From the North Country

ダニのことから今の診療を考える 2013年06月10日(月)

  ダニといっても老眼では見えない家ダニじゃなくて、わんこにくっついて吸血するあのダニのこと。
笹薮・草むらに入り込んだ時や、最近では普通に散歩していてもわんこにつくことがある。

一昔前より多くなった気がするが、わんこの管理が行き届いて発見する頻度が高くなっただけなのか?よくわからないことが多い。

我が家(カフェ)では基本
・そういう気配のある山野を駆け回る時には、事前に“舐めても無害”なハーブ系の忌避液(忌避率74%というふれ込みのもの)をスプレーし、さらに帰路の車に乗る前に全身をチェックしている。
・多くの場合、そこで何匹かが見つかるので排除する。
・帰宅後、スリッカーや蚤取櫛などでブラッシングすると、相当ヤバイ場所に行ったときには、そこでさらにダニを数匹発見することがある。
・そうやっていても、数年に1回は見つけにくい場所に食いついたダニがいる。
・そんな時はアルコールを湿らせた綿花を1〜2分ダニにかぶせて酔わせ、市販のダニ取り器具を皮膚深くはさんでくりくり回してダニの頭からはずし、さらに消毒をしてから市販の抗生剤入り軟膏を塗って終了となる。

今まで見たことはないとはいえバベシア症やライム病、なによりダニの頭が残った後の炎症が嫌ですからね。

で、以前から動物病院で使われているわんこのダニ予防薬が気になっていた。
ダニがつかない忌避剤なの?っていうのが一番の関心事だったけど、どうやらそうではなく、食いついて吸血したダニを殺す殺虫剤であるらしい。

直感として『気持ち悪い!』と感じた。

だってわんこの体の中にダニが吸えば殺す(しかも1か月以上の効果があるらしい)薬を入れるわけですよね。
おまけに忌避剤じゃないから、わんこにはダニがつくのに『飼い主に安心感を与えて、私のようにこまめなチェックをしなくて良い』という印象を与えてしまう。
そんなんじゃ帰りの車の中ダニがうじょうじょいることになってしまう。

『ダニを殺すといってもわんこの安全性は確保されています』
そんなことをメーカーが説明しても、狂犬病ワクチン・フィラリア駆虫薬・混合ワクチンでさえ副作用が出るわんこをたくさん知っているのに、さらに滅多にないダニ由来の病気のために体内に毒を溜め込むことなんて私には到底許容できない。

動物医療的には副作用は一部の犬だろうが、その一部の犬にそれぞれの飼い主がいるのだ!

もし、業者や獣医師が主張するほどダニによる病気が差し迫り、安全を保つ必要があるのなら、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症した我が国の20数人の内5割近い方が亡くなっている中、山菜取りに出かける人々の首の後ろにあの“安全で効果的な薬剤”をなぜ塗布しないのだろう?
冷静に考えていただきたいと思う。

山菜取りなどのために山に入る時は、無害な防虫スプレー(忌避液)をかけ、帰宅後は服を着替えてシャワーを浴び、身体をチェックする。
これが普通なのだ。

それでもたまに食いつかれておかしな病気になることがある。
その時に頼りになるのが医療じゃないのか?

予防を説くのは分からなくもないが、その多くは予防の必要性もないのに毒薬を溜め込むことになり、さらには複合汚染という問題が残ることを過去から学ぶべきであろう。

「大丈夫だぁ。付き添ってこまめにチェックすんだぞ。だども問題があればいつでも来い。」
30年前の獣医師の言葉が今でも忘れられない人間のたわごとであるが、なんかそこに暖かさ安心を感じるんだよな。
 

オヤジの背中も意義深いけど 2013年06月08日(土)

  今日の土曜日、カフェの兄ちゃん姉ちゃん、じいじとバビーみんな頑張りました。

兄ちゃんはフライパンと鍋を振る荒っぽい作業をしていたかと思うと、お皿に慎重な盛り付けをして『よし』ってな独り言を言っておりました。
本人なりに想う“仕上がり”って言うのが職人にはあるのでしょうね。

