From the North Country

開発現場の声 2008年05月12日(月)

  今日もまたカフェ周辺の樹木が次々に伐採され、すっかりただの住宅街になってしまった。
かろうじてフェンス際に残るニセアカシアはまるでオバQの三本の毛みたいで心もとない。
いや、禿げは禿なりの魅力があるし何より外見で判断すること自体ナンセンスと言っておかないと常連客の父さんたちから猛烈な抗議を受けかねないし、周辺環境をオバQの頭に例えさらに飛躍したのがそもそもよくない…言い訳が言い訳を呼んで深みにハマってしまいそう。
とにかく木々は切り倒された。

確かに人や物事を外見で判断すると後悔することが多いけど、環境においては外見の果たす役割は多く、とりわけ商環境においては外ヅラが生命線となる場合がある。
ドッグカフェもそのひとつで環境がいいだけで訪れる方の印象も随分と変わってしまうのは私自身経験済みだ。

これからのカフェは中身だけで勝負しなければならないみたいで負担だし、何よりカフェは私たちの生活の場だから野鳥の止まり木であったようなしょぼい樹木でも無くなるのは寂しいものがある。
所有者による樹木の伐採など今の時代には誰しも抵抗できない状況であり、業者も法的根拠の裏づけを持っているし、私たちにはナショナルトラストの力や気力もない。
マイナス思考にはまり込むのには随分と容易な状況が整ってしまったようだ。

ところが、こんな時には目力ではなく雌力という女の生命力が活気を見せることを私は過去の人生経験において知っている。
ドッグカフェナガサキの中に一人しかいない男に代わってKを初めとした女性たちが様々な構想をぶち上げる日が近そうな気がしている。
私のできることは、せめて彼女たちが口にするアイデアに戸惑うことなく実行する方法を考えるだけである。

何故だか定かではないけど、私の根底にある考えは『政治は女に任せてみろ』というもので、その理由の筆頭が『少なくとも戦争と飢え死にする子供たちが減るから』と潜在的な声に同調している面がある。

結局、借景に過ぎなかった環境面の価値を失ったカフェではあるが、“暮らしやすい家庭犬”を追及する姿勢は今後も変わることなく継続していきたいと思い、願っている。

外見的には様々な変化があるけれど、今後ともドッグカフェナガサキをよろしく。
 

母の日に 2008年05月11日(日)

  母の日の今日にあわせニセコ/ルヒエルのジェラートを送っておいた。
夕方電話を入れると母の面倒を見ていてくれている姉がお礼を言ってくれたが頭が下がるのは私のほうである。
老いて痴呆症が進み、一時はどうなるかと心配していたのに姉のおかげでここ数年は安定し健康状態も良好のようだ。

「史明です」
「ああ史ね。あんたどうしよっと?」と九州を離れ50年近く経っても博多弁が抜けない母。
「札幌で元気にしてるよ。」
「札幌におるとね?」
毎回同じ会話ながら、母は『史って誰やったかいね』と内心思っているだろうし、私は『声はしっかりしているから健康そうだ』と安心する。
「兄貴は遊びに来たりしてる?」と記憶が複雑になるような問いかけをすると「由美ちゃんに代わるわ」と姉に電話を代わり、頭の中に不協和が生じないようにするなど抜け目もない。
60代の頃にはあれほど痛がっていた膝も80半ばにして「どこも痛とうない」らしい。

10年前に逝った父には『よくそんな昔のことまで引き合いに出して』と呆れるほど毎日のように小言や憎まれ口を叩いていた母なのにその相手がいなくなるや痴呆が表れるのだから人間というのは分からないものだ。
おかげでオヤジは早死にしたというのに…
まあお互いいい潮時だったのだろうが、今日の母の日に親父のことを思い出し、母が元気なうちに昔話をしながら肩でも揉んであげたいという気持ちになった。
父の日ではこうはいかない。
 

行ってきました、洞爺湖一周。 2008年05月09日(金)

  我が家の愛犬アモが盲導犬候補生として産まれ、生後50日前後から暮らし始めたパピーウォーカーの矢内家。
これまでに何度もこの欄に書いてきた眞知子の家だ。
毎年育て続けた仔犬たちと共に眞知子の娘も成長し、次女の友ちゃんは洞爺町に嫁いだ。
生前から“自慢の息子”誕生にうきうきしていたが、10月に孫が出来ることを霊前に報告したら何と言って喜ぶだろう?
眞知子、お前もついに婆さんだぞ!

