From the North Country

最初の1年 2010年09月29日(水)

  仔犬と暮らし始めてから最初の1年間を、あまりにも軽視し無頓着に過ごしている飼い主が多すぎる。

・わぁ、可愛い!!
・犬と暮らすのが夢だったんだよねぇ。

そんな気持ちは分かり過ぎるほど分かるけど、馬鹿さ加減も度を過ぎると『無知とは罪なり』と言わざるを得ない。

何世代にも渡って日本人は犬と暮らしているからDNAの中にある種の知恵があるはずなのにそれが生かされていない。

室内で犬と暮らすというスタイルが先人の知恵では対処しきれないのか?
それとも新たな犬種に日本人が適応しきれていないのか?
さらにうがった見方をすれば、子育てや学校教育において“愛のムチ”は原則的に批判され、法体系を意識しながらでないと叱る事も出来ない世の中になっている。
その結果、許される(奨励される)叱り方と、明らかな虐待が区別できない親や飼い主が出現している。

仔犬との最初の1年の正しい暮らし方を伝授しよう。

1.まずは快適な生活環境を提供すること
@食事回数を考えよう
・生後4ヶ月までは1日4食が基本
・生後6ヶ月までは1日3食が基本
・生後7ヶ月以降で1日2食に慣らす
A住環境を考えよう
・仔犬の快適な寝床を整えること

2.すでにしつけが始まっていることを自覚しよう
@何はともあれ排泄のしつけ
・排泄のしつけとは、犬が催した時にペットシートで勝手に排泄をすることではなく、犬が排泄を我慢する前に飼い主が犬を適切な場所に連れ出し“指示”によって促し、結果的にどんな場所でも指示によって排泄できるようにすることである。
Aまだ仔犬でしつけもできてない犬を室内でフリーにすることは信じられないほどの暴挙である。
・多くの飼い主はこれを平然と行い当然唖然となる。
・『お利口になったら待遇が上がる』という自らの社会経験を犬にも応用すべきである。

3.仔犬の最初の1年は“取り返しのつかない大事な1年”であることを是非知っていただきたい。
@犬は最初の1年で成犬の身体に成長し精神もそれなりの成長を遂げる。
・つまり世間の見かたや対処の仕方を1年で身につけてしまうということ。
・世間知らずの犬はいつまでも世間知らずの土壌の中で生活し、この1年で様々な適正な社会経験をした犬は順応できる犬に育つ。
Aオスワリやフセ・マテなど服従に関する基礎訓練は何歳になってからでもできる。
・犬のしつけと服従訓練を混同している飼い主は多いが、それは誤りである。
そんな訓練はいつでも簡単に行えるのだが、最初の1年を修復するためには生きてきた年数分の時間が必要になるのである。

最初の1年は取り返しのつかない1年であり、取り返しをつけるにはそれなりの時間が必要。
取り様によっては取り返しは可能というわけだから『取り返しがつかない』という言い方は大げさな表現と受け取られるであろうが、『その意味は正しい』と私は思っている。
それほど最初の1年をおろそかにすると不利になるということだ。

『最初の1年』については重大と受け止めていただきたい。
 

おやすみ前に走り書き 2010年09月22日(水)

  今夜は中秋の名月。
長袖でないと散歩は寒くなり、やけに満月とお星様が空高くに感じられる。

久しぶりに箇条書き。
1.「来月からタバコ値上げですね。やめるんですか?」とお客様。
「うーん…。まだ決断できず、まずは買いだめに走っております」と私。

2.18日に亡くなったフレンチブル/ムサシの飼い主Kさんから電話を頂いた。
「ムサシの供養を少しでも長く続けられるよう体力づくりに励みます」と、思っていたより声は元気だった。

3.先日レッスンしたノーフォークテリア。
車やオートバイに向かって吠え立てるわんこはたくさん見てきたけど、あんなに凄いのは初めての体験だった。
小さな犬種だが問題行動に関するエネルギーは超大型犬と同じ。
私のエネルギーも波動砲クラスを連射した。
『もうやめてください』と、いつ飼い主が言い出すかと思っていたが、「吠えなくなったこんな姿、初めて見ました!凄い!」との感想。
ああ疲れた。

4.オーストリア/ウィーンで実施されているいわゆる闘犬クラスの犬種を飼う人の免許制度。
来月から1ヶ月ほど視察?に行ってきます。
私ではなくHさん。
で、レオンベルガーとチワワがその間カフェで暮らすことになりますので皆様よろしく。
 