姉ちゃんは丁寧にわんこを洗ってカットしながらも『クシャーン!クシャーン』って恥じらいのないくしゃみをしておりました。
きっとアレルギーがあるのかもしれないですね。
でも、それに打ち勝つ勇気が感じられました。(実際は鼻に異物が入っただけ)

バビーKは獅子奮闘の動きをしながら、お客様をもてなし、兄ちゃん姉ちゃんにねぎらいの言葉をかけ、みんながへこたれず盛り上がるように、自分の疲労を顧みず、粉骨砕身・我にムチ打って頑張ってくれました。
何とその後に、夕食まで作ってくれたのです。

かく言う私も今日はちょっと頑張りました。
・ぐうたらバーニーズに『ねえ、ちゃんと歩こうよ』って教え
・しつけ教室を経て育った黒ラブに、『おまえさぁ、羽目外して好きにやってみれ!』ってそれまでの訓練をぶち壊すレッスンを行い
・引き取ったコーギーに咬まれる子供に『ちょっとたくましくなろうよ』と確証もないのにそそのかし
・盲導犬の繁殖犬なのに、日常生活であたふたしている飼い主さんの尻を叩きもした。

今日の札幌は27度近い予報の中で私も頑張ったのだ。

空いた時間に厨房を見ると食器が山積みになっていたから、手指消毒をして皿洗いにも励んだ。
人ってどうして『自分はこんなにも頑張った』って言うのでしょうか?

認められる実感があればそれは嬉しく励みにもなるだろう。
でも、黙々とやって自分で満足と言うこともあるし、『いつも見てたよ。君って凄いね』って後に言われることもある。

『ありがとう』っていう言葉はいつ発せられたとしても誰も不愉快には思わない。

あれー?酔っちまってるけど皆さん、通じてますか?

『おめぇ、何やってんだ!この忙しい時に』と怒鳴られるより、『助かったよ、居てくれただけでも』と言われた方が次に生きる。

『兄ちゃん姉ちゃん、じいじバビー?俺だって頑張ったんだじょ』
我が家の愛犬アモが主張しております。

分かっていることを“言葉にする”ことが大切なんですね。
できるだけ幅広く。
 

育つと育てるの違い 2013年06月08日(土)

  カフェ周辺は先々週から来週にかけてもずっと☀マークが続いている。
厳しい冬だっただけに嬉しいですね。
おまけに丁度良い気温というのがありがたい。

昨年完成した“下の駐車場”の石垣の隙間に植えられた芝桜が見頃になっている。
年々広がるだろうから楽しみだ。

さて、今夜は犬育ての話をしてみよう。
これまでに何度も書いてきたことだけど。

善良な人間が仔犬を迎え入れるというのは、もうそこに喜びや愛情・優しさが満ち満ちている、というのが前提での話だ。
一般的に、小型犬の飼い主のほうがわんこ育ての苦労は少なく、『良いわんこと出会ったから楽しく暮らし』『そうでないわんこが成犬になって困っている』という傾向が強いようだ。
当然のことかも知れない。
中・大型犬ならトイレの失敗ですら被害は甚大だし、いたずら・引っ張り・飛びつき・吠え声なども規模が違う。
さらに凶暴さがあれば、とても放置できない問題となってしまう。
しかも、それは突然発症するのではなく生育の過程において垣間見られるから日々の真剣度は必然的に増す。
(もちろん『いずれ治まるだろう』と悠長で鈍感な飼い主もいるが)

犬種に関わらず、必ず“よいわんこ”と出会えるのなら誰も苦労はしない。
小型犬の吠えや凶暴さが小型レベルなら、大きな問題にもならない。
だけど実際は、いいキャラをしたわんこもいればそうでないわんこもおり、小型犬でも周囲に轟く吠え声をあげ飼い主を血まみれにさせる。

