From the North Country

夢見る春だ 2012年04月20日(金)

  狂犬病予防接種の時期なのに急に春が来たものだから…

『接種後は安静に』という時間がモッタイナクて今回の定休日も病院行きを先送りにし、アモと春を楽しんできた。

昨日は半日長沼を満喫し、今日はタイヤ交換をしてもらってる間に公園でボール遊びに興じ、その後長い散歩をしていると「アモちゃーん!」と開店前のレストラン/パデリーナの窓からイタリア人ママのナナさんが手を振ってくれた。

さらに平岡公園を1時間ほど散策し、カフェに戻って冬タイヤを下してから恵庭の道の駅に車を止め、漁川沿いの遊歩道と一般道を2時間ほど歩き回った。

11歳になったアモだが『どこまでも付き合うぜ!』と勇ましい。

道の駅に戻り“えびすかぼちゃのソフトクリーム”を二人で分け合い、心地よい疲れを感じながらカフェに戻った。
私がKの愛車のタイヤ交換をしている間、アモは心地よく疲れた体を癒していたに違いない。

次は私とKが身体を癒す番であり、定休日最後の時間は里塚温泉でシメとなった。

昨日の長沼はよかった。
運河にたむろするハクチョウ、中空を飛行するアオサギ、水芭蕉・座禅草・福寿草…
長沼のカフェからの眺望は最高で、右から小樽の○○崎(ど忘れ)・手稲の連峰・手前に藻岩山・焼山・無意根・恵庭岳・風不死(たぶん間違い)そして左端には苫小牧を過ぎた辺りで樽前山の見事に緩やかな傾斜があった。

山並みを見て、どの角度からでもその名前が分かるようになりたいと夢を抱いた。
そこに行ってみたいと思った。
雑草ではなく野鳥で括るのでもない生き物たちの名前と生態をもっと知りたいと思った。
美しさと感動を感じるために、まずは地元での名前を知りたいとこれまで以上に強く思った。
すべては個人で感動し社会に遺すためである。

予防接種は定休日以外にしよう。
休みの時間はやっぱ、昨日今日みたいに使いたい。
 

アモ11歳 2012年04月18日(水)

  今日、我が家の愛犬アモが11歳の誕生日を迎えた。

数多くのレトリーバーを見てきた私の目には、外見上は年よりもやや若く見え、機能的には『まあ、それなりかな』と映っている。

ともあれ元気で今日を迎えられたことに感謝。

さて今夜は、いつ何時アモに何があってもいいようにこれまでのプロフィールをまとめておこうと思う。

1.2001年4月18日生まれ
2.父シェル(ラブ)×母スウィート(ゴールデン)
3.同胎犬8頭。アモ・アスター・アクセル・アトレーユ(以上オス)アスカ・アラン・アミー・アリエス(以上メス)
4.盲導犬候補生として生まれ、Y家で1年間パピーウォーキングを受けるも、吠える性質のためリジェクト(優しく言い換えればキャリアチェンジ)となる。当時盲導犬協会での担当は私だった。

5.海の街、(当時の)瀬棚町の名士N家(私の友人)に入籍し、犬生において至福の時を過ごすも、寵愛を受けた末体重は43キロにもなり、それでもボール投げによる回収を得意としていた。
6.2005年11月N氏が急逝し、しばらく我が家で預かることになった。
7.我が家の愛犬スーが死んでから1年余り、次のわんこを飼う予定はなかったが、こんな流れの中でKはアモを引き取ってもいいと言い出した。
8.2006年1月12日。我が家にアモがやってきたが、カフェのソファーには飛び乗るわ、インターフォンに反応して吠えながら階段を駆け下りるわ、車に乗れば『ハーハー』と息遣いが荒くなり大変な思いをした。
9.おまけに2か月後、太った体でボールを追い回した過去のツケが回ったのか、普段の散歩途中に3月には左後肢・7月には右後肢の前十字靭帯を断裂し手術を繰り返した。
10.でもその3か月後には現在と同じ素晴らしい看板犬アモに育て上げていたように思う。

11.そして現在、体重はしばらく測ってないが33〜34キロ辺りか、ひょっとしたらこのところの溺愛もあってちょっと増えているかもしれない。
12.老犬に多く見られるイボやしこりなどの所見はなく、食欲旺盛・快便で顔色や被毛にも問題はない。
13.どこへ行くにも一緒で迷惑をかけないわんこの基礎を築いたつもりである・

