From the North Country

今夜は続報 2013年04月17日(水)

  夕べこの欄で書いたわんこを捜索している飼い主さんが見つかったようです。

R君が発見した4時間ほど前に近くの公園を散歩していて逃亡したらしい。詳しい経緯は不明です。

保護施設から引き取ったわんこで、まだ1歳未満との情報もあります。

このわんこの心に、また一つ傷が増えることになるのでしょうか。

ところでR君は今日、動物管理センターに夕べのわんこのことを通報したという。
センターの返答は『今そこにいる犬なら捕獲しますが、夕べの話では対処できません。新たな“今そこに”という連絡があればすぐに対応します』とことだったらしい。
もっともなことだ。

さらにセンターの職員は『捕獲しても日にちが経過したからと言って殺処分にはしません。新たな飼い主を見つけます。』と言ってくれたという。

嬉しくありませんか?
札幌も変わり始めたみたいですよ。
 

『自分で決める』ってちょっと重いこともある 2013年04月16日(火)

  カフェのガーデンが完璧に整って1週間ほどしてからゼオライトのご注文が相次いでいる。
ありがたいだけじゃなく『いい買い物ですよ』と、さらにお勧めしたくなる。

だって、わんこの排泄臭は10年経ってもまず感じないし、価格は利益なんてあんまり考えていないからネットで調べても一番安いんじゃないかと思う。
たぶんネットショップに参加すれば儲けが期待できるのかもしれないけど、それはちょっと面倒臭い。

ともかくわんこの排泄をベランダや庭でさせている方で、臭いを気にされている方はご相談くだされば適切なアドバイスができますよ。

そんなテーマでそこそこの販売促進を考えこの欄を書き進めていた夜半、R君から電話が入った。

「今(23時半)、目の前に首輪だけをつけた中型犬が放浪しているのですが、どうすれば?」とR君。
「どんな様子?」と私。
「腰の骨が少し見えるくらいで、声をかければ反応するけど寄っては来ずに普通に歩き回っている」とR君。
「ふーん。僕が子供の頃そんな犬を保護して飼ってたら14匹にもなったよ」と私。

さて、皆さんなら純粋な青年に何とアドバイスされますか?

・捕獲し保護することで、たまたま離れて自宅に帰れるはずのわんこの人生をかえることになるかも…
・保護したまま飼い続ける覚悟があるの?帰れた可能性のあるわんこの飼い主を捜しながら
・放浪犬がいることを警察や管理センターに通報したら、捕獲された後、飼い主が現れなければ処分されることもあるよ。

R君の話しぶりでは
・こんなわんこがいたことを明日通報しようと思う。(もし飼い主さんが探していたなら役に立つかもしれないから)
・明日もまだいるなら保護するかもしれない
という感じだった。

私の話は繰り返しになるが、帰れる犬を拘束することになるかもしれないし、保護しなければひょっとしたら明日の朝、車にはねられたそのわんこの姿を見ることになるかもしれない、ということだった。

首輪がつき、呼べば反応する犬であるけど飢えてないから自分なりに好き勝手に動き回っていると考えることはできる。

あなたはR君にどんなアドバイスを送り、当事者ならどんな対応をされますか?
 

いつもあなたを応援しています。が… 2013年04月13日(土)

  寒いし時折雪も降るけど、冬から比べれば春になっていると感謝せざるを得ない日々が続いている。
冬の雪捨て場になっていた『下の駐車場』の積雪はようやく残り2メートルちょい位になった。

ゼオライトのガーデンはとっくに完璧なコンディションで、「ここだけは春満開でビックリ!」と皆さんにお褒めいただいております。

残雪を見ていると、今月後半にゴールデンウィークが始まるという実感は今のところないけれど、念のため『カフェはGW期間中も木・金の定休日はお休みいたします』とお伝えしておこう。

さて、この冬は大雪で結構おヒマな時期が続いたカフェだけど、春と共に賑やかになってきている。
今日なんぞは午前中に二組の初来店の相談者があり熱心に対応させていただいた。
もし昼近くからのご来店であったら、全くご相談に応じることはことはできなかっただろう。

10時開店直後のカフェは、トリミング以外はのんびりしておりますので、ご相談のある方は是非ともこの時間帯にお願い申し上げます。
狭いカフェに25頭ものわんこ達がはべっていては、私は皿洗いと保安要員の兼務に専念するしかありませんから…