そこで私のネガティブシンキング/マイナス指向が意味あるものとなる。
・イヌだから吠える
・イヌだから咬む
・イヌだから…

だから転ばぬ杖の先としてそうならないように仔犬のうちから育てるのが知恵ある人間の作業なのだ。
だが、普通に育てればちゃんと育つわんこの中に、辛くても行わなければならない再教育を要するわんこがいる。
多くの場合、優しく無頓着すぎる飼い主の所業でダメ犬になったわんこ達だ。

犬って凄いよ、可愛いよ。
そうじゃなくて『ちゃんと向き合い、ちゃんと育てれば犬って凄いよ!』というのが真実である。

厳しい冬の後の晴天続きだから、とりわけ今年の初夏はありがたく感じる。
でも、来年はどうなるか分からない。
そんな自然相手もいいけど、そのように愛犬と暮らしているわけではない。

ちゃんと育てることは苦労も多いけど、育っただけより結びつきは大きい。
 

ファーガス基金2013年5月 2013年05月31日(金)

  '12年9月20日開設:目標額150万円

【入金報告】
5月02日金○美○様:5,000円
5月24日古○恵様:5,000円
5月30日カフェ募金:23,084円(内お札は15,000円)
      
5月30日までの中計:467,725円
目標額まであと:1,032,275円

これからもたくさんの方々の月々のご支援をお願い申し上げます。
振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962
名義は郵貯銀行の規定上、『介助犬ファーガス』で開設できないため、ナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金として管理いたしております。
なお、この基金について詳しいことをご存じない方は、このページ上部にある『タイトル一覧』をクリックし’12年9月20日・29日付のこの欄をご覧のうえご支援くだされば嬉しく思います。
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ファーガスの体調は万全で推移しています。
仔犬の頃から親しんだオーストラリアで食べていたドッグフードに戻したところ、体調が維持され医療費が大幅に減少しました。
ただ、5月は狂犬病・混合ワクチン・フィラリア駆虫薬と血液検査などでの出費がありました。

ただユーザーのNさん、車椅子でもできる仕事に精を出して最低限の金額しか引き出していません。
気持ちは分かるけど、私たちの気持ちも受け入れて欲しいと思います。
でもね、いよいよの時の安心感があるのとないのでは大きな違いがあるんですよ。
そこにファーガス基金の意義があるのです。

昨日の時点で332,725円の残金があります。
あと3年で目標額を目指したいと思います。

じぇじぇ!あと3年?
ドッグカフェとしてそこまでやれる自信はない!
アラカンとスデカンの二人だから『本日をもってドッグカフェは…』という張り紙がいつ出されてもおかしくはないということをどこかに留め置きくださいませ。

ただ、若夫婦の生活もあるし、以後も何とか関われる形態を模索しているつもりですので、ユニークなアイデアをお持ちの方はさりげなくお聞かせくださいね。

ともあれ、明日からの日々をしっかり過ごしていきましょう。
言いたいことを伝えるいつものカフェであり続けましょう。
敷居の高いカフェであり続け、勇気と切実さそれに本気度をもって訪ねてくださるお客様を心から受け入れるお店であることに誇りを持って営業いたしましょう。

いいですよね。それで。
 

いつもよりちょっとだけ早い時間から飲んだくれた 2013年05月28日(火)

  冬の延長を思わせる日々が続いた5月だったのに、一気にムスカリ・水仙・レンギョウ・モクレン…数えきれないほどの鮮やかな花が咲き、桜が開花し1週間咲き誇り、梅が満開となり、夏日の25度が現れて畑の枝豆やインゲンが土の中から『こんにちは』と顔を出し始めた。

カフェ周辺はようやく春満開となった。
オホーツクや知床では5月の間に、真冬日(最高気温氷点下)と真夏日(最高気温30度)を記録したらしい。

そんな気温差を思わせる熱いご相談がカフェでも増えている。

『吠えるんです』『吠えるんです』『吠えるんです』と最近は小型犬のご相談が断然多い。
大人しく見える飼い主さんのわんこだったのに、「外では吠えないんですけど、自宅の窓辺で外を通りかかる人や犬を見て吠えるんです」とこちらも深刻な顔をしておられる。

