From the North Country

これが『北の国から』です 2013年01月24日(木)

  『年末辺りからブログの更新が滞りがちですね。お身体は大丈夫ですか?』
ご心配ともやんわりした催促とも取れるメールが届いていた。

一方、どうしたことかここ数日HPへの訪問者数がちょっと増えている。
はて、このふたつをどう解釈したらよいものか。

ともあれ、定休日の夜に書かなきゃならんのか、と考えながら23時にガーデンに出ると、冬の嵐で雪に埋まりエライことになっていてなお進行中であった。
明日の朝が見ものだ。

そんな光景を伝えるなら写真一枚掲載した方がリアルだし多言無用なのだろうが、この欄の多くはわんこ育て関連だからそうもいかず、結構疲れが出たりさぼり癖が甘い言葉をささやく。
『もう書きたいことは書いただろ。今でも来る問い合わせには、この欄を最初から読んでからにしてくださいって言えばいい』っていうのが一番甘いささやき。

たぶんこの欄は2000回ほどの更新が行われているから、ご質問に対する答えはどこかにあるはずである。

それでもうまくいかず伝わらないのが文字である。
どんなに立派な文学者でも評論家の意見は分かれてしまうのだから、私には最初から分がない。
感情を含めた言葉を物理や数学で表現しようというのが科学なら、もっと勉強しておけばよかったと後悔する。

厄介なのはわんことの暮らしはいわゆる科学だけじゃなく違った分野との複合であるというところだろうか。

イヌの行動心理は科学され、病気や治療・食生活といった健康面も科学されて今の時代結構幅を利かせている。
一方で科学されていないのは、
・一軒家を持ったら犬を飼いたかった
・いつか自分の仔犬を抱きたかった
・共働きでわんこを飼ったのですが
・ドッグカフェでわんこが喜ぶ美味しい物を食べさせたい
・わんこにどんな服を着せたら可愛いかなetc.

あまりにも変数が多様だ。
相手は人間だけじゃなくてわんこも加わり、環境や文化、時には思想・時代まで対象となろう。

日々わんこと飼い主の生活に接し、わんこ育てや暮らしの相談を受け、時に奔放で時に無謀とも取れるアドバイスをする内容が科学的じゃないからと仮に批判されても、現状のちっぽけな科学に翻弄されるつもりは私にはない。

それが盲導犬という使役犬を25年に渡って科学し育ててきた私から彼らへの恩返しであり、本当に愛犬との暮らしを求める方へのメッセージであると思う。

あなたが愛犬にどれだけ尽くし何歳まで生きたかより、何をどうしてどんな暮らしがあったのかを知りたい。

そんな想いで滞りがちなこの欄を繋げていけたらいいなと思っている。
 

コギシバさくら 2013年01月21日(月)

  身内に不幸があってお泊りしているコギシバ(コーギー×柴犬)さくらはまだ生後10か月。
記録を見ると昨年11月19日(生後8か月時点)に初来店し、これまでに7回のレッスンを行っている。

レッスンの依頼を受けた時の主訴は、引っ張り・臭い取り・拾い食い・飛びつきというものだった。
だが、歩いてみた私が最も印象に残っていたのは“独立独歩・傍若無人・聞く耳持たず好き勝手”。
つまり、リードを持っている人のことなど全く意に介さず、風で飛んでくる落ち葉を見ると反射的に追いかけるなど、込み上げる衝動に誘発された振る舞いをしていた。

もう一度上記を読み返していただきたい。
飼い主さんの主訴は具体的なのに、私の評価はちょっと違っている。
歩いてみて、引っ張りも臭い取りも拾い食いも飛びつきもあったのだろうが、そんなことより『こんな感じ』というように括られている。

なぜか?
わんこが引っ張るのも臭い取りするのも拾い食いも飛びつきも、さらに吠えるなんてことも普通にあっておかしくないことで、問題となる根っこはみんな同じなのだから。