「友ちゃんに会いに行くよ」
アモはその言葉にワクワクしながら札幌を出発した。
洞爺湖で久しぶりのひと泳ぎの後に訪ねた家の前で友ちゃんはアモを出迎えてくれた。
アモは大喜びしたが友ちゃんのお腹に何かを感じてか飛びつきや体当たりは自重し擦り付けるように懐かしがっていた。

そんなスタートで定休日の洞爺湖を家族三人で楽しんできた。
宿の駐車場に車を停めるなりさっそくスタッフの方からお出迎えを受け手荷物をお預けし、案内された部屋にチェックイン。
まっとうな愛犬家にお勧めの宿をゲット。
Fさんの情報は正しかった。
ただし部屋までの距離が長いので、マーキングなどみっともないことをするような犬と無頓着な飼い主には絶対教えたくない。

そんないい宿だったが二日前からひきはじめた風邪が一気に爆裂し、悪寒は走るは咳とくしゃみで鼻声になりゴミ箱はティッシュで一杯になった。
それでも経験豊かな私は今ではコンビニで売っている風邪薬と栄養剤を飲んで源泉かけ流しの温泉にゆっくり浸かって急場を凌ぎ、毎夜打ち上げられる洞爺湖の花火を湖畔で眺めた。
湖畔を望むホテルのテラスからはいろんな国の感嘆の声が聞こえていた。

明けて今日は結構な寒さだったが、アモには『そんなの関係ねえ』というわけで、晴天でもあり洞爺湖寒中遊泳がしばらく続いた。
誰もいない浜。
遠浅で綺麗な水がどこまでも続いている。
駐車場とトイレがあり、水洗いと乾燥が出来るスペースまで揃っている。
北海道っていいな。

私の風邪はまだ続きそうだが『そんなの関係ねえ』というアモと同じように、楽しいことには全く影響せずに過ごせた。
子は親に似る。
10月に生まれる友ちゃんの子供が眞知子みたいだったらどうしよう?っとこの時ばかりは再び震えが走った。
 

定休日も仕事に励む我が家 2008年05月07日(水)

  GWが終わって天候も回復し今日はいつものお客様でいつものカフェに戻った。

お泊り犬がいなくなってから我が家の愛犬アモにくつろぎの様子がありありとしていて彼なりに気を使ってくれたのだなと改めて思った。
夕べはいつものKの部屋ではなく誰もいなくなった居間のベッドで長くなって一夜を過ごし、散歩コースはこれまでの我慢から解放されたことを確認するようにお泊り犬とは絶対行かないコースへ行きたがった。
「ご苦労さんだったね」と里塚温泉のお土産の若鶏半身揚げをトッピングしてあげると『美味かったぁ』とばかりに食後は顔をクッションに擦りつけ満足感を全身で表してくれた。

いよいよこれからが我が家の春である。
時間を見つけては三人で出かけようと意欲満々だ。
この欄をお読みの方は『あんたたちはいつもいろんなとこへ出かけてるじゃん』と思われるかも知れないが、まだまだ満足はしとりません。

アモの足が手術によって回復した昨年からキャンプを始め水遊びを再開し、冬には冬の遊び場を見つけてようやく一年を通じての遊びパターンが見つかったところなのだから本番はこれからである。

昨日コーギーのももちゃんとFさん夫妻が「洞爺湖のワンちゃんと泊まれる温泉旅館に行ってきました。とても親切なお宿で楽しかったです。大型犬もいいそうですよ。」とそこからの帰宅途中にお土産とパンフレットを持ってカフェに立ち寄ってくれた。