そこで長崎劇場が始まる。
「わんこが吠えるのは異常なことではありません。これまでの人生経験からも分かるでしょうし、周囲を見ても普通にあるでしょう?
つまり吠えることを“容認する”か“断じて許さない”かは飼い主であるあなたが決めることなのです!」
と私は熱弁を振るう。

最初から吠えず愛想のいいわんこもいるし、問題行動のないわんこもいる。

私が言いたいのは、たまたま巡り合って暮らしたわんこの性質で人生を振り回されてもいいのかということで、つまりは“わんこというのは、人が育ててなんぼ”ということであり、具体的に言うならば『避難所でも暮らせるわんこですか?』ということがわんこ育ての究極であり最低目標であるということだ。

『家のわんこは吠えます。でも叱ってでもそれを止めさせるような対応はしたくありません』
そんな相談をされた飼い主がおられた。

平時では、『じゃあ、リハビリしながら改善しましょう』となるだろう。
が、私はそんなことは許されないと思う。

有事においては排除されるべきわんこに属するのに、『あんたのわんこのリハビリのために、なんでその間説明もなく無関係な者たちが被害に遭わなければならないのか!』と私なら人と犬の気持ちを代弁する。

北海道のこれからの季節は、冬の辛さを我慢し努力し工夫した人々に喜びをもたらす。

愛犬のいろんな反応に驚き、苦労し努力し、今の愛犬を育ててあげた飼い主を私はたくさん知っている。

生半可なわんことの暮らしに警鐘を鳴らしていたのは、一昔前は私だけだったかもしれないけど、今のカフェではお客様が普通に私の意思を継続してくれています。

『かかわりなさい、もっと強烈に。あなたの犬だから。』って。
 

酔っぱらって、わけわかんねェ 2013年05月20日(月)

  『いくら何でももういいだろう』と、昨日卒業したばかりのタートルネックとタイツが今日復活。
お散歩チェックではライトダウンまで必須となった寒いカフェでした。
2週間前からまとわりつく風邪に体調が翻弄され、不安定な天気がこたえる今日この頃だ。

いつもの温泉でくつろぎ、我らがファイターズがジャイアンツに勝利したのを見届けてから帰宅し、一眠りしてからこの欄に立ち向かうと体が熱い。
さもありなん、ストーブが焚かれた部屋でライトダウンを着てるんですからね。
そんな不安定さが同居する周辺の気候である。

さて、仔犬の頃からしつけ教室に通ってお利口さんな振る舞いをするわんこに今日も出会った。
飼い主さんはさぞ満足しておられるのかと思っていたら、『なんか違う』と感じておられるようだ。

お散歩チェックで私が感じたことは
・やっぱ教室でレッスンを受けたわんこは歩きやすいよなぁ、という実感。
ところが、さらに歩き続けるにつれ
・なんか面白くない、つまらんねぇな、と感じるようになった。

飼い主さんとの思いが一致した瞬間でもある。

今どきの教室は、犬に対して人間が求める振る舞いを行動学的に科学しているけど、そのプロセスに犬臭さというか人間味と言えばいいのかよくわからないけど、『遠回りだけど通じ合える』という“無用の用”までをも科学的に短縮(排除)して、振る舞い(反応)の成果を競う風潮があるように思う。

そして私のリハビリが始まる。
今まで教えられたことをすべて忘れ、心赴くままの振る舞いをせよと
いいぞ!そうだ!
ってなこともあれば
あほたん!何やってんだ!と怒鳴られ、それでも無視すればぶっ飛ばされることだってある。

そのうちそんないざこざに飼い主も加わり、結果は教室でレッスンを受けてた頃よりわんこの振る舞いは生き生きと悪くなり、飼い主は吹っ切れたように逞しくなる。

そんなところかな、私の流儀を文字にするとしたら。

弱点か強みかは分からないけど、暑けりゃ服を脱ぐし寒けりゃ服を着る。
理不尽と思われようが訳ある信念を持つことが肝要だ。
私にはKという存在があるが、信じてもらえる存在があれば人はわんことちゃんと暮らせる。
わんこはその空気までを観察して日々を生きている。

そしてその間に培われた関係こそがすべてであり次への変化の始まりである。
 

峠の茶屋で一服 2013年05月18日(土)

  札幌は昨日17日から春爛漫となり、上の駐車場の桜は開花初日に満開になった。
14日に下の駐車場の雪が消えてから3日後の快挙である。
実に満足だ、心地よい、誇らしい、あっぱれだ!