ほとんどすべての飼い主さんは、巡り合ったわんこの性格や行動によって『いい犬だ』とか『問題犬だ』とか言って生活が変わってしまっている。

そんなことで人生が変えられてしまうなんてとんでもないと私は思っている。
だって『わんこと一緒に暮らしたい』という楽しい夢からスタートしたわけだから…

コギシバさくらには、まずリードコントロールで“不快”を認識させたと思う。
何故なら、好き勝手な行動をされて引っ張られる私が“不快”だったから。

次に“聞く耳を持たない”さくらにイエストレーニングで『言葉には意味がある』ということを感じさせたはずだ。
さらに生後8か月齢に見合った接し方で社会経験を積み上げたことだろう。

記録には具体的に書かれていないが『こんな感じ』の表現で書き留められている。
たまに見られる『ラヴィとガーデンで遊ぶ』とか『ガーデンでマテの強化』という項目を見ただけでその時の状況が思い出され、あらためて進捗状況が私には理解できる。

さくらはまずまずお利口さんに育っていて、お泊りをしていても問題ないわんこである。
生後10か月ということを勘案すれば『申し分ない』ともいえよう。

・8か月の段階でレッスンを始め、継続して通ってくれたから
・最初の振る舞いは悪かったけど、稟性に大きな問題が無かったから
・うまいこと経験を積み重ねられたから
・飼い主さんが頑張ってくれたから

色々理由は挙げられるが、いい飼い主やわんこ達に恵まれたカフェの環境が支えてくれているのは間違いないことである。
 

年の初めはバーニーズだった 2013年01月14日(月)

  3連休も最後になった今日、初来店のお客様がポチポチと来られるようになった。
裏を返せば、年明けから昨日まではいつもの皆さんの『あけおめ、ことよろ』のありがたい年初めだったということであり、ようやく新しい1年が動き出したということでもある。

さて、新年最初のお散歩チェックはエネルギーみなぎる1歳1か月の巨漢バーニーズ君だった。

土佐犬にも使えそうな引き綱には、所々に結び目があり『どんなことがあっても繋ぎ止めてみせます!』という飼い主さんの意気込みが感じられた。(つまり、グイッと引っ張られて手が滑っても、次の結び目で何とか確保できる。そんな結び目が3個以上だから逞しい!)

実際、入店時の飼い主さんは腰を屈めて安定姿勢を確保し、両手でしっかり引き綱を押さえて誰にも(酷い)迷惑をかけることなくガーデンに出されたのだ。

普通なら私も緊張する場面だが、そうならなかったのは若いご夫婦には二人の小さなお子さんが同伴し、どちらもが笑顔だという姿を見たからである。

「お散歩チェックをお願いします」というのは自然な流れだったのかもしれない。

腰椎保護のため私はベルトを巻き、リストバンドを装着し、滑って転ばされないようにアイスバグを履いた。

それらが必要だったのはカフェを出てから100メートルほどであった。
感受性豊かで寛容なバーニーズ君とのお散歩チェックは楽しかった。
初めのうちは身を守るために刺激的なコントロールをせざるを得なかったが、若い飼い主さんは私の言葉を理解しようと頑張ってくれた。

「いつもこんなんだったらいいのにね」
カフェに戻った時に奥さんが口にした言葉だが、『もうちょっと頑張れば大丈夫だよ』と私には理由のない確信があった。

若いお二人に赤ちゃんが生まれた後、飼い始めたバーニーズ。
普通そんなことあり得ない。
この夫婦には本当に逞しい力がみなぎっている。
否、仮に今そんな自覚がなくても将来必ずこの意味が分かることだろう。
そして何より小さな子供たちに凄い記憶と良き思い出をを焼き付けるはずだ。

寿命が短いといわれるバーニーズマウンテンドッグ。
この子達はそれを承知の上で強烈に今を生きているのかもしれない。
 

レ・ミゼラブル 2013年01月11日(金)