ムサシ、ありがとう。そして安らかに 2010年09月19日(日)

  「いやぁ、ムサシの気性が荒くなったのか、よほど痛かったのか、病院で体温計を肛門に入れられただけで怒りだしたんですよ。そんなことする犬じゃないのに。」
いつもダンディないでたちのフレンチブル/ムサシの飼い主Kさんがそう言ってカフェに来られたのが2週間前だったろうか。

その他にもムサシの体調のことやら心配なことがあったようなので「ゆっくり相談されたいのならI先生の所に行ってみたら」と私は話した。
「その先生、腕はいいの?」とKさん。
ムサシ命のKさんはその時点では流すように問い返されたように感じた。
「まだ若いから腕がいいと言えるだけの評価はできないんでしょうが、ちゃんと話を聞いてじっくり説明してくれると評判はとてもいいですよ。」と私は率直に言って、8年前にI先生と知り合ってからのエピソードも付け加えた。

先週「I先生でしたよね。」と念を押すような電話があった。
「そうですよ」と私は気さくに答えたが、その時あの元気なムサシが深刻な状態に陥っているとはこれっぽっちも考えなかった。

そして今日
「長崎さん、せっかく紹介してくださったのにムサシちゃんが亡くなりました」と沈んだ声のI先生から電話があった。
「えっ!!」私は絶句した。

あの元気なムサシがいつの間に死に至る病気になったのかさえ想像できなかったし、なにより本当にムサシにぞっこんのKさんのことが心配で心配でたまらなくなった。

私も取り乱していたから先生の話を正確には覚えていないが、発作が起きるムサシの検査をしたところ既に重い脳症であることが分かったという。
告知した段階でKさんは大泣きされたらしい。
だが一晩を経て「Kさんは立派に冷静に振る舞われてました」とI先生。
その言葉に少しは安堵したものの、自宅に戻ったKさんの悲しみと苦悩を思うといたたまれない。
そしてムサシの死である。

Kさんたちには、どんな慰めの言葉も聞きたくない時間が今流れていることであろう。
今夜はただ静かにご冥福をお祈りする。
そして、『ムサシ、ありがとう。』と、添えてなお辛い。
 

たぶん今年最後のキャンプ 2010年09月18日(土)

  カフェの定休日にお泊り犬がいなかったり気候がよかったり特別な用事がないときなどにはあちこちに出かけることが多く、そんな時にいろんなわんこや飼い主と出会う機会がある。

そして思う。

カフェのお客さんなら
・吠える愛犬を放置することはないのに…
・他人に対しておかしな行動をしていることがあれば、それが“おかしい!”と、すぐに気づき愛犬を制御するはずなのに…
・なにより、普通に愛犬との同伴を求め、その結果による周囲への不都合がないよう配慮することが習慣になっているはずだ。

だけどねぇ…
出先ではいいわんこと出会うのに飼い主の配慮がイマイチなんですよねぇ。

キャンピングカーの中で吠えるゴールデンがいるのに、それを制することなく黙々とタープを設営する飼い主がいたり、愛想がいいのに吠えまくる愛犬を前にニコニコする飼い主もいる。
惜しいんだよなぁ。

そんな一昨日、定休日だったから今シーズン最後のキャンプに出かけることにした。
ゴールデンのあんこがお泊りだったけど、『あんこなら同伴させて大丈夫』と支笏湖に出かけると、生憎の雨。
すぐにいつもの洞爺湖の観光協会に問い合わせると『晴れてますよ』との返事があり、目的地を変更した。

結果は大正解。
秋の訪れの中でとっても快適な二日間を過ごすことができた。
アモとあんこは楽しく泳ぎ、私とKは秋の空気に囲まれて休日を過ごした。
数キロの水辺をノーリードで散歩し、帰路は一般道路を歩くルールを教えるとすぐに理解してのんびりとテントへと向かった。

いつものように宵の口の10時に寝袋を被る頃にはアモとあんこは隣で静かな寝息を立てていた。
何と言っても暑さから解放されたのがたまらなかった。

もう既に今年の秋は素晴らしい時間が流れている。
そんな中でいい休日が過ごせたことが嬉しい。
 

紀夫さんの1周忌に 2010年09月15日(水)