すぐに私が予約の電話を入れるとKは大喜びしていた。
カフェをやっているとお客様への情報提供も仕事のひとつだから、実際に行って確かめるというのも業務の一環だ。
せっかくの定休日だけどぉ、
まあ、仕事も大事だしぃ、
仕方ないからこの温泉旅館に泊まってみることにしよう。
洞爺湖周辺のスポットも念入りに視察したほうが仕事ととしては有益だから、カフェの定休日なのにあんまり気は進まないけど、仕事だからぁ、しっかり見てこようと思う。

こんな調子じゃサミット警戒中の公安に怪しまれるかも…
 

今夜の話はなかったことに… 2008年05月05日(月)

  若いカップルで犬を飼い始めた方の来店が目に付くようになってきた。
そんなカップルはとにかく男性が優しい。
変な言い方だが仔犬への接し方に優しさを感じ、奥さんに対して思いやりと従順さが滲み出ている。
順位的には奥さん・犬・男性のように見えがちだが、だからといってなよなよした男性たちではないのに感心させられる。

今でも芸能人なんかは『うちの嫁』という表現をテレビなんかでよくしているが、その言葉は私のような年代の者には『嫁いできたからには○○家の一員』というような古臭い意図の臭いがし、女性に対して従属を求め、男には支配的な意識が感じられて不愉快な響きがある。

その点において前述のような男性は古い時代においては弱々しいと捉えられるかもしれないが、私には不思議な魅力が感じられ、この先二人はどんな関係を築きあげるのか興味深いものがある。
男性の中の、労を厭わぬ献身さと思いやりが懐の深さに通じているように感じられるからだ。

先日、後期中年夫婦?が来店されたがメニューを興味深く見ておられた奥さんの同意も得ることなく「パスタふたつ」とご主人が注文された。
「え?奥様は?」と顔を向けると諦め顔でメニューを閉じられた。
その顔には『こういう人なんですよ。うちの主人は』という何とも言えない表情が走っていた。

こんなこと書いちゃダメですよね。
気品があり穏やかな奥様だったので顔は忘れてしまったけど印象に残ってしまいました。
ひょっとして犬がかすがい?
だから書いちゃダメだって!

若いカップルたちの将来に幸多かれと願う。
 

お泊り犬 2008年05月03日(土)

  5年前の私なら小型お泊り犬は居間にあるハウスに入れ、その中でもいい子にできるように教えていた。
5年経った今、小型お泊り犬はドアが開放されたハウスのそばに係留されてリードの範囲内でどこで寝ようが自由となっているのに、ほぼすべてがハウスで横になり目が覚めたり退屈したら背伸びをしながらハウスから出てきて気分を紛らわせ、またハウスに戻るというパターンが定着している。

そのような待遇でお預かりするようになった幾つもの理由がそこにはある。
1.小型犬の排泄傾向が分かったから
2.未去勢でマーキングするようなお泊り犬は滅多におらず、いたとしても対処法が決まったから
3.犬たちが不満を漏らさずくつろいで生活しているから
4.係留しておかないとお泊り時の排泄ミスは明らかだし、盗み食いや細々したことで叱らなければならないことが明白だから
5.この方法でも夜中や朝方もスヤスヤ寝てるし、朝の排泄に出すまで滅多にペットシートにシッコをしている子はいないから

今もMシュナウザーのりんちゃんはリードに繋がれた中で私の膝で寝ており、Mダックスのモカ・モナカは外で寝ればいいのに二人でハウスの中で丸くなっている。
ラブクラスになるとハウスではなくお昼寝布団かタオルケットの上でひっくり返っている。

仮に複数のお泊り犬がいれば、周囲の犬がくつろいでいるのを見てお互いがリラックスするという相乗効果もあるようだ。
私が寝るのはすぐ隣の部屋だから、居間の電気を消されてちょっと不安になった犬も、私がベッドに横になる音やそこであくびをしたりムニャムニャ言いながら寝付く意図的な振る舞いに自宅と変わらない雰囲気を感じて安心し、一日の疲れも加わって眠りに落ちてしまうようだ。
朝起きた時には犬たちの方が眠そうな顔をしている。