  わんこの子育てっていうのはトイレトレーニングから始まり、人間社会での日常生活全般に及ぶ。

仔犬というものはやたらかじるものだし、見境なく心おもむくままの振る舞いをするものだ。

生まれながらにして本能と稟性は同居しているから、天秤というかくるくる回りながらバランスを保つ弥次郎兵衛のような微妙なバランスの上で生きている。

そこに飼い主という成長段階での『環境の力』が加わって性格と行動が形成されるのだと思う。

遺伝的な様々な要素が複雑に絡み合うのはもちろんだが、それは性格形成というより『強弱』となって現れるのではないかと私は感じている。

つまり『氏より育ち』であり、だから『血筋』なのだと。

両者は共存し『飼い主と社会という環境』と『内から込み上げる血』の中で自分を表現し、どっちかをより強調しながら生きているのだ。

『あーあ、面倒くさいこと言うんでねえ!』
さっきまで静かに横たわり目だけ動かしていた我が家の愛犬アモが今朝私に飛び掛かり『どっか行くべぇ』とカフェでは決して見せない姿をさらしている。

飛びつかれた私は「ムフフ…」と満更ではないのだ。

アモは悪戯もしないし盗み食いもしないし、私とKの生活をこれっぽっちも破壊することはない。
もちろん散歩や外出で困ることはないし、『誰か来たよ』とか『車が来たからこっちに寄って』と言えば目で確認しながら指示に従う。

それが可能な訳は仔犬の頃、性善説の上に立って性悪な部分を弱くするように育てられたからである。

仔犬育てというのはその繰り返しであり、我が家色に染める人間の特権というか必要でもある。
その中で個性を見出すこともあり、それはそれで将来の宝となる。(人間の子との違いはそこの重要度が大きく異なることだろう)

酔いが回ってしまった。
この先書きたかったことは、体罰を受けて自殺した高校バスケ部キャプテン当事者の監督に絡むこと。

子供は悪さをするものだ。だから規範を示さなくてはならない。
体罰はいけない。
それを逆手に非人間的に悪の限りを尽くす子供もいるし、時間をかけての指導を言うなら、その間に被害を受ける者に目をつぶれというのか、との指摘もあろう。
体罰以外に秩序を守るため、それを排除できる一時的にでも即効性のあるどんな絶対的な罰が教師には与えられているのかを我々は示さなければいけない。

今回の事件はそんな範疇から遠く離れた『刑事犯罪』であって断罪されるべき事案であり、このことが指導要綱に更なる曖昧さをもたらすことにならないことを望みたい。

そして願わくば司法において『体罰』という社会問題を明らかにさせて今後の解決を示し、マスコミなど社会的リンチ(私刑)によってこの件での自殺者をこれ以上出さないで欲しいと願う。
 

???を大切にしたい 2013年01月06日(日)

  新年初疑問。

『湿気や汗に反応して発熱します』
最近の下着やシャツにそんな素材表示がある。

冬は乾燥しているから湿気は少ない。
冬に汗をかくのは除雪作業やスポーツをした時で、そんな時に発熱されたらたまったもんじゃない、はず。

でも買ってしまった。
薄い!
従来の品と同じ厚さにしたら、どんなにあったかいか比較できるはずなのに、それをするためには重ね着するしかない。

シャツとタートルネックを重ね着してみた。
2枚合わせてもペラペラの薄さだった。
本当に大丈夫か?と半信半疑だったが結果はふつうだった。

薄いのにふつうってことは従来の素材よりあったかいってことだ。

でも、やっぱり気になる。
それぞれが従来の厚さだとどんだけあったかいのだろうか?と。

シャツを2枚タートルネックも2枚着て冬の釣行をすれば結果が分かるかも。

ただ、除雪作業で汗をかいた時を想定して試してみる気には今のところなれない。

いろんな“?”を疑問とする感性だけは今年も継続できたらいいなと思う。

そのことで、わんこへの“?”を感じる飼い主さんへ的確なアドバイスのお役にたてるならば幸いであるから。

私の目はわんこの心理に向けることの方が断然多い。
できればこの新素材のシャツを着用した時のように、使う側(飼い主)の視点も参考にできればいいのかな?