  今日は故佐々木紀夫さんの1周忌。

あの日盲導犬ユーザーのYさんから一報を受けたときは本当に驚いた。
病気で入院していたのは知っていたが、お見舞いに行くほどのことではないと思っていたから。

「1年過ぎればもっと気持ちが落ち着くかと思ってたけど全然だもんね」
奥さんはしんみり言う。
「ひとりで寂しくない?」と尋ねると
「いや、気楽にやってるよ。グリーン(紀夫さんの盲導犬)がいるし、お父さんもまだ家にいるみたい」
「グリーンは幾つになった?」
「もう11歳だけど元気で毎日散歩している。高速の上の道辺りまで歩くけどカフェまではもっと遠いの?」

『カフェまではもっと遠いの?』の言葉にドキッとした。
紀夫さんが生きてた時はボランティアの車でカフェにも時々訪ねていたし、死んだ眞知子がその手配を頻繁にしていた。
二人がいなくなったら視覚に障害がある奥さんはそう簡単には出かけられない。

きっと紀夫さんと眞知子が『奥さんのことちょっとは頼むよ』と言ったような気がした。

1周忌も過ぎたし、これからはたまにカフェにご招待することにしよう。
もちろん私が送迎して。
 

いろいろあって根深いけど…私は主張し続ける 2010年09月12日(日)

  前回のこの欄で
『素人考えで実践しようとしても無駄ですよ。詳しく知りたいならカフェでプロのアドバイスを受けてください』と書いたら、早速今日のカフェに吠え立てるトイプー2匹の飼い主がやって来た。

どんなに吠えるわんこがやって来ても最近の私は辛抱強くなって、っていうか、耳を塞ぐようにしてその場からいなくなり、飼い主からの相談がない限り相手にしないようにしている。
他犬に危害を及ぼすようなら放置することもできないから対処するけど、その様なわんこの飼い主は必ず事前に申し出てくれるから却って安心なのだ。

凶暴ほどではないが吠えるわんこの方が手がかかり、その飼い主は大別して4種類ある。
1.『吠えて困ってるんです』と率直に相談される飼い主
2.相談したいのに躊躇している飼い主
3.自分なりにその都度言い聞かせて対応する飼い主
4.無頓着なら最悪だけどまだマシで、こちらが苦言を呈すれば咬みついてくる論外な飼い主

勿論4の飼い主が最低。
ドッグカフェは当然ながら、わんこと泊まれる宿やわんこも受け入れようとする寛大なお店からも犬たちを排除するきっかけとなる諸悪の根源だ。共に暮らしている犬が可哀想。

3の飼い主がごく一般的で、『きっと愛犬が年を取って穏やかに変化するまで同じ対処をするんだろうな』と微笑ましく気の毒に思う。

2の飼い主には『あなたの決断のなさが問題を長引かせ根深いものにさせているのですよ!シャキッとしなさい!』と励ましたくなる。

今日カフェを訪ねてくれたトイプーの飼い主は1。
『ブログ読んで来ました。吠えて困ってるんですぅ。どうすればいいんでしょう?』と屈託がない。

そんな飼い主には『諸悪の根源があなたにあることをお見せしましょう』
ちょこちょこっとコントロールした後で『どうですか?これがあなたの犬たちです。』と言って、とてもジェントルに変化し、穏やかなエネルギーに包まれた愛犬の姿を披露した。

何時間もその飼い主はカフェで穏やかでいる愛犬と共に過ごしていた。

おかしなエネルギーを発する犬は周囲の犬たちを不安に陥れる。
でも穏やかなエネルギーを発するカフェの犬たちが“おかしなエネルギー”を発する犬を取り込んでしまうとその犬は穏やかになる。
そのあたりを感じ取れる飼い主であって欲しい。

犬は吠えるでしょう、いたずらもするでしょう、飛びつくし噛むこともあるでしょう。
それはあなたが犬のエネルギーをただ感じ、圧倒されているからであって、あなた自身がエネルギーを発しておらず、どんなエネルギーを発すればいいのかすら分かっていないからだ。

あなたがどう暮らしたいかが大切であり、目の前の愛犬はあなたの作品なのですぞ。
飼い主としての責任と自覚をしっかり持っていただきたい。

付け加えるならば、このような飼い主の苦悩すら顧みず、無謀な繁殖とペットショップでの陳列販売を継続して、狂った精神状態の犬を販売を継続している“業界”とそれを黙認している社会・行政への反発があることをご理解いただければありがたい。

それでも、あなたと暮らす愛犬がいる。
悔しいけれど困ったときは『困ってるんですぅ』と駆け込んできていただきたい。
社会はちょっとずつ変えていけると今でも信じているものですから…。
 

制御とはテンションをコントロールすること 2010年09月08日(水)