今日感じたこと。
面倒な問題犬であっても飼い主さんの改善意識が高ければ、一生懸命説明し実践して見せることへの意欲が失せていない自分がいたことが嬉しかった。

殿様商売と批判される方もおられようが、わんことの暮らしのアドバイスは飼い主さんの高い意識が無ければ成立しない。

高いお金を払って訓練所に3か月の訓練に出したことを自慢される方もいる。
大方は2週間で元の問題犬に戻ってしまう。
自分は変わらないで犬にだけ『おりこうになれ!』という傲慢さを反省したなら価値はあるだろうが、そうでない人々は多い。
その隙間を私は突いているのだろう。

わんこには学ぶ能力があり、継続するために変わるべきはあなたであると…。

最後にお勧め。
わんこのトイレの衛生・臭い対策に完璧なゼオライト。
今年の販売をカフェでは始めております。
ゼオライトの凄さにについては後日改めて。
 

人間なら早く気付いてあげようよ 2013年04月08日(月)

  『この犬種は全く散歩させずに室内だけで飼うことができるんですよ』
ペットショップでそんな説明を受けて購入し、当然ながら問題を抱えることになった11か月のポメラニアンとその飼い主の来店が今日あった。

散歩させずに室内だけで“まともに育つ家庭犬”などこの世には存在しない。
どんな小型犬であっても『まともな社会生活』を送るためには外の世界(人間社会)を日頃から体験させるのは絶対条件である。

おそらくショップの店員はカメやハムスターなどと同等にイヌを捉え、『室内だけで生存可能』という感性しかもっていなかったのだろう。
そんな人間は専門家と言われる獣医師にさえいるのだから、今の日本ではまだ珍しいことではない。

気の毒なのは飼い主とわんこである。
日々の悪戯や問題行動で「3キロも痩せました」と苦悩する飼い主と、生後何か月も経ってから外に出されて固まるわんこ。

現代において一般的に人がわんこを飼いたいと思うのは、カメやハムスターのような飼育ではなく“家族の一員として”『暮らしたい』と捉えるのが普通であり、ショップや獣医師はそのうえで適切なアドバイスを与えるのが使命である。

しかるにこの飼い主はその両者からもまともな助言をもらえず、おまけに“しつけ教室”にまで通っていたにもかかわらず正しい情報を得られず困惑していたのだ。

「外に出すと固まり、動くことはありません」
「家以外でシッコをすることもありません」
「家では大興奮で吠え続け、ペットシートをかじりまくっています」

そんな飼い主の思い込みとわんこの振る舞いであるこれまでの現実を私は飼い主の目の前で3分で変えて見せた。

そのわんこはガーデンに出されて固まった後、1分で動き始め2分後にはシッコをし、3分後にはあちこちにマーキングをして最後には2回もウンチをしていた。
実に楽しそうに。
そして時間と共に疲れ、悪戯や興奮という次元を超え眠くなってもいた。

私は何の魔法も使ってはいない。
ただ、わんこの心を観察し不安を取り除く雰囲気を醸し出していただけ。
歩きなさい、ほれこっちだよという強要を一切せず、ただ動ける状況を整えただけのことである。

生まれてから成犬になるまでの11か月もの間、外の人間社会を知らずに暮らした自分を想像すれば、初めての場所で“費やす時間”の大切さが分かりますか?

戦国時代から現代社会にワープしたなら、物事をしっかり見せ、普通のこととして受け入れる時間が何より必要なのだ。

『スペンドタイム』
私がわんことの関係で最も大切にしている言葉である。
感じて考え理解するにはそれぞれの状況を体感させ受け入れる時間が必要なのだ。
矢継ぎ早にわんこに要求し接してはいけない。
目で見て経験し、頭を整理し、考える時間が必要なのは人間であるあなたなら分かっているでしょ。

いつも感じる。
わんこと暮らす問題を提起するのは一方的に飼い主。
わんこ達からの苦情はない。
だけど、解決すべき問題の根っこにあるのは専門家と飼い主という人間であることを。

翻弄されながらも人間たちと付き合ってくれているわんこの寛容性には頭が下がる。
本当にありがとうね。
 

はて?カフェの渡る世間は? 2013年04月06日(土)

  平地の雪が解け、除雪し積み上げた雪山が道路わきに残る。
その雪山が今夜の激しい雨で徐々に解けていき、北国にも春が訪れる。
移りゆく北海道の美しい自然の営みをイメージされる方もおられようが、現実はちと違う。

白いはずの雪山は泥とアスファルトの粉で黒ずみ、冬を生き抜くカラスたちに荒らされたゴミステーションの残骸が散乱している。
この嵐が解かした雪の中から明日はゴミ拾いを始めなければならない。

それもこれもみんなひっくるめて春を待つ。

昨日はふきのとうと福寿草を雪原の隙間から発見。
空が賑やかだと見渡すと、数百羽の黒煙のような渡り鳥。
近づくにつれ、それが白くなる様に圧倒された。
白鳥とカモたちであった。