今夜もそんな夜を迎えている。
ペットショップに預けた時は吠え続けて声を枯らし、檻に擦りつけた鼻先からは出血し、精神不安で下痢が続いて結果的に宿泊代より治療費の方が高くついたという話は日常茶飯である。

私どもは犬を甘やかすつもりも厳しくしつけるつもりもない。
家族がいない日々でもいつもよりちょっと背筋を伸ばせば普通に暮らせる世界を提供しているだけである。

GW終了まであと3日。
いろいろ気を使うのはお泊り犬たちだけではない。
『お互い様』の精神で頑張ろうぜ!
 

GWの中休みに 2008年05月02日(金)

  GW中に二日間の定休日が挟まれていてラッキーだった。
一昨日の営業終了後は里塚温泉で入念に身体のメンテナンスを行い、昨日は平岡公園の見事な梅林をKとアモの三人で散策し、祭り屋台の昼食それに恒例の梅ソフトをご馳走になってきた。
最高気温が27度で沖縄より高いなんて報道されていたが、全然そんなことはなく花曇りの爽やかな午後で平日にもかかわらずたくさんの方々が訪れていた。
ワンちゃん連れも多く、それだけに期間中屋台周辺の芝生への犬の立ち入りは制限されているものの、少し離れた傾斜地でシートを敷いてくつろぐ姿が何件も見られた。

散策途中で人ごみに混じり障害者施設の人たちが前方から歩いて来られたのだが、その中の一人が誰かの犬を見て怖がり大声を上げていた。
私たちはどうすることもできず、彼女に不安を与えないようにただ立ち止まってじっとしていた。

正直な子なんだろうと思った。

大勢の花見客の中には犬嫌いや怖くて仕方のない方々もおられたであろう。
『せっかくの花見なのに犬の恐怖を感じながらじゃ楽しみも半減ね』と内心思っておられただろう。
それでもその人たちは社会の一員として“マナー違反も犯してない犬の飼い主”に文句ひとつ言わず耐えてくれていたはずである。
だが、彼女は正直に自分の感情を表していた。
障害が抑制を超えさせたのだろうが“素直な叫び”であることは間違いのないことだ。

だから我々犬と暮らす者は、社会と関わる時に“声なき声”に配慮し犬をしつけマナーを知り、願わくばその配慮が相手に通じることを願い、なおかつ恐怖を感じる人々がいることを知って振舞わなければならないのだ。

ほんでもって定休日二日目の今日はアモと二人で原始林へ出かけてきた。
事前にシダースプレーをしてダニ対策もバッチリ。
ウグイスが鳴きエゾエンゴサクが咲き、ブヨにつきまとわれ熊笹が起立し野草が生長して森林の見通しが利かなくなり春と夏が混ざったような気温の中での散策だった。
冬の方が大変だったけど私とアモには向いていたかも知れない。

さて明日からGW本番となり気合を入れなおさなければならない。
お泊り犬もいるし、初めてカフェを訪ねて来られるわんこもいるだろう。
皆さん、我々に落ち度があってもよろしくです。
常連の方はガーデンに出てビックリするかもしれない。
正面東側の白樺が切り倒されて花粉症の方には朗報だが、まるで露天風呂の脱衣所が見通しの良い状態になっているようで複雑ですぞ。
 

ひょっとしたら私はバクテリア? 2008年04月29日(火)

  トップ画面でもお知らせしたようにカフェは5月18日(日)はAsamiちゃんの結婚式のため午後3時までの営業とし、28日(水)は臨時休業とさせていただきます。

GWなのに連休が続かずありがたみが伴わない前半は普段と変わりないそこそこの営業が続いている。
明日一日頑張れば木金のカフェは定休日でお休み。
GWだけど祝祭日ではない木金はしっかり休ませていただきますのでお間違い無きよう。

