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今夜は過激なテーマである。 えー!そんな問題に踏み込んでもいいの? なんちゃない。 酔った勢いというのも時々あるものだ。
犬の専門家といわれる人間たちが踏み込まないか、あるいは語っているように見せながらも曖昧に片付け、多くの場合『叩いてはならない』と論理のすり替えをして結論付けるテーマについて今夜は書いてみようと思う。
ここでいう『叩く』とは“リードなどによるショック以外で、人からの直接的な犬の肉体への働きかけ”と一応定義しよう。 具体的には ・手で叩くあるいは払いのけること ・道具を用いて直接的に手を下すこと ・鷲掴みするように皮膚をつかむこと、振り回すこと ・蹴飛ばすこと まあ、そんなところをご想像いただき ・手で口を押さえる ・リードでぶら下げる A.リモコンを使って電圧ショックを加える B.有刺鉄線のような首輪であるスパイクチェーンを使う などの範疇の物は含まないこととしよう。
私の答えは、叩くことも張り倒すことも場合によっては殺処分することすらを含めて『あり』なのだが、上記AおよびBなどは否定するという立場だ。
例1. ・おすわりをしない ・マテと命令したのに動く(総称して『いうことを聞かない』) ・いつも吠えたり引っ張ったり飛びついたり咬みついたりする
これらについては叩くのを否定する。 何故なら、どうでもいいことが含まれているし、きっとちゃんと教えられていないのだろうから。
例2. ・食卓に手をかけて人の物を食べようとする ・我を忘れて興奮している ・既に充分分かっているのに指示を無視する
これらについて私は躊躇することなく払いのけぶっ飛ばす
例3. ・高齢者や身体の自由が利かない障害者が飼い主である場合 ・飼い主が女性や子供であるから甘く見られている場合
だからと言って電圧ショックやスパイクチェーンを用いてはならない。 高齢者などの場合はプロによって完全に訓練されるべきであり、弱い女性子供の場合は犬を通じて自らが強くなるべきであると考える。
例4. ・落ち度無い人間や他犬を咬むのが常習化し、狂気を感じることすらある犬 ・明らかに異常な犬
これらについては、どんなに叩こうがいわゆる体罰で制しても効果は低い。また例えば農家や牧場に引き取ってもらって外飼いし、一生を終える犬を何度も見てきたが、決していいことではない。 仮にそれで両者がうまくいったのなら最初の見立てが誤っていて、その犬はまともな犬だったというだけのことである。 狂気の犬を育てる労力はよほどの篤志家に任せ、処分を待つ管理センターにいる多くの“まともな犬”を救う方がよいと思う。 庭に咲いた花は可愛いし、自分で水をやったのならなおさらだろう。 残念なのは犬の血筋にある狂ったほどの状況を飼い主自ら助長しながら育てていることに気づかず、いよいよになって『困り果てる』現実である。
ちゃんと育てれば多くの方が想像する『叩く』(心理的に罪悪と感じる)ような行為は必要なく、自信を持って叩くか小言を言うことが時たまある、というのが私の意見である。
どこかの大臣みたいにもうろう会見になりそうなので、ここらで終えるが、これってきっと『曖昧』な部類になるんですよね。 ちょっとはみ出したつもりだけど…
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