、トイレのしつけというのは、わんこが勝手にペットシートではみ出さずに排泄するというのじゃなくて、飼い主が『そろそろシッコ(ウンチ)だよ。シーシー/ベンベン、そうそうこの辺でしなさい。はい、いい子だったね』というものなのだ。

日本国中の犬の業界の人間ですら、こんな当たり前を8割の人が理解していないのが現状ですが、私のカフェのお客様は9割方が常識どころか何も考えずにトイレタイムが生活に含まれています。
だって、わんこと暮らしてるんですから、わんこが我慢しないうちに促し、それなりの場所で用を足すトイレタイムは当たり前ですよね。

わんこにしてみれば『そんなに頻繁に言わなくてもいいのに。でもまあ、気分転換にもなるからシッコだけでもしておくか』ということになるのです。

室内での粗相なんていうのはわんこにとっての屈辱であり、観察力と想像力・理解力・知識力・責任力のない飼い主への警告だと受け止めて良い。

無垢なわんこたちに成り代わって申し上げた次第でございます。

もう夜中の1時半。
シッコして寝ようっと。
 

一歩前へ 2013年08月25日(日)

  地球が怒ってますね。
晴れ・雷・豪雨、その連続の日々が続いている。
国と地域によっては干ばつ。

原因はみんな知ってるはず。
自分たちだけがよければ何でもありを許してきた私たちが招いた必然の姿だ。

孫を抱きながら『ごめん』とつぶやき、『次代をしっかり担え』と願う。

想いは共通しているはずなのに各論になると、多数決で地球破壊の道筋を選択している。
何とも浅はかで悩ましい。

で、今日のカフェは事前の予報通り、盲導犬関係のわんこたちで賑わい、それはそれは楽しい時間を過ごしていただけたと思う。
地球も怒りの矛先を午前中はおさめてくれたことに感謝である。

さて先日、出版社の方の来店があり「札幌でドッグカフェとして特徴的といえば貴店を含め2店ほど」だという話を伺った。
その理由を問えば『飼い主に物申すカフェ』ということであった。
それって、他のカフェは泣き寝入りしてるってことなのだろうか?
それともなんでもありの無法地帯を楽しんでいる?さらにそれとも寛大な隠れ家?

カフェのお客様からもそんな話が聞こえてくる。
『あそこっておりこうなわんこしか行けないんでしょって聞かれるんだよね。うちのわんこが通ってるのにね』って笑う。
私は真顔で『そうだよっていってくれればいいのに』と口を挟む。

改めて宣言します。
ドッグカフェナガサキは、ちゃんとしたわんことの暮らしを求める方を応援しています。
今の愛犬の姿ではなく、飼い主さんの適性と本気度がすべての始まりです。
敷居が高いか低いかはわんこにあるのではないということです。

地球と同じように、今のこの国の方がわんこと暮らす姿勢と感性に異議を唱え、共感する人々を応援しています。
そんなに難しいことじゃないのにね。
 

『お知らせ』で括ってしまいます。 2013年08月18日(日)

  お知らせを二つ。
1.前回のこの欄で書いた9月の臨時休業のこと。
2.次週25日の日曜日は協会のパピー関係の集まりで、午前中混雑が予想されますのでお昼ちょい過ぎからご来店いただいたほうが無難です。
そういう雰囲気がお好きな方は、席が用意できないかもしれないことをお含み置きの上ご来店ください。

さてと、カフェ周辺の気温は変動が激しい。
24度だったり29度近くになったり。
内地の方からすればそんなに高くないように思われるかもしれないが、このところとにかく天候が安定せず湿度が高いから不快感が続いている。

北海道らしい夏の気温だけど、北海道らしくない湿気と天候不順ってな表現がふさわしいかもしれない。

「ペロ!いい加減にせえよ、お前」
お客様の愛犬を呼び捨てにして、『お前』呼ばわりする私の警告がガーデンに響く。
普通なら険悪な空気になるのだろうがカフェではちと違う。
「ペロ!あんたいい加減にしなさいよ!」との飼い主さんの言葉が後に続くのだ。

別に犬同士のトラブルがあったわけではなく、私も飼い主さんも単にペロの下心を見透かして『事前の警告』を発していただけなのである。

わんこが何を考え、次にどう出るか、その結果相手はどう反応するか…
そんな当たり前の行動予測を、知ってる飼い主と知らない飼い主が混在するのがこの社会である。

私は『知ってる飼い主』と楽しく付き合い、『知らない飼い主』に、知る必要性と知り方の感性を伝える。

わんこを徹底的に擬人化し、犬の気持ちを日本語に置き換える訓練はとても大切な作業である。
その翻訳の正誤は目の前のわんこが示してくれるから、容易に勉強になるはずだ。

