From the North Country

年の初めはバーニーズだった 2013年01月14日(月)

  3連休も最後になった今日、初来店のお客様がポチポチと来られるようになった。
裏を返せば、年明けから昨日まではいつもの皆さんの『あけおめ、ことよろ』のありがたい年初めだったということであり、ようやく新しい1年が動き出したということでもある。

さて、新年最初のお散歩チェックはエネルギーみなぎる1歳1か月の巨漢バーニーズ君だった。

土佐犬にも使えそうな引き綱には、所々に結び目があり『どんなことがあっても繋ぎ止めてみせます!』という飼い主さんの意気込みが感じられた。(つまり、グイッと引っ張られて手が滑っても、次の結び目で何とか確保できる。そんな結び目が3個以上だから逞しい!)

実際、入店時の飼い主さんは腰を屈めて安定姿勢を確保し、両手でしっかり引き綱を押さえて誰にも(酷い)迷惑をかけることなくガーデンに出されたのだ。

普通なら私も緊張する場面だが、そうならなかったのは若いご夫婦には二人の小さなお子さんが同伴し、どちらもが笑顔だという姿を見たからである。

「お散歩チェックをお願いします」というのは自然な流れだったのかもしれない。

腰椎保護のため私はベルトを巻き、リストバンドを装着し、滑って転ばされないようにアイスバグを履いた。

それらが必要だったのはカフェを出てから100メートルほどであった。
感受性豊かで寛容なバーニーズ君とのお散歩チェックは楽しかった。
初めのうちは身を守るために刺激的なコントロールをせざるを得なかったが、若い飼い主さんは私の言葉を理解しようと頑張ってくれた。

「いつもこんなんだったらいいのにね」
カフェに戻った時に奥さんが口にした言葉だが、『もうちょっと頑張れば大丈夫だよ』と私には理由のない確信があった。

若いお二人に赤ちゃんが生まれた後、飼い始めたバーニーズ。
普通そんなことあり得ない。
この夫婦には本当に逞しい力がみなぎっている。
否、仮に今そんな自覚がなくても将来必ずこの意味が分かることだろう。
そして何より小さな子供たちに凄い記憶と良き思い出をを焼き付けるはずだ。

寿命が短いといわれるバーニーズマウンテンドッグ。
この子達はそれを承知の上で強烈に今を生きているのかもしれない。
 

レ・ミゼラブル 2013年01月11日(金)

  わんこの子育てっていうのはトイレトレーニングから始まり、人間社会での日常生活全般に及ぶ。

仔犬というものはやたらかじるものだし、見境なく心おもむくままの振る舞いをするものだ。

生まれながらにして本能と稟性は同居しているから、天秤というかくるくる回りながらバランスを保つ弥次郎兵衛のような微妙なバランスの上で生きている。

そこに飼い主という成長段階での『環境の力』が加わって性格と行動が形成されるのだと思う。

遺伝的な様々な要素が複雑に絡み合うのはもちろんだが、それは性格形成というより『強弱』となって現れるのではないかと私は感じている。

つまり『氏より育ち』であり、だから『血筋』なのだと。

両者は共存し『飼い主と社会という環境』と『内から込み上げる血』の中で自分を表現し、どっちかをより強調しながら生きているのだ。

『あーあ、面倒くさいこと言うんでねえ!』
さっきまで静かに横たわり目だけ動かしていた我が家の愛犬アモが今朝私に飛び掛かり『どっか行くべぇ』とカフェでは決して見せない姿をさらしている。

飛びつかれた私は「ムフフ…」と満更ではないのだ。

アモは悪戯もしないし盗み食いもしないし、私とKの生活をこれっぽっちも破壊することはない。
もちろん散歩や外出で困ることはないし、『誰か来たよ』とか『車が来たからこっちに寄って』と言えば目で確認しながら指示に従う。

それが可能な訳は仔犬の頃、性善説の上に立って性悪な部分を弱くするように育てられたからである。

仔犬育てというのはその繰り返しであり、我が家色に染める人間の特権というか必要でもある。
その中で個性を見出すこともあり、それはそれで将来の宝となる。(人間の子との違いはそこの重要度が大きく異なることだろう)