それはできないなって感じがする。
疑問だらけの毎日に今年も試行錯誤で挑むしかない。
 

ぼちぼちのスタートですが、今年もよろしくお願いします。 2013年01月04日(金)

  明けましておめでとうございます。
年末からメールをいただいた方への返信もせず、ひたすらお泊り犬の管理とぐうたらな生活を過ごしておりました。

気がつくと9連休だったカフェも明日(5日)から営業ということで、除雪したり買い物したり愛犬とお出かけしたりと、あたふたした一日となってしまいました。
で、明日からの新年の営業はあまり気負わないで始めるしかないということと相成りました。

さて、開業10年目を迎えた今年は何らかの気合を入れるしかないのに、悲しいかな何も考えていないのが現状でありまする。

ぼちぼちといつもどおりの一年を始め、気がついたところでアクセルとブレーキを加減しながらハンドル捌きをして進路を探りたいと思っております。
もちろん目指すべき方向は決まっているんですがね。

そんなカフェですが今年もどうかよろしくお願い申し上げます。
 

ありがとう、よいお年を 2012年12月30日(日)

  【ファーガス基金】2012年最終報告

'12年9月20日開設:目標額150万円

【入金報告】
12月27日:カフェ募金20,276円
      
12月27日までの中計:322,847円
目標額まであと:1,177,153円

これからもたくさんの方々の月々のご支援をお願い申し上げます。
振込先
※ゆうちょ銀行(郵便局・郵便口座)からは
記号;19050 番号;33999621
※他金融機関からは
【店名】九〇八(読み キュウゼロハチ)
【店番】908
【種目】普通預金
【口座番号】3399962
名義はナガサキフミアキとなってしまいますが間違いなくファーガス基金です。
なお、この基金について詳しいことをご存じない方は9月20日・29日付のこの欄をご覧ください。
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開設から僅か3か月でファーガス基金は目標額の5分の1に達しました。
これからが大変なのは十分分かっていますが、雪にはまった車椅子をHさんとファーガスが息を合わせて脱する姿を見ると、皆様と共に頑張りたいと思います。

さて、大晦日イブの今日をもってトリミング部門も終了しカフェは2012年の幕を閉じました。

例年になく早い大雪と寒さの連続でしたが、今日は雨交じりの大みぞれでかなり雪解けしたようです。
年越しの後、どんな冬が待っているのでしょうか?

今年1年、いや、これまでカフェを支えてくださった皆様に心よりの感謝を申し上げます。
本当に本当にありがとうございました。

急に重い物を持ち上げると腰を痛めるのに、『よし、重い物を持つぞ!』と、脳にあらかじめ伝達しておくとその確率が減少するそうです。
『明日大晦日から新年4日まで、ちょっと負担をかけるからね』
脳と内臓に伝えて今年の締めくくりとしました。

よいお年を。
 

そろい踏みのクリスマスに思うこと 2012年12月25日(火)

  もう寝ようかと思いつつカフェのHPを見ると、ゆうまりもKもページを更新していた。
みんなちゃんとやってくれているし、今夜私が書けば3者そろい踏みだな…と、つられて書く酔態のご無礼をお許しあれ。

愛犬のことで悩みながらも、お金を使ってカフェに通って学んだり楽しむってこと今の時代相当贅沢ですよね。
毎月の生活費だって大変なのに、よくそんなことにお金を使う余裕があるねって思われる方が多くおられるでしょう。

わんこと暮らすこと自体が贅沢の象徴と感じておられるだろうし実際そうかもしれない。
フランダースの犬は何を食べてあの体型を維持していたのだろう?
マッチ売りの少女に愛犬がいれば彼女の人生はもう少し続いたのだろうか?

確かに私たちはある意味において恵まれているといえよう。
が、人生は価値の選択で変わるとも思う。

生活保護を受けながら愛犬愛猫を大切にされる方
中流でありながらギャンブルにお金を使い、窮々だと嘆く人々
自分のステイタスに見合った愛犬にするために他人任せの訓練を依頼するのぼせた人種

恵まれた中で暮らせることは夢かもしれないけど、すべては選択で人生のスタンスは変わる。
選択とはチャレンジであり自分である。
投票結果に左右されるものでなく、誰にも指図されることなく決められる自分の人生である。

病死しようが早死にしようが誰にも知られずに死のうが、もしそれも仕方ないと覚悟を決めての生き方の結果だとしたら私は童話のようにそれを受け入れる。

わんこと暮らすことを私は選択した。
カフェでは安心安全な上級のドッグフードを扱っているが、今の私にできるからそれを我が家の愛犬アモに与えているのであり、そうじゃなければセミでもザリガニでも何でも与えて家族で生きていく。

価値観による選択それと人生観をクリスマスの夜だから爆酔の中ちょいと考えてみた。
 

メリークリスマス!! 2012年12月24日(月)

  メリークリスマス!
2日間のクリスマスランチは無事終了し、完売することができました。
皆さんありがとうございました!!!

