From the North Country

勤労意欲が湧いてきた。今年度もカフェをよろしく! 2011年04月09日(土)

  やいや、休んだ休んだ。
5日間思いっきり休んで一息入れたら仕事がしたくなった。

そしたら『生後8ヶ月なのに、散歩をしたことがないガチャガチャの黒ラブ』と『私を見るなり吠えて噛み付いてくるEコッカー』の来店とレッスンが入った。

冬の間、常連の皆様のおかげで食いつないできたカフェだったが、雪が解け、春らしくなった途端に世の中が動き出したようだ。

まずは黒ラブ君。
暮らしやすい家庭犬を目指しているはずなのに
・8ヶ月のオス犬で去勢すらしていない
・首輪ではなくハーネスを着用している
・これまで散歩もせず、広い庭で遊ばせるだけ
というこのわんこには15分ほど手こずったが、2コマのレッスンを行って、先の見通しがついた。

ちょっと親切に説明しておこう。
・家庭犬として暮らしたいのなら、オス犬の場合生後6〜8ヶ月での去勢は最低必要条件。
・しつけもできていない犬に、首輪ではなくハーネスをつけて歩くなんて、私から言わせれば『あり得ねえ〜!訓練放棄だあ!』
・生後2ヶ月を過ぎてるのに『免疫ができてないから』と専門家に言われたことを鵜呑みにして、外の世界に連れ出さないなんて『あり得ねえ〜!。障害児を意図的に作り出すお積りですか?』と問いたい。
仮に4ヶ月まで社会に出さないということは、人間でいえば小学校中学年まで下界と接触させずにいるということですぞ。
それでうまく育つ方が不思議なのだ。

一方、吠えついて噛んでくるイングリッシュコッカー。
これがアメリカンコッカーなら仕方ない場合もあるけど、イングリッシュなら吠えて噛んできちゃいかんだろう。紳士の国で生まれたわんこなのだから。

そう思って、例によってちょこちょこっと“いじくりレッスン”を行うと、やっぱり本来的にはいい奴で、育て方・暮らし方・接し方が誤っているだけのことだった。

世の中、本当にわんこの育て方を知らないでわんこと暮らしている方が多いのですね。

今年度もきちんと情報発信できるよう頑張ります。
 

エイプリル 2011年04月01日(金)

  唐突だがこのたびの総選挙に出馬することが決まった。

私の掲げたマニュフェストが評価されたらしい。
その公約について改めて紹介しておこう。

1.繁殖目的ではない家庭犬のオスは原則として生後6〜8ヶ月での去勢を義務付ける。
2.ペットショップでの犬の展示型生体販売を禁じる。
3.麻薬を密売・使用した個人に対しての刑は現在より軽減し、医療・教育プログラムに組み入れて更生を促進する。が、製造・密輸・組織的販売をした場合は極刑に処する。
4.性犯罪の再犯者は初犯者より服役期間を短縮する。が、男の場合必ず去勢手術を受けさせるものとする。

主な項目は以上であるが、他にも
・振り込め詐欺の犯罪者はGPSを体内に埋め込み、限界集落で暮らすことを義務付ける。
なんていうのもある。

選挙運動はカフェとこの欄でしか行いませんが、どうか清き一票をよろしくお願い申し上げます。

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ガーデン情報

日頃ご来店の折にいただいております入店料や、常連のお客様の会員費のおかげで、ガーデンのコンディションは5割方回復いたしました。
大型犬が快適に走り回れる状況ではありませんが、通常の排泄場所として利用するには充分な状態です。

なお、この情報は“エイプリル”ではありませんので、念のため。

PS.
4月のパスタを今日試食しました。
『トマトとそぼろの味噌クリームパスタ』
うめぇーぞ!
4日(月)〜8日(金)までは臨時休業です。
 

人を責めることは自分を責めること 2011年03月30日(水)

  既報の通り、4月4日(月)〜8日(金)までカフェは臨時休業いたします。
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さて、世の中には“いい先生”と“そうでもない先生”がいる。
最初から悪意を持って“先生”になろうと志した人間はいないはずだから“悪い先生”はいない。

私も長いこと盲導犬指導員をやってきて視覚障害者を“指導”してきたし、現在もドッグカフェを営みながら『わんこの育て方』を説いているものだから『先生』と呼ばれることが多い。

で、私は“そうでもない先生”の部類に入る。

なぜなら、相手が本気だったり一生懸命ならとことん付き合うけど、“そうでもない”との印象をもった相手にはそれなりにしか対応しないからだ。

『プロならば優しさを基本に据え、相手の話をじっくりと聞き、そのうえで誠心誠意対応することが大切であり、そうすれば相手だって分かってくれる』という意識が欠如しているのだ。
勿論、盲導犬時代は当然相手の視覚障害者は真剣だったから私も全力でぶつかっていたつもりではある。