小さなカフェが一時的に満席になっても、皆さんガーデンでくつろげるし、そこには3つのテーブルがあるから何とか凌げるどころか今日なら外の方が気持ち良かったかもしれない。

天気の神様、去年から今年にかけ私たちは例年になく長い大雪の冬の試練を耐えました。
その見返りとして、昨日今日のような暖かく穏やかな日々が2か月程度いや1カ月半続くなら、私たちは心穏やかになることでしょう。
お願いです、間違っても寒の戻りなどゆめゆめ考えず、あるいは来月からエアコンが必要などという試練をお与えにならぬよう心静かにお過ごしください。

で、今年の札幌の春は本当に遅かったが今日のところ実に心地よい。
一気に桜が咲いても、穏やかだから長続きしそうな感がある。
今日のカフェだって、初めてのわんこ達もたくさんいたのに、みんな心は一つ。
まるで便秘薬のように『穏やかって気持ちいい!』ってな感じだった。

予報ではあと2日の好天だったので、今夜はこれまでの息抜きを兼ねてちょっと浮き足立ってみた。

だって好天と荒天の両方を十分すぎるほど知っておりますから。
蛇足になるけど『わんこ育てにおいて』もね。
 

こっちのほうが私は好きだ 2013年05月14日(火)

  あ、あ、聞こえてますか?
只今マイクのテスト中、マイクのテスト中。

今どきの動物行動学に基づく“わんこのしつけ教室”の実態を垣間見ることができた今日のカフェだった。

今朝その教室を受講されて育ったわんこのお散歩チェックを行ったのだが、相談されたわんこの歩きは素晴らしかった。
我がカフェのお客様なら『羨ましい!』と叫びたくなるような歩きだった。

じゃ、なぜお散歩チェックを希望されたのか?
自慢したかったの?
いや違う。
一緒に歩いてみて飼い主さんのお気持ちが分かった。
『つまらん・通じ合ってない・肝心なところで感性が違う』ってなところだろうか。

動物行動学に基づいて接すればイルカはジャンプして輪を潜り抜け、アシカは拍手し、そんなことは簡単に調教できる。
それを喜びと感じる飼い主もおられようが、見るのは楽しいけど一緒に暮らし始めると『ちと、違う』というのが今日の飼い主さんであり普通の私たちであろう。

つまり、生物の機能的特徴を食べ物や心理的“快”を与えることで誘発し、その行動を固定化するのが行動心理なのだ。

でもね、わんこは人間と同じようにその下心を見透かすんですよね。

そんなとき一番効果的なのが『てめぇ、いい加減にしろよ!分かってることは知ってんだぞ!』って言えばわんこは話を聞いてくれるようになるんです。

調教されて頭を使わなくなったわんこより、折り合いをつけながら人の言葉に耳を傾けるわんこの方が私は好きだ。

『アホたん!何してんだ!』と叫ぶ飼い主。
『へ、へ。つい出来心で』とヘコヘコするわんこの姿を見ている方が私は好きだ。
 

今どきの放置ベン 2013年05月13日(月)

  札幌の最高気温は14℃と昨日予報があり、今日のテレビでは「11℃でした」と言ってたけど、カフェの昼頃の温度計は5.5℃を示していた。
中心部とはずいぶん開きがあるようだ。
で、下の駐車場の雪解けはどうやら明朝になりそうだ。
『'13年5月14日駐車場消雪』と記録しておこう。