  とりわけ小型犬に多いようだが、あなたの愛犬が散歩中に人や他犬を見て吠えるようなら、それはあなたが悪い。
あなたが吠えるのを許可し奨励しているのだ。

『ダメ!』と叱ったり、口を押さえたり、抱きかかえたり、リードを引っ張ったりしていたとしても、あなたが悪い。

あなたの行為は愛犬を勇気付け、火に油を注ぎ、より強く吠える行為を助長しているだけなのだ。

とりわけ小型犬に多いと書いたのは、『小さいから許される』という甘えと『大げさに叱るのは小さいのに可哀想』という身勝手な意識を飼い主が持ちやすいから。
小さくても犬は犬、シェパードやドーベルマンが吠え掛かっているのと何ら変わりはないはずなのに。

吠えている犬は実に大きなエネルギーを発している。
それに対し、その飼い主は何のエネルギーもない『ダメよ』で言い聞かせようとし、口を押さえては飼い犬に噛まれる不安を感じ、抱きかかえることで吠える勇気を与え、リードを引いて反発力を高めているに過ぎない。

犬が吠える・引っ張る・飛びつく・勝手な動きをする…それらの行為すべてを私は『テンションが上がった状態』と捉えている。
テンションには上がり具合というか段階が必ずある。
低いレベルからハイテンションまで様々である。
そしてそれぞれの段階で犬が発するエネルギーの強さも変化している。

愛犬を制御するというのは、テンションのレベルつまりエネルギーの発散度合いに応じて、それを下げるアクションを起こし、確実に下がった(飼い主が下げた)状態を確認し、冷静にさせた犬に『私の意図が分かるか?』と目力(犬が発していた以上のエネルギー)を示すことである。

この状態に導くまで一切の言葉は不要であり、叱るという行為も必要ない。
言葉で叱って治るのなら、日本中に“いい子”が溢れているはずだ。

言葉(指示)というのは飼い主が愛犬のテンションをコントロールできるようになって初めて有効となる。

愛犬の振る舞いを自らのエネルギー(毅然とした振る舞い)によって包み込むことは、犬に心理的な安定をもたらし、俗に言うリーダー(従うべき存在)として一目置かれるということに繋がる。

素人考えで実践しようとしても無駄ですよ。
詳しく知りたいならカフェでプロのアドバイスを受けてください。
 

爽快! 2010年09月07日(火)

  今夕の散歩、最高!
どんな動きをしても汗ばむことないし肌は常にサラサラだ。
爽やかな風が吹き抜け『気持ちいいね』と我が家の愛犬アモが何度も振り返る。
何ヶ月ぶりかの爽快な散歩が楽しめた。

明日の天気は晴れ一色。
なのに最低気温が16度で最高気温が23度!
なんて素晴らしい明日が待っているんだろう!

猛暑に苦しむ地域の皆様、私どもは一足先に秋を楽しませていただきますが、『もう少しの辛抱です』、何とか凌いでください。
きっと爽やかな秋はすぐそこですよ。

さて、今日のレッスンは4ヶ月のゴールデン。
2回目であるが、飼い主さん同行のレッスンを行った。
理由というかその目的は『この1年が大切なわけ』を知っていただき、『飼い主として何をすべきか』を実地の中で感じて欲しかったからだ。

恐らく目的は達成できたし長崎マジックをお見せすることもできたはずだ。
夫婦同伴であったからその理解はより深まったことだろう。

私のレッスンは、テレビに出られるような芸を教えるわけでもないし、基本的な服従訓練をするわけでもない。
ただただ、飼い主と平穏な生活ができることと、何処へ連れて行っても誰にも迷惑をかけず、みんなから好かれる愛犬育てに主眼を置いている。

その飼い主がカフェに通われることで、飼い主としてのマナーも身につけてくださる。
鉄壁なのだ。

今日のレッスンで、また素晴らしい愛犬仲間が増えたことを願う。

『6ヶ月を過ぎた頃に去勢ですね』と、私がかけた言葉にご主人の顔がこわばった。
気持ちはよく分かる。
健康で無垢な愛犬に麻酔をかけメスを入れることは、オスの人間としてそう簡単には受け入れられない感情だろう。
まあそんなとこから出発するのも悪くない。

ともあれ爽快であることは素晴らしいよね。
 

中年の星 2010年09月04日(土)

  プロ野球中日ドラゴンズの山本投手が45歳という年齢で完封勝利をあげたというニュースを見た。
凄いことだと思う。
怪我や故障を克服し、日々節制し、やるべきことに照準を合わせて肉体の衰えを巧みな老獪さでカバーし完封勝利を手にした。
まさに中年の星である。