今夜、何故こんなことを書いたかというと、2ヶ月前に骨折し、手術の10日後に抜糸した私の指から抜いたはずの糸が今頃になって出てきたからである。

2ヶ月近く前にさかのぼった“先生”との会話を思い出した。
「先生、何針くらい縫ったのですか?」と尋ねた私に対し
「何針縫ったかはどうでもいいことでしょ。ちゃんと接合できたかが重要なんです」と先生は冷たくおっしゃった。

骨折した時も手術後も不思議なくらい痛みは無かったのに、抜糸後のリハビリで痛みがあったのでそのことを話すと
「痛いかどうかと感じるのは人それぞれですからねぇ。私にはなんとも言えません。レントゲン所見では問題ないですから」
本当に冷たく感じても“先生”の前ではそれ以上何も言えなかった。
隣に立っていた看護師が『そんな言い方しなくても…』というように急にせかせか動いたのが救いでもあった。

きっと私は“いい患者じゃなかった”のだろうと自分を責めた。

今夕、リハビリしながら指をさすっていたらチクッという痛みがあったので、老眼鏡で覗いてみた。
皮下からトゲのようなものが突き出していたので指で抜いてみるとスルスルと釣り糸のような糸が出てきた。

今になって思う。
何針縫ったかを確認し、抜糸の時の本数と照合すれば未然に防げたはずだし、仮に医療ミスがあったとしても抜糸後に『指が痛い』と私が言った時にだってチェックできたかもしれなかった。

怒りが込み上げてきたけど、時間が経った今、“先生”と呼ばれることがある自分を責め続けている。

この年齢になって自分を変えていくことができるのだろうか?
変えなければ悲しむ人を増やすだけという結果は分かっているのに…

もう辞めようかなぁ。
 

想定外なんて許さない! 2011年03月29日(火)

  『ガーデン液状化』は、夕べ宣言したばかりである。

だが、こんな日にもお客様はおいでくださった。
ありがたいことである。

1.何も知らずにおいでくださったお客様。
『ごめんなさい。外の汚さに驚かれたことでしょう。本当にありがとうございました。』

2.すべて承知のうえで、『カフェが経営困難に陥って閉店されては困りますから』と、支援の意味を含めてご来店くださった皆様。
その心を私たちは勇気に代えてこれからもがんばります!

3.単に“ガーデン液状化”の現実を見たくてご来店いただいた好奇心溢れる皆様。
このガーデンは私ひとりで管理しておりますが、いろんな想いが詰まってもおります。
周辺の何処よりも早く“春”をお見せする覚悟でおりますので、継続してご来店のうえ“復興の早さ”をその目でご覧くだされ。

大丈夫かどうかは分からないけど、4月1日までにはウソでもいい報告ができるようにしたい。

北国の春で太陽が燦燦と輝き、気温が高くなると空き地はどうなる?
普通なら『雪が解けて地面が乾いてくる』と考えるだろう。
が、カフェでは『雪が消え、次には凍土が解けて水浸しになる』という想定が普通であり、その次を如何に対処するかを楽しんでいる。

原子力発電所に問う。
津波の被害は想定外だったんですね。
今度はそれをカバーできる発電所を作るんでしょ?
そこは核攻撃されても平気なんですよね?

一度漏れたらどうもならないものなんかに手を出すんじゃねえ。
分をわきまえ身の程を知れ。
私は常々わんこたちに言い聞かせている。
 

ガーデンは液状化 2011年03月28日(月)

  「何かあったの?」
「どこか旅行にでも?」
急に来週の月曜から金曜まで(4月4日〜8日)を臨時休業にしたものだから、そんな質問を受けることになった。

特別な理由があったわけではなく、昨日(27日)の朝にKとの会話の中で決まっただけのこと。
「定休日以外しばらく休みを取ってないね。」
「そうだね。4日からならトリミングの予約も入ってないし、お泊り犬もいない。休もうか?」
「うん」
ということになっただけ。
目的は“休みにする”ことだけで、それ以外まだ何も決まっていない。

私はガーデンと空模様を気にしていた。
まだ雪や氷が多くを占めていてその日のコンディションはそんなに悪くは無かった。
『来週辺り、ガーデンは雪解けで使用不能になるだろうから、休むには丁度いいかも…』なんて漠然と計算していただけである。

そんな読みが外れた。
今日、ガーデンには一気に春がやってきて、充分にあった雪と氷を溶かしてしまった。
時節柄、表現は不適切かもしれないけど“ガーデンの液状化現象”が起こったのだ。

私は慌ててガーデン補修に必要なゼオライトを30袋注文した。

明日はさらに晴れるとの予報。
ぬかるみはピークに達することだろう。

だけど実はそんな日にカフェに来られるお客様とゆっくりわんこ談義できるという特典がカフェにはあるのですぞ。
よろしこ!
 