酔いが回ってしまった。
この先書きたかったことは、体罰を受けて自殺した高校バスケ部キャプテン当事者の監督に絡むこと。

子供は悪さをするものだ。だから規範を示さなくてはならない。
体罰はいけない。
それを逆手に非人間的に悪の限りを尽くす子供もいるし、時間をかけての指導を言うなら、その間に被害を受ける者に目をつぶれというのか、との指摘もあろう。
体罰以外に秩序を守るため、それを排除できる一時的にでも即効性のあるどんな絶対的な罰が教師には与えられているのかを我々は示さなければいけない。

今回の事件はそんな範疇から遠く離れた『刑事犯罪』であって断罪されるべき事案であり、このことが指導要綱に更なる曖昧さをもたらすことにならないことを望みたい。

そして願わくば司法において『体罰』という社会問題を明らかにさせて今後の解決を示し、マスコミなど社会的リンチ(私刑)によってこの件での自殺者をこれ以上出さないで欲しいと願う。
 

???を大切にしたい 2013年01月06日(日)

  新年初疑問。

『湿気や汗に反応して発熱します』
最近の下着やシャツにそんな素材表示がある。

冬は乾燥しているから湿気は少ない。
冬に汗をかくのは除雪作業やスポーツをした時で、そんな時に発熱されたらたまったもんじゃない、はず。

でも買ってしまった。
薄い!
従来の品と同じ厚さにしたら、どんなにあったかいか比較できるはずなのに、それをするためには重ね着するしかない。

シャツとタートルネックを重ね着してみた。
2枚合わせてもペラペラの薄さだった。
本当に大丈夫か?と半信半疑だったが結果はふつうだった。

薄いのにふつうってことは従来の素材よりあったかいってことだ。

でも、やっぱり気になる。
それぞれが従来の厚さだとどんだけあったかいのだろうか?と。

シャツを2枚タートルネックも2枚着て冬の釣行をすれば結果が分かるかも。

ただ、除雪作業で汗をかいた時を想定して試してみる気には今のところなれない。

いろんな“?”を疑問とする感性だけは今年も継続できたらいいなと思う。

そのことで、わんこへの“?”を感じる飼い主さんへ的確なアドバイスのお役にたてるならば幸いであるから。

私の目はわんこの心理に向けることの方が断然多い。
できればこの新素材のシャツを着用した時のように、使う側(飼い主)の視点も参考にできればいいのかな?

それはできないなって感じがする。
疑問だらけの毎日に今年も試行錯誤で挑むしかない。
 

ぼちぼちのスタートですが、今年もよろしくお願いします。 2013年01月04日(金)

  明けましておめでとうございます。
年末からメールをいただいた方への返信もせず、ひたすらお泊り犬の管理とぐうたらな生活を過ごしておりました。

気がつくと9連休だったカフェも明日(5日)から営業ということで、除雪したり買い物したり愛犬とお出かけしたりと、あたふたした一日となってしまいました。
で、明日からの新年の営業はあまり気負わないで始めるしかないということと相成りました。

さて、開業10年目を迎えた今年は何らかの気合を入れるしかないのに、悲しいかな何も考えていないのが現状でありまする。

ぼちぼちといつもどおりの一年を始め、気がついたところでアクセルとブレーキを加減しながらハンドル捌きをして進路を探りたいと思っております。
もちろん目指すべき方向は決まっているんですがね。

そんなカフェですが今年もどうかよろしくお願い申し上げます。
 

ありがとう、よいお年を 2012年12月30日(日)