目を転じて我が家の愛犬アモ。
9歳4ヶ月にしてなお草原を駆け巡り一日中でもボールを追って泳ぎまくる休日を過ごしてきた。

4歳で両後肢靭帯断裂のため手術を受けたにも関わらず、以後リハビリに努めて運動機能を回復。
普段はカフェで無駄な体力を使うことなく節制して(寝てばかり)いるが、いざ休日となればラブの血が騒ぎ、身を粉にして走り泳ぐ。

これまでは身体を省みることなく遊ぶので、ぼろぼろになった足腰の回復に1週間ほど要した。
が、今回は違った。

駆ける喜び・泳ぐ心地よさ・ボールを追う楽しさを確かめるように感じながら、芝の上でごろんごろんと転げまわる時間が増えた。
一日中でも遊びまわることに変わりはないのだが、がむしゃらではなく老練な姿が印象的であった。

いつもなら帰宅後には足を引きずりながらトイレに出るのがやっとの状態なのに今回はへっちゃら。
今日のカフェでも何事もなかったようにお客様を迎えていた。

アモの完封勝利!中年犬の星である。
ひょっとしたら来年もやれそうな…
 

♪言い訳ばかりの毎日にさよならしたいね今日限り♪ 2010年08月29日(日)

  カフェの夏休みは火曜日からなのに、この欄はもう2週間ちかく休んでしまった。

3日目…そろそろ書かなきゃな
5日目…やばいぞ、ちゃんと書かないと
7日目以降…まあ、いいっか。
あとはずるずるで、子供の頃の夏休みの宿題みたいな感じだった。
ただ、ひとつ言い訳をするなら、『書くったって何を書くのよ!いつまでもいつまでも蒸し風呂みたいな夏が続いてるっていうのに。愚痴以外に書けるわけないじゃん!それならやめたほうがマシってものよ。』

でも、そんな日々なのにカフェに足を運んでくださってる皆様を思い起こし、なんとかカフェの夏休みまでには一回書いとこうと奮起した次第である。(バレバレ?)

ところで、2週間も溜め込んでいたから書くことが一杯あるって勘違いされてるかも知れないがそれは断じて大きな間違い。
私の休みはいつも、充電ではなく放電である。
だから2週間も書かなきゃ頭にはそれなりの空きができた状態なのだ。

つまり、過去のある部分は消去され今から吸収の余地が生まれる。

・明日は4ヶ月のゴールデン/デュークのレッスンがある。ちゃんと通ってさえくれれば同じくゴールデンのムーやエクルみたいに暮らしやすい家庭犬に育ってくれるはずだ。

・アトピーだかアレルギーだか知らないが、ダルメシアンのビート・ラブのさくらや奈津子・柴犬の宗一郎・Aコッカーのチャーミー・トイプーのベルなど本当にたくさんの犬たちと飼い主が苦しんでいる。
治療法に苦慮している獣医師もたくさんおられようが、フードメーカーの担当者はその原因を少なからず把握しているはずだ。
確かではないにしても『怪しい』くらいの内部告発を望みたい。
また、『うちの犬たちはこのフードで健康に育っている』と何世代にもわたる繁殖を繰り返しているブリーダーには、劣悪だったり仮に高品質であったとしても同じドッグフードを使い続けることの弊害について真剣に考えていただきたい。

・獣医さん。かゆみは止まってもその薬を飲むと猛烈な下痢をし続ける薬しかないのですか?
愛犬は勿論、共に暮らし世話をする家族のためにもなんとか頑張っていい薬や対処方を研究してください。
みんなが応援し願っています。

最後に飼い主の皆さん
あなたの愛犬は家庭犬として問題なく暮らしていますか?
私の見立てでは、8割くらいの愛犬が『暮らしやすい家庭犬』としての稟性に問題はないのに、9割以上の飼い主に『暮らしにくく不健康にする』何らかの問題点があると認識しています。

変えるべきは“犬”の場合もあるけど、ほとんどが“人”であるという私の考えに少しは思いを馳せていただければ嬉しく思うし、どうかそのようにカフェを活用してください。
あなたが本気と感じたなら私は辛口の意見をズバズバと言うかも知れません。
勿論私は愛犬との暮らしの多様性をいつも見ております。

私には2週間分の空白を受け入れるスペースができております。
 


- Web Diary ver 1.26 -