さて、最近気になる状況を立て続けに見てしまった。

近所の平岡公園をアモと散歩し、梅林の蕾を見ながら開花時期をあれこれ考えながら幹の下を見ると、今しがたの照りのある放置ベンがあった。
その先を歩く小型犬と飼い主。

近寄ってみると、小型犬はあちこちで放尿し草むらに鼻を突っ込みながら時に踏ん張っている。
その飼い主はといえば、一応お散歩バッグを腕にかけているがスマホに夢中でわんこの動作など一切見てはいない。
わんこが踏ん張れば立ち止まり、踏ん張りが弱いと引きずるようにスマホを見ながら歩いていた。
私とアモが横をすり抜けるとビクッとしたようだった。

あれってスマホの何に夢中になってるんですかね?
携帯すら滅多に携帯しない私にはよくわからないのですが…

昨日はカフェ横の公園から出てきた母と子供がいて、子供が母親に話しかけたのに母親はスマホ中。
通りがかりの車がクラクションを鳴らしたのは、子供に対してではなく母親に対してであった。

そして今日、私は見てしまった。
わんこがベンをしているのに気づきようもないほどスマホに集中して散歩業務をこなしている母親を。

すべては別の人々である。
『はぁ?』と驚き、怒りがこみ上げ、情けなく悲しい気持ちになった。

あんな飼い主のもとでわんこがまともに育つわけがない。
人間の子供なら“反面教師”と受け止めるかもしれないけど…

しつけもままならぬ中で日々奮闘している、中・大型犬の飼い主さん!
『そんな(悠長な)散歩をしてみたい』などと嫉妬しないでくださいね。

現代文明で人間性が失われていく中、わんこたちがあなたを『まともな人間』に繋ぎ止めるきっかけを与えてくれているのですから。

あ!ごめんなさい。
カフェのお客様や多くの小型犬の飼い主さんを十羽一からげにしたわけではありません。
見た現実と注意すべき傾向(中心部とカフェ周辺のような、ありがちな温度差)を書いたまでのことです。
 

今夜も、酔いのまま 2013年05月11日(土)

  お約束通り3日限りのお天気で、せっかく土曜日の今日は冷たい雨の1日となった。
降り始める前の開店直後にレッスンに訪れたバーニーズの凛ちゃんは、なかなかいいキャラをしていた。
6か月で27キロ。さぞや強引に引っ張るのかと思いきや、後ろからとぼとぼついてくる。

あれ?びびりバーニーズ?
そんなバーニーズなら3年前にレッスンしたことがあり、ちょっとした刺激に過剰反応する経験をさせてもらっていた。

で、今回は(より?)慎重に接してみた。
すると、結構控えめだがびびりという範疇ではなく甘えん坊の感あり。
『これもマズイ』と直感したのは、ご近所で見かけるバーニーズを見ていたからかもしれない。

他犬に吠え掛かるくせに、制御されると飼い主の女性に後ろからマウントしながら二足歩行するバーニーズを見ていたのだ。
飼い主さんは『もう、仕方ない子ねぇ』と、自分のバランスを整えるのに苦労しながらも満更でない様子だったが、私には将来の危険性が見える気がしていた。

気のいいバーニーズという犬種だし、先天疾患が多く平均寿命が短い犬種だから、ついつい飼い主さんは甘く接してしまいがちだが、だからこそ適当な距離を置きちゃんとしつけをして例えば入院するというような環境の変化も受け入れる精神力を培っておいてほしい。

これはどんなわんこ(飼い主)にも言えることだろうが、過剰な思い入れは決して良い結果を残さない。

冷たい言い方だと解っているけど自分にも言い聞かせていることだ。

過剰は飼い主に過剰な喪失感をもたらし、愛犬には死に至る前に過剰な反応をもたらす。

愛犬とは冷静に暮らしたい。
多くの場合、彼らの出生から死までを看取るのが私たちである。
それを知っての上で今を過ごしている。

『だからお望みどおりに』と溺愛し許すのも人間、『だから…』とちょっと意識を変え愛犬との暮らしを知るのも人間。

どれがいいとか悪いとかの話じゃなくて、ちょっと別の世界を知っている酔いどれのたわごとです。
なんか今夜は相当酔ってるな。

『下の駐車場』の雪が明日にでも消えてしまいそうな感傷のせいかな。
 


- Web Diary ver 1.26 -