ビーフシチュー試食の段階で、それぞれの素材の味が引き出されており「うまし!」とゴーサインを出した私だったが、当日のコースメニューを見て青ざめた。

前菜の豪華なこと、デザートはてんこ盛りで手の込んでること…
「おい、こんなに出してしかもドリンク付きであの値段でやれるのかぁ?」
つい叫んでしまった。
するとKが平然と言った。
「あれ?クリスマスランチはお客様への感謝でサービスだって毎年言ってなかったっけ?」

確かに。
もう黙るしかなかった。

私は2日間皿洗い係りをひたすら務め、高校生の頃の若き良きアルバイト時代を思い出し、結構楽しかったです。

そんなことができたのも、我がカフェに集う素晴らしいお客様に恵まれているからでありました。
混みあって賑やかなカフェで聞こえてくるのは、イブを楽しむ人々の声ばかりで、そこにわんこがいるなんて言われなければ誰も分からない。

それでいて、飼い主さんは時間を見て愛犬をガーデンに出し、排泄を済ませ、雪山の回りを駆け回りながら愛犬と楽しんでおられました。

お世辞でも何でもありません。
数組来られた初めての方は、驚きと感動を語っておられましたよ。
中には「うわさは聞いておりましたが素晴らしいですね」と、愛犬を車に残して食事をされ「うちの子もレッスンを受ければ仲間入りできるでしょうか?」と問われる方もおられました。

もちろんですとも!
ドッグカフェナガサキのコンセプトで軸をなすのは、あなたの愛犬の今の振る舞いではなく、『あなたがどんなわんこに育てたいのか』の“強い想い”なのですから。

だから、わんこをレッスンでいじるのは僅かですよ。
だって、時間をかけて訓練しなければならないのは多くの場合飼い主さんの方ですから、それだけは覚悟しておいてくださいね。

カフェのサービス精神はクリスマスランチだけではありません。
本気の方には本気で対応させていただきます。
そうやってこれまでやってきました。
ただ、年を重ねるにつれ、何事も『めんどくさい』と感じるようになっている自分を反省しています。

来年は頑張るぞ!
夜、氷点下14度を示すガーデンの温度計を目にして身震いしながら『新年の計』を思い浮かべた。

鬼が笑ってた。
 

時は天候不順ナリ 2012年12月18日(火)

  カフェ周辺は10月下旬から雨に見舞われていたが、そのまま季節は冬に突入したようだ。
雨はいつの間にか雪に変わり、辺りは豪雪地帯の風情を呈するようになった。
つまり、10月下旬からずっと天候は不順で、空から降るモノの形状が変わっただけの日々が多くなっているのだ。

除雪機ガロアラシ号の燃料は例年年が明けた1月から消費量が増えるのに、すでに12月で昨年の半分を消費してしまっている。
豪雪の長い冬となるのか、それとも時期がずれただけで例年より早い春が訪れるのか、年明けの天候が興味深い今日この頃である。

さて、今朝のテレビで、親の言うことを聞かない子供をしつけるアプリがある、というのがあった。
親が子育てに困ったときに、このアプリに頼めば“なまはげ”みたいな妖怪がスマホに登場して、子供たちを委縮させ素直にさせるのだそうな。

大方の出演者が“せせら笑う”だろうと思っていたら、共感し同意する方が多かったことに驚き、時代の中では自分は肩身の狭い人間であることを改めて思い知った。

わんこ育てにおいても今の飼い主の感性が同じだとしたら、レッスンする私は飼い主に代わって雷を落とす“なまはげ”なのか?
そうだとしたら空しいですな。

体調不良で5日間酒を飲むことを禁止された私がそれを実践した挙句に突きつけられた現実である。

真実や何処(いずこ)。
 


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