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突然何?と驚かれるかもしれないが、明日21日(水)からカフェは新たな一歩を踏み出すことになっている。 すわ店舗拡大、全国展開か?!
残念〜!もっともっと内向きな方への歩み出しである。 話せば長くなるけど・・・でも、ちょっと話してみましょうか。
どの母親もそうであるようにKの最大の関心事は子供たちの幸せである。 とりわけKにとって娘のまりは愛しくてたまらない存在であり、横で見ている私でも具合が悪くなるほど仲が良い。 男親が娘を思う以上の…まあそんな感じだ。
そのまりがめでたく結婚したまではよかったが、旦那が働く新進気鋭の全国展開している某弁当屋は社員扱いが悪く、睡眠時間が3〜4時間しか取れないような過酷な業務を課していたようだ。 旭川・名寄と80キロ近く離れた二つの店舗の店長として毎日行き来し切り盛りしていた旦那は、あろうことか同じ場所にあるオービスで速度違反を重ねた。 「こんな仕事してたら死んじゃうかもしれない」 まりの言葉に親バカKは本社に直談判した。
調査が入ったものの状況はさほど変わらなかった。 時折札幌に帰ってくるまり夫婦の話を聞き顔を見るうちに深刻な状態にある姿が見て取れた。 そして冬道での事故は起きた。
旭川から会議のある札幌への移動中に高速道路で自損事故を起こしたのである。 たまたま車検のため借りていた代車の安全性能がよく、大破し廃車となったものの旦那は無事だった。
これで私たちの意思は固まった。 「そんな会社やめちまえ!カフェで働け。」
ってなことで明日からカフェは家内制手工業(マニュファクチャー)という古き良き時代に戻ることになったのでありまする。
結婚前には花嫁修業も兼ねてまりはカフェで働いており、急きょ旭川へ転勤することになった後、まりの代わりにカフェのお手伝いをしてくださった黒柴/蜜柑のMさんにはとても感謝です。 そのMさんの旦那が単身赴任から解放され帰札される。
事はうまく進みだしたように思われるが私には懸念がある。 果たしてまりの旦那は使えるのか? ひょっとしたら手際が悪くて(どん臭くて)大会社に適応できなかったんじゃないか?
その答えは皆さんの反応に委ねます。 給料が半分になっても人間らしい生活を選択した若夫婦を私たちはとにかく支えていこうと思っている。
おいおいですがカフェのメニューは増えるでしょう。 時間的余裕のできるKは『私のレッスンに同行したい』なんて言い始めている。 開業当初から活躍のアメリカンコッカー/チャーミーのスタッフMにはまりの旦那の指南役として、また当然手作りケーキ屋さんとして、さらにはチーママとしてこれからも可能な限り助けていただきたいと願っている。
気ままな生き方の中で選んだカフェだったのが妙なものを背負い込むことになった。 でもね、私はそう簡単には変わらない。 全ては想定内の範疇ですから。 これからもやれることを楽しみながらやっていきます。
よろしくね。
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