絶滅危惧種にはならないぞ! 2011年03月26日(土)

  急でごめんなさい。
4月4日(月)〜8日(金)までカフェは臨時休業いたします。
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がんばろう、日本!

たとえ、被災者の気持ちや生活をも土足で踏み荒らす火事場泥棒が横行したとしても…

たとえ、放射能に怯えながらも原発に突入して作業する人々がいて、あるいは放射能によって仕事や故郷が奪われた人々がいるなかで、原発事故の科学的データを集めることに躍起になって原発封印を遅らせ・海外の専門家を排除している“救いがたいアホ科学者ども”がいたとしても…

たとえ、うわべだけは政権に全面協力するといいつつ、疲労困憊するときを虎視眈々と伺っている政党や政治家がうごめく日本であったとしても…

たとえ、報道によって自分達の使命を全うしていると信じているメディアであっても、このたびの大震災を公共放送局では『東北関東大震災』と言い張り、民間局の多くが『東日本大震災』と譲らない狭隘な根性の日本であっても…

人々はじっと見ている。
それでも、みーんなひっくるめて祖国日本であることを

そして、大きな不安を抱えつつも今は自分にできることに専念し、求められる制約を甘受し、辛酸を舐め、報道のままに一喜一憂し、これからどうするか前を見ている。
が、一方で、いつの日か自分達がどんな声を上げ、どう行動すべきかの土台が今、心の中で着実に堆積していることも感じている。

忘れまい。
この大震災で記憶したことと感じたことは必ずや今後の復興や将来の日本の力になる。

部外者からは言われたくない『頑張れ!』だが、ここは島国ニッポン。
みーんなひっくるめて、頑張ろう、日本!
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そうそう、話はガラッと変わって、カフェのガーデンコンディションを正直にお知らせしておかなければならない。

今夜雪が降ったので、明日日曜日午前中までは何とかなりそう。
月曜日からは春の天気になるそうなので、悲惨な状況に陥ると思われます。
覚悟のうえご来店なさるか、“もともとガーデンなど無い普通のドッグカフェに行く”という感覚でお越しくださいませ。
悪条件だから言いづらいけど、来週のご来店を心よりお待ちしております。
 

もう、充分にわかってるよ。 2011年03月22日(火)

  朝、テレビをつけた途端、繰り返し吐き気がし実際に吐いた。
♪ぽぽぽぽ〜ん♪
例の一連のコマーシャルが流れたからだ。

既に本人なりに一生懸命頑張っている人に対し『頑張れよ!』の言葉をかけ続けることの“罪”が実感された瞬間だった。
最初は爽やかだと感じていたのに、こうも繰り返し押し付けられることで『人は潜在的に発病する』ということを体験した。

戦中の人々に“ラヂオを消す”という行為はあったのだろうか?
たぶんなかったと思う。
軍歌のバラエティーは今より多彩だったし、もっと戦意高揚・国威発揚の手腕は優れていたから。
なのに私は音声を消去し自らの正気を保つ工夫をしなければならなかった。

非国民と呼ばれようが、ともあれ、このような症状があったことを正直に記録しておこう。

『こだまでしょうか?いいえ誰でも』

被災地の方々が見過ぎないことを祈る。
何故自分が生かされたのかを考えすぎて自分を責めないで欲しいと願う。
せっかくの詩を台無しにしているようで切ない。
 

風太逝く 2011年03月19日(土)

  20時を過ぎた頃、シャワーを浴びようと居間から歩き出すと『電話が来るぞ』と虫の知らせ。
チラッと電話の方を見ながら『どうせ秋田の力(私の友人)からだろう』と風呂に向かったときに電話が鳴った。

「今日、風太が…」
Kさんからその言葉を聞いた途端、しばらく私は嗚咽が止まらなくなった。
風太の状況は聞いており、先週の段階で『風太ありがとう。君はいい両親と巡り会ったね。最高の人生だっただろ。』と、心の中でお別れは済ませていた。

なのに涙が止まらなかったのは、きっと大震災のこともあったから堰き止めていたものが一緒になって流れ出てしまったのだろう。

気がつくと電話の向こうでは今月の9日に自らの心臓手術を受けたKさんが、気丈に感謝の言葉を述べておられた。
「本当にありがとうございました。お陰様でいい仲間とめぐり合い、風太と共に楽しい年月を過ごさせていただきました。」
その言葉は感謝に溢れていた。