  【ファーガス基金】2012年最終報告

'12年9月20日開設:目標額150万円

【入金報告】
12月27日:カフェ募金20,276円
      
12月27日までの中計:322,847円
目標額まであと:1,177,153円

これからもたくさんの方々の月々のご支援をお願い申し上げます。
振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962
名義はナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金です。
なお、この基金について詳しいことをご存じない方は9月20日・29日付のこの欄をご覧ください。
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開設から僅か3か月でファーガス基金は目標額の5分の1に達しました。
これからが大変なのは十分分かっていますが、雪にはまった車椅子をHさんとファーガスが息を合わせて脱する姿を見ると、皆様と共に頑張りたいと思います。

さて、大晦日イブの今日をもってトリミング部門も終了しカフェは2012年の幕を閉じました。

例年になく早い大雪と寒さの連続でしたが、今日は雨交じりの大みぞれでかなり雪解けしたようです。
年越しの後、どんな冬が待っているのでしょうか?

今年1年、いや、これまでカフェを支えてくださった皆様に心よりの感謝を申し上げます。
本当に本当にありがとうございました。

急に重い物を持ち上げると腰を痛めるのに、『よし、重い物を持つぞ!』と、脳にあらかじめ伝達しておくとその確率が減少するそうです。
『明日大晦日から新年4日まで、ちょっと負担をかけるからね』
脳と内臓に伝えて今年の締めくくりとしました。

よいお年を。
 

そろい踏みのクリスマスに思うこと 2012年12月25日(火)

  もう寝ようかと思いつつカフェのHPを見ると、ゆうまりもKもページを更新していた。
みんなちゃんとやってくれているし、今夜私が書けば3者そろい踏みだな…と、つられて書く酔態のご無礼をお許しあれ。

愛犬のことで悩みながらも、お金を使ってカフェに通って学んだり楽しむってこと今の時代相当贅沢ですよね。
毎月の生活費だって大変なのに、よくそんなことにお金を使う余裕があるねって思われる方が多くおられるでしょう。

わんこと暮らすこと自体が贅沢の象徴と感じておられるだろうし実際そうかもしれない。
フランダースの犬は何を食べてあの体型を維持していたのだろう?
マッチ売りの少女に愛犬がいれば彼女の人生はもう少し続いたのだろうか?

確かに私たちはある意味において恵まれているといえよう。
が、人生は価値の選択で変わるとも思う。

生活保護を受けながら愛犬愛猫を大切にされる方
中流でありながらギャンブルにお金を使い、窮々だと嘆く人々
自分のステイタスに見合った愛犬にするために他人任せの訓練を依頼するのぼせた人種

恵まれた中で暮らせることは夢かもしれないけど、すべては選択で人生のスタンスは変わる。
選択とはチャレンジであり自分である。
投票結果に左右されるものでなく、誰にも指図されることなく決められる自分の人生である。

病死しようが早死にしようが誰にも知られずに死のうが、もしそれも仕方ないと覚悟を決めての生き方の結果だとしたら私は童話のようにそれを受け入れる。

わんこと暮らすことを私は選択した。
カフェでは安心安全な上級のドッグフードを扱っているが、今の私にできるからそれを我が家の愛犬アモに与えているのであり、そうじゃなければセミでもザリガニでも何でも与えて家族で生きていく。

価値観による選択それと人生観をクリスマスの夜だから爆酔の中ちょいと考えてみた。
 

メリークリスマス!! 2012年12月24日(月)

  メリークリスマス!
2日間のクリスマスランチは無事終了し、完売することができました。
皆さんありがとうございました!!!

ビーフシチュー試食の段階で、それぞれの素材の味が引き出されており「うまし!」とゴーサインを出した私だったが、当日のコースメニューを見て青ざめた。

前菜の豪華なこと、デザートはてんこ盛りで手の込んでること…
「おい、こんなに出してしかもドリンク付きであの値段でやれるのかぁ?」
つい叫んでしまった。
するとKが平然と言った。
「あれ?クリスマスランチはお客様への感謝でサービスだって毎年言ってなかったっけ?」

確かに。
もう黙るしかなかった。

私は2日間皿洗い係りをひたすら務め、高校生の頃の若き良きアルバイト時代を思い出し、結構楽しかったです。

そんなことができたのも、我がカフェに集う素晴らしいお客様に恵まれているからでありました。
混みあって賑やかなカフェで聞こえてくるのは、イブを楽しむ人々の声ばかりで、そこにわんこがいるなんて言われなければ誰も分からない。