たぶん健康で幸せに暮らしていると思っている。

2階で暮らすアモだからつまずきや転落が最大の危機である。
車の乗り降りの負担もあろう。
それぞれに配慮し、不注意による突然の死や障害を防ぎたいと思っている。

大災害の時でも人に寄り添い、人の迷惑にならないようなわんこに育てたつもりでいる。

階段には滑り止めと色のコントラストをつけた。
でもアモの老い・病・それと死は必ずいずれ訪れる。
普通なら私よりも速いはずと勝手に思っている。

そんときゃ・・・

長く、そしてたくさんのわんこと暮らし続けた私の経験と美学(死生観)がある。
すべては織り込み済み。想定外も織り込み済み。
お互い残された時間が迫ってきているけど、今日を生きようぜ。

けど、あんまり想定外の長生きはするなよ。
ほどほどでないと僕だってついていけないからね。
 

『イヌは考えない』なんてことは絶対ない。少なくともカフェの犬は考えている。 2012年04月15日(日)

  このところメディアへの露出が続いたせいか初めてご来店されるお客様がおられる。
『うちの子も仲間に入れて!』という自信たっぷりな飼い主よりも、それぞれに小さな問題を抱えておられる方がほとんどであることをうれしく思う。

『ご覧のように吠えるんです。何とかなりませんか?』とか『ちゃんと育てたくて…』という問題意識を持ち、今後のことに目を向けられているから私もついついお手伝いしたくなる。
だって、『犬なんだから吠えて当然でしょ』とか『ここは(いわゆる)ドッグカフェでしょ』なんて、まるで無法地帯のように利用されるのは真っ平御免のカフェですから…

勇ましく吠えたてるわんこに対し、ちょっと抱きあげて『ダメでしょ』と制するも吠え続けるわんこを尻目に食事を続ける飼い主さんは、わんこの騒音に慣れ過ぎてしまい他人がどんな迷惑を受けているかにまで考えが及ばなくなってしまっているようだ。
人間の幼児教育と犬育てを混同してしまっているようでどこかおかしい。

そんな無頓着な飼い主と、『ごめんなさい』という顔の飼い主さんを見分けることから私の仕事は始まるからそれなりに緊張する。

それにしてもカフェのわんこ達は素晴らしいと今日改めて感じる瞬間があった。

初めて来店の吠えるわんこ。
抱きかかえる飼い主。
『ごめんなさい。うちのわんこ何とかなりませんか』という飼い主さんの表情をヤマ勘で感じ取った私は、リードを受け取りカフェのわんこ達の前に連れ出した。

吠えるわんこを軽く制御するとそのわんこは吠えるのをやめ、カフェのわんこ達が優しいエネルギーを送り続けるのを感じ始めてくれた。
すると、穏やかになっていく初来店のわんこの姿を見た。

『やっぱりな』と感じた。
私のやり方の基本はきっと間違っていない。
何十年も犬と関わり、それでも迷い続けていることこそが私の真骨頂である。

今日はうまくいった。
あの犬にはこう対処したらこうなった。
この犬にはどう対処しよう?

日々繰り返される難問に『もうちょっと向き合おうかな』とモチベーションを高めた今日だった。
 

ガーデン開き 2012年04月13日(金)

  ご不自由とご迷惑をおかけしましたが、明日14日(土)からカフェのガーデンは全開です!

曇天だった今日の夕方、明日からの晴天を見越してゼオライト500キロ程度をガーデンに投入した。
おそらく地下10数センチ以下はまだ凍土だから明日も完璧ではないだろうが、わんこたちが遊ぶには充分な環境を提供できると自負しております。

カフェの厨房の第一線から引退したKは冬の間スープ作りに腐心していたが、今夜はスムージーとシェイクの中間あたりの作品作りに励んでいる。
イチゴをふんだんに使った“生スムーシェイク?”を試食/試飲させてもらったが、2作品目はすこぶる美味かった。

明日から数日は提供できるらしい。
原材料は市販価格にしたら700円は下らないのに、手間賃抜きのワンコインで販売するとKは言い張っている。
いわゆる市場調査とガーデン開きのお祝いを兼ねたつもりなのだろう。
忌憚なきご感想をお聞かせください。