明日からは天気が回復し気温もぐっと上がるそうなので定休日にはガーデンでバーベキューでもしながらのんびり過ごそうと思っている。

そのガーデンに撒かれてあるゼオライトのことを先日書いたが、さっそくお買い求めに来られる方がおられてビックリした。
「外の芝生を犬のオシッコで枯らしたくないし、臭いも発生させたくないから」という理由だった。

実際、ゼオライトだけで全く臭いがしなくなるものだが、用心深い私はさらに手を打っている。
それが特殊なバクテリアである。
過去にもこの欄で紹介したが化学薬品に頼りたくない私にピッタリのバクテリアがちゃんとあるのだ。

犬のオシッコやウンチの痕跡を食べ尽くし、しかも生体には無害どころか、飲むことで健康にも良いとされる優れもので、私も数年前に数週間飲み続けて安全性を身をもって確認している。
ゼオライトは多孔質な天然鉱石だからその隙間にこのバクテリアが住み着くと、効果がさらに持続すると考えているのだ。
このバクテリアだけをテストケースとして以前に販売したことがあるが、排泄場所の臭いが気にならないことも実証済みである。

ただ値段が高いのと長期保存の方法やその自信が持てないのが課題となっていた。
だが、カフェの顧客とはありがたいものである。
常連客の中にはそれぞれに特殊な知識や経験それに技術を持っておられる方がちゃんといるのだ。
電気を専門とする方もいれば市販のロープで犬のおもちゃを手作りする趣味をお持ちの方もおられるし、パソコンならお任せの方や、草花・家庭菜園で頼れる方もおられる。
そして勿論水質検査やバクテリアに関する仕事をしている方もいて、2年前から私が保存していたバクテリアが
・今なお生存しているのか
・その活性と効果はどうなのか
・培養する方法はあるのか
を恐縮しながら調べてもらったら、
「仕事に関係のないことって、どうしてこんなに楽しいんでしょうね」
と、裏仕事に励んでくださっている。

良い結果が出たら自信を持って紹介できるだろう。
何しろ犬仲間が利害抜きで検証してくれているのだし、ハッキリしなければさらに研究を重ねるか排除すればいいのだ。

カフェに初めてご来店いただいた方には“お客様カード”に愛犬のプロフィールを書いていただいているのだが、飼い主の特技と趣味を付け加えれば最強のカフェが実現するかもしれない…
 

ゼオライト 2008年04月27日(日)

  天気予報によると明日の富良野地方では雪が舞うらしい。
強い風と冷たい雨が時折降る一日だった。

さて、最近カフェのガーデンを気に入ってくださる方が多く「ここに撒かれている白い石は何ですか?」との質問をよく受けるようになった。

ガーデンを覆っているのはゼオライトという天然鉱石で、広範囲の用途で土壌改良に用いられ農作物の収量を増やすのに役立ったり、動物の糞尿を吸着して臭いの発生を抑制したりと優れものの鉱石である。
この他にも家の床に敷き詰めれば湿度調整やシロアリの進入を抑制し、冷蔵庫に入れれば活性炭代わりの効果を上げるし、食べると下痢止めにもなる安全でお役立ちの代物である。

カフェの開設当初はガーデンの緑化計画を立てて、緑の草に覆われ、犬の糞尿にも枯れることのないガーデン造成を実行していた。
だが6ヶ月かけて育てた緑が駆け回る犬たちのパワーであっという間に掘り返され、雨が降るとぬかるみになってしまう現実を前に方針転換を余儀なくされた。

過去に知識のあったゼオライトのことを思いついたのはその頃で、販売業者をネットで探し、ガーデンの広さに必要な量を教えてもらい、値段交渉を続けて導入に踏み切った。
当初1袋20キロが定価3000円でガーデンには30袋ほど必要だろうということだったが「これからもまとめて購入する」と半値以下に値切り倒した。