それでいて、飼い主さんは時間を見て愛犬をガーデンに出し、排泄を済ませ、雪山の回りを駆け回りながら愛犬と楽しんでおられました。

お世辞でも何でもありません。
数組来られた初めての方は、驚きと感動を語っておられましたよ。
中には「うわさは聞いておりましたが素晴らしいですね」と、愛犬を車に残して食事をされ「うちの子もレッスンを受ければ仲間入りできるでしょうか?」と問われる方もおられました。

もちろんですとも!
ドッグカフェナガサキのコンセプトで軸をなすのは、あなたの愛犬の今の振る舞いではなく、『あなたがどんなわんこに育てたいのか』の“強い想い”なのですから。

だから、わんこをレッスンでいじるのは僅かですよ。
だって、時間をかけて訓練しなければならないのは多くの場合飼い主さんの方ですから、それだけは覚悟しておいてくださいね。

カフェのサービス精神はクリスマスランチだけではありません。
本気の方には本気で対応させていただきます。
そうやってこれまでやってきました。
ただ、年を重ねるにつれ、何事も『めんどくさい』と感じるようになっている自分を反省しています。

来年は頑張るぞ!
夜、氷点下14度を示すガーデンの温度計を目にして身震いしながら『新年の計』を思い浮かべた。

鬼が笑ってた。
 

時は天候不順ナリ 2012年12月18日(火)

  カフェ周辺は10月下旬から雨に見舞われていたが、そのまま季節は冬に突入したようだ。
雨はいつの間にか雪に変わり、辺りは豪雪地帯の風情を呈するようになった。
つまり、10月下旬からずっと天候は不順で、空から降るモノの形状が変わっただけの日々が多くなっているのだ。

除雪機ガロアラシ号の燃料は例年年が明けた1月から消費量が増えるのに、すでに12月で昨年の半分を消費してしまっている。
豪雪の長い冬となるのか、それとも時期がずれただけで例年より早い春が訪れるのか、年明けの天候が興味深い今日この頃である。

さて、今朝のテレビで、親の言うことを聞かない子供をしつけるアプリがある、というのがあった。
親が子育てに困ったときに、このアプリに頼めば“なまはげ”みたいな妖怪がスマホに登場して、子供たちを委縮させ素直にさせるのだそうな。

大方の出演者が“せせら笑う”だろうと思っていたら、共感し同意する方が多かったことに驚き、時代の中では自分は肩身の狭い人間であることを改めて思い知った。

わんこ育てにおいても今の飼い主の感性が同じだとしたら、レッスンする私は飼い主に代わって雷を落とす“なまはげ”なのか?
そうだとしたら空しいですな。

体調不良で5日間酒を飲むことを禁止された私がそれを実践した挙句に突きつけられた現実である。

真実や何処(いずこ)。
 

ファーガス基金の途中経過とNさんのこと 2012年12月14日(金)

  【ファーガス基金】'12年9月20日開設:目標額150万円
振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962

名義はナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金です。

【入金報告】
12月03日:○○動物病院様 10,000円
12月04日:渡○○美様   10,000円
12月13日:オオ○ユウ○様  1,000円
12月14日:カフェ募金お札分17,000円
小計:38,000円

12月14日までの中計:302,571円
目標額まであと:1,197,429円
これからもたくさんの方々の月々のご支援をお願い申し上げます。

なお、この基金について詳しいことをご存じない方は9月20日・29日付のこの欄をご覧ください。
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札幌は例年になく早くから雪が積もっている。
この雪の中、車椅子で駐車場からスーパーに自力で入店するのは本来なら無理である。
だが、我らが介助犬ファーガスは『ここぞ!』という大仕事を嬉々としてやっているようだ。車椅子に結わえたバンダナを咥え、Nさんと呼吸を合わせて悪路から脱出させる。
頑張ってますぞ。