ともあれここに宣言いたします。
明日からのガーデンは春のガーデンであります。
 

泥酔者の戯言でも真意を読み取れることがあるのではないかと思いアップしてみた 2012年04月10日(火)

  今日午前の晴天でガーデンの北と西側が乾き始めたのでゼオライト380キロを投入した。
春が近づいたようでちょっとうれしくなり、雪もなく硬く綺麗になったその上を何度も歩き回った。

午後になって同じ場所を歩いた私は沈み込むように足を取られた。
実は乾いたと思われたのは表面だけで、午後になって凍土が解け始め土中がぬかるんでいたのだ。

毎年繰り返される春のガーデンの光景である。

『四季というのは、わんこのレッスンに似通った経路を辿るんだな』と、ふと思った。

『困ってるんです』との相談を受ける冬の時代があり、じっくり雪を融かすレッスンが始まる。
そのうちお利口になったように見える時期があるのだが、そこで満足してレッスンを受けなくなる飼い主がいる。
だが実はそれは表面が乾いたように見えただけで、凍土が解け始める時期でもある。

『本格的なレッスンはこれから』という意味合いを持つのだが、飼い主は以前よりよくなった現状にそれでいいと思って通わなくなってしまう。
そしてぬかるみに…

だが、私はそれでいいと思っている。

(以下泥酔状態)

犬のしつけや医療などほとんどの問題が改善に向かう範疇なのに仰々しく捉えられて、“ちゃんと最後まで対処しないのは飼い主・訓練者・獣医師としての資質に欠ける”という観念の方が先行してしまっているように思える。

それなりの方向性や治療薬を示すだけで改善し、後は自己治癒力でなんとかなるはずなのに、一部のそうでないケースをすべてに当てはめて対処しようという風潮に嫌気がさす。

過剰な当事者意識、クレーム対応、結果と経過を知りたがる探究心が結果的にどうでもよい処置にまで走り、飼い主の油断や責任を鈍化させてしまっているように思う。

犬との暮らしは内面的に緻密であり、外面的にもっと大雑把であってよい。(ちゃんと育てて楽しく暮らせても、生き物であるから病気になり老いて死ぬ)
犬と暮らすということを四季に例えるなら、始まりは冬であり最後は秋であると私は思う。
そして、四季は巡るが愛犬との暮らしは1回限りの春夏秋冬でもある。
だから心に残り、自分の人生に寄り添う大切なものなのだ。
 

参ったな 2012年04月07日(土)

  午後から降り始めた大粒の牡丹雪に「あーあ」とため息ばかりの私。
「いよいよ除雪機が活躍する季節になりましたね」とホンダのTさんが冗談を言うとカフェは大爆笑となった。

夜、酔い潰れた私が目を覚ましたのは日付が変わる30分程前だった。
「アモもマロンちゃんもトイレ出したからね」とK。
その声には怒気が含まれていた。
一瞬『私に対してか?酔っぱらって何かやらかしてしまったか?』との緊張が走った。
が、「外見てごらん。」と続いたKの声は同志を気遣う口調だった。

窓を開けて外を見ると、満月に近い穏やかな夜に新雪が10数センチも降り積もっていた。

すると今度は私に怒気が走った。
「除雪してくる!」と宣言し私は外に飛び出した。

ってなわけで、4月も7日になる夜にガロアラシ号と私は怒りを込めて除雪作業を始めた。
雪と共にガーデンに敷き詰められたゼオライトがガラガラと音を立てて飛ばされているのが悲しかった。

今年の春は本当に遠いようだ。
 

7日、土曜日に向けて 2012年04月06日(金)

  この時期にも降り続ける雪。
呆れちゃいますね。

4月なのに原始林を平気で散策でき、アモは森の中に分け入っても沈まないことに喜びを感じていた。
いつもとは違う今年の春である。

降雪量は少なかったのにいつまでも雪が解けない寒い冬で、おまけに4月に入っても雪が降り続いた年だったと総括できよう。

先日の爆弾低気圧で原始林では倒木があちこちに見られ、常緑樹のトドマツの枝が叩き落されていた。
一方、大木の根元では同じく常緑のエゾユズリハやハイイヌガヤが姿を現し、春は間違いなく傍らにあった。