まもなく其処此処に我先とクロッカスが咲き乱れることだろう。
山には白いコブシが存在感を見せるはずだ。
秋のニシキギの赤以来、久しぶりに鮮やかなレンギョウの黄を愛でる日も近い。

四季というのはやはり犬育てと重なる。
多くの場合何もしなくてもそれは訪れ、人々に感慨と思い出を残す。
年年歳歳何が起こるか分からない自然と巡り合い、命と関わった分だけ冬から秋には想像と期待を絶する祝福が訪れる。

さっきまで吹き荒れた嵐が一時静かになっている。

穏やかになった今を過去から振り返られる方もおられようし、つかの間の平穏だと明日に備えられる方もおられよう。

冬真っ最中の方には適度なアドバイスを提供する今年の春がやってきた。
現実はいろいろあるだろうけど、清濁を知ったうえで清を求める春を信じカフェは今年も運営します。
 

エイプリル2013 2013年04月01日(月)

  例年なら『ガーデン水没』『泥沼化でドジョウすくいができます』と書いている時期なのに、今年はまだ一面に雪が残っております。

除雪対策も兼ねてガーデンに高く積まれた雪山は、お客様がトンネルを掘ってくれたおかげで、わんこたちの追っかけ遊びのワープスポットとしてこの冬の遊びを演出してくれていた。

だが今年の超ド級の大雪は、昔あった炭鉱の坑道を埋め戻すがごとく、せっかくのトンネルの出入り口を覆い尽くすことになってしまった。

ようやく気温が上がって雪山の雪を除雪機ガロアラシ号で吹き飛ばし始めた今日、あの懐かしいトンネルが姿を現した。

追っかけられたわんこが潜り込んで急場を凌いだ穴。
逃げる相手の先回りに利用されたトンネル。
雪山のてっぺんに登って、相手がどの穴から出て来るか見張り続けたわんこもいた。

その穴が再び現れた今日驚くべきことが起こった。

なんと中から2匹の仔犬が出てきたのだ!
1匹は2か月を過ぎた頃の柴犬。
もう1匹は2か月弱のゴールデンであった。

よく生まれ生きていたもんだ。
まるで桃太郎伝説であり、どういう経緯があったのかは定かではないが、ともあれ出てきたのである。

柴犬は『浩行(ひろゆき)』、ゴールデンは『ジョリー』と命名されて暮らし始めている。

カフェ伝説が今年もまた一つ増えた。
 

ファーガス基金2013年3月 2013年03月28日(木)

  '12年9月20日開設:目標額150万円

【入金報告】
3月06日青○真○様:10,000円
3月26日生○友○子様:5,000円
3月28日カフェ募金:21,671円
      
3月28日までの中計:406,734円
目標額まであと:1,093,266円

これからもたくさんの方々の月々のご支援をお願い申し上げます。
振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962
名義は郵貯銀行の規定上、『介助犬ファーガス』で開設できないため、ナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金として管理いたしております。
なお、この基金について詳しいことをご存じない方は、このページ上部にある『タイトル一覧』をクリックし’12年9月20日・29日付のこの欄をご覧のうえご支援くだされば嬉しく思います。
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ファーガス基金を開設して半年。
元々の目標額が相当な金額ですので長い道のりとなっていますが、大健闘だと思いませんか!
カフェの募金箱には今月だけでも千円札が15枚も入っていました。
口座には私の中学時代の仲間の妹さんからの振り込みもありました。
繋がってますね。うれしいです。忘れませんよ。でもビックリしました。

さて、今日の定休日、レクの森へアモとあんこ(お泊り犬ゴールデン)を連れて出かけた。
従順で気弱なあんこは最初こそ飛び跳ねたが、すぐに私の後ろについた。
スノーシューを履いた私の後ろを歩くものだから、かかとを踏んづけて私は転びそうになる。
「さっさと前を駆け回れ!お前は自由なんだぞ!」と私は叫ぶ。
その叫びに反応したのはあんこより先に野生のエゾシカたちで、逃げ出すように遠くを駆けていた。

山歩きのルールを徐々に理解したあんこは、シカの糞の匂いを嗅ぎアモの後をついて回りながらも私の姿を追い求めていた。
野生児で身勝手なアモとは違い、あんこは本当に家庭犬としての血が流れていると感じた。

多くの方が求められる家庭犬としての暮らし易さと、私が好きな奔放な野生児を仲間にする喜び。
あんこの飼い主のNさんの好みは後者だから、私はもっともっとあんこをダメ犬にしなければならない。

もっと羽目を外せって求められるわんこも珍しい。
 

飲めるって大切 2013年03月26日(火)