そこで今夜はひとつお願いが…

Nさんは駐車場に車を止め、運転席のドアを開け、助手席後ろにある車椅子を運転席に座ったまま抱えて降ろす。
車椅子に乗り移り、バックドアまで移動してファーガスを降ろす。

この手順をゆっくり理解してください。

困っているのは買い物を終えて戻ってきたときのことである。
車椅子マークが貼られたNさんの車の右横に、我々が普段通り駐車してしまったとしたら…
車椅子が通れずNさんはこれまで何度も運転手が戻るのを待ち続けたそうだ。

『スーパーで放送をかけてもらえばいいのに…』

新米障害者にそんなことができようはずもない。
喪失感一杯で『人の世話を受けなければならなくなった自分が“おこがましくも”…』そんな心理が“完全なる受容”に至るまで人にはあるのだ。

悔しさとふがいなさに一人涙し、『ごめんなさい』と買い物を終えて戻ってきた運転手に『ああ、いいんですよ。今来たばかりですから』と作り笑顔をみせる。

介助犬としてのファーガスには解決する方法もないし、そんな訓練もないだろう。

今Nさんは寄り添う犬がいるから涙することなく待ち続けられるそうだ。

はて、私たちはそれでいいのかな…。
 

死ぬな!殺すな! 2012年12月09日(日)

  周辺国ではミサイル(観測衛星?)を打ち上げるとか、実効支配している領土不明な島に偉いさんが上陸するとか、他国の領海侵犯を挑発的に繰り返すとか、軍事行動も辞さないというような愚かな観念のもとで国が動いている。

そんな国々を(戦争の悲惨と責任が骨身に沁みているから)私は冷ややかに見ていたが、どうやら我が国も憲法9条を骨抜きにして彼らの観念の仲間入りする道を多くの日本人が選ぶ方向に今回の選挙はなっているようだ。

『戦争も辞さない』なんてことを日本人が再び発想するとは…

自衛隊が違憲と声高に叫ばれた時代は過ぎ、災害派遣やPKOで実績を積み上げ、このたびの東日本大震災では人間味あふれる活動を示してくれた。
隊員たちもその親たちも誇りに思ったことだろう。
安心を示すテントの仮設浴場を見るたび、感謝以外の言葉が思い浮かばない。

その自衛隊を国防軍に名称変更すると次期総理候補はアピールしている。
数百億数千億?をかけて名札を入れ替えるだけのはずもなかろう。
次の一手、それが何かは想像するしかないが、少なくとも戦後一人の戦闘での死者を出さなかった自衛隊が国防軍となることで、数年内には歴史的な死者を出すことは容易に想像できる。
つまり、日本はその道に進み、あの大戦の教訓は葬り去られる。

仕方ないことだ。
300年前の津波の教訓なんて、そこらの石碑や古文書に刻まれているだけで誰も気に留めることはなくなる。
先の大戦の記憶も心ある人々とメディアがこれまで引っ張ってきたが、時代は流れ、百年も人々の記憶や教訓に残すことはできないという教訓になってしまうのだろう。
多くの資料館や語り継がれた当時の現実・人々の心は遺物となって歴史の分岐点で重宝がられる存在となる。

戦後67年しか持ちこたえられなかったその記憶と教訓が私たちの世代で消え去ることが悔しくて心から先人たちに申し訳なく思う。

でも、今なら遅くはない。
自衛隊員とその家族・それとあの震災の中での活躍を見た国民・なにより被災者が一番知っているはずだ。
自分たち/彼ら彼女ら/我らの意識と組織力は、殺すことではなく救うことにあることを。

弱腰に見えるこの国だけど、いつか世界は真の平和の意味を我が祖国から感じ取ってくれるに違いない。
大震災の中で秩序だった行動ができた“日本人としての当然の行動”が由来する根源を。

人類に争いはつき物だから、いつか日本人は死に殺すだろう。
それが今であってはならない。
そんな想いを伝えるひとりの日本人でありたい。
 


- Web Diary ver 1.26 -