アモでも追いつけるタヌキがひょっこり姿を現し、斜面の中腹ではキツネがお昼寝していた。

カフェのガーデンは2週間遅れの春でも自然界にはそんなカレンダーはなく、気温に応じた正直な姿を示していたように思う。

そんな長引いた冬もどうやら明日で終わるらしい。
それを受けてガーデン開きは、次の日曜ではなく数日遅れる模様であります。

思いっきり遊べる状況では到底ありませんが、排泄場所くらいは確保したいと考えております。
 

ガーデン情報2012/4月3日 2012年04月03日(火)

  大雨ですね。
ガーデンも大雨です。
せっかく乾き始めた場所が僅かにあったなんてみみっちいことは考えてもいません。

しこたま降ってそこら中の雪を融かし、町中をきれいに洗い流してほしい。
明日4日のカフェコンディションは絶望だけど、見ものですぞ!
駐車場からお店に辿り着くまでが大変だろうし、その後が『どうにもならん』状況だと思われます。

『カフェに来ない方がいいですよ』という意味ではない。
『一緒に季節の変化を感じましょう』というお誘いのつもりである。

うまくいって8日辺りにガーデン開きができればいいなと期待している。
 

エイプリル2012 2012年04月01日(日)

  夜になって冬の残党が吹き荒れたおかげで、液状化していたガーデンが凍りつき、積もった雪が辺り一面を綺麗にしてくれた。

日中はオシッコをするにも爪先立ってぬかるまない場所を探していたお泊り犬/柴太郎が、『えっ!』という顔をして嬉しそうに夜のガーデンを走り回った。

♪ええこと ええこと おーもいついた!
チコタン チコタン エビすき ゆうた
チコタン チコタン カニすき ゆうた
チコタン チコタン タコすき ゆうた
そんなら そんなら チコタンすきな
エビ カニ タコだけ 売ったらええねん
ほんまに ええこと おーもいついた!
ヤッホー ヤッホー ヤッホー!!♪

そうや! ガーデンがぬかるむこの時期は 
凍った夜に カフェの営業をしたらええねん!
そしたら みんな おもいっきり遊べる
ほんまに ええこと おーもいついた!

というわけで、4月1日のカフェは夜間営業のみとさせていただきます。

さて今日、私の中のタイムマシンが動いた。
昔『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』という番組があったのをご存じだろうか?
その番組の何本かに私も登場していた。

ムツさんの牧場にいた黒ラブが子供を産んだのだが『盲導犬になるなら協力したい』という申し出があり、嬉々として浜中町の牧場に出かけた私は、仔犬たちの適性評価をしたうえで、後にレミーと名付けられた犬を訓練し盲導犬に育て上げた。

レミーを盲導犬として活用したのはムツさんの牧場からほど近い別海町のHさんだった。

『子供の面倒をみなきゃならないから』という切実な事情もあって、当時盲導犬を取得するために必要な札幌での4週間の“共同訓練”を夏休みを利用して小4の子供(圭輔くん)も一緒に寝泊まりして行った。

Hさんには娘の和美もいたが、彼女は家に残り視覚障害のお父さんと留守を守った。
レミーは別海町の人々に見守られながら、以後Hさんの盲導犬として活躍した。

「別海のHです」
今日、笑顔を見せながら和美夫妻がカフェにやってきた。
驚いた私だったが不思議なことに当時の記憶が鮮明に蘇り『これが年寄りがいつも同じことを繰り返し話す“記憶”という奴なのか』という現象を体験した。

当時小4の圭輔は30になったという。和美だって私の記憶にある少女ではなかったが、面影は間違いなく和美である。
20年前の記憶が今日蘇った。

Hさんと直接会っていたなら『よう、久しぶり!』で済んだ話なのに、その子供の和美が旦那を連れた大人になって会ったものだから時の流れを随分と感じさせられた今日だった。

で、こっちの話は4月のウソ(エイプリルフール)ではないのでお間違えなく。
 

ガーデン情報、とりわけ馴染のお客様へ 2012年03月30日(金)

  残念ですがガーデンは使用不能状態となっております。

この二日間の暖気で雪解けが一気に進み、ガーデンは使用できません。
排泄だけなら一部可能かと思われます。
早期回復のため排泄以外のご利用はお控えください。
ご協力をお願い申し上げます。

雪が解けた後も凍土が解け、水が引くまでしばらくかかりますので逐次コンディションをお知らせいたします。

なお駐車場は意外とまずまずの状況で利用は十分可能です。
ご了承のうえご来店ください。
 


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