  ご心配とご迷惑をおかけしましたが、なんとか腸の炎症は鎮火しました。

採血とCTの造影剤注入のため太めの注射針を使ったらしいが、抜いた後に看護師さんが止血もせず絆創膏を貼ってくれた。
『ふーん、絆創膏も進歩したのかな?』程度に考え、30分ほどかけて車で帰宅すると「どうしたの!」とKが叫ぶ。
えっ?と腕を見るとワークシャツが血で真っ赤に染まっていて、腕をまくるとまだ出血していた。

こういう出血というのは全く自覚できないのですね。

さらに、処方されたお薬を飲むとしばらくして全身にじんましんが出た。
よくよく私は医療との相性が悪いようだ。
それでも我慢しながら5日分を飲み干して今日にこぎつけた。

ざくざくの雪道の中、アモとお泊り犬の散歩をひとりこなしてくれたKに心から感謝したい。

週末からはレッスン・お散歩チェックもできそうだ。
道路状況が心配ですけどね。

日本代表とヨルダンとの決戦が始まっている。
気持ちが昂れば免疫機能も上がるに違いない。
グラス片手に頑張るぞ!
明日から元気に働きます。
 

記録尽くしの今冬の大雪だったが 2013年03月15日(金)

  ようやく最高気温がプラスを維持しそうになってきた。
除雪時の雪堆積場にしてある駐車場には昨年の倍以上4メートルほどの雪山がそびえ立っている。
ひょっとしたらGW近くまで雪が残るのではないかと冗談が飛ぶ状況だ。

さて、プラス5度となった定休日の今日、スノーシューを持ってレクの森へ我が家の愛犬アモと出かけた。
来月12歳になるアモはもう埋まるような雪原を長く歩くことはできない。
そう心配して出かけたが、嬉しいことに取り越し苦労だった。

雪原は暖気にも関わらず締まっていて、アモは自由に駆け回ることができ、スノーシューを履いた私と、普段なら立ち入ることもできない場所を歩き回った。
いろんな動物の気配がするのか、アモは木の根元にある穴蔵を覗き込み、遠くの匂いに鼻をクンクンさせていた。
1時間ほどで疲れが出たアモだったが、満足感が伝わってきた。

雪に振り回される北海道だが、3月はこうやって魅力的なレクが楽しめるから離れられない。
来年もまた…ついつい欲が出てしまう。
 

風化させない 2013年03月11日(月)

  あの日から2年ですね。

『風化』という言葉が飛び交っていますが、私とKの中では全然そんなことはありません。
きっと、全体からすれば僅かだけど私たちにとってはそれなりの支援を毎月欠かさず届けているからだと思います。

振り込むたびに亡くなられた方々のご冥福を祈り、支援団体のご苦労とご活躍を思うからだと思います。
おかげで我が家の防災意識が風化しないことに感謝しています。

書きながら不謹慎にも『愛犬との暮らし方に共通するな』と考えてしまった。

ただ餌を与え、都合のいい時に可愛がる(支援)だけでは良い関係は築けない。
食べ方を見て健康状態を確認し、可愛がるときだけでなく日常の中で『自分はこの子にちゃんとしたしつけやマナーを教えているだろうか』と自問することで、人と犬との関係はマンネリ化(風化)することなく、より深化し共に暮らす喜びや楽しみが濃くなっていくのだと思う。

余談になるかもしれないが、
『悪いことをしたときは叩けばいいんですか?』と問われる方がいる。
叩くこと蹴飛ばすことで確実に相手に伝わるのは、痛み・恐怖・不安であり、場合によっては不信・怒りが加わり、所期の目的が伝わるわけではない。
叩く蹴るというのは行為であって叱りではない。

犬に対しての叱りというのは、『それは絶対ダメ!』という人の“強い意志”を示すことである。
犬の感受性にもそれぞれに違いがあるから、“強い意志”の伝え方にはもちろん強弱がある。

物理的な力の行為は叱るためではなく、その次に示す“強い意志”に注目させるためのもの。

天罰方式というのがある。
例えば、ゴミ箱に紐を結んで上に伸ばして鍋と繋ぐ。
ゴミ箱を悪戯すれば上から鍋が落ちてきて、二度と悪戯をしなくなる。という考え方でとても効果がある。
が、それはゴミ箱の悪戯に効果があるのであって、果てしなく悪戯をする犬のことを考えるとやはり“強い意志”(それはダメ)との決着をどこかでつけておくべきだろう。

小さい頃から褒めて育て様々に人が関わることで犬の感受性は高くなり、したがって叱りは“弱”で十分伝わることをお忘れなく。

『風化』という言葉から始まったのに妙な話になってしまいました。
要は行為に付随する気持ちなのです。
 


- Web Diary ver 1.26 -