『勝利は我にあり!』と思ったのも束の間、撒いた30袋のゼオライトはあっという間に泥に飲み込まれてしまい、その後20袋、30袋、50袋と追加撒きを繰り返し、合わせて500袋程を投入した頃からようやく現在のガーデンが出来上がった次第である。
最初から10トンをトラックで搬入した方がずっと安上がりだったろうが、当時はどの程度必要になるのかも分からないし、まとめてその支払いをする余裕もなくチマチマと買い続けるしかなかったのだ。

カフェが1頭につき200円の入店料を頂く理由のひとつであり、現在でも年間50袋ほどメンテナンスに必要としている。

そのゼオライトを譲って欲しいという相談が増えているのだ。
5年目に入ってもなお、毎日何十回と犬たちが排泄しているのに臭いがないという効果を認められてのことだと思う。
臭いがないのにはもうひとつ理由があるのだがそれは後日紹介するとして、見た目も美しいこの白い鉱石にともあれ人気が出てきている。
まさかドッグカフェでの販売品目になるとは思っていなかったので、僅かな手数料しか頂いていなかったのがチョイ悔やまれるけど喜んでいただけるならよしとしよう。
仮に販売数量が増えれば仕入れ値をさらに値切るという方法も残されているはずだ。

愛犬の排泄場所での臭いが気になる方で、化学薬品を使いたくないとお考えの方はカフェにご相談くだされ。
ただし発送は出来かねます。
ネットでは1キロ500円なんてとこもあるからお買い得ですよ。
エクステリア系の商売もやり始めたカフェであった。
 

大型犬ゆえの配慮 2008年04月26日(土)

  いつものお客様に少しだけ新しいお客様が混じる程度でカフェはさほど混み合うことなく丁度良いGWの滑り出しだった。
明日からの二日間は雨の予報だしお預りわんこも週末までは少ないのでのんびり過ごせそうだ。

ところで、カフェに慣れた小型犬たちは大型犬が自分たちに無礼な振る舞いをしないことを知っているから、一緒になっても平然とガーデンで遊んでいる。
大型犬は小型犬を追い回したりしないけど、臭いを嗅ぎたいものだからついて歩くことがある。
あまりしつこいと小型犬に一喝されるか私に睨まれるのでその辺は慎重である。

ガーデンにはそんな空気が流れているので控えめな新人犬がやってきても比較的速く馴染むことができる。
私の出番がやってくるのは慎重さを通り過ぎ過敏反応をしたり、いい気になってジェントルな先住犬に吠え立てる犬が現れた時とか、『よぉ!みんな遊ぼうぜ!』と相手の気持ちも考えずにはじけるわんこが現れた時に犬たちを避難させたり、その犬に付き合える相手を選ばなければならないような場合だ。

先日も、他犬には充分に慣れて少々のしつこい臭い取りも我慢できるチワワのらむに対して、まるで獲物を見つけたように追い回すゴールデンが現れたことがある。
さすがのらむもその時ばかりは悲鳴を上げながら逃げ回ってしまったらしい。
普通の小型犬ならそれ以降ゴールデンや大型犬を怖がったりするものだが幸いにも経験豊富ならむに後遺症は残らなかった。
追い回す犬に悪気はなくただ激しく遊びたいだけのことだろうが、相手にとっては生涯の恐怖体験となることもあるから、そのような状況下に私がいたなら躊躇なく蹴飛ばしてでもゴールデンの暴走を食い止めたことだろうし、その犬の飼い主はその咄嗟の処分を受け入れなければならないと思う。

見知らぬ弱い相手を思いやるというのはそういうことで、どんなに自分に悪気がなかろうとも相手の生命や将来を脅かすようなことには慎重でなければならない。

この考えを『喫煙による副流煙も…』とか『車に乗れば毒ガスを排気』などとややこしい話にするのではなく、『今そこにある危機』は抑制するという即座の判断項目に加えておきたいものだ。
つじつまの合ったことを書いているかどうか、飲み過ぎた今夜の私には分からない状況に陥ったかも。
おやすみなさい。
 


- Web Diary ver 1.26 -