犬の発想とそれに伴う行動を知るのはとても面白い。

残念なのは、それを知ったうえで適応させる意識を持った飼い主と、それを知ることで犬に寄り添うあまり、社会に適応できないわんこと暮らす飼い主が存在し、どちらも愛情を武器にしていることである。

ヘヘヘ、酔っちまってますね。
 

臨時休業のお知らせ 2013年08月11日(日)

  9月3日(火)4日(水)を臨時休業とし、定休日と合わせて6日(金)までカフェの夏休みとせていただきます。
この間はお泊りもお受けできませんので、ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願い申し上げます。

さて、わんこと暮らしていると家族旅行や特別な用事あるいは急な出来事でどうしても愛犬をどこかに預けなければならない事情が出てくることがある。

そんな時に利用するのがペットホテルやホテルサービスのある動物病院であるが、普段の暮らしぶりとの落差のあまり、体調を崩したり吠え過ぎて声をからしたりと気の毒な結果を度々耳にする。

『そんなことがあるから、日頃からわんこを慣らしてしつけておきなさい』との言葉には一理あるが、家庭犬として暮らしていると、『預かり方にも工夫や配慮があってしかるべきだろう』と思う。

うさぎやカメレオンなどペットを預けるなら
・ケージに入れたまま
・空調を管理し
・適宜、給餌し寝床の掃除をしてくれれば
問題なく預けられるだろうが、家庭犬となるとちと違うはず。

そんな飼い主の気持ちをどこでどう誤解したのか知らないが
・テレビつき個室
・スマホで映像が見れます
なんていうホテルサービスを展開しているところがある。

ケージに入れたまま吠えっぱなしにし、格子に顔をこすりつけて傷だらけになるような一般的な預かり方よりは確かにマシだ。

でも私なら
・繋がれててもいい
・トイレだけは我慢させないで
・適度に解放して
・興奮した時は『大丈夫、静かに』と声をかけて落ち着かせ
何より、人の気配を・生活感を感じさせていて欲しいと思う。

友人知人に頼むと、その家の愛犬と同じように接してしまい、結果的に問題が生じ、トラブルとひんしゅくを買う。
だから、どんなに心通じた友人のわんこであっても、預けるとしたら数日は基本係留し、様子を見ながら必要な『我が家のルール』を教え込んで慣れさせてもらう。

そんな約束事が理解できる仲間を日頃から持つことも飼い主にとっては必要なことだと思う。
 

甘い備え 2013年08月09日(金)

  猛暑を観測した地点が全国で今年最多となったらしい。一方、集中豪雨で被災された地域もあり心よりお見舞い申し上げます。
幸いにもカフェ周辺は小雨模様で湿度こそ高かったものの最高気温は22度と涼しかった。
縦に長い日本列島の地域差をあらためて感じさせられる。

とはいえ九州や西日本から始まった豪雨が徐々に北上し、今日は道南でもかなりの被害が出た。
次に豪雨があれば札幌でも…との覚悟と備えをしたい。

で、『あなたの愛犬は避難所で暮らせますか?』と以前この欄でわんこのしつけを問うた。
だが自分に当てはめてよくよく考えると、私には無理だろうという思いに行きつく。

アモのしつけについての心配ではなく、私自身が耐えられないと思うし、Kやアモとそのような生活は無理に思えるのだ。
だから同じ思いの中で、今も避難生活をされておられる方々の心中を察するといたたまれなくなる。

もし幸いにも家族が無事でいたなら、当座の生活拠点は、壊れたとしても自宅か車での生活を選ぶことだろう。
情報や支援物資が届かず、行政の支援さえ難しいと聞いてはいるが、なんとか同じ思いで暮らす人たちと協力し合いながら切り抜ける道を模索するだろう。

甘い!それができないのが災害なのだ。と分かっていても、そのための備えというのをまずは考えて我が家の防災計画を漠然と立てているように思う。

火山・津波・洪水・土砂災害は直接的に考慮しなくてよい地域だから…とか
ドッグフードだけは売るほどあるから非常食になる…とか
先日ご近所ドライブ中に飲用湧水を見つけた…とか

あまいあまい空論ばかり。

でも、アモとKがいてくれれば心だけは折れずに工夫しながら生き延び頑張れそうな気がする。
それも甘いと言われれば、潔くあきらめる。
 


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