電話がかかってくることを虫の知らせで聞いた私である。
気丈に話す電話の主に
「ねえ、Kさん。心臓は大丈夫かい?本当に大丈夫かい?」と繰り返した。
私は自分の声でそう何度も何度も尋ねたけど、あれはきっと風太が知りたくて私に言わせた言葉であったに違いないと思っている。

風太。
このとおり君の父さんと母さんは大丈夫だよ。
もうちょっと時間が経てばなんとかなる。
だけど、ひとつお願いがあるんだ。
そう長くない時期に、心がまだ落ち着かない時に、できれば土曜か日曜に、君の両親をカフェに連れてきてくれないかな。
何にもできないけど何かができる気がするし、何もできないけど自分達が君の死を受け入れられるかもしれないでしょ。

みんな、死んでからだって結構忙しいんだから。

今夜Kさんは風太を挟んで川の字になって寝るそうだ。
 

ご報告 2011年03月18日(金)

  3月13日に届いたメール
以下貼付け
『岩本さんですが今朝 盲導犬協会に連絡が有ったそうです…!
 まだ確認が取れていないのは、
長谷川かくこさん(釜石市)、渡辺和昭さん(山田町)、菊池ミコさん(盛岡市?)、
高橋善次さん(奥州市江刺区稲瀬)の4名です。』
以上貼付け

今日(18日)届いたメール
以下貼付け
『一人消息が確認されていなかった山田町:渡辺 和昭さんが、
親戚の家で「無事」で有ることが確認されました…!

 自宅は破壊されてしまいましたが、
「アルク」ともども無事との事でした……!

岩手県在住のユーザー全員の無事が確認出来ました……!』
以上貼付け

今日受けた電話
「長谷川さんから電話がありました。あの元気な方の声が沈んでいました。近所の方が助けてくれているので大丈夫と言ってました。ただ『もう寒くて寒くて』と声が震えていました」

今日は以上。
 

潮時 2011年03月17日(木)

  3週連続でカフェの定休日の木曜に雪が降り続いている。
これまで雪解けが進み『明後日からの3連休のガーデンは最悪のコンディションかも』なんて諦めムードがあったが、今日の雪で『3連休のコンディションは上々』と発表させていただこう。

商売をやってると様々な計算というか葛藤がある。
・いち早く春のガーデンにするために、雪を吹き飛ばした方がいいのか?
・それとも冬に溜め込んだ雪山の雪を除雪機で周囲に飛ばしながら全体が均一に解けるように工夫すべきなのか?

別の商売で例えれば、季節はずれの花や野菜・魚を市場に出した方が高値で売れるから温室や養殖での産業がこれまでの日本では伸びてきた。

だが、この度の大震災を経験して思う。
人や企業は“背伸びしてまで儲けよう”なんて思うんでないよ。
“丁度の生活”のありがたさで満たされ、それ以上の便利さを求めていたエネルギーを『ありがとうね』という言葉におきかえられるようなニッポンにしないか?

ウニにはウニの旨さの潮時がある。
春キャベツの甘さをカフェでは今月のパスタとして提供している。
その時々の美味しさを別の季節や場所ででも味わえる競争なんてやめようよ。

モナリザに会いたければルーブルに行く。
スカイツリーを見たければ東京に行く。
真の愛犬を知りたいならドッグカフェナガサキに来ればいいのだ。

単純なことを複雑に考えるから、原発の場所では混乱が生じている。
注水が必要なら注水するのは警察官や自衛隊員ではなく“安全神話を”信じている現場に居るあなた達でしょ。
他の誰がそこに入れるのですか?

『撤退は絶対に許さない』との管総理の言葉は『今後数百万人の人々が数十年に渡って被災することは受け入れられない。今、そこにいるあなたたちがなんとかしろ』との言葉であろう。

言いたくはないが、自らの潮時を考えて欲しい。

決死隊(仮に防護服無しでも現場での作業に当たる片道切符を持たされた)要因の募集があれば応募する人間はかなりに達すると思う。
なぜなら、被災死した人々以上の年間3万人に及ぶ人々が目的と希望を持てず自死しているこの国の現実があるから。
悲し過ぎやしませんか?

国民は、否、少なくとも私は既に腹を据えてますぞ。

こんな過激な私の発言の中、Kはただただ涙してじっと考え込んでいる。
きっと私は数日後反省を余儀なくされることだろう。
できるならその日を待ち望みたい。
 


- Web Diary ver 1.26 -